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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2020年3月分
「教えるとは。」
当たり前だと思っていたことがそうではなく、不思議だと思っていたことが実は当たり前だったと、ある種の美的感動をもって理解させること、と佐治晴夫・美宙天文台長(『サルース』4月号)。ただ「当たり前」が多様化したいま、それを教えるには哲学が求められる。
●No.6481/3.31

「掃除中のおしゃべり禁止。」
という校則の不可解さについて語った「生活と自治」(4月号)。これでは助け合う心やチームワークも育たないと思うが。先日は虐待児童の一時保護所での食事中の私語厳禁ルールが報じられていたが向かう先は同じだ。そこまで手が足りないか、日本の教育、子供支援。
●No.6480/3.30

「普段は言えないありがとう。」
を家族に伝えよう、というファンが寄せた詞を自作の「Do What You Can」に乗せて歌ったジョン・ボン・ジョヴィ(先日の『ワールドビジネスサテライト』)。いや普段から家族に言おうよ。よく「男は妻に好きなんて言えない」と聞くが、いや普段から言おう。
●No.6479/3.29

「しあわせやで。」
と自分を見つめる母・喜美子(戸田恵梨香)に向かって一人息子の武志(伊藤健太郎)はこう言った(本日の『スカーレット』)。それは死期が迫る自分を案じる母への精一杯の感謝ではなかったか。「朝ドラ」の既成概念を既に超えて胸打つドラマであったと称賛したい。
●No.6478/3.28

「負けることは怖くない。」
と言ったのは18歳以下のアマチュアボクシング世界ユース選手権で日本人初優勝を遂げ東京五輪代表候補に挙げられる堤駿斗選手(先日の『情熱大陸』)。「どれだけ負けても最後に勝てば報われる」と強気のようで「踏まれて強くなった」と語る謙虚さが期待を高める。
●No.6477/3.27

「モルック。」
とは同名の木の棒を投げスキットルと呼ぶ点数が書かれた木製ピンを倒し50点ぴったりで勝ちというフィンランド発祥のスポーツ(今週の『MAKE MY DAY』)。50点を超すと25点に戻されるので戦術も伴う。ビール片手に遊ぶらしいが計算不能になったら終了?
●No.6476/3.26

「顔も部屋も見られるのイヤ。」
というリモートワークの悩みに応える「vmeets」はアバターでビデオ会議に参加するツール(本日の『GOOD NEIGHBORS』)。きちんとしたCA風やイケメン学生風などから選べると言うが世の中、素顔にかかるフィルターがどんどん増えてもう見えない。
●No.6475/3.25

「フェイク慣用句。」
と私が名付けるのは、20〜40代が平然と言う、惜しいけど誤りは誤り、の慣用句だ。「冬にはもってつけの」は某社プレス、「外ゆき」は某シンガー、「働きづくし」は某NHKアナ。「言語は変化するもの」と養護派は言うが、言語の極私的な創作は非言語化を促す。
●No.6474/3.24

「時代遅れのブランド信仰。」
と偏差値上位大学を目指して塾通いさせる親を揶揄した永守重信・日本電産(株)会長(本日の『日本経済新聞』朝刊)。京都先端科学大学理事長も務める氏の意見は本気だ。学生が授業で寝るのは教員にも責任があるとゼロから工学部を創った。目覚めるのは親か先生か。
●No.6473/3.23

「山中の景気。」
と鴨長明の「方丈記」に「景気」が登場すると「読売新聞」昨日朝刊。「ふくろうの声をあはれむにつけても、山中の景気、折につけて尽くることなし」とふくろうの声で山の気配が明るんだ、という意味から、人心が明るくなれば景気向上と綴る。もっと明るく、と願う。 
●No.6472/3.22

