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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2015年11月分
「食べ残し。」
をしないように、という注意書きがあった鹿児島市のホテルの朝食バイキング。林真理子氏もバイキングで料理を山盛りに持ってきて残すご婦人たちに警鐘を鳴らしていた。食べきれない量を取って残すのは卑しさの典型で、そこに命をいただく食物を尊重する念は皆無だ。
●No.4957/11.31

「ショーチューメン。」
新橋のガード下のラーメン屋で、チャーシューメンを注文するつもりでこう言ってしまった阿川佐和子氏(本日の「日本経済新聞」朝刊/食の履歴書)。幼い頃から台所で自分のおやつを作るような家庭で外食経験が少なく、いまでも外食が苦手な阿川氏の失敗談。楽しい。
●No.4956/11.28

「大変だね。」
と沖縄の基地の話に他人事の返事を聞くたび違和感を抱く沖縄出身者の声に悲しい段差を感じる(昨日の『先読み!夕方ニュース』)。坐間キャンプを控え日々轟 音に晒される基地の町の住人として、今回の争いは今回のみの問題でなく総括として政府は臨むべきだと思う。
●No.4955/11.27

「ペンの日。」
1953年の今日、本部・ロンドンの国際ペンクラブ日本センターとして日本ペンクラブが創立された記念日(今朝の『NHKマイあさラジオ』)。日本の文筆家で構成される一般社団法人だが、過去にいくつかの政治問題で脱会が繰り返された。ペンはなお強い、と思う。
●No.4954/11.26

「働く人が15年後に
 800万人近く減る。」
と厚生労働省・雇用政策研究会(本日の『NHK今日のニュース』)。経済成長率が低い場合という条件付きだが、秋田県や青森県など8県で20%以上の働き手減少の可能性。逆に増えるのは老齢人口で、その多大なケアに人手が割けるのかという深刻な問題が横たわる。
●No.4953/11.24

「お父さんが、お亡くなりに
 なっているんですが。」
と園子温氏(昨日の『ボクらの時代』)。これは(恐らく)決してうまくいっていなかった父との関係を暗に伝える言い回しなのだが、昨今の敬語の風化(乱れではなく)状況では、こんな表現も伝わらなくなるだろう。自分の父に敬語を無思考で使うのは普通なのだから。
●No.4952/11.23

「週間天気予報の信頼度。」
を気象庁が発表している。A=適中率が明日予報並みに高い、B=適中率が4日先の予報と同程度、C=適中率が信頼度Bよりも低いと定義するが、このAでも予報が的中しない日は当然あって、二重に外れた場合はより天気予報の信頼を失わせるのではないかと危惧する。
●No.4951/11.22

「多大なる苦痛を与えた。」
と「障害分かれば」発言で謝罪した長谷川智恵子茨城県教育委員(先日の『NHKラジオニュース』)。事の是非を言うつもりはない。最近流行りの「ご迷惑とご心配」ではない謝罪だと思った。人生に影響する杭打ち偽装も「ご迷惑とご心配」で済ませる似非謝罪の世で。
●No.4950/11.21

「ゆき。」
この地唄の題名を人名の「由紀」の音に似た平板読みをしたNHKアナ(11月13日の『谷崎潤一郎没後50年 文豪に影響を与えた上方の芸能』)。「花も雪も払えば」と唄う通り「ゆき」が「雪」を指す事は明らか。内容も確かめず悪癖に任せ平板読みするという失態。
●No.4949/11.20

「モデルニスモ建築。」
とは19世紀末から20世紀初頭にアントニー・ガウディを中心として現れた建築様式。サグラダ・ファミリアを始め街角に今も数多く当時の建物が残るバルセロナの風景が圧巻だった(先日の『世界ふれあい街歩き』再)。この街に住む人々の心を覗いてみたい気がした。
●No.4948/11.19

「ビリッチ(The BERICH)。」
という名のアニメクリエイターユニットが本日の「午後のまりやーじゅ」に登場。Flashでアニメが描けると知って独学で始め、友人のカフェの宣伝アニメ「THE BROTHER」を第1号に富山弁で声優も担うなか「NHK Eテレ はりきり体育ノ介」でブレイクか。
●No.4947/11.18

「1年半先の会場さえ
 確保しにくい状況。」
と首都圏のホール・劇場不足を嘆いたサカナクションの山口一郎氏(本日の『日本経済新聞』)。1万席の会場が消えると5千席の会場を2日間使うバンドが出て不足し次に2千席の会場を2〜3日間押さえる現象になる、と指摘。規制緩和を求める芸団協の訴えが深刻だ。
●No.4946/11.17

「バタクラン劇場。」
ではパフューム、スキャンダル、きゃりーぱみゅぱみゅもコンサートを行った(昨日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。誰も言わないが人類は消滅不能の苦悩を抱え込んでしまった。なぜなら解決は恐らく憎悪でなく愛によるからだ。しかし無責任だがその術は浮かばない。
●No.4945/11.16

「辛抱。」
能町みね子氏がフランスの女性監督、ジル・クロン氏によるこのドキュメンタリー映画を紹介(本日の『スカパー!日曜シネマテーク』)。ある青年の大島部屋入りから挫折までを描くが実は彼はその後復帰し関取・旭大星として力士を続ける。知らなかった、応援したい。
●No.4944/11.15

