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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2019年5月分
「ばけもの。」
とは不倫愛に溺れる4人を描く「ミストレス〜 女たちの秘密〜」の主題歌(先日の『霧島リラックスタイム 焼酎ダイニング』)。これが隣の厚木出身で33歳メジャーデビュ―のNakamuraEmi氏作とは。「女は日で、時間で気持ちが変わる」と言うがそれは困る。
●No.6179/5.31

「型どおりにしないといけない。」
と考える人が多過ぎると柳川範之・東大教授(先日の『日本経済新聞』)。高校入学せずブラジルに渡り独学で大検に合格した後、慶大通信教育課程で学び、東大でもぐりで聴いた講義で教授に誘われたのを縁に大学院に進み教授へ、という人生を前にしては頷くしかない。
●No.6178/5.30

「さくらの酒。つつじの酒。」
と書かれた花の香甘やかな「天然花酵母」の酒が並ぶ長良川鉄道越美南線「美濃白鳥」駅近くの原酒造(先日の『六角精児の呑み鉄本線・日本旅「春・九頭竜線・長良川鉄道を呑む!」』)。糖分を栄養源とする酵母は花の蜜にもあり、それを菊や月下美人でも酒に変えた。
●No.6177/5.29

「あなたは神を信じますか?」
という問いに「はい」と答えた割合の最高が10代の86%だった昨日の「Skyrocket Company」インターネット社会人意識調査。以降は20代から順に76、66、67%と下がり働き盛りの30〜40代が最も低い。図らずも実証された若年層の保守化。
●No.6176/5.28

「なまこは天国をつくった。」
と本川達雄・東京工業大学名誉教授(本日の『ラジオ深夜便』)。なまこは眼・耳・鼻・舌などの感覚器官がなく心臓も脳もないためエネルギー消費量は人間の1/100。砂の表面のバクテリアや海藻の切れ端を好むが砂の上で生きるから食べ放題でこれぞ天国と語った。
●No.6175/5.27

「Z世代。」
とはスマホやSNSと共に育った現在9歳〜22歳世代(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「ごめんねミレニアル。あなたたちが脚光を浴びるときは終わった」と英金融大手バークレイズは昨年、分析した。未来志向で現実主義、自立して我慢強いとか。この未来志向って?
●No.6174/5.26

「ダルちゃん。」
は資生堂の季刊誌「花椿」ウェブ版で連載中のはるな檸檬氏作の漫画(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。ダルダル星人“ダルちゃんは“世の中のふつう” に合わせつつ他人に振り回されない自分を見出す。選択肢の多さに悩む20代女性に人気と言うが自分探しは廃れない。
●No.6173/5.25

「バイリンガル・エキサイトメント。」
は「多言語的高揚感」と直訳されリービ英雄・法大教授が提唱する(先日の『日本経済新聞』朝刊)。母語の文学を例えば英訳し発音するときのまさにエキサイトメントを指すが私にも経験がある。「古池」やを「Ancient point」と若々しく発声する際の高揚。
●No.6172/5.24

「埼京線の人身事故。」
が、何が原因だったのか、何かトラブルがあったのか、何かの前にスマホが関係していたのか、何か防ぐ方法はなかったのか、何か残されていたのか、何をその人は思っていたのか。何も知らされず、今日も埼京線で「人身事故」が「信号機故障」と同じ口調で伝えられる。
●No.6171/5.23

「日本語能力の共通指標。」
を外国人材受け入れに伴い文化庁が作り始めたと先日の「日本経済新聞」朝刊。「敬語が話せる」「漢字が書ける」などを指標に反映と言うが、敬語が全て「いただく」になり「茄子」が書けず(NHK番組)、「は」と「が」の区別が消えた日本語の何を基準にするのか。
●No.6170/5.22

「肉を焼き、飯を食う。」
この後に「俺の箸は蒸気機関車のピストンだ」と続く先週の「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎(松重 豊)の台詞に実感があった。ホルモンを食しつつ「塩→タレ→塩に戻れる俺、大人だ」と自己満足しながら3皿注文し白米を頬張る大食漢ぶりは、いつもながら見事。
●No.6169/5.21

「戦争を知らない子供たち。」
という70年のヒット曲を紹介し丸山穂高議員の「戦争しないとどうしようもなくないですか」発言を批判した先日の「日本経済新聞」朝刊。この歌を支持した若者たちの親や大人は戦争を知る世代だったが、この男の親は知らない可能性が高い。それが現在の怖ろしさだ。
●No.6168/5.20

「円谷英二ミュージアム。」
を昨日の「yes!〜明日への便り」で知る。54年公開「ゴジラ」の特殊技術を担った円谷の生涯を7つに分けた展示や高さ2mのゴジラスーツなど趣向を凝らし、故郷の福島県須賀川市に誕生(入場無料)。花見の喧嘩の仲裁で映画関係者と出会う、という人生の意表。
●No.6167/5.19

「段ボールが伸びる。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。洋紙生産を源とする王子ホールディングスの業績への記述だが、通販市場の拡大で段ボールが伸び14年ぶりの最高益となったのだから過剰包装の恩恵に浴したと言える。商品の何倍もの大きさの箱で配送される無駄を言う者は既にいない。
●No.6166/5.18

「ニーム。」
は「フランスのローマ」とも呼ばれる観光都市だが実はデニム発祥の地(先日の『JET STREAM』)。ここで藍色の帆布を仕入れたリーバイ・ストラウス(リーバイス創業者)が米国労働者に売った。デニムはde Nimes(ドゥ・ニーム=ニーム産)が語源とか。
●No.6165/5.17

