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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2017年1月分
「嘘慣れ。」
昨日の「日本経済新聞」朝刊/春秋は、米大統領から庶民まであからさまな嘘の情報をツイッターで発信する状況が「事実が何かなど、どうでもいいと感じ始める」現象につながる事態をこう表現し怖れた。少なくとも“不法移民による不正投票”は真偽を確かめてほしい。
●No.5330/1.31

「米国が製造業で失った約700万人の
 雇用の8割はオートメーション化による。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊。79年から15年までの36年間の話だが、トランプの脳裏には60年代の工場労働者の姿があると指摘。工場誘致に固執するが現在の米国で不足するのはスキルのある労働力とか。これが事実ならこの種のズレは彼に多くあると危惧する。
●No.5329/1.30

「遺体安置ホテル。」
が忙しいそうだ(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。すぐに火葬できない遺体を一時的に預かる施設だが、背景に死亡者数増(20年間で4割)と火葬場数減(同期間で半減)がある。これは誰にとっても深刻な事態だが、火葬場と同様、このホテルも反対運動が起きるとか。
●No.5328/1.29

「エンゲル係数。」
とは家計支出に占める食費の割合だが昨年は推計で26%を超え29年ぶりの高水準だったとか(先日の『日本経済新聞』朝刊)。食品価格の上昇、外食や調理済み食品の増加、若い世代を中心とした食の楽しみへの消費増などの原因があるとか。性欲を食欲が上回る現代。
●No.5327/1.28

「同じ空間にいても、
 生活を共有できていない。」
と障害者活動センターきょうの会の渋谷治巳氏(昨日の『おはよう日本』)。ティッシュ配りに無視され訪問販売に玄関を開けると立ち去られる事例を指すが、唖然とする。それは「障害者を否定し消し去ろうとする考え」で相模原の障害者施設の事件にもつながると語る。
●No.5326/1.27

「貸家着工 8年ぶりの高水準。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊。8年ぶりに40万戸を超える見通しだが、テレビCMも行うサブリース(一定の家賃収入を保証)会社の詐欺まがいの営業に乗せられたケースも多いはずだ。背景には貸家を建てると相続税減になる法体制があり国が促しているとも言える。
●No.5325/1.26

「プラカードを挙げたのは自民党の方。」
と蓮舫・民進党代表(昨夜の『TIME LINE』)。これに安倍議員は「民進党とは一言も言っておらず一般論だった」と答えたが、他党を批判する際に自党に言及するのは当然で、安倍さんは謝るべきであった。マナーと品性がない人間は、マナーを語ってはならない。
●No.5324/1.25

「多国籍軍に90億ドルの支援。」
を行ったのが1991年の今日。このとき「多国籍軍兵士は命をかけて戦っているのに日本は金を出すだけ」と言われたのが安保法制への契機か。そしてペルシア湾に掃海艇部隊を出動させ翌年、国連PKO協力法が成立。自民党は金銭以外の日本の貢献の道を捨てたのだ。
●No.5323/1.24

「およそ3100万人が就任式を視聴した。」
とトランプ(今朝の『NHKラジオニュース』)。それは事実だろうが就任式の観衆が少なかったのも事実だ。就任式出席者の大半は支持者だろうが、視聴には反トランプの市民がその横暴ぶりを確認する目的があったと容易に予測できる。苦しい言い訳が早くも始まった。
●No.5322/1.23

「自分たちに不公平な報道があれば、
 ニューヨーク・タイムズ紙のような
 新聞を訴えやすくする。」
そんな効果を狙い「名誉棄損に関する法律を変える」とトランプが言っている、と白熱教室のM・サンデル米ハーバード大学教授(本日の『日本経済新聞』朝刊)。この「不公平な報道」という表現は、安倍さんがテレビ局に言うのと同じだ。報道による権力監視が消える。
●No.5321/1.22

