プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
18年間にわたるバックナンバーはこちらから

2017年4月分
「皆さんに見させていただきたい。」
とサンボマスターの山口隆氏(昨日の『RADIO DONUTS』)。何にでも「させていただきたい」を付ける“いただきたい病”がここまで来たが、崩壊はどこまで進むのか。「見ていただきたい」でもいいが、「お見せしたい」の方は、もう日本語から消えつつある。
●No.5418/4.30

「2018年度までの期間を
 中心に景気の拡大が続く。」
と27日の日銀「経済・物価情勢の展望」。「そう聞いても景気が良いという実感がない」と本日の「日本経済新聞」朝刊。昨年の名目GDPが20年前の97年と殆ど変わらないばかりか、名目賃金はバブル崩壊以降、30年近くほぼ横ばいだ。数字が一人歩きしている。
●No.5417/4.29

「塩かタレか。」
という焼き鳥の究極の選び方を紹介した先日の「“モテる”焼き鳥」。昆布と鰹のだしで煮詰めた塩をさらに弱火で12時間煎り計4日間かけるという専門店の製法に感服。ここまでしなくとも私は「塩派」。素材の味が分かるし、手が汚れない。タレの旨みも捨て難いが。
●No.5416/4.28

「クロスチェック。」
は元はIT用語だがフェイクニュースを検閲する欧州のWEBサイト名でもある。しかし嘘の情報を発信する行為を「様々な角度からの情報が必要」と嘯く男に愕然(昨夜の『クローズアップ現代+』)。移民を否定する情報を流さないマスコミ不信があるが、嘘は罪悪だ。
●No.5415/4.27

「SHIBUYA CAST.」
が28日に開館するが本日の「シンクロのシティ」では五輪のある20年にかけての渋谷駅周辺再開発に言及。19年には47階の「渋谷駅街区・東棟」が建ち、把握していた渋谷の街は記憶の中に葬られる。昨年の「Hanako FOR MEN」で特集と知り早速、購入。
●No.5414/4.26

「肉。」
がテーマのGWイベントは一体いくつあるのだろうか。お台場では肉フェス史上最大規模と豪語する「肉フェスTOKYO 2017 WONDERLAND」が、渋谷・東急東横店では「肉グルメ博」、茨城では「水戸肉メシバトin千波湖」。まだ徹底的に検索していない。
●No.5413/4.25

「ヴァイアナ。」
とはフランス版「モアナと伝説の海」の主人公の名。「Vaiana : La Legende du bout du monde」の「Vaiana」の読み方は英語の「V」とは違うとフランス人の姪。欧州で売られるオーデコロンが「モアナ」を商標登録していたのが理由とか。
●No.5412/4.24

「カフェ文化。」
を「メトロミニッツ」(5月号)が考察している。現代の“カフェ”につながる個性的な軽食や内装の飲食店の登場は2000年頃という記述が多く見られるが、本誌は94年の鎌倉「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」、さらにその原点に札幌「和田珈琲店」を挙げた。
●No.5411/4.23

「動物農場。」
は45年にJ・オーウェルが著し99年に映画化、08年にジブリ美術館提供で再公開された。先日の「TIME LINE」では一党独裁を考えるべき作品として紹介。支配する豚に麻痺し甘んじて従順になり悲惨になる豚に「声をあげよ」と翻訳者。まるで現在の日本だ。
●No.5410/4.22

「〜の方。」
「(大学で)首席の方を取った」と妹を紹介した双子ソプラノデュオ・山田姉妹の華に「首席だよ」と突っ込みを入れた麗(先日の『ディア・フレンズ』)。「〜の方」の多用が目立つが、多くの会話でこのような違和感があるのでは。ただその違和感がなくなる日が怖い。
●No.5409/4.21

「ゼルビア×キッチン。」
という町田ゼルビアの施設が「夕方練習の後、いかに速やかに食事をとらせるかに腐心する」Jリーグの育成組織共通の課題への対応策として昨日の「日本経済新聞」朝刊で紹介。食事代無償化に向けて年間24万円でスポンサー募集中だが、Jリーグの精神に適っている。
●No.5408/4.20

「自転車の総合的な活用推進計画。」
を来夏までに国土交通省が作成と昨日の「日本経済新聞」朝刊。歩行者と自転車の事故が横ばいで推移する状況下で自転車専用道路等を整備とあるが、問題は周知徹底できるかなのだ。自転車で走れる歩道では“徐行”と定められているのに爆走する自転車に伝えてほしい。
●No.5407/4.19

「一緒にいてもスマホ。」
というS・タークル著の書籍を紹介した先日の「日本経済新聞」朝刊。米国の大学生の共感能力が20年間で40%低下した原因は対面会話の欠如と指摘。仕事でも対面会話の減少は著しいが、何より書名通り、対面しながらスマホを見る夫婦・恋人・親子の多さが怖しい。
●No.5406/4.18

「不満を持っていると思われたくない。」
という日本人の意識が社会への満足度66%(内閣府調査)の一因と小田嶋隆氏(先日の『TIME LINE』)。「夢がないから現状でよしとする」という某教授の説も悲しいが「不満を持つのは心が狭い」という思考は理解不能。日本人茹でガエル説が正統性を帯びる。
●No.5405/4.17

「働き方改革のパラドクス。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊。「短時間で効率よく働いた人に報いる賃金体系を確立できるのか」という問題より、残業が悪者扱いされるなか、残業代を見越して立てられた人々の生活設計はどうなるのかが深刻だ。残業代が減ると消費意欲が失せると日経ビジネス調査。
●No.5404/4.16

