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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2015年10月分
「鍋用スープ。」
がスーパーの店頭で目立つと思ったら、29日の「日本経済新聞」朝刊では老舗日本料理店「なだ万」監修の「鶏だしごま鍋」を紹介。焼津産かつお節に日高昆布エキスを加えたスープも。モツに、野菜に、魚介に、味噌に、ちゃんこに、豆乳、店頭はまさに鍋の群雄割拠。
●No.4929/10.31

「コーヒーは、粉でなく豆を買う。」
と“コーヒーハンター”川島良彰氏(先日の『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』)。粉には空洞の豆など低品質の豆も混じる可能性があり、これが雑味を出してしまうとか。チェーン店のカフェは深煎りばかりだが浅煎りと比べ品質がごまかせるからか。
●No.4928/10.30

「ゆうぽうと。」
全く遅ればせながらなのだが、東京・五反田にある本施設が9月30日で営業終了した事実を今日知った。五反田での営業22年、その大半をこのはす向かいにあるタキゲンビルで過ごしたのでかなり寂しい。ライブ熱の高まりは寄与しなかったか、結婚需要低下が原因か。
●No.4927/10.29

「いじめに対する意識が高まった結果。」
と坪田文科省児童生徒課長(昨日の『NHKラジオニュース』)。見直しをした「いじめに関する調査」で、認知件数が全都県で約1万件増加した。からかい程度ですぐ解決した事例も報告の必要があるからだが、これでは何がいじめを起こしたかが希薄化する恐れもある。
●No.4926/10.28

「孫ターン。」
とは、若者が祖父母を頼りに地方に移住すること(先日の『日本経済新聞』朝刊)。先日、タレントの草g剛氏が今治市に住む祖母に女性を紹介したニュースがあったが、以前より最近の若者の方が祖父母との距離が近いことは調査が証明している。地方活性の鍵となるか。
●No.4925/10.27

「人文系学部長会議。」
の代表が文科省に全国の国立大学に出した人文社会科学や教員養成の学部・ 大学院の規模縮小や統廃合などを要請する通知の撤回を求めたが「統廃合ではなく時代に応じ内容を変える要請だった」と返答(本日の『NHKニュース』)。通知はそう読めない、出し直すべき。
●No.4924/10.26

「X'mas.」
という記述が誤りだという指摘は以前にも書いたが、これが商品名になっていたりすると変えられないので仕方なく書くときは悲しい。ジャカード(Jacquard)も、いい加減「ジャガード」と呼ぶのはやめてほしいのだが、社内文化になっているためなくならない。
●No.4923/10.25

「ミレービスケット。」
先日の高知出張の折、関係者の一人が「高知に行くならこれを買ってきて」と頼まれたと言う。地域のソウルフード的なお菓子と聞き、コンビニにも置いてあって食べたが素朴なこんがり感がおいしかった。しかし発祥は高知でなく、会社近くの自然食品店でも売っていた。
●No.4922/10.24

「2の矢、3の矢は、矢ではなく的では。」
と安倍議員の「新3本の矢」を皮肉った本日の「日本経済新聞」朝刊。出生率1.8と介護離職ゼロは、確かに間接的に経済成長に寄与するかもしれないがむしろ「目標」に近い。安倍議員の言葉の裏には下手なプランナーかコピーライターの浅知恵の臭いがして仕方ない。
●No.4921/10.23

「反転可能性。」
つまり相手の立場にとってどうかと考える能力を養うのが書物、と佐藤 卓己・京都大学大学院教育学研究科教授(本日の『先読み!夕方ニュース』)。もちろん多くのSNSはその反対にある。それが人間社会にどんな影響を与えるかは少し先のことになるかもしれないが。
●No.4920/10.22

「朝ごはん。」
の主食は脳の神経細胞にブドウ糖を、おかずはシナプス生成に必要な栄養を補給すると川島隆太・東北大学加齢医学研究所教授(15日の『NHKマイあさラジオ』)。これらは食後30分から機能する。子供時代に朝ごはんを抜いた層は成人後に低年収という調査も衝撃。
●No.4919/10.17

「いただく病。」
と私が呼ぶ「 〜ていただく」の乱用は10代より高齢世代で多い、という国立国語研究所の調査結果(愛知県岡崎市)がある。同一人物の追跡調査では、年をとるほど「いただく」を多用する傾向が明らかに。しかし、原因は敬語の知識不足による「いただく」頼みにある。
●No.4918/10.16

