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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2016年11月分
「新幹線の通路でビックリするくらい
 譲らないおじさんが多い。」
とLOVE氏(本日の『LOVE CONNECTION』)。やはり自分とは違う層が気になるのが人間か。私は新幹線の通路で譲らない20-40代の女性が気になる。こちらが譲っても、そのままの顔で通り過ぎる。この無神経さの裏返しが公共マナー欠如につながる。
●No.5271/11.30

「2020年、テレビは何を映すだろう。」
パナソニック「ビエラ」のキャッチフレーズだ。もちろん意図は分かるが、安倍内閣の暴走を許せば“テレビが映せなくなる”内容が増える恐怖が先立つ。「俺の言う事が聞けないのか」的な民主的とはとても言えない暴力的な政権を、しかし国民の6割が支持する不可解。
●No.5270/11.28

「たびレジ。」
とは、渡航学生がテロや危険に巻き込まれる事態を防ぐ目的で外務省が運用し始めた緊急連絡システム(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。緊急時にメールや電話で在外公館の連絡を受けられビジネスでも利用できる。しかし留学熱の低下はそもそもこの状況の影響もあるか。
●No.5269/11.27

「私が述べた事を理解いただけないなら
 何時間やっても同じ。」
なる強弁を安倍さんが言い放ったと知る(昨日の『JAM THE WORLD』)。これは日本語では「私の言う事に文句を言わず従え」と言うのと同じだ。「服従」を「理解」にすり替え疑問や批判を退ける。もちろんそこには、政策の議論はなく独裁があるだけだ、日本。
●No.5268/11.26

「僕はコスモポリタン(世界市民)
 だけにはなりたくない。」
と三島由紀夫が語っていたとか(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「外国語が話せても原書が読めず日本の伝統文化も知らず古典も読めなくて国際的と言えるか」と述懐したそうだが、人類を一つの市民とみなすこの思想からどんどん離れていくのが現在の地球社会の姿だ。
●No.5267/11.25

「つなみ!にげて!」
本日早朝に福島県沖で発生した地震時にNHKはこの言葉を掲げながら「すぐに逃げてください」を延々と繰り返した。この「とにかく逃げる」という教訓を東日本大震災から得た、と「日本経済新聞」昨日朝刊/春秋。そして日本は他にも“逃げる”べき天災に晒される。
●No.5266/11.24

「漁業者の平均は199万円と
 生活保護支給世帯を下回る。」
本年度版の「水産白書」の数値だ(『生活と自治』11月号)。総所得から燃油代を引くとこうなる。こうした状況の結果か、漁業者数は約17万人(12年)と10年間で7万人減った。食用魚介類のカロリーベース自給率は59%、日本の水産資源は正しく危機なのだ。
●No.5265/11.23

「マンガ盛り。」
とは、漫画で描かれるような、高く山盛りになったご飯(先日の『日本経済新聞』朝刊)。大盛りより多い超大盛りのご飯を指すが、実際にある柱の如き盛りで5〜6合あるのだとか。アニメの料理を再現するのを「アニめし」と呼ぶそうだが、マンガ盛りは、その象徴だ。
●No.5264/11.21

「北海道の飲食店は、接客については
 そもそも考えていない。」
と札幌で食事を共にした道民の友人(大阪・神奈川・千葉に居住経験あり)。前夜に入店した小樽の鶏料理の店で“まるで別れる前の彼女”のような女性スタッフと「ありがとう」の声を発しない店主の接客がショックだった私に答えたのだがネットで既に批判されていた。
●No.5263/11.20

「お父さん預かります。」
という看板が掲げられた小樽は堺町通りの昆布専門店「利尻屋みのや」。スーパーで手持無沙汰の“お父さん”は多いが、これは旦那さんに味噌汁と昆布茶を飲んでもらっている間に奥様はゆっくりお買い物を、という意味とか。私は仕事柄、妻と共に下着専門店にも入る。
●No.5262/11.18

「Anger management.」
という怒りの感情をコントロールする心理トレーニングについて阿井優子氏が解説 (昨日の『これから、何する?』)。カッと来てから6秒待つのが第一のルールで、単に6つ数えると速くなるので、100から1あるいは3を引いた数にする事で意識を逸らす工夫に納得。
●No.5261/11.17

「睡眠6時間未満が4割。」
という「国民健康・栄養調査」のデータ(正確には39.5%)を報じた昨日の「日本経済新聞」朝刊。睡眠時間を妨げる理由の1位は「仕事」で37.7%、2位は「健康状態」の14.0%で、ここにも過労の影が。睡眠不足は血管を老化させるが、私も6時間未満だ。
●No.5260/11.16

「リスクは高まると認めたうえで。」
と 駆け付け警護の閣議決定を受けて安倍内閣の姿勢を説明した今朝の「おはよう日本」。安倍議員は「永田町と比べれば遙かに危険」と言い(問題発言にならないのが本当に不思議)、稲田防衛相が「リスクは高まらない」と言った、どこにこの台詞が出てくるのだろうか。
●No.5259/11.15

