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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2019年1月分
「行き場のない怒り。」
をテーマに村上春樹氏「納屋を焼く」を映画化したという「バーニング」(本日の『Blue Ocean』)。治安悪化への反論の元となるのは犯罪件数の減少だが、質は問われない。この種の怒りは昔あったか。レーザーポインターやあおり運転の根源はそれではないか。 
●No.6059/1.31

「ツカズハナレズ。」
と平板読みで続けた先日の「あさイチ」のNHK男性アナ。つまり、このとき彼の頭には「付かず離れず」という日本語は浮かんでいない。日本語を単にカタカナで構成された記号の如く平板読みする行為には、日本語として発音すると話す速度が鈍るという意識が働くか。
●No.6058/1.30

「45歳を超える人の
 立候補は認めない。」
インドネシアで予定の国会議員選挙に向けたインドネシア連帯党の主張だ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。担い手はミレニアル世代だが、東南アジアの20代で「政治・経済に関心がある」と答えた割合は29.9%で、低いと言われる日本の36.7%を下回る不思議。
●No.6057/1.29

「なんか。」
「好きな言葉は?」と問われ朝井リョウ氏はこう回答(昨日の『UR LIFESTYLE COLLEGE」。』)小説の台詞を書く際にこの言葉が出ると「しゃべるテンポで書いている」と安心できるから好きとか。取材音源を聞く限り圧倒的に多い口癖は「やっぱり」だ。
●No.6056/1.28

「エキゾチックレザー。」
は爬虫類や希少動物の皮革(本日の『日本経済新聞』朝刊)。シャネルは昨年末その使用中止を発表した。毛皮も不使用だがこれはグッチ、マイケル・コース、バーバリーも同様だ。今から思えば昔が残酷だったが、フェイクも精巧になり違和感がないため流れを加速する。
●No.6055/1.27

「郵送による世論調査。」
を初めて実施した日本経済新聞社。世代別で「政治への関心が低い」が51%と最多を占めた18-20歳代は、マスコミを「信頼できない」とする割合も60%と最も多かった。政治的関心が薄ければマスコミの価値も評価できないと思うが、どこか皮相的な感覚が漂う。
●No.6054/1.26

「LOVOT(ラボット)。」
は林要氏が開発する新しい機械(『BUSINESS TIMELINE』2月号)。LOVEにROBOTを掛け名付けられた存在は「機械」と呼ぶしかないか。「そばに何かいて欲しい」という思いに添うコンセプトはペット市場を狙うが、数十億通りの目の動きは驚愕。
●No.6053/1.25

「韓国の正義。」
について先日の「日本経済新聞」朝刊。65年の日韓基本条約時の8億ドルに及ぶ資金供与で韓国は全体としての対日賠償を放棄したが、ここで韓国は「そもそも日韓併合が正義に反して無効だからそれを曖昧にした条約も無効」と言うと。最近、韓国人旅行者は減ったか。
●No.6052/1.24

「職住接近。」
のルールづくりを政府が進めていると本日の「Blue Ocean」。職場の自由度を高めるために住居専用の用途地域にある空家や廃校のオフィス利用を進めるとか。ワーキングスタイルの多様化にも対応していると思う。私のオフィスは住居から徒歩6分の場所にある。
●No.6051/1.23

「ジビエ。」
は狩猟で捕獲された天然の野生鳥獣の食肉を意味するフランス語だが、「メトロミニッツ」(2月号)では「ジビエ解体・調理の教科書」を紹介。捕獲されたシカ・イノシシの内、食肉利用は7%に過ぎない。臭いという印象があるが血抜きと内臓摘出の拙さが原因らしい。
●No.6050/1.22

「これでよか。」
AR三兄弟の川田十夢氏は中学時代、会話を拒絶したため友人も離れ円形脱毛症になってしまう(『UR LIFESTYLE COLLEGE』)。そのとき登校拒否を宣言した彼に、祖母はマジックでハゲを塗りつぶしてこう言ったが、それで登校し普通の中学生に戻った。
●No.6049/1.21