「雪まつりは札幌初のイベント。」
と書かれていれば違うのでは?と疑うが、最近の局アナは殆ど「東京発」を「東京初」と平板読みする。リテラシー低下を嘆く日本人に前後の文脈から類推せよとでも言うか。我々は通販で「日本初のワイン」と聞いても「日本発のワイン」とその都度、翻訳が求められる。
●No.6471/3.21

「3.45度。」
は羽田空港を危険にすると言われる航空機の進入角度(昨日の『ワールドビジネスサテライト』)。都市部を通る新ルートで騒音を防ぐと言うが差は1デシベルで人間は判別不能。試験飛行でエアカナダの機長が降りられなかった方式をなぜゴリ押しする、腐敗した自民党。
●No.6470/3.20

「世の中の夫婦はみな変態。」
「普通の状態と違うこと」の意味での変態だがそう思う。「よくそれで一緒にいるね」と思う夫婦関係はよく聞くし「美人なのになぜこの男と」という夫婦も、その逆の関係もよく見るから。だが、世の夫婦関係は全てその夫婦でしか分からない固有の適合で成り立つのだ。
●No.6469/3.19

「糀(こうじ)。」
は「蒸した米に微生物のコウジカビをつけて生じる発酵でできるが、その様子が花が咲くように見えるのでこの漢字が生まれた」と「海の近く」(3月号)。塩糀ブームは2010年で10年が経ち定着したか。茅ケ崎市にある「米の花」という糀専門店が紹介されている。
●No.6468/3.18

「フェムテック。」
とはfemail(女性)とtechnology(技術)を合体させた語で特に働く女性が生理前後の体調変化を把握し生活を調整するのが目的(本日の『日本経済新聞』朝刊)。63%が放置しているという私が殆ど知らない女性の体調の悩みに焦点が当てられ始めた。
●No.6467/3.17

「いや〜 たまらん麻雀。」
で締めた井上陽水「招待状のないショー」ライナーノーツ(昨年の『陽水と時代』)。「自分の職業に格別の誇りもなければこれといってうしろめたい事もない」を始め曲作りや歌唱、レコードやラジオを聴く時間など全て「ナイナイづくし」と綴った超然たる感覚に降参。
●No.6466/3.16

「つまらないと思われているもの。」
の中に「興味深いものが潜んでいると信じている」と被写体としての街を愛したソウル・ライター(先日の『日曜美術館』)。ノーベル化学賞を受賞した吉野彰博士も研究初期は無駄と言われた。写真も発見であるとすれば研究と同じだ。日常の違和感は我々の発見を待つ。
●No.6465/3.15

「危険を冒さないと特ダネはない。」
と渡邉恒雄・(株)読売新聞グループ本社代表取締役(先日の『BS1スペシャル』)。77年に武装した共産党の山村工作隊を単身取材した思いを語る。「殺して埋める」などの声にめげず取材しスクープして注目された武勇伝の再来は、横並び意識の優等生には無理か。
●No.6464/3.14

「右へ倣え。」
と横並びに執心する記者の意識を危惧した藤原新也氏(『生活と自治』3月号)。脱出が容易だったゴーンの住居の窓を撮らず玄関のみを映し報じた取材意識の欠如を指摘。失敗を嫌い目立つ行動を避ける空気がマスコミ志望者をも覆うか。志望理由は高給や好印象だから?
●No.6463/3.13

「意味なく生きる。」
を一番大切な言葉に挙げた高田純次氏(先日の『ザ・インタビュー』)。「ただ生きたいということですよね」と言った真意は、悩まず生きる歓びを追求するということか。意味なき言葉を連発する高田氏だが、意味を追って追いつけなかった個人史がその言葉を生むのか。
●No.6462/3.12

「ケイ、まだ星二つだよ。」
日本人初のミシュラン三つ星「RESTAURANT KEI」の小林圭氏は二つ星時代に三ツ星シェフからこう言われた(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。氏の三ツ星イメージは「バレエのように空間にまた来たいと思わせる」。味も接客も一流に。
●No.6461/3.11