「いまは何をしても悪者扱いだ。」
とパリ市内のイスラム教徒の学生(本日の『おはよう日本』)。モロッコ系住民は「イスラム教徒はテロリスト」と言われる境遇を嘆く。パリ同時多発テロ以来、昨日で1年が経ったが、このような的外れの差別は市民の多くが次のテロを怖れるパリの現実を何も変えない。
●No.5258/11.14

「真芯でとらえて本塁打性の打球を
 放ったときにも、バットが
 空を切るブンという音がしていた。」
と大谷翔平選手のバットのヘッドスピードの速さを表現した権藤博・日本代表投手コーチ(先日の『日本経済新聞』朝刊)。硬式球とバットがぶつかるときは一流打者でも振りが減速しブンという音はしないとか。ブライアントも聞こえたというが王、松井はどうだったか。
●No.5257/11.13

「逆に言えば。変な話。」
という口癖があるが、前者は相手の発言の逆の視点で言う(Ex.トランプの発言は危険ではなく逆に言えば大胆とも言える)のではなく、単に否定しているだけの場合が多い。後者は変わった話をする際ではなく、自分の意見を言う際に単に曖昧化しているケースが多い。
●No.5256/11.12

「America First.」
は息子の方のブッシュ大統領も2000年に使っていた、と寺島実郎氏(今朝の『マイあさラジオ』)。当時は世界の盟主を謳歌した米国が「我国を縛るな」という強気から出たが、今は盟主の座が危ない米国の必死さが伝わる。しかも米国復活への道筋は混沌としている。
●No.5255/11.11

「Painful divided.」
米国を二分した大統領選を受け、この言葉「痛々しい分断」が使われていると米国在住の高濱賛氏(本日の『Time Line』)。英国のEU離脱を決めた投票を含め選択基準が国の将来ではなく自分の利益なのが恐怖。しかも米国民の多くは政治を理解していないとか。
●No.5254/11.10

「世界的に高まる既存政治への怒り。」
と米国大統領選の結果を解釈した田中淳子キャスター(本日の『国際報道2016』)。だからと言って地球を危機に陥れている人種差別や宗教対立の権化のようなトランプを勝たせてよいはずがない。翻って日本は既存政治が何をしようと平身低頭。近くの某国と同じだ。
●No.5253/11.9

「シンハラ語。」
というスリランカの公用語の唯一の専門家が野口忠司氏だ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。幼い頃にスリランカの高僧から本言語で著された書物をもらって一生の仕事にしようと思い、学べる大学もない本言語を究め、現地の女性と結婚までした数奇な人生が面白かった。
●No.5252/11.8

「定番商品の磨き上げ。」
に取り組んだ結果、値上げ後も売上増を達成したモスフードサービス(本日の『日本経済新聞』朝刊)。約1年間かけて全国400カ所、9千人の従業員に改めてハンバーガーの盛り付けやチキンの揚げ方などを研修したとか。「節約志向」下でもおいしければ買う、見本。
●No.5251/11.7

「安倍さんていつも思うけど、
 嘘つきだよねあの人。」
と鳥越俊太郎氏(昨日の『大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版』)。政治家はみな嘘つき、というのは違う。最近の政治家は、普通の質問にも「仮定の事には答えられない」と言うなど慎重に断言を避ける。しかし、安倍さんは嘘をついても何ら糾弾されないから高を括る。
●No.5250/11.6

「名古屋は絶対に落ちてはいけないクラブ。」
と武智幸徳氏(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。ベルマーレの人件費6−7億に対し名古屋の20億を理由に、ポテンシャルに見合う成績を残すべきと叱咤した。未経験の監督業をいきなり小倉隆史氏に任せた方針を「フロント力がない」と認めた久米・名古屋社長、だが。
●No.5249/11.5

「鳥が泳いだ後に少し波がある。」
と隠岐の島の水辺で鳥を眺めながら火野正平氏がつぶやく(先日の『こころ旅』)。自転車で走る道端の自然に投げかける火野氏の言葉には、情景を描写する語彙、幼少時に身に付けた雑学が滲み出て出色だ。この一言も、普通のタレントなら「可愛い〜」で終わりだろう。
●No.5248/11.4

「過労死ライン。」
とは、働き過ぎで健康障害が生じ労働災害と認める際の時間外労働時間で月間80時間。過労死には常に時間的原因とパワハラ的な精神的原因がある。残業時間を減らす基本的な潮流のなかで考えられているのだろうが、時間だけでなく上下の信頼関係にも目を向けるべき。
●No.5247/11.3

「ソロ充。」
とはSNSと常につながり人間関係に過剰に気を遣う社会の裏返しで、旅行やカラオケなどにソロ(独奏・独唱)的な充実した時間を過ごす人間(先日の『TimeLine』)。「リア充」の上位概念で既婚者も含まれ安定した人間関係の上で一人を楽しむ。普通そうだ。
●No.5246/11.2

「東京にないものは希望。」
と自らの政治塾「希望の塾」に掛け開講式講演で語った小池百合子都知事(先日の『NTVニュース』)。「希望が、ゆきわたる国へ」は公明党の選挙ポスターのキャッチフレーズだが、結局いまは庶民が希望をもてない時代か。しかし現状には満足する若い世代の不思議。
●No.5245/11.1


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