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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2019年6月分
「ア〇ノミクスは企業の長期的な成長マインドには殆ど影響していない。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。直前の12年度に1.1%だった中期成長見通しは18年度も変わらず。企業が属する業界の成長見通しも1%が1.2%になったのみで政権には期待していない。安倍議員の経済施策が実効性があったかのような印象はマスコミの捏造だ。
●No.6208/6.30

「禁欲が生む消費。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。焼肉・ギョーザなど5種類のにおいを感じられる「おかずのかおり」は空腹時にスプレーすると食べた感じが味わえる。スマホが使えない日帰り旅行に、ご存知、制限時間まで開けられない「タイム・ロッキングコンテナ」だが効果は疑問。
●No.6207/6.29

「語彙力辞典。」
が人気と先日の「おはよう日本」。「はっきり言語化できないものを辞典が助ける」と主張するが、表現できない気持ちを認知されていない単語で書いても伝わらない=言語ではない。恋人に「幸甚」と書く陳腐さを晒しつつ、だからNHKは発音を腐敗させるのだと納得。
●No.6206/6.28

「大人の発達障害。」
について成人の認定者は約24万3千人と先日の「日本経済新聞」朝刊。小島慶子アナも「あさイチ」で軽度のADHDと告げた。対人関係が苦手、衝動的に行動しやすい、読み書きや計算が不得意な人は自身も含め日常にいる。仮に認定されても普通にしているしかない?
●No.6205/6.27

「未婚のエリア。」
に属した男性の傾向「電子マネーを使わない/ノートPCやエアコンを買わない/温水洗浄便座なし/健診を受けない/仕事を家に持ち帰る/家電量販店に行かない」 (先日の『AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン』)は既婚の私に全て該当。AIにも苦手はある。
●No.6204/6.26

「『分かれ』って言うのはやめよう。」
と、もっと妻に言葉で返そうと呼びかけた安東弘樹アナ(先日の『MOTIVE!!』)。放送媒体に登場する男性MCは職業柄、得てして“妻の意識に鈍感で口下手”な男性像を作り上げる。それこそ、やめよう。私は敏感とは言えないが「好き」と言うのに抵抗はない。
●No.6203/6.25

「子供の頃の生活を話題にする。」
のがデートで結婚の可能性を探る上手な会話と神崎メリ氏(先日の『これから、何する?』)。結婚後に習慣のミスマッチを防げると言うが、それは直せばいい。また、結婚相手をその程度のズレで判断する考え方が二人で築くべき結婚生活に反する。非婚化を助長したい?
●No.6202/6.24

「ほぼ本物の肉。」
と大豆を中心とする植物肉にSNS投稿するミレニアル世代(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。市場規模は25年に18年の1.8倍に達する予測も。メタンガスとなる牛のげっぷは車より気候変動への影響が重大な点が支持の理由。食肉の脂身の味はまだ出ないだろうが。
●No.6201/6.23

「また、おしゃべりが始まった。」
という水野美紀氏のナレーションで終えた本日の「ミストレス〜女たちの秘密〜」最終回。男女を特に区別したくない私も、この“おしゃべりパワー”は男にはないと痛感。妻の古い女友達との会話は場所を選ばず続く。「たとえそれが世界の果ての小さな島だとしても」。
●No.6200/6.22

「アポロ月面着陸50周年。」
と「サルース」(6月号)。7月20日が着陸日だが、月はかつて小天体が激突した際の地球の破片とか。大きさが地球の1/4で空気はなく昼夜の温度差200度以上という異世界だが、資源が豊富で宇宙研究基地としては有望らしい。それでもなお文学的ロマンは残る。
●No.6199/6.21

「小さな仕事も丁寧に。」
なんて言葉がモットーだと70過ぎの老人に言われても驚かないが、22歳・美容師の青年に「朝から夜まで練習して1個1個積み重ねないと一気にドンっていかない」なんて言葉と共に言われたら唸る(先日の『ドキュメント72時間〜渋谷郵便局 街角の“平成史”』)。
●No.6198/6.20

「言葉を信じ、それを素直に言えばいい。」
なる段田安則氏の言葉を「芝居で一番大事」と紹介した堤真一氏(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。「役を理解し腹に入れて」言えばよく、理解できていないとオーバーアクションになる。しかもそれを相手役に言う。演技の上手下手の見極め方だ。
●No.6197/6.19

「一人残らずスーツね。」
明治大学情報コミュニケーション学部の新入生セレモニーで森達也氏は隣の教員のその言葉を聞く(『生活と自治』6月号)。入学式に服装の決まりはないのに学生たちは濃紺などを含め全員黒系スーツ。“個性重視”はお題目だけの異様な集団帰属意識は他学も同じとか。
●No.6196/6.18

「泰祥(たいしょう)製菓。」
の名を岸朝子著「東京五つ星の手みやげ」で発見。東京・四谷に通った頃、大通りを折れすぐ左手にあったこの中国菓子の名店で中秋月餅をよく買った。昔ながらの白い袋に入れてくれた。いまこの地域も五輪に向け再開発。政財界をはじめ愛した人々の記憶にのみ生きる。
●No.6195/6.17

「吐血ベイビー。」
なる口から赤いリボンが出た携帯ストラップを購入した堀口ミイナ氏(本日の『CHINTAI COLORS OF WONDER』)。ピンク色の内外観と現代アートで話題の「あさくら画廊」の辻修平氏作だが、この突き抜けた珍奇さが注目されるという現代の、あるある。
●No.6194/6.16

