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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2015年9月分
「60年の安保改正では、
 批准が成立すると、国民の
 政治への関心は急速に薄れ。」
世は高度成長へ進んだ、と池上彰氏(先日の「日本経済新聞」朝刊)。「あのときそうなったから今後はアベノミクスを前面に」と安倍議員の腹の内を想像する。先日の“朝生”でも同様の予測が出たが、来夏の参院選は既存の民意の常識が変わるか否かの試金石でもある。
●No.4906/9.30

「何だろう。」
を、話し言葉の間にはさむ人が増えている。自問自答ではないが、微妙な言い方を絞り出す場合なら分かるが、「あとは何だろう、焼きそばパンも定番だった」はどうか。情報過多の現在、「慎重に言葉を選んでますよ」という姿勢を無意識にアピールしたくて増えるのか。
●No.4905/9.29

「〜さかいに。」
と話す大阪人は20代で半分以下、と木部 暢子・国立国語研究所副所長(本日の『先読み!夕方ニュース』)。家族間でも方言を使わない環境。ユネスコが、アイヌ地方や八丈島、奄美群島、八重山諸島などの8言語を「将来的に消滅の危機にある」と指定したのは09年。
●No.4904/9.28

「チョココロネ。」
を一度も食べたことがない、と秋元梢氏。パンがテーマの本日の「SMILE ON SUNDAY」での1コマだ。一瞬珍しいと思ったが、チョココロネって、実際あまり見かけないのだ。地元のパン屋になくチェーン店にもない。これからパン屋をのぞく度に探してみよう。
●No.4903/9.26

「キセノン。」
とTwitterで呼ばれる大関・稀勢の里。期待を裏切ってこそ稀勢の里と自虐的に言われるこの大関が変わらず愛される理由は、庶民の多くが焦って失敗し、勝負所でつまずき、期待に委縮する経験をもつからこそ、同様に人間的な大関に自らを重ねるからではないか。
●No.4902/9.25

「ラーメン店の8割は個人店。」
と速水健朗氏(昨日の『blue Ocean』)。「ラーメンと愛国」を著した速水氏なら正確なのだろう。だからベンチャーの匂いがする、と語る。かつて必ず入っていた「なると」が減り焼豚や煮卵が増えたのは寂しいが、リスナーの投稿が熱いらしく、さすが国民食。
●No.4901/9.24

「あと100日。」
という投稿を耳にして驚く(今朝の『NHKマイあさラジオ』)。つまり、もう101寝るとお正月♪ 暑い夏もアッと言う間に過ぎたから、100日を遅く感じはしないだろう。「光陰矢の如し」を朱熹の漢詩とすれば800年も前から人間は時の流れの速さを感じていた?
●No.4900/9.23

「塩パン。」
仕事で初めての駅に降りると街のパン屋さんで2〜3個のパンを買う。最近、どの店でも見かけるのがこのパンだ。甘さの誘惑に囲まれる現代社会で塩味が新鮮。ヴィ・ド・フランスで販売される同種のパンのPOPに「売れてます!400万個!!」とあり勢いを感じた。
●No.4899/9.20

「年間訪日客はや最高。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。「何も起こらなければ1,900万人に届く」と観光庁。東京・銀座はもちろん、変哲もない郊外の住宅地エリアの駅でもスーツケースを持った外国人を見かける。20年までに2,000万人という目標は“通過点”に過ぎないと思える。
●No.4898/9.19

「米国だけでなく世界全体で
 より積極的な外交が必要だ。」
と世界の安全保障や軍事問題を専門に分析する英国戦略研究所(16日の『日本経済新聞』朝刊)。この「外交」とは具体的にいかなる手段が示されているのだろうか。地球の脅威となった化け物ISに対し、安倍さんが万能であるかの如く語る武力は既に見放されている。
●No.4897/9.18

「小学校の暴力行為が過去最多。」
となった事が文部科学省の問題行動調査で判明した(昨夜の『NHKラジオニュース』)。小中高全体で5103件減と言うが荒んだ内容を明らかにしない限り事態の深刻さは共有できない。現代の複合悪が「感情のコントロールがうまくできない児童」を生んでいるのだ。
●No.4896/9.17

「人工知能。」
が神経細胞のつながりをシミュレーションする性能がここ数年で高まり2045年には判断力や推量能力を凌駕するとサイエンス作家の竹内薫氏(今朝の『NHKマイあさラジオ』)。今後は人工知能を使いこなせるかどうかで2極化がもたらされるとか。逆支配が現実に?
●No.4895/9.16

「平成27年国勢調査インターネット回答の
 利用案内。」
が届いた。総務省統計局資料によれば、インターネットによる調査費用削減は17億円とある。この手法導入は時代の流れだろうが、情報流出も時代の流れに乗らないようにしてほしい。しかし、日本語なのに読点「、」は、いつの間にカンマ「,」になってしまったのか。
●No.4894/9.13

「QBハウス。」
とは駅近くやショッピングセンター中心に出店する10分間千円(税別)の低価格ヘアカット専門店だ(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。その小型店舗が食品スーパーに出店する。ガソリンスタンドに隣接しカフェを店内に構える複合的なコンビニ戦略と考え方が似ている。
●No.4893/9.12

「ジャポニカ学習帳。」
が誕生45周年で、表紙写真を撮影し続ける山口進氏を昨日の「日本経済新聞」朝刊が紹介。「昆虫が気持ち悪い」という保護者や教師の声で昆虫の写真が消えたそうだ。数々の自然災害と関連付けるのは行き過ぎだろうが、日本人と自然の関係が歪んでいるのは明らかだ。
●No.4892/9.11

「越水。」
なる言葉を鬼怒川の氾濫で初めて見た。増水した河川の水が堤防の高さを越えて溢れ出す状態を指すが、改めて「自然災害が危険な都市ランキング」で東京・横浜1位、大阪・神戸5位、名古屋6位となった日本国を憂う。それを心配し始めたら東京五輪は開けないのだが。
●No.4891/9.10

「より小さきもの、見捨てられたものの隣人となり
 具体的な希望を与えることを求める。」
難民が欧州に押し寄せる様に対しフランシスコ法王が述べた言葉(本日の『報道ステーション』)。宗教的な意味を離れ言葉自体を見れば、「見捨てた」のは日本を含む欧米各国、「具体的な希望」は受け入れ後の施策だ。地球社会に矛盾が生んだ事態の解決を突き付けた。
●No.4890/9.7

「国会前で老人が10人くらい
 死ねばよかったのよ。」
安保法案反対の国会前デモに参加した瀬戸内寂聴氏のこの言葉を藤原新也氏が紹介(『生活と自治』9月号)。東日本大震災の際、過労のため倒れた寂聴氏は今回も本気だ。この行為を可能にさせた理由は、本法案の行く末に普通に戦争をする国になる日本が見えるからだ。
●No.4889/9.6

「シリアの内戦を早急に
 終わらせてほしい。」
世界に衝撃を与えた写真のアイラン君に加えガレブ君と妻のリアナさんを一度に失ったアブドラさんのこの言葉(本日の『NHKラジオニュース』)に対し、いま地球上の各国は武力で解決する手段を見失っている。武力を前提にした安保法制はこの現実とどう向き合うか。
●No.4888/9.5

「夏が終わったらいけません。」
と中村美律子氏(一昨日の『ときめき歌謡ライブ』)。徳田章アナの「今日はまた暑いですが」という言葉に応えたのだが、局アナは気温の上下に大袈裟に反応し過ぎだ。中旬までは残暑が続くのに今から暑さのぶり返しに驚いてどうする。肌寒ければまた同じように騒ぐ。
●No.4887/9.4

「難民。」
と他人事のように報じられる度、我が身のどこかが痛む。シリアやアフガニスタンを中心にイラクなども含まれ、内戦から逃れて多くが欧州を目指すが、元をたどれば日本が盲目的に支持したイラク戦争に起因する。人間の死を単に「人身事故」で片付けるのに似た無神経。
●No.4886/9.3

「クラウドファンディング。」
とは群衆(crowd)と資金調達(fundhing)を合わせた造語で、ある目的のためにインターネットを通じ不特定多数から小口資金を募る。海老名市の「えびーにゃ」像もこの手法とか(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。確か新国立競技場でも同じ話があったが。
●No.4885/9.2

「複合災害。」
とは巨大地震の後で大津波が襲い東電福島第一原発の事故が発生した東日本大震災のように、災害の後に同程度かそれ以上の災害が起きること(本日の『先読み!夕方ニュース』)。「冬の地震時にインフルエンザ」と中林一樹・明大特任教授。しかし夏の海水浴時も怖い。
●No.4884/9.1


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