プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
18年間にわたるバックナンバーはこちらから

2017年2月分
「トランプ氏の経済政策は、年配で
 白人で、米国生まれの人々に合わせている。」
とコロンビア大地球研究所長のJ・サックス氏(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。したがって今後、リベラルでロボットやAIに浸食される労働市場に生き、気候変動に敏感な若者世代が反トランプの核になると論じた。人種や格差が生む対立の他に年代対立が広がる米国。
●No.5358/2.28

「目立ち方を失敗しました。」
と台詞を言う演劇「走る」の稽古中の若き役者に「目・立・ち・方」と1音節ずつ区切って言い直させた挙句「君、本当の意味を探ろうとしていない」と叱咤した倉本聰氏(先日の『プロフェッショナル 仕事の流儀』)。言葉を意味でなく音として読む局アナは知るべきだ。
●No.5357/2.27

「友人代行。」
とは失恋の愚痴を言って相談する(9,720円/1.5時間)、1日、着物を着て一緒に鎌倉で遊ぶ(32,400円/5時間)などのサービスを指し、精神的な支えを求める人々に利用される(昨日の『報道STATION』)。本当の友人には言えないことも言える?
●No.5356/2.26

「審判アセッサー。」
とはJリーグの試合直後に審判団から判定の根拠などを聴取し判定に疑問があるクラブの代表者の質問に答える職種(昨日の『日本経済新聞』朝刊』)。趣旨は「審判の仕事や判定の難しさへの理解」とあるが、これを機に誤審を技術向上に結び付ける意識は持ってほしい。
●No.5355/2.25

「サード・バーガー。」
を取り上げた昨日の「シンクロのシティ」。「the 3rd Burger」に代表されるナチュラル志向が特長と言うが、第1は「ドムドム」に始まる70年代チェーン展開期だろうが、第2は?コーヒーのスタバに当たる象徴的存在がなく店舗数推移データもない。さて。
●No.5354/2.24

「オルト・ライト運動。」
は新たな白人至上運動でR・スペンサー代表は「人種差別を肯定する」と嘯く(先日の『クローズアップ現代+』)。背後にマイノリティの優遇に不満な白人層がおり55年の白人比率48%なる予測も。「白人に何かされる」と怯えるロスの黒人少女。米国の亀裂は深い。
●No.5353/2.23

「受信料を基にした豊富な資金力。」
があるNHKが米ネットフリックス作「火花」を配信する(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。昨年はNHKが国際共同制作したドキュメンタリーをネットフリックスが全世界配信。「肥大化して何でもありには、してほしくない」とフジの亀山社長。NHKに商魂は不要だ。
●No.5352/2.22

「カロリーナ・ステチェンスカ。」
ポーランドから単身、来日した彼女が女流2級になり外国人初の女流プロ棋士に(昨日の『Skyrocket Company』)。「NARUTO」の登場人物に将棋の名手がいたのが将棋との出合いとか。いつの時代もパイオニアは美しくまぶしい。異国ならなおさら。
●No.5351/2.21

「美しき青きドナウ。」
が1867年の初演奏から150年を迎えたと本日の「マイあさラジオ」。プロイセンとの戦争に敗れ経済は低迷しコレラも流行した当時のオーストリアを反映した「昔のことがよかったと嘆いて何になろう」などの歌詞が現在の不穏な欧州情勢に似ていると話題だそうだ。
●No.5350/2.20

「ミスが99%なくなる。」
という特集が載る「Associe」3月号が、立ち読みでかなり傷んでいた点に関心の高さが窺えた。冒頭の取材特集は、ミスに真正面から向き合い問題解決能力を鍛える星野リゾートのミス撲滅委員会の活動。付箋の細かな活用法にも「みんな忘れやすいんだ」と納得。
●No.5349/2.19

「タクシー、AIで先回り。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。人の動きや気象情報、タクシーの乗車実績などから30分後までの乗車需要を予測し、運転手に情報提供する。携帯電話の位置情報が人の動きの情報源だが、サッカーや野球の優勝予測もいつかするのか。選手の性格や負傷履歴も加味して。
●No.5348/2.18

「笑いの効果。」
を医学的に検証する研究を始めた近畿大学と吉本興業(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。被験者に吉本新喜劇や漫才を見てもらい表情や心拍数などを通し笑いが心の健康に与える効果を研究する。検証後は患者を対象に取り組むらしいが笑いの既存研究とどう差別化するか。
●No.5347/2.17

「古い家はそうやって残っていくのかもね。」
地域格差で老人しか残っていないポルトガルはモンサントの廃墟をリノベートし、ホテルに建て替えたジョアン氏の暮らしぶりを聞きながら関口知宏氏が言った言葉(本日の『ヨーロッパ鉄道の旅』)。若い世代が古き里を見直す気運も確かにある。大きなうねりとなれば。
●No.5346/2.16

「基礎的財政収支。」
は国債の元本返済や利子支払を除く歳出を公債発行や借入をせず税収と税外収入でどこまで調達できるかの収支だが、歳出増は物価上昇率並で潜在成長率が20年度に2%という甘い見通しでも20年度に8兆円の赤字(本日の『日本経済新聞』朝刊)。まず失政を認めよ。
●No.5345/2.15

