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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2018年1月分
「仕事に主体的に取り組む人。」
の日本での割合は6%で139か国中132位(ギャラップ調査/先日の『日本経済新聞』朝刊)。「仕事で自分の意見が考慮されていると感じる」「過去1年間に仕事を通じて学び成長する機会をもった」などの質問に「はい」と言える人の割合が世界最低ランクなのだ。
●No.5694/1.31

「東京23区の大学定員抑制。」
について「なぜ学生に選ばれない(地方の)大学を守ろうとする露骨な保護主義がまかり通るのか」と先日の「日本経済新聞」朝刊/大機小機。地方・大都市圏を問わず大学林立により定員割れとなった大学を救済する措置は、他業界との比較のうえでは全く理解できない。
●No.5693/1.30

「VAN世代。」
とは石津謙介氏のヴァンヂャケットを60〜70年代の青春時代に愛用した世代(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。この世代が大量に定年を迎える時代となり“アメカジ”熱が再燃する可能性に言及した。時代はファストファッションに飽きてきたとか、それは歓迎したい。
●No.5692/1.29

「冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず。」
という冬を愛でた「枕草子」の一節と比べ「そんな余裕はとても持てない」と記した昨日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。あたかも平安時代はのどかと言いたげだが、エアコンも断熱材も機能性衣料もカイロもない当時の寒さは想像を絶する。寒さに大袈裟過ぎる気がする。
●No.5691/1.28

「エックスキースコア。」
なる米国国家安全保障局(NSA)の監視システムついて小笠原みどり氏(『生活と自治』1月号)。例えば「政府、打倒」と入力すれば該当メールを特定できる点でE・スノーデン氏は「スパイのグーグル」と呼んだ。怖っ。特定秘密保護法の裏にこの悪用が危惧される。
●No.5690/1.27

「性嗜好障害。」
性的欲求を抑えきれず制御不能になるこの病を報じた本日の「おはよう日本」。日本人女性が、中学生時に日本で遭った痴漢被害の模様を記しパリで出版した書籍「TCHIKAN」との関わりで言及した。犯罪の度に知らなかった病理を知るのは医学の進歩でもあるのか。
●No.5689/1.26

「天網工程。」
というAIやインターネットを駆使した中国の監視システムを記した本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。14億人の身分証と2千万台の街頭カメラで個人識別した犯罪摘発や買物履歴を通して日常も監視。いつかどこかで見たような恐怖のSFの世界が現実化しつつある。
●No.5688/1.25

「復活する米国経済。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。トランプの大減税とインフラ・エネルギー投資で景気浮上、ドル高是正と対米投資促進などで貿易赤字を減らし、規制緩和でやる気を、雇用拡大で成長を取り戻す。現に米国は好景気に沸く。中長期的弊害はあるはずだが、無視はできない。
●No.5687/1.24

「もし人生が100歳で終わるなら4分の1。」
と25歳になった吉岡里帆氏(先日の『UR LIFESTYLE COLLEGE』)。この言葉に絵空事の響きはない。2045年には平均寿命が100歳に達すると予測されるなかで、「人生60年」と言われた時代とは大きく異なる時代の変化を彼女の一言から感じだ。
●No.5686/1.23

「寒い朝。」
という吉田正作曲の歌を紹介した昨日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。「北風吹きぬく寒い朝も♪」で始まる吉永小百合氏の歌だ。いま一年で最も寒い「大寒」にあるが、「春隣」とはその先の「立春」を迎える直前を指すとか。今週はシーズン最強の寒気団が日本列島へ。
●No.5685/1.22

「何で太るのか。」
が重要と先日の「あさイチ」。脂質や糖質、生活習慣などのタイプを説明したが、特別なツールを使わなくても朝と夜、体重を測れば分かる。私は個人的に実践し“昼食の過食と脂質で太る”という傾向を避け学生時代の体重を維持。寝る前に食べても太らない人間はいる。
●No.5684/1.21

「しいたけさん。」
が先日の「これから、何する?」に登場。書店で「しいたけ占い」を見て不思議に思ったがインドで“オーラを読む技術”を学んだ低音が魅力の男性だった。「しいたけが嫌いでちらし寿司などで拾い出す作業をしていたが止めて好きになろう」と決めたのが名の由来とか。
●No.5683/1.20

「EMS。」
とは「Electronics Manufacturing Service=電子機器受託製造サービス」の略。人手不足が顕著な中国のスマホやサーバ関連機器でこの業種のロボット需要が高まり、日本の産業用ロボット市場を牽引する(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。
●No.5682/1.19

「時給を高めても人手が集まりにくい。」
と某外食企業担当者(先日の『日本経済新聞』朝刊)。一方で消費者の節約志向は根強く「値上げは消費者の実態を無視」と堀埜・サイゼリア社長。消費が高まらないのも、企業の内部留保が増えている理由も将来への不安だ、安倍さんはよくも好景気と胸を張れたものだ。
●No.5681/1.18

「文明開化。」
を「civilization」の訳語とした福沢諭吉は「旧来の日本や東アジアの思想伝統の中に西洋思想と共通する要素があると気づき儒学の語を使った」と苅部直・東大教授(先日の『日本経済新聞』朝刊)。それが現代にも通じると説くが、対立は共存に向かうか。
●No.5680/1.17

「Dカフェ。」
の「D」は認知症の英語「dementia」のDで「認知症カフェ」を指す(本日の『あさイチ』)。東京都町田市では行政と市民が協力しスタバなど街中のカフェを認知症の方が訪れ積極的に会話を交わす。もちろんよい試みと思うが、病の進行を防ぐ薬の開発を待つ。
●No.5679/1.16

