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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2018年12月分
「平成最後。」
麻布十番の総本家 更科堀井にはお昼前に100人以上の行列ができる平成30年の大晦日は、この言葉も数多く聞こえる。天皇陛下が来年4月30日に退位され、皇太子さまが翌5月1日に即位される200年ぶりの退位が決まったためだが、来春まで無数に飛び交いそう。
●No.6028/12.31

「紙芝居。」
の戦時宣伝について先日の「日本経済新聞」朝刊。1935〜36年には100万人超の子供が見ていたが、その後は「国策紙芝居」となり兵士の活躍や銃後を守る女性や子供の模範的な国民像を植え付けようとした。戦後にGHQが破棄したが、軍部の徹底ぶりが恐怖だ。
●No.6027/12.30

「サンセバスチャン。」
を目指すとメッセージし料理人やレストラン誘致を進める自治体が増えていると「メトロミニッツ」(1月号)。この地はフランス南西部とスペイン北東部にまたがるバスク地方のスペイン側にあり美食で有名なためイメージ作りに使われている。これも観光収入増狙いか。
●No.6026/12.29

「侍の歩き方。」
を黒澤明監督から教えられた際のエピソードを仲代達也氏が語った(先日の『マイあさラジオ!』)。「俳優座は何を教えてるんだ」と罵倒されつつ、(1)刀が重いから腰を下ろす(2)顔を動かさず(3)いつでも刀が抜ける態勢で歩く、と説明。いま何人がやってる?
●No.6025/12.28

「史上最悪のクリスマスイブだ。」
と株価急落で米国メディア(先日の『ニュースウオッチ9』)。トランプの強引な施策を市場がリスクと捉えたと説明。米国有権者より市場の方が賢明だが、その影響で日経平均株価も先週末比1010円45銭下落。安倍議員がこれを好機と消費税増税を止めねばよいが。
●No.6024/12.27

「100歳以上の日本人。」
の人口は1963年に153人で現在は7万人、2050年には53万人になると推計されていると某神川県議会議員。自身の経験を踏まえつつ医療技術により“生かされている”人口を考えるべきと提唱。その医療費は不明だが家族で父母の死生観を聞き取る必要がある。
●No.6023/12.26

「日本代表の共通条件。」
をアスルクラロ沼津の吉田謙監督が紹介(先日の『デイリーサッカーニュース Foot!】』)。山本昌邦氏の発言で (1)負けず嫌い(2)人の話をよく聞く(3)目標をチームで達成する、の3か条だが会社人材の条件でもいい。やはりチームワークへの貢献が重要か。
●No.6022/12.25

「どんな銘柄を買えばいいの?」
とAIに訊くと「申し訳ありません」と答えるとか(先日の『日本経済新聞』朝刊)。既存データを基に今起きている事に対応するのは得意だが予測はまだできず、投資信託などの見通しは人間の社員が応じるらしい。仕事で予測の話も聞いた気がするが誤解もまだ多いか。
●No.6021/12.24

「VAR。」
とは「Video Assistant Referee」の略でビデオによるサッカーの審判補助を目的とするがクラブワールドカップで未整備が露わになった。これを採用したか否かの判断が選手はもちろん観客に伝わらず、採用したのに審判が見ないという矛盾も晒した。
●No.6020/12.23

「安。」
と来年を表す漢字一文字を記した大川豊総裁(先日の『JAM THE WORLD』)。「安心を届けてほしい」と願ったが、どう考えても逆になりそうな安倍政権であり世界情勢だ。第二次大戦後に少しずつ積み上げた平和への足取りが逆戻りするスピードは増す、と見る。
●No.6019/12.22

「今年の8月に新宿区でデモの出発点にできる
 公園が減らされた。」
という投稿が「生活と自治」(12月号)に。地方自治法第244条では一般公衆が集会をしたり表現の自由に使う場所(公の施設)の利用を正当な理由がない限り拒めないとしている。近頃問題の“住民の苦情”程度では拒めないと記すが、これも安倍政権の締め付けか。
●No.6018/12.21