「ガレージで新たな生命ができる。」
可能性に言及した先日の「又吉直樹のヘウレーカ」。PCでDNAを設計でき(目標の遺伝子を破壊・挿入できる)ゲノム編集が容易になって、ガレージでPCを作ったApple伝説のように、高校生がおかしな生命を作りだす事も可能になるとか。知能も生命も人工へ。
●No.6048/1.20

「冬にはもってつけの。」
と銀座の某チョコレート店マネージャー(昨日の『Blue Ocean』)。「もってこい」+「うってつけ」から勝手に作った(最近見られる)個人的造語かと思ったが、ネット上にわずかに見られる。さて、こうした個人的な造語はどんな経緯で市民権を得ていくのか。
●No.6047/1.19

「トランプ・レスポンダー。」
とはトランプのツイートに返信する速さを競う人々(本日の『キャッチ!世界のトップニュース』)。不気味なQ」のマークで知られるトランプ支持勢力「QAnon(Qアノン)」にも言及した。Responderは対応者の意味だが、虚無な行為に時間を割く不可解。
●No.6046/1.18

「スパイラル。」
の名で親しまれた長野市ボブスレー・リュージュパークが、年間維持費2億円以上に耐えられず、一方で改修・解体のいずれも予算捻出できずついに水を張らない放置状態に(『生活と自治』1月号)。長野五輪の悪しき遺産だったが、東京五輪では重荷が残されないよう。
●No.6045/1.17

「PTG。」
とはPosttraumatic Growthの略で心的外傷後成長と訳される(本日の『あさイチ』)。災害や事故など逆境体験による心痛後に意識の転換により成長する事を指す。「辛い出来事を無理に越えようとしない」と愛娘を事故で失ったゲストの風見しんご氏。
●No.6044/1.16

「新香。」
先日の「孤独のグルメ」で井之頭五郎が人形町の天ぷら「中山」で食べた胡瓜・蕪・白瓜の新香をみて、ふとこの意味はと思う。室町時代の茶の席で「香の物」と呼ばれ始めた漬物は江戸期に始まる一夜漬けを区別するため「新」を付けたので、本来の読みは「しんこう」。
●No.6043/1.15

「子ども文庫。」
とは子供が自由に本を読んだり借りたりできる施設の図書室で1千か所以上ある(先日の『日本経済新聞』朝刊)。お寺の境内や廃車となったバス・電車、自宅の一角など規模と場所を問わない(恐らく私にもできる)。開設の発端は石井桃子氏の「子どもの図書館」とか。
●No.6042/1.14

「モニカ&フレンズ。」
とはブラジルの子供たちの誰もが知るアニメ(昨日の『キャッチ!世界のトップニュース』)。作者のマウリオ・デ・ソウザ氏は日本で学ぶブラジルの小学生向けに給食や掃除当番など母国にない日本の習慣を教える漫画を1.5万冊配布した。子供だって文化の壁に悩む。
●No.6041/1.13

「When Things Fall Apart。」
「すべてがうまくいかないとき」という意味の書籍をカルロス・ゴーンが拘置所で熟読と「週刊文春」(1月17日号)。チベット仏教の米国人尼僧、ペマ・チュードンによる啓発書とか。「全ての始まりには終わりがある」という教えは彼が信じるカトリックにはないか。
●No.6040/1.12

「ノブレス・オブリージュ。」
「高貴なる義務」と訳されるこの言葉を引き合いに日産のゴーン会長を批判した昨日の「日本経済新聞」朝刊。身分の高い者はそれに相応しい義務があるという意味だが、「丁寧な説明」と言いつつ常に質問をはぐらかすなど、言行不一致を犯し続ける安倍議員には皆無だ。
●No.6039/1.11

