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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2015年12月分
「難。」
の一字でも今年を表せると本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。100万人を超えた欧州入りの難民、海を渡る際の死者・不明者は3600人に上るとか。「来る年も多くの難局が待つ」と語るが、その難度は増す。ISを「難儀な国」と書くが、そんな甘い存在ではない。
●No.4984/12.31

「自民党は選挙がうまい。」
そこが野党と違う、と“ちきりん”氏(本日の『TimeLine)。「どうせ安保も忘れるからW選挙で勝てる」と思いあがる自民を褒めてどうする。単に国民の政権監視能力を低評価し馬鹿にしているだけじゃないか。今度こそ安倍自民の横暴に正しい評価をすべきだ。
●No.4983/12.30

「レフェットリオ。」
とは賞味期限間近の食材をスーパーから提供してもらい調理し無償で供すること(『metro min.』DEC.)。イタリア人シェフのM.ボットゥーラ氏がミラノで展開する。食の無駄はどこまでなくせるか。バイキングで食べきれない量を取る醜態は慎んでほしい。
●No.4982/12.29

「自分たちにも言論の自由がある。」
という選挙を巡る安倍議員の言葉を引用し「表現の自由の保障は社会の弱者、少数者を言論弾圧から守る狙い」と批判した砂川浩慶・立教大准教授(本日の『日本経済新聞』朝刊)。言動でも法を無視し続ける安倍議員。こうした横暴にも支持率が上がる不思議の国、日本。
●No.4981/12.28

「氷点下。」
という言葉を都内の天気予報で聞く。28日の最低気温予測だが、既に都内では水たまりの氷を知らない子供がいるのだろうか。かじかんだ手を温めながら授業を聞いた日々を現代にもとは言わないが、温かさに包まれた環境は既に子供たちの体温調節機能を狂わせている。
●No.4980/12.26

「クリぼっち。」
と一人で過ごすクリスマスを表すと昨日の「日本経済新聞」朝刊/春秋で知る。独りぼっちに掛けた造語だ。都心のホテルやレストランの予約が半年前から埋まった時代を私も生きた。なぜ日本では宗教色なしにこの日がここまで特別になったのか社会学的考察に興味あり。
●No.4979/12.25

「粉雪。」
レミオロメンのこの曲をウインターソングばかりのラジオで聴く。「こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪」と歌ったのは新沼謙治氏。私は「雪」と言えば1972年の「猫」の「雪」だ。最早、異常気象では語れなくなった暖冬のなか、ホワイトクリスマスは歌の中にしか、ない。
●No.4978/12.24

「グランピング。」
とは、Glamorous(魅力的な)Camping(キャンプ)を合わせた造語で、大自然の中でホテル並みの設備やサービスを利用しながら過ごすキャンプ。先日の「メレンゲの気持ち」では「星のや富士」を岩城滉一夫妻が案内。河口湖のレイクビューがよかった。
●No.4977/12.23

「大橋巨泉。」
という名を見つけた昨日の「六輔七転八倒九十分」。しかし腸閉塞の手術後に体力回復が追いつかず出演不能のメッセージのみ紹介された。それも世の定めと思えど人生の先輩たちが少しずつ老いていくのが悲しい。永氏の言葉の一つひとつの貴重さを思いかみしめて聴く。
●No.4976/12.22

「価値を認められれば
 低価格でなくても受け入れられる。」
と野中正人・しまむら社長(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「冬用ズボンの履き心地を改良し1千円値上げした」と言うが、それでも依然「低価格」に過ぎない。だからこの発言は当然、昨今の贅沢消費とは違う。私は高価で丈夫な服を長く着る方がリーズナブルと思う。
●No.4975/12.21

「家計支出。」
の推移を調べていて知る。2人以上世帯の1ヶ月当たり支出は2000年が317,328円で14年が291,194円(2015年度総務省統計局家計調査)。何と26,134円の減額。この間で日本は何を失ったのか得たのか。デフレか、貧困が影響しているのか。
●No.4974/12.19

「無理に渡らず、ひとやすみ。」
と相模鉄道の踏切事故防止ポスター。オフィスを自宅近くにしてから小田急線の踏切を毎日渡るようになった。踏切でいったん立ち止まり列車の通り過ぎるのを待つ時間も気分転換と思えば有意義と思う。この「ひとやすみ」の気持ち、他の場面でも上手に使いたいものだ。
●No.4973/12.18

「夫婦別姓認めない規定は合憲。」
と最高裁(昨日の『先読み!夕方ニュース』)。現在の家族の在り方、家族という枠組みへの意識、特に女性の生き方または思想を反映していない。家族制度維持への懸念が与党にあるが、姓に関係なく家族は他の要因で崩壊しつつある。安保は時代に合わせたというのに。
●No.4972/12.17

「成。」
と今年を表す自身の漢字一字を披露した羽生結弦選手(今朝の『おはよう日本』)。「成長したなというシーズン。『成』でお願いします」と語っていたが当意即妙とはこのことで、頭の回転の速さを感じた。「超」が付く一流アスリートに共通する能力のような気がする。
●No.4971/12.16