「あと何人シリア人が亡くなれば
 戦争が終わるのか。」
なるシリア在住の友人の言葉を紹介した安田菜津紀氏(先日の『JAM THE WORLD』)。米国によるシリアへのミサイル攻撃で「市民の犠牲者は殆ど報道されなかった」と批判。確かに日本のマスコミは「トランプもやるな」的な安閑とした反応が多く許せなかった。
●No.5403/4.15

「築地魚河岸通信。」
とは、築地市場移転後もその賑わいを継承するため中央区が設置した小売店(仲卸が経営)約60軒による生鮮市場の情報誌。豊洲がもめ続けるなかで元祖は“プロと一般客に親しまれる食のまち築地”の復活に向けて着実に実績を重ねる。豊洲のイメージは汚れたままだ。
●No.5402/4.14

「専門職大学。」
は実践的な職業教育を行う高等教育機関として文科省が検討している大学だが、「実社会で文系の評価が低い。(これを作れば)大学と実務界の交流が容易になる」と本日の「日本経済新聞」朝刊。大学を実務の訓練機関にしたら天下国家や人間を語り合う機会は失われる。
●No.5401/4.13

「奈良・中宮寺『木造菩薩半跏像』。」
の面立ちを先日、引退表明した浅田真央選手と比べた本日の「日本経済新聞」朝刊。右手の指を頬にあてる仕草に、中学の修学旅行で私も魅せられた。聖徳太子の生母がモデルとか。スフィンクス、モナリザと並び「世界の三つの微笑像」と呼ばれているとは知らなかった。
●No.5400/4.12

「直接話す機会がなくなる。」
自宅でペッパー君と暮らすようになったら、お礼の電話もペッパー君に頼むから、直接話すことはなくなる、とマンボウやしろ氏(先日の『Skyrocket Company』)。メールのみで終わる仕事も増えたが、メールと電話を適宜、使う方との仕事は気持ちいい。
●No.5399/4.11

「増える低体温。」
と西日本新聞社の佐藤弘氏(『生活と自治』4月号)。元女子高教諭の友人の話として「40人クラスの半数が低体温で毎日の便通は5人」と記述。年々下がる傾向の子供の体温は免疫力も臓器の機能も弱める。原因は冷暖房、朝食抜き、過度のストレス等で回避は難しい。
●No.5398/4.10

「米ロ関係は最悪。」
とマスコミが踊るほど裏で手を握るトランプとプーチンの冷笑が浮かぶ。大統領選の際、クリントン前国務長官の選挙活動を妨害しトランプの米国大統領就任を支援する狙いでロシアがサイバー攻撃を行ったと結論付けた報告書は何だったのか。全て演技のような気がする。
●No.5397/4.9

「今年が昭和92年だって知ってた?」
と昨日の花見で40代後半の女性。1926年の元年から数えると92年目に当たる。そして「天皇退位で元号が変わったら、昭和生まれは明治生まれみたいに扱われそう」と嘆いた。「昭和」という時代があまりにレトロ化されたが故に、確かにかつての明治の印象かも。
●No.5396/4.8

「広告費、ネット初の首位。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊。英国の調査会・ゼニスオプティメディアよると17年の世界市場予測でインターネット広告費は2千億ドル(約22兆円)を突破し、21年間にわたり首位に君臨してきたテレビをついに抜く。昨年、6557億の差があった日本はどうか。
●No.5395/4.7

「欧州から見ると、日本の現状は
 摩訶不思議で理解不能である。」
と「21世紀の資本」のトマ・ピケティ氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。財政赤字に関する11年の記述だが状況はより深刻になった。「政府債務残高がGDPの2倍つまり2年分に達するというのに日本では誰も心配しないように見える」と。自民党をなぜ許すのか。
●No.5394/4.6

「カンボジアから命名。」
という見出しで何かと思えばカボチャだった(『赤旗』4月2日号)。16世紀中頃にポルトガル人がカンボジアから持ち込んだため名付けられた由。品種は19世紀中頃に渡来した西洋カボチャ、ズッキーニなどのペポカボチャと合わせ3種とか。5月に植え付けされる。
●No.5393/4.5

「平年より早い。」
というフレーズがオホーツク海の流氷が沿岸から離れ船が航行可能になる「海明け」にも使われた。網走地方気象台によると発表された3月6日は平年より14日早く昨年より6日遅い。「今冬はオホーツク海側北部中心に気温が高く」と言うが温暖化は最早異常ではない。
●No.5392/4.4

「アスリート脳。」
について昨日の「日本経済新聞」朝刊。アスリートは筋肉量や心肺能力が高いだけでは活躍できない。そこで「体を動かす指示を出す能力が極めて高い」脳が重要になる。バルセロナのネイマールは1つの動作に使う経細胞が少ないので、同時にその他の動作を行えるとか。
●No.5391/4.3

「最近みんな和食に流れてるよね。」
という友人の声を紹介した林真理子氏(『週刊文春』4月6日号)。だからフレンチやイタリアンの名店の予約が取りやすくなったとか。フレンチで口説く男が少なくなったのも”日本の女子化”の象徴と喝破。食の多様化の下で和食の方が創作範囲が広いという気もする。
●No.5390/4.2

「22年2カ月ぶりの2%台。」
この完全失業率改善の要因を「ゆるやかな景気回復」と説明した昨日の東京FM。15〜64歳の生産年齢人口は22年前の95年は8,717万人で、14年の人口推計では 7,785万人、3年前で1千万近く減だ。こうした背景を加味し昨今の人手不足を考えるべき。
●No.5389/4.1


川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
川中紀行のツイッター と一部コンテンツが連動しています。
18年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD