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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2018年4月分
「サバジェンヌ。」
こと池田陽子氏の名を初めて知る(先日の『GOLD RUSH』)。「全さば連(全日本さば連合会)」の外交担当の名称らしい。サバ料理専用の日本酒など“サバ文化”が広がるが、薬膳的にサバは美白効果があり、親父の定食だったサバも最近は女子の人気が高いとか。
●No.5783/4.30

「世界初の英語版百人一首カルタ大。」
が昨年1月に駐日米国大使公邸で催されたと先日の「日本経済新聞」朝刊。発起人はC・ケネディ前駐日米国大使だが運営は翻訳家のP・マクミラン氏で、氏はD・キーン氏の肝煎で百人一首の英訳も出版した。世界大会の構想もあるらしいが改めて日本文化の深遠を知る。
●No.5782/4.29

「昭和リバイバル。」
のテーマで「虎姫一座」を紹介した先日の「あさイチ」。若い女性ファンの「1回聴いたら耳に残る、中毒になる」という感想の原因は何なのか。昭和歌謡の方が“歌詞”を大事にしているのは一因だが、むしろいまリリースされる楽曲の歌詞の方が遙かに単純とも言える。
●No.5781/4.28

「BBC.」
は「British Broadcasting Corporation=英国放送協会」の略だが「聞き流しで英語が身につく」スーパーラーニングにお金を出すのは嫌なのでBBCを聞き流す。「英語の後に日本語」は流れないが、いつか「話していたんです!」となる?
●No.5780/4.27

「Chief Emoji Officer.」
とはフランスの石油大手トタルのP・プヤンネCEOの別称(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。経営情報を絵文字のツイッターで発信するためCEOのEがExecutivでなくEmojiになる。R・フェデラーのある日のつぶやきは40以上の絵文字だけだったとか。
●No.5779/4.26

「ハンバーガーやステーキ好きの
 60代が増える。」
と博報堂生活総合研究所が予測(先日の『日本経済新聞』朝刊)。総務省家計調査では昨年までの10年間に肉類の1か月当たり支出が19%増加した。また肉類に合うワインが同37%増、パンも同10%増に。対して米は24%減、魚は15%減と和食の凋落は明らか。
●No.5778/4.25

「コタール症候群。」
の患者は「私は既に死んでいる」と「北斗の拳」の決め台詞にも似た言葉を本当につぶやくという(先日の『日本経済新聞』朝刊)。意識的自覚に関わる神経細胞の代謝が著しく低下し、いわば脳内の私へのアクセスに失敗した状態とか。現代の何がそれを起こすのだろう。
●No.5777/4.24

「国道のそばにあった日常は、
 内陸に遠ざかっていった。」
と先日の「ドキュメント72hours」。国道45号沿いの店舗は国道がかさ上げされ内陸に移るため移転せざるを得ない。しかし東北地域が内陸移転するなら関東・東海地域の海岸沿いも改造が必要なはずだ。安倍内閣は列島の防災対策は不完全だと伝えるべきなのだ。
●No.5776/4.23

「横断歩道で9割の車は止まらない。」
と日本自動車連盟の調査(先日の『おはよう日本』)。昨年は信号機のない横断歩道で事故が3,897件あったとが、英国・豪州では歩行者が横断歩道脇に立ち始めるとすぐに止まるとか。だから外国人旅行者の多くが危険な経験をするという見過ごせない日本の悪臭だ。
●No.5775/4.22

「品性の悪い人はごめんだわ。
 品行は直せても、品性は直らないもの。」
という小津安二郎監督「小早川家の秋」で原節子が言う台詞を、そのまま麻生財務相と財務省にぶつけた先日の「日本経済新聞」朝刊。麻生大臣の任命責任が問われるが今回はその後の対応を含め大臣の資質が問われている。結局は庶民とは違う道を生きてきた人と思った。
●No.5774/4.21

「タコはもともとイカだった。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。江戸時代まで関西圏で和凧は「いか」「いかのぼり」と呼ばれた。江戸に凧が伝わった際に江戸っ子が本来の「たこ」ではなく「いか」と呼んだのが始まりとは面白い。そして唱歌「お正月」が全国に知られ「たこ」の名が広まったと言う。
●No.5773/4.20

「近居。」
とは親の住居近くに住むことだが「現在は高度成長時代に上京した“大都市移民”二世が親の核家族向け住居に同居できず近居に」と佐藤信・東京大学先端科学技術研究センター助教(昨日の『TIME LINE』)。言われずとも分かる分析で近居と同居も混乱していた。
●No.5772/4.19

「人口減少下の雇用二極化。」
と先日の『日本経済新聞』朝刊。建設や介護など極端な人手不足の業種と、事務的職業などOA化とAIの進化で人員過剰になる業種に分かれると指摘。また過剰業種から不足業種への人材移動は困難とも指摘。この問題の解決策はない。皿洗いスタッフの不足は知ってる?
●No.5771/4.18

「本屋ゼロ。」
の市町村・行政区が全体の2割を占めると昨日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。「駅」単位で言えば地元・神奈川でさえ周辺に本屋がない駅はある。そんななか本欄は福島県南相馬市「小高」駅近くに柳美里氏が建てた書店を紹介。書店の楽しさはインターネットにはない。
●No.5770/4.17

「バイオメカニクスによる
 ケニア人選手のランニングフォーム解析。」
について解説した先日の「日本経済新聞」朝刊。「脚を後方に大きくスイングし折りたたんで前に振り出し、接地後すぐ膝から下を前傾させる」がその基本技術だ。ケニア人との差は肉体的な要因かと思っていたが、技術的な差であれば技術を磨けば追いつけるではないか。
●No.5769/4.16