「『ほぼ日』来月
 ジャスダック上場。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。「ほぼ日刊イトイ新聞」は、言わずと知れた糸井重里氏設立のWEBサイトで広告非掲載、様々なグッズと斬新な切り口の読み物で異彩を放つ。コピーライターとして一つのブランドを創り上げただけでも稀有なのに、上場とは頭が下がる。
●No.5344/2.14

「オートメ依存症。」
とはカット野菜やカップ味噌汁、出来合いの総菜・弁当などオートメーション化された工場で作られる加工食品に慣れて頭も体も使わなくなること(『生活と自治』16年12月号)。「食べないよりはまし」が「食べたからOK」に変わる怖ろしき妥協が生活能力を奪う。
●No.5343/2.13

「煮干しの日。」
は2月14日で全国煮干協会制定の記念日。「に(2)ぼ(棒→1)し(4)」の語呂合わせだが(本日の『サポートウェルス プラスF』)、 静岡県熱海市の「杉本鰹節商店」はこの日、税込価格214円の“バレンタイン煮干し”を企画。 カルシウムはむしろ女性にいい?
●No.5342/2.12

「やってる感。」
が安倍議員の支持率が下がらない理由と本日の「日本経済新聞」朝刊。「頑張っている人を貶めてはならない」という日本文化が背景にあると書くが、スローガンを発信し続け、外遊を続ける姿勢を国民が支持しているとする説だ。黒田日銀総裁も同じ。成果も見てほしい。
●No.5341/2.11

「偽ニュースを流しているのは政府の方だ。」
この言葉、トランプの発言のようだが違う。「政府統計資料によると純粋なウイーン市民は既に滅んだ」と語ったオーストリアの極右指導者が統計庁に否定され言った言葉だ(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。詐欺師が政党の指導者になる世界は明らかにSF小説と同じだ。
●No.5340/2.10

「3つのC。」
とは Communication(人に頼る)、Control(制御できる自信)、Cognition(自分の傾向を認知)でストレス対策に有効と精神科医の大野裕氏(先日の『マイあさラジオ』)。つまりストレスへの得手・不得手の傾向を把握するのが大切とか。
●No.5339/2.9

「海馬をまずAIで再現する。」
そして脳全体を再現できれば一人の人格が完成すると米国・カーネルの脳科学研究室を率いるR・コエーヌ氏(3日の『日本経済新聞』朝刊)。「本物の自分より10倍速く考え見聞きした事全てを記憶できる」AIの自分の開発。その先にある“永遠の生命”の怖ろしさ。
●No.5338/2.8

「お米の糖質は脂肪にならない。」
と「五つ星お米マイスター」の澁谷梨絵氏(昨日の『Blue Ocean』)。米は脳に2割使われ、水分と結合し筋肉に6割蓄えられ、残りはその他臓器に活用。ご飯と共におかずの食べ過ぎを防げば太ることはないとか。また常温だと小腸にたまりやすく腹もちがいい。
●No.5337/2.7

「自然享受権。」
なるスウェーデンの権利を先日の「ヨーロッパ鉄道の旅」で紹介。誰もが自然環境を享受できるという思想のもと「他人の庭でリンゴを採っていい」などが現実に。この国、夫が休職(給与の8割支給)して子育てし妻が働くスタイルなど、日本と文化・思想が全く異なる。
●No.5336/2.6

「文豪風。」
が人気と先日の「日本経済新聞」朝刊。「きみがカップ焼きそばを作ろうとしている事実について、僕は何も興味を持っていないし、何かを言う権利もない」という村上春樹風投稿はじめ“文豪が〇〇を書いたら”にはプロも参戦。マフラーのデザインにも採用という流行。
●No.5335/2.5

「トランプ発言による円高。」
を財政健全化に難儀する言い訳にするなと民進党の今井雅人議員(1日の『国会中継』)。第二次安倍内閣成立後の円安で税収が伸びた際“税収増”のみを誇った事と矛盾するとの指摘で、安倍議員の誇る数字は生産人口減による有効求人倍率改善はじめ成果とは言えない。
●No.5334/2.4

「alternative facts.」
スパイサー大統領報道官の就任式人数の嘘にコンウェイ大統領補佐官が言った言葉で「代替可能な事実」(先日の『TIME LINE』)。渡辺由佳里氏は「嘘を信じたい人が飲み込みやすくなるためのクリエイティブな嘘」と表現。事実でないことが事実とまかり通る世。
●No.5333/2.3

「壁いらないです。
 アメリカは橋を造った方がいいです。」
トランプによる特定国民の入国禁止措置への抗議で駐日米国大使館前に来た外国人女性が日本語でこう訴えた(昨日の『Oha!4 NEWS LIVE』)。排他的外交を目指す政党が注目される欧州諸国にも当てはまる。資本主義と民主主義の滞りが世界を悲観的にさせる。
●No.5332/2.2

「小冰(シャオアイス)。」
とは米マイクロソフト中国拠点が開発したAI(人工知能)だ(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。約8900万人がスマホの画面上で対話する内、友情や恋愛感情が生まれる。また、伴侶に先立たれた中高年向けでは「50年頃には人間とロボットが結婚する」と言われる。
●No.5331/2.1


川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
川中紀行のツイッター と一部コンテンツが連動しています。
18年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD