プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
20年間にわたるバックナンバーはこちらから

2019年12月分
「データドリブン。」
を「世の中のあらゆるものがデジタル化され生まれたデータを駆使して付加価値を生む」と説明した川辺健太郎・Zホールディングス(株)社長(本日の『日本経済新聞』朝刊)。人間抜きに付加価値を再生産するのがAI化とも。人間がデータに呑み込まれる未来が来る。
●No.6390/12.31

「サクラレビュー。」
とは、報酬を前提に商品を購入し☆で高評価を与え満足した内容で書かれた批評(先日の『ワールドビジネスサテライト』)。仕様を読み未開封のまま書けば、その後、フリマアプリで販売も可能。☆5が多過ぎるのは怪しいとやらせを見抜く“サクラチェッカー”は言う。
●No.6389/12.30

「人生なんですよね、焚火って。」
と、ソロキャンプで人気復活のヒロシ氏(先日の『アナザースカイU』)。最初は手間がかかるが勢いで燃える反抗期を過ぎて20〜30代は火も一人立ちし40代はテラテラと赤い火になり、再び手間をかけさせて最後は灰に。このまま人気の火を消さずに進んでほしい。
●No.6388/12.29

「forward。」
の「for」にアクセントを置いて繰り返すハリー杉山氏の発音を先日の「おもてなしの基礎英語」で聴く一方で、日本語の平板読みによるアクセント崩壊を嘆いた。既に前後の文脈から判断できる水準ではなく、例えば「日本発」と「日本初」は最早、見分けがつかない。
●No.6387/12.28

「周りにうまい人がいるおかげ。」
と謙遜したヨシタケシンスケ氏と梅佳代氏(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。順に「だから珍しい枠として見てもらえる」「うまいのはうまい人にどうぞ」と口を揃えるが、王道ではない作法に個性を見出したからこその存在価値。それこそ憧れだ。
●No.6386/12.27

「ファラオ時代の食文化。」
と言うから紀元前3千年頃の料理が今も続くとエジプト・アラブ共和国大使夫人(先日の『趣味どきっ!大使夫人のおもてなし』)。そら豆のコロッケ「ターメイヤ」は胡麻ソースで、ひよこ豆など豆数種に米を混ぜた「コシャリ」はトマトソースで。伝統を超越した凄さ。
●No.6385/12.26

「本から入る趣味入門。」
というコーナーを設けた東京・中井の「伊野尾書店」(『ブルータス』11/1号)。実用書ばかりか小説やエッセイ・漫画を織り交ぜ書棚を編集した。ネットでも可能だがリアルな店頭ではより目を引く。見知らぬ時間と出合う契機を提供する書店の可能性はまだ広がる。
●No.6384/12.25

「話が止まらなくなり1年以内に死亡。」
した人を二人知ってる、という編集者の言葉を紹介した林真理子氏(『週刊文春』12月26日号)。ある高名な作家のスピーチが延々と続いたパーティでの一言だ。挨拶時に告げられる制限時間に私はぴったり合わせるが、長い挨拶を止められ怒りだす人はさらに危険だ。
●No.6383/12.24

「たくさんの卒業生を送りだしました。」
と某脱毛サロンの車内広告。一定期間、何かを成し遂げ去る事を「卒業」と最初に呼んだのはいつか。TV番組の降板も卒業と呼ぶが、婚姻関係を維持しつつ干渉し合わない夫婦関係を卒婚と言う。永遠の愛を放棄しつつ便宜的に法的関係を残し卒業を匂わすとは図々しい。
●No.6382/12.23

「万歳三唱。」
を無期懲役の判決後に大声で行った東海道新幹線男女3人殺傷事件の被告に批判が浴びせられているが、先週の「ミチクサ先生」(「日本経済新聞」連載中)では、元号を明治と変えた日、宮中を出た天皇・皇后に万歳の大合唱が起きたのを万歳三唱の起源と紹介している。
●No.6381/12.22