「むずい。」
は「“難しい”を略した若者言葉」とされるが、そもそも「難しい」とは異なる意味をもつ。いま「難しい」は「できない、不可能」を間接的に伝える語として最もよく使われるが、「むずい」は第三者的な意識あるいは軽度に難解さを感じる場合に使われている気がする。
●No.6017/12.20

「カカオベルト。」
とは南北緯20度以内で温度変化の小さい高温多湿の地域(先日の『日本経済新聞』朝刊)。ガーナなども該当するが、北緯27度の小笠原諸島・母島に“東京産”カカオ農園がある。折田一夫氏は枯れる豆と闘い7棟のハウスで500本の木を育て年260sを収穫した。
●No.6016/12.19

「菅官房長官が戦後最強。」
と読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏(本日の『これから、何する?』)。その理由に、安倍さんの絶対的信頼、後ろから短刀を突きつけない(反逆しない)安心感、我が身でなく安倍政権のために働く、を挙げたが親密さを理由に最強と言う偏向に気づかぬ神経や怖ろし。
●No.6015/12.18

「景気回復が戦後2番目の長さ。」
と喧伝されるが「実感ないなぁ」と本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。その一因は、65〜70年度のいざなぎ景気の平均経済成長率10.1%に対し12〜17年度は1.2%だから。G7中ワースト2位の貧困率で一人親世帯はOECD加盟国中ワースト1位なのに。
●No.6014/12.17

「#街の居酒屋がなくなっちゃう問題。」
と題し10月30日で閉店した渋谷「富士屋本店」を例に「脱サラでレストランなんて無謀」という某飲食店経営者談を紹介したぐんじさゆみ氏(『メトロポリターナ』12月号)。「沿線酒場」なる車額広告があるが見事にチェーン店ばかりで味気ないことおびただしい。
●No.6013/12.16

「風邪やインフルエンザ予防に取りたい栄養素は?」
という質問に約80%がビタミンCと回答した(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「風邪にはビタミンC」と私も思っていたが、Cは運動量の多い選手の風邪予防に適するとか。正解は免疫力を高めるビタミンDで鰯や鮭などの魚やマイタケなどのキノコ類に多く含まれる。
●No.6012/12.15

「『学校に通いたくない』33万人。」
という中学生の調査を日本財団が実施(本日の『日本経済新聞』朝刊)。全国の中学生約325万の人の10人に一人の割合だ。未だ偏差値を妄信する親によるストレスか、中学生の価値観の多様化か、それとも他の要因で精神自体が病んでいるのか、何かの予兆を感じる。
●No.6011/12.14

「どうしたらプラスチックごみを減らせるか。」
というテーマで結論が出なかった昨日の「あさイチ」。そもそもプラごみを輸出していた日本は意識が低過ぎるが、中国には4月に輸入を断られ後は東南アジア頼みとは情けない。飲み物をコンビニやスーパーで買わず台所で作って水筒に入れ携帯する生活に変えるべきだ。
●No.6010/12.13

「どんな人がいても、
 一度にグラウンドに立てるのは9人だけ。」
とFAの高額契約を皮肉った権藤博氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。その最たる球団が巨人だ。侍ジャパンの正捕手でもあった小林に宇佐見の成長がありながら、昨年ドラフトでは大城を含め4名の捕手を指名し、さらに西武から炭谷捕手を獲得。迷走とはこのことだ。
●No.6009/12.12

「トップ選手は、ボールを離すギリギリまで、
 判断を先送りできる。」
と元サッカー日本代表の岩政大樹氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。トップ選手に一本のパスについて訊くと瞬時に実に多くの判断を行っている事に驚く。先日のJ1参入プレーオフでのJ1とJ2の差もそこだった。氏は「考える」選手を小学生年代から養成している。
●No.6008/12.11

