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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2019年9月分
「文章の『文』に『月』で『文月』。」
と言う七月の日本の古い呼び方がありまして、と詩人の文月悠光氏(本日の『UR LIFESTYLECOLLEGE』)。文月は義務教育で学んだが今は教えないのかと疑問に思う。例えば「文明開化」を知らぬ10代タレントを「昔の話だから」と庇うのに似た違和感。
●No.6299/9.30

「最近。」
が意味する時間は年齢を重ねるに従い長くなる。私の親達の基準では80歳を超えれば10年前か。今朝の「ボクらの時代」で柄本明氏は「頭がいいって事と勉強ができるって事は違うと気づいたのは最近」と言ったが、それが何年前か言いかけたのに訊けず仕舞いだった。
●No.6298/9.29

「夏目金之助。」
つまり夏目漱石の鼻の頭に、種痘による疱瘡に罹った際の痣が残っていたとは知らなかった。それがある種のコンプレックスだった彼は、見合い写真も修正したという記述が先日の「日本経済新聞」連載「ミチクサ先生」にある。神経質だったという性格が名作を生んだか。
●No.6297/9.28

「常識を覆したのがAIだ。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。囲碁で基盤の隅から縦横共に3つめの地点を「三々」と言うが、序盤ではこだわらないのが定石だった。しかしAIが序盤から打ち始めるとプロ棋士が真似をし出す。日経は経費削減ばかりで常識を覆す変革をしない企業を揶揄した。
●No.6296/9.27

「刺さる。」
とは辞書的には「刺されたような強い衝撃を受ける」意で使われるが、単に感銘を受けた感覚を表す場合もあり「違和感がある」という意見がインターネット上に14年に見られる。日本語は断言を避ける曖昧化の傾向の一方「〜し切る」など鋭角的表現も目立ちつつある。
●No.6295/9.26

「武器を持って戦っちゃだめ。」
と働く女性に言い放った吉田春乃氏(先日の『朝日新聞』夕刊)。経団連初の女性役員を務め「女性の活躍は市場を広げ世界を成長させる」と安倍議員に提言書を渡した。女性経営者だけの訪米団で米国議会にも乗り込んだが、心不全で死去し「吉田ロス」が広がったとか。
●No.6294/9.25

「社会的地位は家庭や親で決まる。」
というあきらめと経済成長や競争を重視する意識が20-30代の自民党支持の背景にあるという「分断社会と若者の今」の説を紹介した先日の「朝日新聞」夕刊。未来をあきらめ、せめて現状経済を維持すればと思う若者の姿はよく指摘されるが、なぜ現状維持を信じる?
●No.6293/9.24

「内海桂子師匠(97歳)。」
は「週刊新潮」(9.19号)によると8月19日から順に夕食にたらこスパゲティ、ヒラメとイカの刺身、国産牛肉とヤングリーフのニンニク醤油炒め、和牛とキノコ、ピーマンのニンニク醤油炒め、餃子(全て白飯と豆腐の味噌汁・副菜付き)を食す驚くべき健啖家だ。
●No.6292/9.23

「『死』のない食肉。」
と「培養肉」を呼んだ「生活と自治」(9月号)。生きた家畜から分裂・増殖する幹細胞を取り出し培養液中でさらに増殖させて作る人工肉だが、畜産で牛などの反芻動物が出すメタン(CO2の二十数倍の温室効果)を削減する。8億2100万人が飢えに苦しむ現代に。
●No.6291/9.22

「貯蓄から投資。」
と自主的な資産づくりのため証券会社の窓口を訪れる20-30代の姿を報じた先日の「日本経済新聞」朝刊。2052年に国民年金(基礎年金)の資金が枯渇する予測が立つ日本の悲惨な財政状況を前に既に「モノの豊かさから心の豊かさへ」なんて暢気な分析は無用か。
●No.6290/9.21

「サーモン陸上養殖。」
にシステム構築のNECネッツエスアイが参入と昨日の「日本経済新聞」朝刊。水温や酸素量などのデータをIOTで収集しAIで分析・定量化するが、海でなく陸上養殖だからこそ可能だ。カレーのご当地グルメが林立するが、水産と無縁の地が魚を養殖する時代が来る?
●No.6289/9.20

「天の原。」
という名の富士山形の羊羹を食す。名古屋の老舗和菓子処「両口屋是清」が昨年末に東京・新宿に設けた「結(ゆい)」に置かれる。特に細かな栗の実が歯ざわり軽やかで繊細。安倍仲麿の歌にある枕詞の解釈を読むとこの名は「大空」を指すとか。和の文化の香しさ格別。
●No.6288/9.19

「中流層のホームレス。」
がサンフランシスコで急増している。グーグルやフェイスブックなどIT企業の多くが本社を置く地への人口流入によりワンルーム約34万円にも上る家賃の高騰が原因(本日の『ワールドビジネスサテライト』)。街中にテントが張られ人糞がまき散らされる現代の地獄。
●No.6287/9.18

「おねえさん、お酒を人肌で。」
と西荻窪駅近くの居酒屋で注文する「呑めば、都」(赤ちょうちんの機能を考察)の著者、マイク・モラスキー氏の姿を紹介した本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。「冷や」が常温の日本酒を指すと居酒屋でさえ知らぬ時代に「人肌」や「ぬる燗」の区別は最早つかない。
●No.6286/9.17

「死ぬんじゃねーぞ!!」
を出版した中川翔子氏が新学期早々の時期によく出演していた。「いじめてる方が100%悪い」のに「つらかったら逃げて」と言うのはおかしい、という主張に納得。先日の「MOTIVE!!」では少数意見を強制的に多数意見にさせる「同調圧力」が高いと安東アナ。
●No.6285/9.16