「ヤン。」
という名のアジア系米国大統領候補が人気上昇と本日の『おはよう日本』。18歳〜64歳の全米国人に月千ドルのUBI(universal basic income)を支給と語る。AIを担うIT企業に富裕税をかけAIに仕事が奪われる状況に対処する政策は明瞭。
●No.6380/12.21

「寅さんが生きづらい時代。」
と山田洋次監督(先週の『日本経済新聞』朝刊)。寅さんが生きていた時代は「多少の迷惑も『まあしょうがないね』と言って許す寛容さ」があったと言う。それとマナーは違うと思うものの「人を助けるのが第一で俺は最後でいい」のが寅さんだと言われると言葉がない。
●No.6379/12.20

「電話が重い。」
とマンボウやしろ氏(本日の『Skyrocket Company』)。「仕事の中断が嫌」なら時間をズラすし、私の周囲の賢明な方は“1分を争う急用、無理な依頼、メールで伝え難い内容”は電話だ(または会う)。「電話にラインで返す」のが主流とは理解できぬ。
●No.6378/12.19

「アウトドア般若心経。」
とは、屋外看板にある文字を写経と称して撮って組合せ教文278文字を完成させるみうらじゅん氏の取組みで、先日の「最後の講義」(再)でも紹介。「ダイエット効果がある」と言いつつ小樽市色内まで出かけ4年以上をかけて全文字を集めた氏の蒐集への情熱に敬服。
●No.6377/12.18

「謙遜的傲慢。」
と「させていただく」の乱用を批判した林望氏(『日本語へそまがり講義』)。氏は「日本語は(話し手)相互の相対的上下関係を勘案し話す」相対的敬語で「それを使いこなすのが洗練」と語る。全てに使うのだから謙遜に非ず自分の両親にまで使う浅はかさには呆れる。
●No.6376/12.17

「Google急上昇ランキング。」
とは昨年より検索が急上昇したワードを指すが本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋で1位「台風19号」と紹介。「令和」を上回る結果に改めて災害の凄まじさを思う。台風の大型化の原因は地球温暖化による水蒸気量の増加とされるが石炭産業を守るトランプは無視する。
●No.6375/12.16

「絹ごし豆腐と木綿豆腐。」
の違いを朝井真由美氏が披露(本日の『二軒目どうする??ツマミのハナシ?』)。「絹ごし」と付く前者は単に絹のように滑らかな触感から名付けられたのに対し「濾す」意味が名にない後者が木綿の布巾で水分を切りつつ濾して作られる。もちろん表面の布目は木綿だ。
●No.6374/12.15

「パテカン。」
とはパテ・ド・カンパーニュの略と「海の近く」(12・1月号)で知る。フランスでは「豚肉の赤身・脂身・レバーを全て使うが豚レバーは日本で敬遠されるので鶏を使う」と某シェフ。パテと言えば肉や魚をペーストあるいはムース状に練り上げたフランス料理となる。
●No.6373/12.14

「量産型男子。」
とは、周囲とうまくやる事が人生の重要スキルだと15〜29歳の80%以上が答える時代に、他人とファッションがかぶることを気にせず小ぎれいな若者を指すとか(本日の『日本経済新聞』朝刊)。そしていま体育会系男子でさえ関心はスキンケアに。個性ってどこへ?
●No.6372/12.13

「君が代は横浜生まれ。」
と「mirea」(vol.79)。明治時代に横浜市中区の本牧山妙香寺で英国陸軍軍楽隊長のジョン・ウィリアム・フェントンが国歌がない日本のために作曲したとか。彼は30数名の薩摩藩士のために吹奏楽も教えたという。食パンもアイスクリームもビールも横浜。
●No.6371/12.12

「氏神一番。」
の名を大槻ケンヂ著「リンダリンダラバーソール」で見る。89年に「イカ天(三宅裕司のいかすバンド天国)」なるオーディション番組で沢田研二「TOKIO」の替え歌「OEDO」を歌い20万枚のヒットを記録した。いまYouTubeという巨大なイカ天が蠢く。
●No.6370/12.11

