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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2018年11月分
「水泳の練習は地味。」
と言う立石諒、山田拓朗の両水泳選手に「陸上の練習の方が地味」と主張した増田明美氏だが、「水の中でゴボゴボという水音しか聞こえず息も止めてる」と返した二人(本日の『増田明美のキキスギ?』)。音楽が聴けて景色が見える陸上競技出身の増田氏、反論できず。
●No.5997/11.30

「今、やせたマグロが増えている。」
と136年続く臼井壯太朗臼福本店社長(『メトロミニッツ』12月号)。えさになるイワシやアジなどの小魚を大量に獲る巻網の漁業者が大量に獲り生態系を乱す。漁獲管理でマグロの水揚げは増えたが、乱獲を続ける外国船もなりすまし許可船もいる。海は無法地帯か。
●No.5996/11.29

「峠。」
の定義を「山に向かう道の上りから下りに変わる所」と定義した峠研究家の中川健一氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。峠の語源は、山道に神がいると信じられた昔、旅の途中で手を合わせ道祖信に供え物をした「手向け」がなまったとされる。日本人の自然崇拝の歴史。
●No.5995/11.28

「クレジットカード還元率5%。」
は消費税増税時の消費低下対策らしいがア〇ノミクスの上げ底評価を落としたくない安倍議員の狡猾さが見える。一方で財政危機克服は完全にたらい回しだが、国民の関心事でなく票に結びつかぬ施策は次の政権に、という意識が情けなく「戦後政治の総決算」の名が泣く。
●No.5994/11.27

「火事の原因を調べています。」
というのが火事の報道の決まりのフレーズで、その原因が報じられることはない。福島県小野町と山口県阿武町で立て続けに家族を巻き込んだ火事が起きたが、今後の注意を共有するために原因を報じるべきだ。それが役立てば亡くなられた方の供養にもなるのではないか。
●No.5993/11.26

「地下鉄利用 9時以降激減。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊。東京メトロ17年度の午後9時以降の利用者が前年度比で初めて減少した。一方で午後5時〜8時は増加が続く。英国風居酒屋「HUB」の売上高は午後7時までに限れば前年同期比4%増。遅くまでの飲酒にマイナスイメージがつくのか。
●No.5992/11.25

「熟睡プラネタリウム。」
を昨日開催した明石市立天文科学館(昨日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。会場の一角に「イビキ席」も設け、「星が出たら寝る」という太古のリズムを勤労感謝の日に思い出してもらおうという企画(全国の40館も賛同)。私は今年、平塚のプラネタリウムで居眠り。
●No.5991/11.24

「従業員50人ほどの会社。」
という響きには中小企業への上から目線の意識が多少あるが(今朝の『おはよう日本』)、従業員50人に毎月、給料を支払う苦労は、公共放送であるNHKの月給取りには全く分からない。しかしそれを少しでも意識して報じてほしい。従業員4名を雇っていた私として。
●No.5990/11.23

「早食い。」
を自慢する人がいて、確かに仕事の時間が迫っていればゆっくりできない食事はあるが、これは実は働き方改革にも反している。健康管理も働き方に含まれるから、胃に負担がかかり満腹感が得られず血糖値が上がりやすく歯周病になりやすい早食いの弊害は見過ごせない。
●No.5989/11.22

「大相撲九州場所。」
も11日目だが、一番もテレビ観戦しておらず星取りで誰が先頭かも分からない。「巨人大鵬卵焼き」と言われた時代から大相撲を見続けてきたが、こんな場所は初めてだ。稀勢の里の脱落にも失望したが貴乃花の辞め方とそれを促した日本相撲協会の態度に興味が失せた。
●No.5988/11.21

「パワハラの防止措置。」
を企業に義務付けるための法整備を行う方針を示した厚生労働省(本日の『日本経済新聞』朝刊)。働き方改革で、ともすると勤労の尊さが蔑ろにされる流れのなかで「指導との線引きが難しい」という企業側の主張は当然だ。最近、雇用される側への肩入れが極端過ぎる。
●No.5987/11.20

「温泉銘菓たまご饅頭。」
を彼氏と箱根旅に行ったAちゃんからいただく。原料に「小麦・卵・乳」とある「乳」という文字に製品づくりへの意思が垣間見られる。「温泉たまご饅頭」で検索すると熱海、草津、下呂、四万、別府、霧島、嬉野の各温泉の名物らしいが、食べ比べた人はまだ知らない。
●No.5986/11.19

「咳喘息。」
とは気道に軽い炎症が起きて発症する気管支喘息の一歩手前の病(『メトロポリターナ』11月号)。わずかな刺激で突発的に咳込み激しく長く続く。花粉やハウスダストへのアレルギーがある人がなりやすく、対策は睡眠。6時間未満で風邪の確率が4.2倍になるとか。
●No.5985/11.18

「七味唐辛子。」
発祥の地である昔の薬研堀、現在の東日本橋を訪れた本日の「夕焼け酒場」。「七味」を当てるクイズを出したが、唐辛子、焼唐辛子、けしの実、粉山椒、黒胡麻を示し、麻の実と陳皮(乾燥させたみかんの皮)を問題に。1625年の誕生以来、400年近い歴史がある。
●No.5984/11.17

「重大な問題だろうと思っております。」
陸上自衛隊饗庭野演習場で迫撃砲の実弾1発が国道303号近くに着弾した問題での山崎幸二陸上幕僚長の発言だ(昨日の『ニュースウオッチ9』)。この「だろう」は不確かな断定・推定を表し、重大かどうか不確かだと誤魔化したのだ。日本語の劣化はこれを看過した。
●No.5983/11.16

「新酒。」
には7月〜翌年6月迄の酒造年度内に造られ出荷された酒という定義がある一方、日本酒学講師の会の「日本酒講座」には「12月と1月の季節の酒」とある。実際は新米で仕込み11月に出す新酒も多いが今日はボジョレヌーボー解禁日。日本酒もイベントを企画しては?
●No.5982/11.15

「SNSで急増の政治広告。」
と題し先日の中間選挙で断トツの広告費をかけた共和党とトランプの政治団体を紹介した本日の「ニュースウオッチ9」。民主党支持者の暴動シーンで同党の劣悪な印象付けを狙う手法の危険性を指摘したが、政党支持が広告で揺らぐ米国民の軟弱さがむしろ危険に映った。
●No.5981/11.14

「エシカル消費。」
は「ethical=倫理的・道徳上の」に基づき環境や社会に配慮した商品やサービスを選んで消費する行為を指すが、本日の「クローズアップ現代+」では暴言を吐き土下座を強要しSNSで脅す「カスタマーハラスメント」を紹介。消費は危機をはらんで二極化する。
●No.5980/11.13

「ホワイトハウスは神聖な場所だ。
 君たちは敬意をもって接する必要がある。」
と下院敗北を受けた記者会見でロシア疑惑を記者に指摘された後、トランプはこう言った(昨日の『サンデーモーニング』)。これは「大統領に不利な質問は失敬だ」と言ったのと同じで、マスコミの存在意義を否定している。この人物を野放しにする米国を理解できない。
●No.5979/11.12

「東大生でも政治に関する話をすることは、
 危険な話をしているというか。」
と同世代の政治意識を語った松丸亮吾・東京大学の謎解き制作集団「AnotherVision」元代表(本日の『ワイドなショー』)。取材した某私大教授も今の大学生は政治に関心がないと語ったが、政治=危険という飼いならされた家畜的発想を養った教育が恐怖。
●No.5978/11.11

「裏解説。」
なる「大真面目にサッカーの話をする」解説について戸田和幸氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「既存のサッカー中継は分かりやすさが唯一の条件」と言うが「まだあります」「先制点が重要」「セットプレーに気を付ける」を並べる解説が分かりやすいとは思わない。
●No.5977/11.10

「うどんのコシ。」
について、うどん店の3店主が語っている(『海の近く』11月号)。「歯応えがあって噛み切れるコシと中心部を噛むときのムギュッとグミのようなコシ」に「周りは柔らかくて中に1本芯がある」、さらに「鳥皮みたいなプリッとした弾力」と続く。あなたはどう表す?
●No.5976/11.9

「社会に問いかける映画が、
 日本にもっとあっていい。」
と高瀬耕造アナ(先の『おはよう日本』)。NHK独特の体よく問題提起する言い方だ。是枝裕和総合監督の映画に対する発言だが、それなら簡単でも根拠を語るべきだ。例えば福祉施設の犯罪時に「介護の現場を改めて考えるべき時期」と言う類で、大越健介氏が顕著だ。
●No.5975/11.8

「ミニ・トランプ。」
とはトランプの政策を踏襲し資金的な援助も受ける共和党候補だ(昨日の「クローズアップ現代+」)。意見の異なる候補を「人気のない政治家」などと罵倒を浴びせ不出馬に仕向ける工作はあまりに下品だが、それでもトランプを支持する層は減らない。中間選挙、脅威。
●No.5974/11.7

「年収は日本の1.5倍。」
とは最近、日本で相次ぐ外資系企業の研究所の給与(先日の『日本経済新聞』朝刊)。終身雇用が前提の日本企業の初任給は中国企業より低い場合も。これは処遇の問題で就活ルール廃止とはもちろん別だ。大学での本格的な学びより就活が先に始まる矛盾は放置できない。
●No.5973/11.6

「社会的抵抗力。」
を高めることでインフルエンザの流行を抑えようとする取組みを紹介した本日の「日本経済新聞」朝刊。ワクチン接種や咳エチケットの啓発、手洗い・うがいの励行などはぜひ進めてほしいが、個人的に抵抗力を高める生活については(熱中症もだが)常に一切語られない。
●No.5972/11.5

「スペースインベーダー。」
は78年にタイトーが発売し一世風靡したゲームだが、その開発者である西角友宏氏が誕生の背景を紹介(先日の『日本経済新聞』朝刊)。当時、敵に攻撃されるゲームは希少で操作に慣れる前に全滅するという声があったが、支持したのはやはり“若手”社員だったとか。
●No.5971/11.4

「質問に答えてください。」
という言葉は国会質疑でよく聞かれるし山下法相も酷かったが、昨日も階議員が首相を非難した。結局「国民が望んでいない憲法改正(改悪)をなぜ特出させるのか」の問いには無回答のまま終わった。質問はプロジェクタで全員の前に掲示し質疑を進める改革をすべきだ。
●No.5970/11.3

「生みそ。」
は時間と共に発酵するが「白みそと思って(生みそを)買ったのに開けたら赤みそだった」と言われるとか(『生活と自治』10月号)。西京みそが白いのは発酵前に出荷するから。また熱処理をしたみそには酵素も酵母菌もない。私は「生みそタイプ」を飲むが、これは?
●No.5969/11.2

「助詞の誤用。」
そういった世界が目指しています(ベンチャー企業社長)、試合がリードした瞬間(『スポーツイノベーション』)、「これからを向けて使っていただければ」(ウェディングプランナー)、傘が持っていた方が(NHK女子アナ)。口語とはいえ誤りが垂れ流され過ぎる。
●No.5968/11.1


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