「ジャネット・リン。」
という観葉植物を近所の花屋店頭で見つけた。この名に懐かしさを覚えるのは50代か。1972年の札幌五輪、フィギュアスケート女子シングル銅メダリストで、銀盤で見せた笑顔が人気となって「札幌の恋人」などと言われた。植物の方の正式名称にはドラセナが付く。
●No.4943/11.14

「申赤(さるあか)。」
とは申年に赤い下着を身に着けると健康に過ごせる、という言い伝え。妻と訪れたワコールの店頭で販売員さんから聞く。検索してみると同社WEBサイトは特設ページを設けて発信。下着以外のメーカーも同調の様子、と言っていたがまだトレンドにはなっていない模様。
●No.4942/11.13

「542件。」
昨年の自転車による死亡事故件数だ(本日の『NHKきょうのニュース』)。死亡事故の8件中1件に自転車が関わるとか。原則歩道通行禁止という規則を何割の自転車利用者が理解しているのか。自転車の取締を徹底し前後左右を確認して歩道を歩く現状を変えてほしい。
●No.4941/11.12

「ハイヒールが目立つピョンヤン。」
と北朝鮮の最近の印象を語り、農村部のリーダーはノルマ以上の収穫分を自由に使えるなど、市場経済を活かした施策が金正恩第一書記体制の特長、と平井 久志・立命館大学客員教授(本日の『先読み! 夕方ニュース』)。では貧富の格差拡大は嘘なのか、常に実像は不明。
●No.4940/11.11

「逝く。」
と今朝の「NHKマイあさラジオ」。今日11月10日という日は、森繁久彌(09年)、森光子(12年)、高倉健(14年)の各名優が亡くなったいわば特異日とも言える。それぞれ、まだ生きている気さえする存在感。現実はときに信じられぬ偶然を人間の目に晒す。
●No.4939/11.10

「いかのおすし。」
とは警視庁考案の標語で「知らない人について(いか)ない」、「他人の車に(の)らない」、「(お)おごえを出す」、「(す)ぐ逃げる」、「何かあったらすぐ(し)らせる」の()内文字をつなげた。こんな標語で犯罪から身を守らねばならない日本社会の怖ろしさ。
●No.4938/11.9

「都内のホール。」
の閉館に言及した昨日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。10月閉館の「渋谷公会堂」で開かれた岡村孝子氏の9月のコンサートを紹介したが、新宿コマ劇場、東京厚生年金会館、日本青年館が閉じ日比谷公会堂も改修に入るとか。先日書いた「ゆうぽうと」も同様で深刻だ。
●No.4937/11.8

「ウィリアム・シェイクスピア没後400年。」
が来年だと、本人を主人公にした宝塚・宙組公演「Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜」で知る(昨日の『TAKARAZUKA CAFE BREAK』)。名言の一つに「天は自ら行動しない者に救いの手をさしのべない」。何かをしてみたくなる。
●No.4936/11.7

「歩み寄りが必要。」
という表現を、軽減税率の対象で意見の食い違いを見せる公明党に対する自民党幹部の発言として紹介した今朝の「マイあさラジオ」。この言葉を使う側は、常に相手に歩み寄りを促す圧力を漂わせる。中・韓の首脳が使えば常に自国でなく日本に歴史問題の見直しを迫る。
●No.4935/11.6

「ドライバーへの注意喚起を徹底。」
視覚障害者の人身事故が今年、21都府県で32件発生した結果を受け、こう発表した警察庁(今朝の『おはよう日本』)。だが具体的にどう徹底するかは不明だ。免許更新時の説明では全ドライバーには伝わらない。「指導を徹底したい」も不祥事の際の常套句だが具体策は常に示されない。
●No.4934/11.5

「選択的夫婦別姓。」
に対し「私は家族同姓が好きだから」という理由を挙げるなど、反対派には「自分と違う価値観を持つ人間がとにかく許せない」という響きを感じる、と本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。正に世相を表すが「カードから何から全て変更するのが面倒だった」と妻。当然。
●No.4933/11.4

「ガストロノミー。」
を特集した本日の「J-WAVE HOLIDAY SPECIAL」。「食とファッションの境界が消える」如く食と広く文化を関連付けた発見や研究か。「美食学」は誤解を招く。3Dプリンタの食器、人工知能の料理、私は北大路魯山人が好きだがあの探求心は正にそれ。
●No.4932/11.3

「カフェー。」
とは明治期に生まれた飲食スタイルで中華や洋食を出し酒も出したが喫茶店の要素もあり、着物にレースのエプロンの「女給」が接客した(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。芸術家や文人のサロン的趣もあったがこの後の変遷は分からない。「カフェ」も最早、定義し難い。
●No.4931/11.2

「召し上がる。」
という尊敬語が滅びつつある。自分の行為をへりくだる際に使うべき「いただく」を何にでも付ける“いただく病”が原因だ。「いただいてみてください」と同じ側でない相手に促す。本日の全日本大学駅伝の沿道実況では、JAの人にJAの産物を勧める際に使っていた。
●No.4930/11.1


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