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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2016年5月分
「おかわりするのはデザートでしょ。」
だから食事のデザートはdessertとsが2つ付く、と習ったとシャウラ(本日の『Ready Steady George!!』)。砂漠のdesertとよく間違われるらしい。マサチューセッツ州の人が一番間違う英単語がMassachusettsとは面白い。
●No.5118/5.30

「あの頃はみんなそうですよ。」
と、子供の頃の夢を訊ねられ「戦闘機のパイロット」と答えつつこう言った押井守氏(本日の『爆笑問題の日曜サンデー』)。彼を抜きにして、この種の表現は合いの手みたいなもので深い意味はないのだろうが「男ってそうでしょ」と同じく例外を無視する意識が嫌いだ。
●No.5117/5.29

「互産互消。」
とは地域同士が互いにない物を直接取り引きし生産・消費を刺激する試み(先日の『おはよう日本』)。静岡県は緑茶の購入量が低い北海道にお茶やフルーツなどの特産品を売り、北海道の高品質の乳製品や野菜などを静岡で販売する。掛川では豊頃町の切干大根が人気だ。
●No.5116/5.28

「〜女。〜女子。〜ガール。」
などのネーミングは、昔からその世界に興味があって地道に愉しんでいる女性たちを貶めている、と光浦靖子氏(昨日の『大竹まこと ゴールデンラジオ!』)。イベントや観光地に足を運ぶのは圧倒的に女性が多いのに、突然動き出したかのような印象も与える。正に納得。
●No.5115/5.27

「何について書かれた作品なのですか?」
蓮實重彦氏の三島賞受賞会見が話題だが、どこかの記者が言ったこの質問自体の失礼さが指摘されないのは日本語への鈍感さを示す。テーマを訊きたいなら「この作品で訴えたかったテーマは」と訊くべきで、これでは「どんな粗筋なの」という質問に取られても仕方ない。
●No.5114/5.26

「地元に残りたいと思った。」
大学進学者の49%がそう回答とリクルート進学総研調査(本日の『TIME LINE』)。地方でもそこそこ豊かな暮らしができる、自分を認めてくれる共同体がある、などが理由とか。地方に創造性が育たないと言うが、それでも地元に人が流れるのはよし、とすべき。
●No.5113/5.25

「カルチャーリゾート百貨店。」
とは120億円を投資する三越日本橋本店の改装テーマだ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。衣料品を縮小しギャラリーを広げる、などの方針を掲げる。百貨店がどこへ行こうとするのか興味深い。伊勢丹新宿店を歩くと劇場感覚を覚えるが、何らかの異空間仕様が必要か。
●No.5112/5.24

「EU離脱。」
の賛否を問う6月23日の英国での国民投票まで1ヶ月(今朝の『マイあさラジオ』)。直近調査は支持44%、離脱40%。移動の自由で難民が増え、独自政策が制限されるという離脱派の根元にある排他的思考は米国のトランプ旋風と同じでISが望む流れが止まらぬ。
●No.5111/5.23

「クラシックショコラ。」
が美味しいカフェが近所にあり、ガトーショコラとの違いを話しつつ味わう。「格式あるチョコレート菓子」が前者で「チョコレートケーキ」が後者などとネットにあり、言語の意味を追えばそうなるのだろうが、両者にはカカオ味の出し方に微妙な差がある気がするのだ。
●No.5110/5.22

「多死時代。」
について増田寛也・東京大学公共政策大学院客員教授が言及(昨日の『マイあさラジオ』)。火葬場まで不足する時代に、延命至上主義ではなく医療倫理の視点からの安楽死の議論などが必須。終末期の人工栄養も他国では否定されており、その精神面の効果も認められる。
●No.5109/5.21

「本当に結婚が必要なのか。」
とシャウラ(先日の『Ready Steady George!!』)。同日の「あさイチ」は「子供を生まない幸せ」がテーマ。比べる必要はない。結婚してもしなくても幸せはあるし、子供がいてもいなくても幸せはある。だから大切なのは他人に押し付けない事なのだ。
●No.5108/5.20

「ゆとり教育。」
という言葉を文科相が口にして見直しを語るのは初めてとか(昨日の『TIME LINE』)。教科教育の重要性に言及する、おおたとしまさ氏は、その通り。教科教育を記憶術のように見なしては教育が成立しない。そこから柔軟な発想も想像力も醸成されるのだと思う。
●No.5107/5.19

「万国平和会議。」
は1899年の今日、開かれた戦争防止に関する世界初の会議。国際紛争平和的処理条約や毒ガス使用禁止宣言などの採択が成果として挙げられるが、本会議から100年以上が経過して世界はいま最も平和から遠い時代にいる。そしてそれを戦争で解決しようとしている。
●No.5106/5.18