「校門でおはようを言うのが辛い。」
や「同じ事を強制されるのが無理」という中学生の声(先日の『NHKスペシャル/子どもの声なき声“不登校”44万人の衝撃』)をなぜSOSと捉えるのか。「おはよう」が苦手、強制が嫌い、な大人もいる。だから意識し奮い立たせるのだ。その言葉の源を見るべき。
●No.6193/6.15

「真珠雲。」
はスコットランドやスカンジナビア、アラスカ地方に現れる特殊な雲(YAMAKEI COLOR GUIDE『雲』)。20〜30キロの高い空に浮かび、陽が完全に沈む頃になって真珠貝色の輝きを見せるとか。凸レンズの形をしたレンズ雲と聞くとますます見たくなる。
●No.6193/6.14

「煎酒(いりざけ)。」
は醤油が普及する江戸後期まで万能調味料として用いられた(『RIN』5-6月号)。日本酒に鰹節と梅干を入れ煮詰めて造るが、これを銀座三河屋が復活させた。醤油と違って塩分が少ないが薄味にもならず素材の味わいが生きる。卵かけご飯に使うのがイチオシとか。
●No.6192/6.13

「報告書はもうない。」
と公的年金以外に「30年間で約2千万円必要」とした金融庁の報告書に対し自民党の森山国対委員長(本日の『TFMニュース』)。与野党共にごまかさず日本人の老後は破綻している前提で議論すべき。そうすれば武器を買ったり外交ばかりしている暇はないと分かる。
●No.6191/6.12

「ウチの娘なんだよね。」
武井壮氏は、泣きそうな眼で「ファンです」と20歳程の女の子に言われた数日後、学生時代に交際した女性から電話で冒頭の言葉を言われた(先日の『密会レストラン』)。年齢的に辻褄が合い50近くになればある話だ。私も「この子のお母さんは?」と思う事がある。
●No.6190/6.11

「世の中、厳し過ぎると思いません?」
とタクシー運転手に言われたと「シンクロのシティ」MC。つくばエクスプレスが20秒前の発車で謝り、盆踊りや祭り、ラジオ体操の音が騒音だと訴えられ、正論で攻撃的な発言がSNSを占め、二人の問題である不倫を周囲が意見する。批判する前になすべき事がある。
●No.6189/6.10

「演技派っていう女優。」
にだけはならないでねと、寺山修司から言われたと吉行和子著「そしていま、一人になった」(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「演技派」はヒロインになれないからか、得てして演技が臭いからか、役が狭まるからか、それが身を滅ぼすからか。いいじゃないかと思うが。
●No.6188/6.9

「スカロケニュース調査部。」
とは局アナが時事問題を説明するSkyrocket Companyのコーナー。「しゃべる以外にやればできる」と思わせてくれる英断企画と思う。対して質疑の台本をただ口にするだけのNHK局アナの下手な芝居を見るような感覚には高額な給与を減らせと言いたい。
●No.6187/6.8

「バストはコンパクトに。」
と望む女性が10.7%も(本日の『GOLD RUSH』)。バブル期に「寄せて上げる」メリハリ重視だったブラの特長は「つけ心地・肌触り」へ。睡眠・スポーツ・夏季用とTPOに応じたブラも人気とか。いずれもワコール広報の言だがブラ一つにも思い込みはある。
●No.6186/6.7

「トロはサービス品。」
と川原一久氏(本日の『Blue Ocean』)。売価2〜3千円でも原価6〜7千円で集客目的の赤字商品とか。漢字の「鮨」にはマグロの意味があり天保年間に大量に屋台に並びだした際、それまでの「鮓」の代わりに使われだした。「寿司」は明治に生まれた当て字。
●No.6185/6.6

「蒸し蒸しするから体調に気を付けて。」
と本日の東京FMの女性MC。挨拶程度の気軽な言葉かもしれぬが、最近のテレビ・ラジオは、30度未満で熱中症を心配し、朝少し冷え一日の気温差があるとなれば「体調管理をしっかり」と言い、現代人って、いまそんなにひ弱になったのか、とも思わずにいられない。
●No.6184/6.5

「書く行為には癒しの効果がある。」
という説を本当の話と直木賞作家の東山彰良氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。氏は博士論文が却下に次ぐ却下で皿洗いや通訳で糊口を凌いでいたとき突然、小説を書き始めた。そして「自己嫌悪や劣等感が言葉を磨く」ことに気づく。私は書く行為の原点を再確認した。
●No.6183/6.4

「心の奥の違和感。」
に気づくとき人は主体的に生き始める、と村田沙耶香氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。この違和感こそ眠っている自分の意思であり、そもそも「本性」すら社会に植え付けられた考えだと。人は人生の多くを演技して生きるが、逆にある本性は自分のものだと思いたい。
●No.6182/6.3

「ドーハの希望。」
だとラモス瑠偉氏(本日の『コシノジュンコMASAKA』)。」俗に「ドーハの悲劇」と呼ぶのは93年のW杯最終予選・イラク戦で後半追加タイムに失点し敗退した試合を指すが、氏はこの敗戦が以降の世代に可能性を与えた希望だったと力説。失敗は成功につながる。
●No.6181/6.2

「宇賀神。」
と聞くとJリーグ好きな私は浦和レッズの宇賀神友弥選手が真っ先に浮かび、毎週観る「人生最高レストラン」の宇賀神アナも同姓だ。しかし、そもそもは“蛇の身体に老翁の顔の神”を指し、このほど国の重要文化財となった江島神社の八臂辨財天の頭上にあると知った。
●No.6180/6.1


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