「一寸先は闇。」
を新大関で夏場所休場を決めた貴景勝が「あなたが大切にしている言葉」として挙げていた(『& Premium』4月号)。山田道紀・埼玉栄高校相撲部監督に教えられたと言う。「調子に乗ると必ず気の緩みが生まれる」と自戒していたが膝の負傷は真剣勝負の結果だ。
●No.6164/5.16

「園児の散歩コースの見直し。」
大津市が進行中とか(先日の『blue ocean』)。これはもちろん否定しないが、交通規則の順守も重要なはずだ。まず横断歩道で歩行者の横断を妨げないという基本から徹底せぬ限り日本人ドライバーの「安全運転」意識が育たないし、乱暴な運転は消えぬはずだ。
●No.6163/5.15

「レモンライス。」
を持参し紹介したホフディランの小宮山雄飛氏(先日の『田中みな実 あったかタイム』)。ターメリックなどで炒めたレモン風味のライスに、鶏肉がごろごろと入ったカレーソースをかけたりして食べる。「すぐ美味しいと言う食べ物じゃないけどクセになる」とは田中氏。
●No.6162/5.14

「レンタルなんもしない人。」
が先日の「GOLD RUSH」に出演。“飲み食いと適当な相槌以外何もしない”人=自分のレンタルサービスだが、高価なバーへの同伴や言い難い話の聞き手、離婚届の立ち合いなどの依頼からは知人・友人に頼めないニッチ分野という希少性と歪んだ人間関係を感じた。
●No.6161/5.13

「自転車と歩行者の事故の4割は歩道。」
と警視庁交通企画課(先日の『ONE MORNING』)。「春の交通安全運動」の重点の一つは自転車の安全利用の推進だ。新学期だが歩行者との重大事故の4割が10代とも指摘。中高年の歩道走行も多いが、標識がない限り自転車は車道という原則が忘れられている。
●No.6160/5.12

「タピオカ。」
がブームだが、実はこれ南米原産の芋「キャッサバ」のでんぷんが成分(先日の『Blue Ocean』)。すりおろして水洗いし繊維質を抽出して、でんぷんのみにしたら加熱し粘り気が出た時点でぐるぐる回すと粒状になるとか。本来これを「タピオカパール」と呼ぶ。
●No.6159/5.11

「サラリーマンの方たち大変。」
という投稿が「お盆は大型9連休がスタンダード」という話題と共に寄せられた (先日の「E-ne!〜good for you〜」)。10連休で分かったのは、フランス語の意味する「vacances」は日本人にとっては苦痛である事実で、この言葉もそこから出た。
●No.6158/5.10

「現在から先はいつも未知だ。」
と角田光代氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。未知は自分とかけ離れた存在のように思うが、氏は32年前に一度訪れた能登半島最先端の地・珠洲にそれを感じる。記憶を辿って回る内に魅力に憑りつかれ興味が湧いてきた以上、それは未知だと。未知は常にそばにある。
●No.6157/5.9

「穴掘り。」
というテーマで投稿募集した先日の「Skyrocket Company」。集まらない心配もありつつ子供の声に応えたのだが、大型トラックを埋める自衛隊、建物の基礎や電柱埋設などの作業に砂浜からヘルメットが出た話など予想外の投稿に、文化の多様性を知った。
●No.6156/5.8

「幸せ学。」
の学科ができたカリフォルニア州立大学サクラメント校(昨日の『Blue Ocean』)。「ストレスに打ち勝つ実践方法」と紹介された内容は幸せと違う気がする。イエール大学のThe Science of Well-beingも人気だそうだが「実践」が胡散臭い。
●No.6155/5.7

「おもしろい小説は確実にある。」
と東京・丸の内で文学講座を務める阿刀田 高氏(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。村上春樹は「ハナレイ・ベイ」を勧める。私の最近のNo.1は、まさに別の人生を生きた気分になる西 加奈子著「サラバ!」。子供の頃もてた主人公が薄毛の中年に変わる過程が物悲しい。
●No.6154/5.6

「Goose Egg。」
は「ガチョウの卵」の意で数字のゼロに似ていることから「0点」を指すと先日のMLB「ヤンキース対ダイヤモンドバックス」中継。スコアボードの「0」は大きいのでニワトリの卵より大きいガチョウになった。ガチョウはアヒルより首が長く、飼うとよくなつくとか。
●No.6153/5.5

「来期は厳しい。」
という声を仕事の打合せを通じて3社から聞いた。決算期は異なるが「だからこのプロジェクトは今期中に」という意思が現場で実際に働いている。安倍議員は「戦後最長」という景気のキーワードで自らの経済施策の印象付を狙ったが、最早いや以前から空虚そのものだ。
●No.6152/5.4

「慧眼(けいがん)。」
を「すいがん」と言った先日の「シンクロのシティ」のMC。物事の本質を鋭く見抜く力を意味する単語だが、恐らく「彗星(すいせい)」の「彗」」と混同しているのだろう。「冬にはもってつけの」もそうだったがFMは日本語の読みやことわざの誤りを放置している。
●No.6151/5.3

「I spy。」
で始まる米国CIA(中央情報局)のInstagram(本日の「ONE MORNING」)。これはスパイとそれ以外に分かれ遊びつつ英語を学ぶゲーム。「beginning with letter A」と言ったらAで始まるモノを探す。親しみやすいCIAを狙う?
●No.6150/5.2

「昔は不便だった、
 というのは決めつけ。」
と三浦知良氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。スマホがない時代はなくても不便ではなく、日本からブラジルに手紙が着くまで1週間かかっても便利だったと指摘。さらに「筑前からお江戸に噂が届くまで1か月しかかからない」と速さに驚く時代小説の台詞を紹介した。
●No.6149/5.1


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