「形式論。」
防災対策のトップに首相が立たず、熊本地震支援の正式会議が1度しか開催されない状況を民進党2議員に質問され、その批判は形式論で現場で対応している、と返した安倍さん(本日の『国会中継』)。組織の骨格なくして現場対応も何もない。放置する現実が丸出しだ。
●No.5105/5.17

「消費税10%への引き上げ延期。」
の行方は依然として不透明だ。財務省の財政制度等審議会財政制度分科会は昨年、最終的な消費税率32%と試算している。それだけ日本の財政は破綻の危機にある。だから税の無駄遣いは許されないはずなのに、それでも繰り返される脱税、無駄。どこに望みが見えるか。
●No.5104/5.15

「琵琶とマンドリン。」
この2つの楽器は前者が日本で後者がイタリアに伝わるが、ともに古代ペルシャの楽器「バルバッド」が東と西に伝播したと本日の「日本経済新聞」朝刊「文化往来」。22日に横浜能楽堂で「楽器は東へ西へ 琵琶とマンドリン」と題した両楽器の演奏会が開催されるとか。
●No.5103/5.14

「生ハムと焼うどん。」
は互いの好物を合わせて名付けたという、この春、高校を卒業した女性2人組ユニット(昨日の『Skyrocket Company』)。ライブで寸劇を披露し、全てセルフプロデュースのオリジナリティが赤坂ブリッツでの千人動員につながる。言葉遊びの曲も面白い。
●No.5102/5.13

「静岡県菊川市。」
は3歳までいた私の故郷で、最近は常葉菊川高の選抜高校野球優勝で名を馳せたが、「NPO法人せんがまち棚田倶楽部」による20年以上もかけた棚田復活の営みを知る(今朝の『NHKマイあさラジオ』)。静岡大に棚田研究会があり学生も農作業に参加してるなんて。
●No.5101/5.12

「花筏って知ってる?」
先日の「日本縦断/こころ旅」(内山地区〜清水が湧く池)で、池に浮かぶ桜の花弁を見ながら火野正平氏がこう訊いた。この様が筏(いかだ)のように見えるかららしいが、私は相撲取りを扱った落語しか浮かばず。火野氏のこうした一言、一言もこの番組を支えている。
●No.5100/5.8

「八王子医療刑務所。」
の実態を報じた本日の「報道特集」。刑の厳罰化により長期収容者が増えた結果、塀の中で亡くなる受刑者の遺骨が増えるばかりか、介護とリハビリの手間と手術代が増加する(1名平均年500万)非合理が罷り通る。孤独死が増える娑婆に対して老後が保証される皮肉。
●No.5099/5.7

「保守。」
という言葉は、懐疑主義的な人間観から生まれたと中島岳志・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授(本日の『マイあさラジオ』)。理性を超えた伝統・歴史の英知を重視すると定義し老舗の営みに例えた。革命は理性の過信とし否定するが両者は永遠にせめぎ合う。
●No.5098/5.6

「倒叙ミステリー。」
とは犯人が隠されていないミステリーで、殺人計画が実行に移される過程が犯人を主人公に心理描写と共に描かれる(先日の『日本経済新聞』朝刊)。この景気後退の犯人は安倍晋三だというのは皆、分かっているので、知りたいのはいかに誤魔化すかを企てる彼の心理だ。
●No.5097/5.4

「避難場所。」
不足が熊本地震で問題視される。今回の地震を機に自主防災も叫ばれるが、首都圏を昼間に地震が襲うとき果たして都内の避難場所は足りるのか。交通網寸断と公的機関の被災も考えれば「国民は本当は何をすべきか」は違うのではないか。理想でなく本音を伝えてほしい。
●No.5096/5.3

「あも。」
とは、宮廷や貴族に仕えた上級女官だった「女房」の言葉で「餅」を示していたと、知人からもらった叶匠壽庵の栞で知る。そう言えば父は餅を「あんもう」と呼んでいる。滋賀の伊吹山麓の蓬で練り上げたという求肥が美味な、その名も「あも」。登録商標になっていた。
●No.5095/5.2

「あてと酒の幸福なマリアージュ。」
と先日の「あてなよる」のナレーション。「mariage」は結婚の意のフランス語だが、2つの異なる存在が調和する意や料理とソース、ワインが調和する際にも使われる。この用法が食品のコピーにも多用されている。使うならハイレベルな調和に使うべきと思うが。
●No.5094/5.1


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