「佐々木栄松。」
は釧路湿原を熱く愛した画家で、かの開高健を湿原に案内し、「釣りキチ三平」の鳴鶴先生のモデルともなった(先日の『日本経済新聞』朝刊)。約600点の絵画を残し高野範子氏が理事長を務める「佐々木栄松記念釧路湿原美術館」で管理・展示。鸞翔鳳集の国、日本。
●No.6007/12.10

「若者たちは日曜礼拝に来ない。」
というカトリックの神父さんたちの嘆きを伝えた玄侑宗久氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。問題は教会だけでなく伝統仏教の寺院も同じとか。氏はその原因を「祈りとは待つ事を前提とした行為だがネット社会は待つ事を容認しない」し交流の場の機能も薄れたと説く。
●No.6006/12.9

「僕は中田英寿であって、
 サッカー選手の中田英寿ではない。」
と言って、いまは世界規模での日本酒のアピールに精を出す中田英寿氏(先日の『中田英寿〜日本酒を世界へ』)。世界の市場規模でわずかワインの1%という日本酒の品質向上とPRに努め、保存温度−5℃の日本酒専用セラーを開発する姿勢はアスリートにも似ていた。
●No.6005/12.8

「中村勘三郎。」
の18代目と言えば洒脱という表現が相応しい歌舞伎界のリーダーで5日が命日だったが、その系譜をなかにし礼氏が語った(『サンデー毎日』12.9号)。初代は江戸三座の一つの中村座の座元で、18代目が平成中村座に注力したのは初代の血だったと描写している。
●No.6004/12.7

「退職代行サービス。」
とは会社に退職を認めさせる仲介役を担う行為を指すらしい(先日の『クローズアップ現代+』)。昨今のコミュニケーションの枯渇の事例かと思えば、9.91倍という中小企業の求人倍率のなか、退職を拒む上司に金を払って外注先から頼み込むという人出不足の悲劇。
●No.6003/12.6

「岩清水は常温と冷やがある。」
という店員の説明を、ある和食の店で聞く。日本酒で「冷や」は燗をしない常温の日本酒を指したが、最近は、冷やした日本酒である「冷酒」も「冷や」と言うようになったらしい。しかし客に言われるなら分かるが、店側は「冷酒」を「冷や」と言うべきではないのでは。
●No.6002/12.5

「突っ込みの言葉の多さ。」
が近代漫才の特徴だと、M-1グランプリ優勝の霜降り明星の粗品の話芸(静止画像のように動作を止めるせいやに『ボラギノールか』等)を評したオール巨人師匠(昨日の『M-1グランプリ2018』)。付け加えれば、それが小気味よく連発されるスタイルにあるか。
●No.6001/12.4

「消費増税対策。」
という言葉は奇妙だ、と先日の「日本経済新聞」朝刊。増税は政府が必要だから行うのに、あたかも自然災害に備えるような対策は矛盾があるのだが、増税分を上回る5%のポイント還元など実質減税まで含む対策を講じる。一方で、必要性を説明しない安倍議員は卑怯だ。
●No.6000/12.3

「駆け込み需要の反動。」
による経済の落ち込みが消費税増税時に問題になるのは政治の論理で、経済の論理では需要の実現時期がずれるだけ、と先日の『日本経済新聞』朝刊/大機小機。食料品の軽減税率は消費額が大きい高所得者ほど得だから経済面では否定されるが政治的には歓迎される矛盾。
●No.5999/12.2

「皆さんは(ファン・サポーターを)
 超えてしまいました。」
J1リーグ最終節の最後の最後で残留を決定した名古屋グランパスの風間八宏監督のセレモニーでの言葉だ(本日の『名古屋グランパス対湘南ベルマーレ戦中継』)。チームと一体化しホームのスタジアムの雰囲気をつくる力を言ったのだが、全チームの実感かもしれない。
●No.5998/12.1


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