「ブルーターマイト。」
は「青い白アリ」の意味で情報を抜き取り外部サーバーに送信するサイバー攻撃の一種(本日の『日本経済新聞』朝刊)。日本は米国に次ぐ第2の闇市場とか。国民の多くがマイナンバー制度に批判的なのは情報漏えいへの危惧もある。また政府もそれを厳格に否定しない。
●No.4917/10.15

「ディストピア小説。」
とは、あり得るかもしれない別の世界を批判的に描く「反理想郷小説」(先日の『日本経済新聞』朝刊)。田中慎弥氏も、アングロサクソン系が統治し平和的民主主義的戦争が行われる“もう一つの日本”を描く。どこかで現世と通じるのが不気味であり刊行が続く理由か。
●No.4916/10.14

「伊東深水が見た像(リアル)
 −美の軌跡・素描−。」
という企画展が東京・青山で開催中。明治の日本の美人画は極めて個性的と思うが、鏑木清方と並び称された上村松園の柔らかな繊細さが最も好きだ。ただこの展示は、もう一人の巨匠の未公開の素描という点が稀有。濃い輪郭で描かれた女性たちが別の印象で訴えかける。
●No.4915/10.13

「飛びます、飛びます!」
というコント55号(萩本欽一&坂上二郎のコンビ名)の往年のギャグは、「型にはまらない結婚式が増えている」という新聞記事から「ジェット機飛ばしましょうよ」という台詞に繋がって生まれた、と萩本欽一氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。新聞週間にちなんで。
●No.4914/10.12

「戦争をしたり戦争に参加する法律ではない。」
と、法案の理解が怪しい中谷議員(本日の『日曜討論』)。この説明はよく「だから『戦争法案』というレッテル貼りは間違い」と続くが、南スーダンでの駆けつけ警護は戦争への参加ではないのか。先日、ISの名の下に殺害された日本人男性の事件をどう解釈するのか。
●No.4913/10.11

「ドヤラー。」
とは、カフェなどでPCを操作する人をいくぶん揶揄した呼称だったが、現在はオフィスや自宅以外で効率的な働き方をする人という意味に変化したと「日本経済新聞」本日朝刊。スタバのイメージも重なるらしい。私は移動中の乗り物内でPCでなくノートで仕事をする。
●No.4912/10.10

「江戸の鰻の背開きは、武士が
 切腹につながるのを嫌った。」
という俗説は後から付いた話で、本当は身が硬く泥臭い鰻に「蒸す」工程を加えたため、切れやすくなった身を4本串で刺す際に背からの方が都合がいいというのが理由だと先日の「日本経済新聞」朝刊。話がうますぎて広く伝わったのだろうが、俗説や謂われって面白い。
●No.4911/10.7

「空想楽器。」
を「未来の子供たちのために作ったオリジナル楽器」と定義した松本雅隆氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。お面形の打楽器「ムラドクスマ」やペットボトル製の笛「ブーパク」などの根底には、新聞を破いても音楽と捉え身の回り全てが楽器や音楽と考える思想がある。
●No.4910/10.6

「お手伝いしますか?」
と本日、久しぶりで白状の男性に声をかけた。「では肩を貸してください」と言われ、小田急江ノ島線「藤沢」駅改札口まで歩いた。ほんの10mほどだが、もう少し早く声をかければ不安はより減ったはず。断られる事もあるが、余裕があるときはもっと積極的にしたい。
●No.4909/10.3

「暴風雨。」
と天気予報で言わないと思っていたら気象庁WEBサイトに「『暴風』と『暴風雨』が混同される可能性がある(特に音声伝達の場合)ため天気予報文としては用いず」とあった。一理あるが、混同の原因は「暴風雨」の発音で「暴風」を平板読みする予報士の誤りにある。
●No.4908/10.2

「広西チワン族自治区の
 連続爆発事件。」
で容疑の33歳男が拘束された(本日の『日本経済新聞』朝刊)。中国政府はテロを否定するが国慶節と新疆ウイグル自治区設立60年が重なる1日に起きており単独行動とは思えない規模だ。またウイグル族はイスラム教で宗教対立も含む。中国の数々の不正義の報いか。
●No.4907/10.1


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