「変なホテル。」
は「ハウステンボス」に隣接し多言語対応ロボットがフロント手続きを行うなどのサービスで知られるが、運営元のHISが接客ロボ導入支援の新会社を設立(本日の『日本経済新聞』朝刊)。同ホテルはスタッフを3分の1以下に削減したが、人の就労を奪うか効率化か。
●No.5320/1.21

「アベノミクスは使わないほうがよい。」
とやっと言ってくれた先日の「日本経済新聞」朝刊。第1の矢の異次元の金融緩和は確かに実態があったが、消費者物価は下がり、2の矢の景気対策に新味なく、しかも財政は悪化。3の矢の成長戦略もまだ実現した策はないと喝破。そう、失敗云々でなく存在しないのだ。
●No.5319/1.20

「子供は寝る力が強い。」
だから不登校になると起きる義務がなくなるため午前中寝る習慣がつき睡眠のメカニズムを狂わせてさらに生活が乱れる、と遠藤拓郎・東京睡眠医学センター長(本日の『Blue Ocean』)。子供を夜の居酒屋に連れていくのはいいが脳科学からみてどうなのか疑問。
●No.5318/1.19

「A Global Britain.」
EU単一市場からの脱退を表明したテリーザ・メイ英首相の会見の場にあった文字 (本日の『NHKニュース』)。意味は知らないが「英国はEUにしがみつかず世界に出る」か。EUの理念は「世界」につながるものだと思っていたが、その世界をいま対立の空気が覆う。
●No.5317/1.18

「皮膚の表皮・真皮。」
についてはずいぶん書いたが、その割合をカステラの焦げた部分と黄色のスポンジに例えた山本一哉・総合母子保健センター愛育クリニック皮膚科部長(今朝の『マイあさラジオ』)。2mmの10分の1のさらに10分の1の薄さが角質層なのでゴシゴシ拭うのを戒めた。
●No.5316/1.17

「残業はあるんですか?」
とグラフィックデザイナーの面接で7割の学生が訊くと某広告制作会社社長。働き方改革で長時間労働の改善が問われている。少子化にも寄与するらしいが「ネタを夜、考えるのはダメ?」と芸人さんが冗談で言うように、何かを作る人には残業という概念そのものがない。
●No.5315/1.16

「モスルでのISとの戦況。」
をNHKは執拗に報じるが、そこに数多くの死者が出ている事に無自覚過ぎる(住民の安全のみ言及)。モスルの奪還云々はテロ問題の核心ではないはずだ。この街をどこまで制圧したかを日々報じるのは戦争をゲームと錯覚し始めている人々の思考を助長する害悪を伴う。
●No.5314/1.15

「母親の67.2%が大学の入学式出席。」
という全国大学生活協同組合連合会の調査を報じた本日の「日本経済新聞」朝刊。08年以降の調査では最高とか。親子関係にどのような変化があるのかは不明だが、入学式に合わせ保護者向けの就職状況説明会を実施する背景に、親に芽生える“将来への不安”を感じた。
●No.5313/1.14

「インターバル制。」
とは、従業員が退出後、翌日の出社まで一定時間(EUでは11時間)を空け休息をとらせる制度(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。働き方改革の号令のもと従業員の“社外”時間に関心が集まる。それを批判はしないないが「働く」ことをネガティブに考えるのは誤りだ。
●No.5312/1.13

「トランプは劇薬。」
と本日の「TIME LINE」。昨今の報道を見ているとトランプ大統領誕生を面白がっている節があるが、これまでの言動の通りなら地球社会は許すことができない米国大統領のはずだ。ちなみに劇薬は致死量が決められている。ならば、大統領の座も期間限定でと願う。
●No.5311/1.12

「スケジュール管理も
 紙の手帳でしている。」
と述べた「手紙手帖」の著者、木村衣有子氏(『サルース』1月号)。手紙の特集での言葉だが、あえて言うほど“紙の手帳”で管理する割合は減っているのだろうか。私も紙で管理するが、それは手書きの時間をこれ以上減らす事が書く仕事をする者として疑問だからだ。
●No.5310/1.11