「俺の飯まだなんだけど。」
という生後3か月の子供が嘔吐する状況での夫から妻への発言を紹介した小坂佳子「発言小町」編集長(本日の『SkyrocketCompany』)。「夫が邪魔に思えた」という怒りの声も示されたが、離婚件数の増加は不倫などより人間性の欠如にあると分かった。
●No.6460/3.10

「失敗ノート。」
に失敗についてびっしり書き込んでいると松浦弥太郎氏(本日の『GOOD NEIGHBORS』)。失敗をしたら失敗と向き合い、そこをスタート地点として出発すればいい、と語る。私は失敗する度に反省点を探すが衰えてきた記憶に留めるだけなのでノートが必要だ。
●No.6459/3.9

「40になってもケツ出したいね。」
と30歳のときに言っていた柴田理恵氏は40歳には「50になっても」、50歳では「60になっても」と言いながらここまでバカな事やってきたと述懐 (昨日の『朝日新聞』朝刊)。「いくつになってもこんなんでいいんだ」と年齢の縛りを否定する。それでいいのだ。
●No.6458/3.8

「年間60本のホットドッグを食べる。」
平均的な米国人の嗜好を紹介した本日の「JET STREAM」。ホットドック発祥の地・ニューヨークの人気店「GRAY'S PAPAYA」のセットでホットドッグ2個に付くドリンクは店と同名で濃厚なフルーツ牛乳の味とか。私は年間約80個の鶏唐揚げを食べる。
●No.6457/3.7

「稼いだ金を税金で取られたくない。」
とは米国大統領選候補のバーニー・サンダースの地元、バーモント州・バーリントンの実業家(先日の『ワールドビジネスサテライト』)。それだけ左寄りの政策が嫌われている証左なのだが、富裕層への課税は今後、間違いなく日本でも争点となる。貧富の格差は深刻だ。
●No.6456/3.6

「エモーショナル・リテラシー。」
とは「自分の感情を正しく表現して自分の意見を言い、相手の感情も理解すること」とブレイディみかこ氏(昨日の『未来授業』)。英国では怒る、笑うなどの絵の表情を真似る演劇的手法を2歳児から実践。氏は日本人の生きづらさは、この点の未熟さが原因ではと問う。
●No.6455/3.5

「マンモスの復活。」
は既に永久凍土に2万8千年間埋まっていた個体から細胞核を取り出しマウスの卵子に移植させ細胞分裂直前まで成功した(先日の『日本経済新聞』朝刊)。ips細胞が寄与したが、絶滅危惧種の救済も視野に入れる。ここにもSFの世界に現実が追いつく出来事がある。
●No.6454/3.4

「神の言葉を種まく人になりたい。」
とは牧師になる夢破れたゴッホが絵を描く行為に託した希望だ(先日の『日曜美術館』)。心病んだ彼がサンポールドモゾル修道院病院の窓から見た死の象徴たる糸杉、その絵の豊穣な生命力は、死への凍てつく恐怖から生まれたか。全ての芸術の始まりに「思い」ありき。
●No.6453/3.3

「賢いと思っている人間。」
は人の意見を聞かない、と人材派遣会社社長(先週の『ドキュメント72時間』)。それと逆に多くが中卒・高卒で昔は不良や不登校、社会でも長続きしない若者に営業術を学ばせる「ヤンキー・インターン」が人気とか。賢いと思わず、ひたすら一人前を目指す姿に共感。
●No.6452/3.2

「丁寧な暮らし。」
に「暮らしの手帖」(2-3月号)で疑問を呈した北川史織新編集長。「『丁寧な暮らし』というラベルを貼ったとたん、のっぺりと無個性に」と綴るが、皿一枚を重ねるにも丁寧と雑はある。暮らしの細部を探り定義が曖昧な「丁寧」を逆に本誌で定義付けてほしかった。
●No.6451/3.1

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