「線引き。」
が軽減税率で混乱必至。安保法制と同じく自民党お得意の矛盾が展開しそう(本日の『NHKきょうのニュース』)。テーブルや椅子のない屋台での飲食、コンビニなど「イートイン」で包装された弁当などを食べても外食でなく、自宅で食べてもケータリングは外食とは?
●No.4970/12.15

「キーパーに読まれても
 取られないボール。」
宮崎瑠依氏に理想のフリーキック(FK)を問われた横浜F・マリノスの中村俊輔選手の言葉(先日の『Jリーグタイム』)。それだけ意表を衝ければ「ボールと自分だけ考えればいい」のが理由だ。FKは「時が止まって一人だけプレーできる」という表現に改めて納得。
●No.4969/12.14

「フードファディズム。」
は食品が健康に与える影響を過剰に信じること。日本の第一人者である高橋久仁子・群馬大学名誉教授は、動植物には有害な成分も含まれると“天然・自然”の危険性を指摘し逆に添加物に害はないと宣う(先日の『NHKマイあさラジオ』)。これはこれで過剰な信仰だ。
●No.4968/12.13

「5.4倍。」
都内9月の保育士の有効求人倍率だ(先日の『NHKマイあさラジオ』)。政府の保育施設の目標達成にはさらに10万人必要らしいが高い離職率も問題視され、その原因に低い給与水準が。しかも健康面の問題を抱えた子供も多く熟練保育士が必要というジレンマが襲う。
●No.4967/12.12

「缶の中で熟すから缶熟。」
と某中堅缶詰メーカーの社長の駄洒落を“缶詰博士”の黒川勇人氏が紹介 (昨日の『かれんスタイル』)。実際に缶詰は時間と共に熟成されるらしい。しかし桐島かれん氏と「暮らしの手帖」にも携わった松浦弥太郎氏が「缶詰は非常食」と考えていた生活感のなさに驚く。
●No.4966/12.11

「それでもオトナですか?」
というキャッチフレーズで高校生が「オトナ」に向けて発信した札幌市交通事業振興公社のポスターが話題に(本日の『先読み!夕方ニュース』)。割込み乗車やヘッドホンの音漏れ、ながら歩き、大声の会話などのマナー違反を訴える。「オトナ」は広告にのみ存在する? 
●No.4965/12.10

「残飯。」
と客の食べ残しを呼んだスタッフの声に愕然とした(先日の『クロスロード』)。手打ちそば「かみやま」店主の神山永治氏が、そばに問題がないのに食べ残しがあったことを疑問視した瞬間。残飯は廃棄された食物と考えるがネットに「残飯レシピ」があってさらに愕然。
●No.4964/12.8

「産業革命から5.4度。」
世界の平均気温が上昇する可能性があると本日の『先読み! 夕方ニュース』。何の対策もしなければという条件下での数字だが、海面上昇を考えると事態は深刻だ。しかし最近は、3.11当時より明らかに省エネに鈍感。ジェットタオルの如き無駄を放置して何が危機だ。
●No.4963/12.7

「問題は起きるかもしれないが、
 断固としてやる。」
マイナンバー制度に関しそう言ったのは丹羽宇一郎氏(本日の『時事放談』)。他国では同様の制度で問題が生じているのだから誤魔化さず告げるべき。生命の危険が高まる安保法制を低リスクと言うのと同じく小手先で言い逃れできると高を括る安倍議員の姿勢が卑しい。
●No.4962/12.6

「味の現地化はしない。」
と「金ちゃんラーメン」を販売する徳島製粉(先日の『日本経済新聞』朝刊)。独自の麺文化を持つ台湾市場に乗り込むにあたってのこの決意が凄い。やや甘めであっさりとした味が現地に受け入れられるという読みだ。同社は同じ手法で「沖縄そば」の沖縄にも進出した。
●No.4961/12.5

「仕事の49%は、人工知能や
 ロボットで代替できる。」
10〜20年以内に、という条件だが野村総研の分析だ(本日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。意思疎通や独創性が必要な医師や教師、映画監督などは比率が低いらしいが、かなり高い数字。NTTドコモ「dヒッツ」テレビCMのロボットの同僚が入社する話も間近か。
●No.4960/12.4

「GRASS。」
は米国の食品基準で「一般に安全が確認された食品」として食品とは区別される(『生活と自治』12月号)。マーガリンなどだが日本では同じ食品だ。しかも植物油に水素を添加した加工油脂を日本は認めるが米国では殆ど使用禁止。日本の食の安全性は決して高くない。
●No.4959/12.2

「猫だまし。」
とは、相撲で立合いと同時に相手力士の目の前で掌を合わせて叩く技だが、先日、横綱ながらこの技を使った白鵬に、浅香山親方が「周りの力士がそこまでの余裕を与えてしまった」と嘆いた(本日の『日本経済新聞』朝刊/スポートピア)。稽古量減を許す親方も親方だ。
●No.4958/12.1


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