「高齢者の就業促進。」
を訴えた先日の「日本経済新聞」朝刊。総務省「労働力調査」では12年から5年間で55歳以上就業者が140万人増え全増加数の56%に相当とか。しかし企業が無理に定年後の雇用の場を提供すると指摘。「高齢者に相応しい場が得られない」と書くが対策は皆無だ。
●No.5768/4.15

「1億トン。」
に増加した世界の漁獲量のなかで、特定の魚を取り上げて不漁を嘆くより多様な魚を食べる生活を、と東京大学大気海洋研究所生物海洋学分野の木村伸吾氏(昨日の『マイあさラジオ』)。もちろんその根底には“残さず食べる”という命を食している側の気構えが必要だ。
●No.5767/4.14

「オトナ女子。」
という言葉を「更年期アイメイク」の対象者に使った先日の「あさイチ」。20歳になれば「大人」なのに、一般的に45〜55歳と言われる更年期世代を「オトナ」と呼ぶ違和感が強烈だ。百歩譲り広告表現であれば通るかもしれないが、情報番組の性格を誤解している。
●No.5766/4.13

「記憶によればない。」
という安倍議員の答弁に「『記憶によればない』が流行っているんですかね」と玉木議員(昨日の『国会中継』)。柳瀬元首相秘書官の「私の記憶の限りではない」を念頭に置いた発言だが「記憶には漏れがある」と暗に言ったのも同じだ。その先がたとえ行き止まりでも。
●No.5765/4.12

「小指。」
からバッグを握れば丸の内のOL、親指で持つと新橋のサラリーマン、という某トレーナーの言葉を紹介した千代里氏(『メトロポリターナ』4月号)。「小指を動かすと女性らしい自然な品を生む」という歌舞伎役者の声も。リュックで手ぶらはどちらでもなく不安定だ。
●No.5764/4.11

「鉄腕アトム。」
の声優として1963年1月1日の放送開始から2003年の4月6日、アトムの誕生日前日まで活躍した清水マリ氏が出演(本日の『ラジオ深夜便〜深夜便アーカイブス』)。「2年間は子供を作らないで」と言われたが出産前後で計8回休んだなどの逸話が面白かった。 
●No.5763/4.10

「たるみ燐寸(マッチ)博物館。」
なる施設が神戸市垂水区にある(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「嫌煙の風潮が強まるなどして広告マッチが作られなくなった」とあるが、確かに過去何となく収集していた私も意識しなくなった。小さな額に入れているのは「絵画のように飾って」という館長の思いだ。
●No.5762/4.9

「Fの魚。」
とは能登半島の魚文化を12年間、発信するフリーペーパー(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「F」の名は、FishとFに似た能登半島の形から来ている。石川県の石川印刷が手がけるが4年連続「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」受賞。最新号の表紙はニギスだ。
●No.5761/4.8

「SNSを駆使するチームパシュート型。」
が産労総合研究所による今年の新入社員のタイプ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「少数の仲間同士でSNSを使って協力しスピーディに内定のゴールを目指した」らしいがタイプの説明でなく汎用性がない。エン・ジャパンの「出る杭になりたがらない」の方が分かる。
●No.5760/4.7

「最近の高齢者は。」
という題で埼玉県の高校生が投稿(先日の『読売新聞』気流)。電車内で泣きやまない乳児の母親に「早く泣きやませろ」「次の駅で降りろ」と複数の高齢者が言っていたとか。この種の声は多く、若者が変化するのに比例し高齢者も変化する。若者に助けられた話も多い。
●No.5759/4.6

「30年後には仕事もかなりの部分が
 人工知能に置き換わる。」
と入社式で孫正義・ソフトバンクグループ会長兼社長(先日の『日本経済新聞』朝刊)。店舗を構えるある業態の社長は、取材で「窓口業務はロボットに置き換わる」と言った後「ショックだから社員には言えない」と一言。しかし現在の人手不足を前に必須の流れだろう。 
●No.5758/4.5

「鉄鋼関税引き上げの適用除外。」
を求める日本政府に「自由貿易の否定を認めることだ」と山下一仁・キャノングローバル戦略研究所研究主幹(先日の『TIME LINE』)。自由貿易の否定は世界貿易の縮小にさえつながる。しかし、もみ手ですり寄る姿が浮かぶ安倍議員にトランプを諭す気概はない。
●No.5757/4.4

「数字は得意?」
と先輩が新入社員に訊ねるよくある光景に出合う。文系でこの種の質問をされて「はい」と言えるのは資格があるか記憶力に優れるかだろう。私も「いいえ」と答えるが方程式はよく使う。あとは四則計算が正確で数字の記憶力がよければ社会で数字に強いと言えるのでは。
●No.5756/4.3

「あなたをつかまえて
 泳いじゃうんですよ。」
と松本隆氏作詞の「小麦色のマーメイド」の歌詞を取り上げ魅力を語ったイラストレーターのたなかみさき氏(昨日の『UR LIFESTYLE COLLEGE』)。イラストの発想の源は“松本隆”とか。若い世代に注目される歌謡曲人気の底には詞の言葉の威力がある。
●No.5755/4.2

「ビニール袋の音。」
について林真理子氏(『週刊文春』4月5日号)。歌舞伎座で「ビニール袋の音に十分ご注意ください」と放送するように気になる人は多いはずだ。幕が上がって煎餅の袋を開く音に氏は辟易とするが「食べながら観たいのだ」と解釈。私も電車で袋をたたむ音が気になる。
●No.5754/4.1


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