「『どんな政治家になるんですか?』
 と訊いても答えられない人が多い。」
新宿・歌舞伎町で働く女性達の営業写真が口コミで広がり、閣僚経験者から地方議員、首長まで撮影に訪れるという伊藤弘氏の言葉(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。来年の統一地方選候補者の話で誠に情けない。米国のポスターに写真はなくスローガンが重視されるとか。
●No.5678/1.15

「経済政策パッケージ。」
は「持続的な経済成長を成し遂げるための鍵」と内閣府が発表したが「誤った方向」と先日の「日本経済新聞」朝刊/大機小機。幼児教育無償化より保育園を拡充すべきで、生産性革命は消費に結び付かないと批判した。確かに中長期施策なら頷けるがそうは言っていない。
●No.5677/1.14

「アマゾンジャパンの売上高。」
は16年に1兆円を超え昨年は百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングスと同水準になった可能性ありと昨日の「日本経済新聞」朝刊。リアルからバーチャルへの店舗の重点移動も急で今後はアマゾンの牙城のネット上の競争が激しくなるはず。一方リアルは希少化する?
●No.5676/1.13

「(従業員を)悪い子供のように扱う。」
と働き方改革に血道を上げる日本企業を皮肉ったジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングの創設者、ロッシェル・カップ氏(昨日の『TIME LINE』)。効率化すべきなのにルールを増やし、「スタンプラリーのような」稟議書を放置する文化は変わるか。
●No.5675/1.12

「マンドラゴラ。」
は「ハリーポッター」にも登場する花で、引き抜くと叫び声を上げ聞くと死ぬという伝説があるが、「淡路ファームパーク イングランドの丘」で開花した(本日の『これから、何する?』)。小松菜に似て花は紫色で可愛いと言うが、植え替え時に耳栓をしたのが可笑しい。
●No.5674/1.11

「2020年の教育改革。」
を取り上げた本日の「あさイチ」。しかし00年の「総合的な学習」の「自ら学び自ら考える」に似た「考える力を育てる」を使い、教科書不要で知識は検索すればよいと言うが自由に選ぶ検索で網羅的な教科書の学びが担保できるのかは説明されておらず矛盾満載だった。
●No.5673/1.10

「specter.」
は「お化け・妖怪」の意味で、有名な「共産党宣言」冒頭の「妖怪」という言葉もspecterと英訳されている(先日の『日本経済新聞』朝刊)。007シリーズでは悪の組織名だが新年にCPUの脆弱性にも使われた。ネットワーク社会を考えれば妖怪以上の恐怖だ。
●No.5672/1.9

「疎開先。」
という言葉を自然に倍賞千恵子氏が口にする現在(昨日の『NHK短歌』)。76歳と言えばいまは若いが、それでも敗戦時に4歳だった彼女の記憶には空襲を逃れて暮らした記憶がわずかに残る。私の父母を含め戦争経験者はまだ日常に普通にいるという思いを強くした。
●No.5671/1.8

「ダブチを超えろ!」
は日本マクドナルドが5日に催した商品発表会のキャッチフレーズ(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。昨年、ビッグマックを抜いて人気1位に躍り出たダブルチーズバーガーを超えろ、という意味で、出店再開により好調だった前年を超える至上命題が突き付けられている。
●No.5670/1.7

「地域包括支援センター。」
ワーク&ケアバランス研究所主宰の和氣美枝氏がセミナーで復唱させる介護支援機関の名だ(昨日の『ニュースウオッチ9』)。介護に悩む多くの人が基本的なこの機関すら知らない、という現実がある。介護離職は年約10万人。目標は“介護をしながら働ける社会”だ。
●No.5669/1.6

「翻訳というものは、
 経年劣化からは逃れられない。」
と村上春樹氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。氏の感覚では「おおよそ半世紀を目安としてボキャブラリーや文章感覚のようなものにだんだんほころびが見え始めてくる」。「風の歌を聴け」から41年、小説の文体はどう捉えればよいか。確かに背景の文化は変わるが。
●No.5668/1.5

「初球から行かなくちゃ。」
とWBCの際に小林誠司捕手に助言したら好結果を生んだと権藤博氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。下位打者に厳しい配給はしないから積極打法の方がよく待てば追い込み易くなるだけとか。「丁寧に粘れ」と言う最近の野球が試合時間を以前より長くしていると喝破。
●No.5667/1.4

「昇格した長崎と逃した大分の差は、
 高田社長と我々の経営力の差。」
とJ2大分の神村昌志・経営改革室長兼営業推進本部長(本日の『日本経済新聞』朝刊)。その大分も今月、東京事務所を開設し法人営業を推進、大分県人のネットワーク化を進める。地元以外の窓口は異例だが「価値はホームタウンに提供」と言う。この動きは広がるか。
●No.5666/1.3

「福を呼びたい欲。」
が今は強いが日本の風習は邪気を払い整えるものと「サルース」(1月号)。すす払いと門松は災いを払い心身を整える意があり「厄」年は地域の「役」に適うよう精進する機会とか。節分は祈る日で恵方巻の日ではない。パワースポットには強欲が満ちると聞くがご用心。
●No.5665/1.2

「順風の年こそ課題を片付けよう。」
と政権寄りの「日本経済新聞」元旦社説。「資産価格が上昇し企業収益が拡大」と言うが庶民の実感はない。「国内政治は波風の少ない年」どころか森加計問題は未解決で籠池夫妻の拘留は人権問題、「65歳以上の労働力も高まって」と言うが高齢者の職場は限定される。
●No.5664/1.1


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