「本は愛することを教えてくれる。」
「本を読みなさい」とアーネスト・ヘミングウェイの母は息子に言った(昨日の『yes!〜明日への便り』)。銃を教える父に「男は強くないと生きている価値がない」と言われた後で。作家になった彼は「誰かを愛するあまり自分を見失うな」という言葉を残すのだが。
●No.6284/9.15

「負け美女。」
とは「あんな美女なのに、こんなにこじらせている」ような女性と著者の犬山紙子氏(本日の『Sparkle Life』)。「“負け”じゃない別の言葉で言いたかった」という後悔の理由は「自分も言われたくない」のと、酒井順子著「負け犬の遠吠え」を意識したか。
●No.6283/9.14

「気働き。」
を旅館再生の合言葉に選んで以来、その旅館を「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で36年連続1位の質に変えた「加賀谷」の女将・小田真弓氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。マニュアルを超えた配慮と小さな気配り、心配りを重ねる母心の如き対応を指すか。
●No.6282/9.13

「行動して何か本気でやってみる。」
と、組織に全幅の信頼を置けなくなった現代人にアドバイスした(株)ココナラCEOの南章行氏(本日の『STEP ONE』)。自分探しをしても見つからないから、真剣に行動したときに湧き上がる感情がやりたいことにつながると説いた。ここにも「行動」のススメ。
●No.6281/9.12

「12年待ちのコロッケ。」
が神戸「旭屋」の神戸ビーフコロッケ「極み」と、はんつ遠藤氏(本日の『Blue Ocean』)。1個約110g×5個\2,700(税込)で公式サイトでは「14年待ち」に。届け日時があまりに先なので事前に電話連絡し支払いは代引きのみ。これぞグルメ伝説。
●No.6280/9.11

「人として大きな失敗をしてしまった。」
とMCの堀内貴之氏(本日の『シンクロのシティ』)。番組の流れとは関係なく溢れだしたという感じで告白。大酒を飲んでいたとはいえ「反省しきれない」がそれが何を指すかは分からない。しかし人間誰も「シャワーを浴びる度に思う」後悔があるのだな、と共感した。
●No.6279/9.10

「オープンリーゲイ。」
つまりゲイを公表する歌人の小佐野彈氏が本日の「シンクロのシティ」に出演。「ママレモン」という食器用洗剤の「台所仕事はママ=女性の仕事」という価値観をやんわりと揺さぶる歌について語る。「みんな女らしさ男らしさ」をもっているという意見に100%賛成。
●No.6278/9.9

「幸せホルモン。」
とセロトニンを呼んだ中野信子氏(昨日の『田中みな実 あったかタイム』)。精神的安定を得るためには、風呂に入り、たんぱく質を摂り「不安になったら甘い物を補う」と聞いた田中氏「チョコレート1kg食べることあるんです」と告白。「寂しかったんだ」と嘆いた。
●No.6277/9.8

「三人に一人が死亡。」
とはM7の東京湾北部を震源とする地震が起きた際に都内の病院に搬送された重症の負傷者のうち医療スタッフの不足などで死亡する確率だ(昨日の『首都圏ネットワーク』)。その数6,500人と言うが、不測の事態を考えると下回る可能性は考え難い。対策はどこに。
●No.6276/9.7

「内航船。」
とは国内港を結び石油製品や鉄鋼などの産業資材を運ぶ船舶だが、船員の人出不足に陥っている(先日の『日本経済新聞』朝刊)。連続3か月働き1か月休むという勤務形態や労働時間の長さに船内の通信環境の悪さが加わり若い世代に敬遠される。大胆な改革ができるか。
●No.6275/9.6

「きつね丼。」
は漫才師で女優の京唄子氏が愛した昼食だ(本日の『サラメシ』)。秘伝のだし汁に油揚げと長ネギを入れてひと煮立ちさせご飯にかけて卵でとじる。京氏は30年間このメニューを食べ続けたとか。庶民に愛され続けた姿勢を彷彿とさせるエピソードに懐かしさを感じた。
●No.6274/9.5

「新日本プロレス。」
が世界で人気とか(本日の『高橋みなみの これから、何する?』)。試合時間5分の米国に対し20分も闘うスポーツ競技としての魅力、空手チョップに胸を出す“受けの美学”が高評価とは格闘技実況アナの清野茂樹氏。その源は14年開始の動画配信だった点が現代的。
●No.6273/9.4

「手が回らない。」
管轄の交番の警官による定期巡回があったので歩道の自転車通行について訊ねた。「原則禁止だが、小学生(13歳未満)か70歳以上または障がい者、通行可の標識があるかやむを得ないと認められる場合」と説明があったが、人出が足りず検問の手が回らないとのこと。
●No.6272/9.3

「元気で生きられているのがうれしい。」
という感想は竹内まりや氏に似合わないが64歳と聞けば納得か(本日の『SkyrocketCompany』)。「あと何枚アルバムを出せるだろう」は70代になってから言ってほしい気もするが、デビュ―40周年でライブハウスに出る挑戦からは弱気は見えない。
●No.6271/9.2

「総論賛成、各論反対。」
だと森林伐採批判は賛成だが経済への影響は困ると言う人々を評した哲学者の内山節氏(本日の『サンデーモーニング』)。この言い回しはよく使われるが、特に「総論賛成」は聞こえはいいが正確には「建前」で、総論も各論もなく本音は反対だと言うべきだと常に思う。
●No.6270/9.1

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