「キュベルドン。」
とはベルギーのフランダース地方の伝統菓子(本日の『JET STREAM』)。フラマン語で「鼻」を意味する円錐形で、中からブルーベリーのシロップが出てくるのが伝統的だが、最近はピスタチオやコーヒー味もあるとか(多様化は万国共通だ)。遠藤航も食べたか。
●No.6038/1.10

「ここを破って。」
と書かれたベランダの隣戸との間の板は背を向けて蹴らないと破り難い。エレベーターの非常ボタンは単に押すのではなく“長押し”しないと応答しない。旅客機の緊急時のマスクは管を強く引かないと酸素が出ない(本日の『あさイチ』)。これらに命を守る意識はない。
●No.6037/1.9

「包丁職人はもう日本にしかいない。」
と創業105年の刃物専門店・銀座 菊秀の店主、井上武氏(本日の『Blue Ocean』)。包丁と言えばドイツのゾーリンゲンも思い浮かぶが、この会社からも職人は消えたとか。いまの内にAIに技術をコピー、という話は出なかったが、さて職人技は永遠に続くか。
●No.6036/1.8

「AIは神様と自分の間にいる。」
と言った日本囲碁界最強で国民栄誉賞受賞の井山裕太・九段(本日の『日本経済新聞』朝刊)。井山九段は、この神様を「囲碁の事が100%分かっている」と定義し自身のPCに入れたAIと新手を研究する。AIは判断力では確実に人間を超える。どう使うかが難しい。
●No.6035/1.7

「アルベルゴ・ディフィーゾ。」
は直訳すると「分散ホテル」でイタリアの小さな町を丸ごとホテルにする取組み。本日の「日本経済新聞」では、人口約300人のポルティコ・ディ・ロマーニャなどを紹介した。宿泊は空家だが単に貸すだけでなく街案内もする交流の密度が特長、これは日本でもできる。
●No.6034/1.6

「安倍首相年頭記者会見。」
中の「全世代型社会保障」という惹句は政界トップとしては誇大宣伝そのものだ。介護・診療報酬を削減し事業所を追い詰め負担増で国民を迫害する一方で現実を見ず65歳以上の労働を促しながら、逼迫する予算を補う消費税に減税を当て防衛費のみ喜んで増強する狂気。
●No.6033/1.5

「御代替り。」
と題された冊子を氏神様で頂く。約200年ぶりの譲位を指すが、その最大行事が「大嘗祭」。これは新穀を神々に供え感謝を捧げる即位後初の「新嘗祭」だが、各都道府県から特産物を供えるとは知らなかった。ちなみに神奈川は茶・ピーナッツ・大根・キウイ・海苔だ。
●No.6032/1.4

「昭和を終わらせることが、
 平成という時代の宿命。」
と語るのは古市憲寿「平成くん、さようなら」の主人公(本日の『日本経済新聞』朝刊)。年末の「朝まで生テレビ」でも古市氏が主張したように現在の少子高齢化などの問題は、それを無視し予算を公共事業に使った政府の失敗に起因すると問う。民主党批判でいいのか。
●No.6031/1.3

「宝塚105周年。」
にちなんで本日「トップスターが語るタカラヅカ」。未来についてトップは、「全員に感謝し実感する」(明日海りお)、「昔からの宝塚」(珠城りょう)、「組のカラー」(望海風斗)、「生徒としての気持ち」(紅ゆずる)、「宝塚愛」(真風涼帆)を大切にと誓った。
●No.6030/1.2

「そのハンコ必要ですか。」
と元旦の「日本経済新聞」朝刊。AIやITと言いつつ日本には押印による認証が根強い。印章・印肉・スタンプ(台)の出荷額は00年の約360億円から16年は約240億円まで減ったものの、ここ数年は横ばい。千葉市は約3千の押印手続きを約千に減らしたとか。
●No.6029/1.1


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