「長時間労働是正。」
を上場企業の7割が働き方改革の最優先課題に挙げたと本日の「日本経済新聞」朝刊。生産性を上げずに時間短縮したら収益は減るという指摘もその通りだが、それをどう解決するかは霧の中だ。会議での無駄な沈黙や主題と無関係の議論は止めてほしいが、さてどうする?
●No.5309/1.10

「子供の頃からずっと大切にしていたもの。」
伊集院静氏によるサントリー恒例の成人の日の新聞広告は、これが「君の個性だ」と綴る。そして「自分一人が良ければいい生き方はダメなんだ」と目標を説いた。氏の理屈からしても地球社会がいま真理とは逆方向に動いていることは確かだ。それは無論、負の力となる。
●No.5308/1.9

「笑う門には健康来る。」
と題し医学的に笑いの効能を説いた「日本経済新聞」本日朝刊。殆ど笑わない人は、ほぼ毎日笑う人に比べ「健康状態がよくない」が1.54倍、脳卒中が1.6倍、心臓病は1.21倍、糖尿病が1.51倍高くなるという疫学調査がある。一人で笑ってもいい、笑おう!
●No.5307/1.8

「手皿。」
とは和食の際に箸でつまんだ食べ物の下に手を皿のようにして添える動作で、日本人のマナー違反で最も多いとか(昨日の『GOLD RUSH』)。箸の誤った使用では(器に渡すように置く)渡し箸が最も多いが、箸置きがなければ皿に箸先を掛けて置くのがマナーとか。
●No.5306/1.7

「アパレル『暮らし』売る。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。ストライプインターナショナルがホテル併設旗艦店、アダストリアは衣料とカフェの融合店舗を計画し“生活”を取り入れる。紳士服を含むアパレルの多様化が著しい。少子化・高齢化・節約消費のトレンドが変わらないなかで模索が続く。
●No.5305/1.6

「脱『スーツ依存』。」
と紳士服大手の新規事業を報じた本日の「日本経済新聞」朝刊。青山商事の靴修理・焼肉・しゃぶしゃぶ、AOKIの結婚式場・複合カフェ、コナカのとんかつ、はるやまの眼鏡・靴と、高齢化で10年間に3割減のスーツ市場の穴埋めに走る。多くの産業が向き合う壁だ。
●No.5304/1.5

「CtoBの時代。」
を語った佐藤康博・みずほフィナンシャルグループ社長(本日の『日本経済新聞』朝刊)。リアルからサイバーへの流れが構築されB(企業)はC(消費者)の趣味・嗜好を直接、商品に反映する事が可能になり、CがBをリードすると論じたが今やBはCを怖れてもいる。
●No.5303/1.4

「見た目が違う日本人が
 いるのを知ってほしい。」
と訴えたのは、一昨年のミス・ユニバース日本代表の宮本エリアナ氏(本日の『朝日新聞』朝刊)。陸上で五輪を目指す豊田市の高校生、ソアレス・マルコ君は日本国籍を取る理由を「僕は自分のこと、ただの日本人と思ってるんで」と言う。日本人の意味が問われている。
●No.5302/1.3

「サバラン。」
は神奈川・秦野が本店の洋菓子店「ボンフーレ」の人気ケーキ。伊勢原店で買って食べるが洋酒の香りと生クリームの甘さが溶け合ってたまらない。この名の由来が美食のバイブル「美味礼賛」を著したブリア・サバランだと「ODAKYU VOICE」12月号で知った。
●No.5301/1.2

「『当たり前』もうない。」
というヘッドラインで1面を飾った元旦の「日本経済新聞」朝刊。その理由に「速まる一方の技術の進歩」を挙げたが主役はIoTとAIか。安閑とした予測は立てられないという意識は共有したい。一方で「当たり前」を「基本」と捉えるなら、なくならせてはいけない。
●No.5300/1.1


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