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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2018年9月分
「ヴァッシュモン。」
とは本日の中山競馬4R「新馬戦」2着の馬だが、馬名の由来はフランス語の口語で「とても」の意味のvachement。当然、語頭アクセントで発音すべきだが、司会のアナは実況を聞くまでずっと平板読み。意味を考えず音を平板に並べる最近の傾向の格好の事例。
●No.5936/9.30

「情報のバリアフリー。」
における外国人観光客への無策について本日の「日本経済新聞」朝刊。北海道地震の際、札幌市役所が設けた避難所の利用者約1千700人の内、外国人が6割を占めたが、年間約1400万人の外国人を迎える東京都の規模はこの比ではない。ボランティアの前に情報だ。
●No.5935/9.29

「水やり。」
と呼ばれる「ネットで良さを訴え自ら何度も足を運ぶ」映画ファンの行動を先日の「日本経済新聞」春秋で紹介。「花を慈しむように作品を育てる」意識を10年以上前の「ネット時代の売り方の鍵は愛」という言葉で語る。映画サポーターの如きこの存在、あなどれない。
●No.5934/9.28

「結婚は。」
という話題で石田ゆり子氏は「年寄りになったときに何気ない時間を一緒に過ごすためにある」という先輩俳優の言葉を紹介(先日の『ボクらの時代』)。結局これも「結婚はそのために耐えるもの」という前提があり、結婚を揶揄している。こんな風潮も非婚を助長する。
●No.5933/9.27

「日本ワインの起源。」
は、山梨県甲府市の真言宗寺院「大翁院(だいおういん)」の法印(僧位の最上位)を務めた山田宥教(やまだひろのり)が醸造業を営む詫間憲久(たくまのりひさ)と共に始めた1870年(明治3)頃、と先日の「日本経済新聞」朝刊。山田は幕末から試していたとか。
●No.5932/9.26

「ライセンス未交付。」
で昇格できない町田ゼルビア、アスルクラロ沼津に「選手たちが気の毒」と言った後藤健生氏(『サッカーダイジェスト』9.27号)。収容人員1万人を求められるJ2の平均観客動員数は約7千人だ。首都圏と山陰を同じに扱う悪平等、氏が言う地域性の考慮に賛成だ。
●No.5931/9.25

「土佐源氏。」
とは民俗学の宮本常一が現在の高知県檮原町で橋の下に暮らす盲目の老人から聞き取った話(先日の『日本経済新聞』朝刊)。これを独演するのが坂本長利氏だ。「あんた本当におなごに惚れ込んだことありなさるか」など観客に語るような舞台が全国で海外で展開される。
●No.5930/9.24

「十五夜。」
は今日。先日の「ピートのふしぎなガレージ」では、月見団子の並べ方は下から9個、4個、2個と置き、一番上は正面から見て縦に並べると説明。団子と共に欠かせないススキは神が降りる場所とされた。月見は平安時代に始まったが、江戸前期は里芋煮を食したらしい。
●No.5929/9.23

「2020年に女性の半分は50歳以上。」
と「未来の年表」著者の河合雅司氏(先日の『これから、何する?』)。(公社)法人鉄道貨物協会は20年にドライバーが約10万6千人不足する予測を発表。既に半数が60歳以上の農業では野菜不足が懸念される。人々はなお配達希望時間を守らず外食の料理を残す。
●No.5928/9.22

「いつか私の全貌を伺おうという時に。」
というテロップを流した先日の「日曜美術館」。藤田嗣治が生前に自ら録音した肉声に付けられたが、「伺う」は「行く、聞く、尋ねる」などの謙譲語で意味が合わないし自らにへりくだれとでも言うかのようで二重の誤り。「窺おう」だろうがNHKは永遠に気付かない。
●No.5927/9.21

「日本橋は上に首都高があるからカッコいい。」
と大山顕氏(先日の『TIMELINE』)。明治期に造られた19代目の日本橋の下の日本橋川は15世紀の首都高とも言え、その上に首都高が架かる景観は時代の三重構造を表すというのが理由。この見方は新鮮だが、景観を美的に考える視点からは支持されないはず。
●No.5926/9.20

「無条件で平和条約の締結。」
を提案したプーチン大統領に「反応がなかった」と言うロシアに対し「直接抗議した」と安倍議員(昨日の『TIMELINE』)。しかしその後の安倍議員は「右往左往してはならない」とは言ったが抗議に言及はない。また曖昧なまま誤魔化そうとする意図が見え見え。
●No.5925/9.19

「新作歌舞伎。」
が中堅役者により続々と演じられ作られていると先日の「日本経済新聞」朝刊。海老蔵が光源氏を演じた「源氏物語」、菊之助が企画した「マハーバーラタ戦記」、落語の原案から七之助が企画した「心中月夜星野屋」。勘三郎・団十郎・三津五郎を失った歌舞伎界に萌芽。
●No.5924/9.18

「疲れやすい人。」
は三食を守らないエネルギー不足に原因があると管理栄養士の柴崎真木氏(昨日の『CHINTAI ACTIVE ON SUNDAYS』)。また、疲れるからとエナジードリンクを飲むと糖質が蓄えられて疲れやすくなる。よい睡眠のため納豆など朝食のたんぱく質が必須。
●No.5923/9.17

「プログレッシブ。」
なるリベラル色の強い民主党左派の台頭を報じた先日の「JWAVEニュース」。下院予備選挙で28歳のヒスパニックの女性新人候補が民主党重鎮を破った。枝野・立憲民主党代表の訪米時もこの派に属する候補に会った。まだ未知数だが、打倒トランプの力に期待する。
●No.5922/9.16

「徹子の部屋の生け花係。」
として第1回放送から花を生け続ける石橋恵三子氏を先日の「日本経済新聞」朝刊で紹介。高倉健が好きな都忘れを100本調達し生け花束にして渡すと、1本抜いて「ありがとう」と手渡したという思い出他を「『徹子の部屋』の花しごと」に著した。どうぞいつまでも。
●No.5921/9.15

「ありがとうの反対は当たり前。」
というリスナー投稿を本日の「SKY GATE KISS & SMILE」で紹介。「有ることが難しい」が「ありがとう」の語源なので「有って当然」つまり「当たり前」が反対語に。夫婦間に「当たり前」をなくせば、料理の支度をする妻を見ながらビールは飲まなくなる。
●No.5920/9.14

「70代や80代で突如働けと
 言われてもなかなか厳しい。」
と石破茂議員は、雇用年齢の65歳以上への引き上げを安易に唱える安倍議員を批判(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「きめ細かさが必要」の意図は不明だが、定年を上げれば65歳以上がすぐ働く、とでも言うかの如き安倍議員の施策にきめ細かな老齢人材教育はない。
●No.5919/9.13

「雑草が取れない人。」
の話を聞いたことがあるが、私もオフィスの裏庭の雑草を週数回、取っている。殆どは無意識に抜き去るのだが、時折、小花を見たり、千切られた茎などを見ると、素直に生き物の命を奪っていると感じる。放置すれば害虫が繁殖し周囲に迷惑がかかり、致し方ないのだが。
●No.5918/9.12

「ホラクラシー。」
とは上下関係のない組織で経営情報はじめ情報共有が成立条件の第一とか(本日の『日本経済新聞』朝刊)。360度評価のアルゴリズムを採用し社員は自分の仕事を評価していると思う同僚5名を選ぶらしい。無論、大企業には向かないが可能性は未知数としか言えない。
●No.5917/9.11

「QAnon(キューアノン)。」
を昨日の「サンデーモーニング」で知る。陰謀論でトランプ政権を擁護する「Q」とその支持者「QAnon(Qアノン)」を意味する。トランプは大統領執務室でこのメンバーと記念写真を撮った。さらにYouTubeの「ライオネル・ネーション」が暴論を拡散する。
●No.5916/9.10

「英国でうまい食事をするには、
 朝食を3回食べることだ。」
というS・モームの皮肉を取り上げつつ、英国の料理の品質向上を報じた本日の『日本経済新聞』朝刊。サッチャー政権下で所得が増えた中間層が旅先で欧州の美味に目覚め、英国内のまずいレストランを避け始めた動きと、コンラン卿の実験的飲食店の展開が変えたとか。
●No.5915/9.9

「失業率の低下は新規の失業が
 減少している要因が大きい。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊/大機小機。失業から就業に至る確率はリーマンショック以前と大差なく、当時に失業した人々の再チャレンジは進んでいない。就職氷河期にまともに就職できなかったままの層も約150万人だ。安倍さん、一億総活躍は机上では行えない。
●No.5914/9.8

「スマートフォンが目に入ると、
 たとえ画面を見なくても記憶力や
 思考力が落ちる。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。「ハーバード・ビジネスレビュー」の論文の記述だ。同誌は、スマホを隣の部屋に片づけると判断力や発想力が高まると説明。他人事ではないがSNSをするだけで運気が下がるという説も。スマホは人類に仕掛けられた巨大な罠か。
●No.5913/9.7

「これまで放った矢の行方も見えませぬ。」
と改革以前に“3本の矢”の効果もないと批判した本日の『日本経済新聞』朝刊。安倍流に言えば「ア○ノミクス」と言うほど経済施策があたかもあったかのようにレッテル貼りされる。それ以前に世界経済とインバウンド消費という外的要因の効果は評価から省くべきだ。
●No.5912/9.6

「本格派俳優とか、演技派俳優とか、
 個性派俳優とか、俳優さんには言わない。」
と二宮和也氏(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。本格派はキャリアを積み役を選ばず演じる傾向、演技派は性格や立場が特異な人間を演じる傾向、個性派は脇役で俳優の個性がそのまま役柄に通じる傾向がある場合などに言う。言わないことはない。
●No.5911/9.5

「生涯現役時代。」
に向け「雇用改革」を断行と安倍議員(本日の『日本経済新聞』朝刊)。経済界に賃金アップを要求したように定年廃止を求めるのだろうが、定年は体力・知力の衰えと表裏一体である事実を無視している。ならば定年からの人材教育が必須だが、それには気づいていない。
●No.5910/9.4

「吉田類。」
は丁寧さを装い無作法な手皿を多用するが、おしぼりを箸置き代わりにするなど下品。「濃いのにしつこくない」など数種の逆接表現のみで表し多様性がない。トマト味にはイタリアン、薄味の和風には上品、洋風メニューにはお洒落と決まっており、私は見るのをやめた。
●No.5909/9.3

「KuLA(クーラ)。」
は、くずし字学習アプリで、PCさえあれば初心者でも古文書の解読に参加でき、互いに修正し合える(先日の『日本経済新聞』朝刊)。文章を入力すると1万字を超すデータベースから瞬時にくずし字に返還するソフトもあり、市民が古文書解読に協力する動きが広まる。
●No.5908/9.2

「建設現場で建材に含まれるアスベスト
(石綿)。」
を吸って肺がんなどを発症したとする訴訟で大阪高裁が国の賠償額を増額(昨日の『JWAVEニュース』)。自転車スマホが犯罪である以前に自転車の歩道走行が犯罪であるのと同じく、アスベストは建設現場で働く方だけではなくその前を通る我々にも危険があるのだ。
●No.5907/9.1


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