「博士号取得者が減るのは日本だけ。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。大学院で博士号を得ても安定した職に就けないポスドク問題。採用で専門性よりコミュニケーション能力を重視し入社後も博士の処遇に大きな差をつけない大企業の方針のもと企業内博士は米国と比べ格段に少ない。技術競争力低下の原因?
●No.6369/12.10

「マグロの漁獲量がピークの半分。」
と先日の「ワールドビジネスサテライト」。一度に大量のマグロを獲る巻き網漁の過程でマグロを死滅させる行為を放置する日本に対し、欧州はマグロを逃がしつつ沿岸まで移動させ養殖したうえで市場に出すとか。いずれ自らの首を絞める水産庁と水産会社の見識に驚く。
●No.6368/12.9

「四文字熟語。」
を最近の人は使わないと「鶏鳴狗盗」を例に挙げた武田鉄矢氏(本日の『ワイドナショー』)。この後、不思議な縁で人が巡り合う意味の「合縁奇縁」をさらりと入れた古舘伊知郎氏の発言を果たして何割が聞き分け意味を感じ取ったか。日本語はかくの如く非言語化する。 
●No.6367/12.8

「花のように自然に生きる。」
というフィンセント・ファン・ゴッホの日本人観を昨日の「日本に恋したゴッホ〜北川景子が歩く天才画家の旅路」で紹介。浮世絵を模写し心酔していたゴッホだからこそ美化したとも言えるが、浮世絵の時代の日本は遥かに自然と共生していたはずだ。なぜか恥ずかしい。
●No.6366/12.7

「同じ女優って肩書でいいのだろうか。」
と先日亡くなられた八千草薫氏に対する感想を述べた美保純氏(先月の『“永遠のマドンナ”八千草薫さんをしのんで』)。同番組で放送の「シャツの店」の「月にいっぺん『お前を好きだ』って言ってください」という言葉が33年のときを経てなお真実味がある不思議。
●No.6365/12.6

「500m四方に14店舗。」
の24時間コンビニがある東京の神田〜日本橋エリア(先日の『ワールドビジネスサテライト』)。「1時間に一、二人の時間もあり深夜はバイト代を払えない」と某店オーナー。人口3,089人の北海道小平町にも4店あり2店が24時間営業だ。考え直す時期である。
●No.6364/12.5

「結局、神さまはドSだ。」
挙式前の一方的婚約破棄から立ち直ったかと思えば8歳年下の理人(中川大志)の求愛にじらされる也映子(波留)がつぶやく言葉だ(昨日の『G線上のあなたと私』)。ときに容赦ないと思うときは誰にもあろうが、神は耐えられる人にしかドSにならぬと思うしかない。
●No.6363/12.4

「WHISKY & CHOCOLATE.」
を特集した「メトロミニッツ」(12月号)。水割りとポッキーは定番だが、力強く芳醇なバーボンにホンジュラス産カカオ70%チョコなどテイストに合う組合せが並ぶ。大学時代に女友達の部屋で、ウイスキーをゆで小豆の缶を開けて飲んだのが甘味とお酒の初体験だ。
●No.6362/12.3

「コンセッション方式。」
とは公共施設の所有権を公的機関に残し運営権のみ民間業者に設定する方式(『生活と自治』12月号)。悪名高き竹中平蔵・(株)パソナグループ会長は内閣の未来投資戦略で本方式により公共インフラの民間転換を提案し、国有林まで民間利益の源泉に変えようとした。
●No.6361/12.2

「バナナ神話。」
を本日の「トーキングウィズ松尾堂」で小松かおり・北海学園大教授が紹介。神が人に石とバナナを示し「石は不死になるがバナナは死ぬ。しかし子ができ子孫を残せる」と言い人はバナナを選んだ。房が多いため生まれたインドネシア他の神話だが、人はいつか不死にも?
●No.6360/12.1

川中紀行のnoteツイッター もぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
20年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD