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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2015年7月分
「誤解を招く部分があったとしたら
 申し訳ありません。」
参考人招致される磯崎陽輔首相補佐官は正直に本音は言えないだろうが、こんな常套句はやめてほしい。安保法案に「法的安定性は関係ない」と言っておいて、こう返すのは、たとえ小学校の国語の授業でも許されない。今回の件、正しい言語では言い逃れできないはずだ。
●No.4861/7.31

「肥満。」
は、農耕の歴史とともに生まれた、という記述と出合う。食べ物をストックできるようになったのが理由というが、この歴史に学べばダイエットの糸口が見つかりそう。つまり手近に食べ物を置かず、(狩猟採集は無理だが)食事は安易に出来合いで済まさないということ。
●No.4860/7.30

「スクールカースト。」
とは、中学校・高校の教室内に存在する“見えない地位の差”で、上下のグループ分けが行われているのだとか。今朝の「NHKマイあさラジオ」で精神科医の斎藤環氏は、最終手段として診断書の提出もあると言うが、笑いながら歩く近所の中高生の心はどこまで病むか。
●No.4859/7.27

「誰に責任があるかについて、
 申しあげるつもりはありません。」
新国立競技場の迷走を巡り安倍議員はこう語った(本日の『ウェークアップ!』)。東京五輪の準備の進捗を把握していない限り責任の所在は分からない。その意味でこの言葉は嘘だ。ときに自民党作成の資料も読まず「ポツダム宣言」の内容もごまかすこの男であるなら。
●No.4858/7.25

「2020年の東京五輪まであと5年。」
と本日の「NHKけさのニュース」。国立競技場をめぐる大失態で5年後の7月24日に胸を張れる五輪開催が怪しくなってきた。今日は自転車競技の一部が都心開催から伊豆開催になるニュース。これだけのプレゼンテーション内容の齟齬に国際世論はいかに推移するか。
●No.4857/7.24

「鰹節の輸入禁止。」
というEU(欧州連合)の措置を知る(本日の『先読み!夕方ニュース』)。鰹をいぶす過程で付着するタールや焦げに含まれる発がん性物質「ベンゾピレン」の含有量がEU基準を超えるらしい。鰹節に捕鯨にふぐ(毒性のため輸入禁止)、日本の海産の食文化の深さよ。
●No.4856/7.23

「恋愛ドラマ。」
路線をひた走ったフジテレビの月曜9時のドラマ枠、通称「月9」。同社の亀山千広社長は「旬の人たちが出たキラキラしたもの」と位置づけ原点回帰といえる「恋仲」をスタートさせる。恋愛をしたくない男女が急増するなか、果たして「月9」はよみがえるのだろうか。
●No.4855/7.19

「バナップル。」
を近所のスーパーで購入。手のひら大で5本、298円。こんなミニフルーツが人気と先日の「日本経済新聞」朝刊。その食感から“森のキャビア”と呼ばれるフィンガーライムやミニマンゴーも人気。バナナとアップルを掛け合わせた「爽やかな大人の甘さ」はこれから。
●No.4854/7.18

「この夏、君は昆虫博士になる。」
は東京スカイツリータウン「大昆虫展」のキャッチフレーズ。私はこれを読み長野の高原など涼しい場所で昆虫採集をする夏休み企画と思った。「15,000匹以上の昆虫標本は迫力満点」、確かに昆虫には詳しくなるかもしれないが、屋外に出ずして何が博士だろうか。
●No.4853/7.17

「てるてる坊主。」
の俗説について調べていたら、有名な僧侶に雨が止むお祈りを頼んだが翌日も雨が降ったため首をはねられ、その首を布にくるみ吊るしたら雨が止んだという悲しい話が。しかし最近は、晴れを祈って吊るす風習も消滅しつつあるらしい。今日も雨だが確かに軒先に見ない。
●No.4852/7.16

「お壌サバ。」
とは、ろ過した海水で寄生虫を付けないようにして養殖された点を“お嬢様”に掛けた鳥取県特産の高級真鯖だ(昨日の『おはよう日本』)。出荷時も一匹ずつ酸素を入れたビニール袋で運ばれる。脂ののりとコリコリした食感が特色だが、サバ好きの私は刺身で食べたい。
●No.4851/7.15

「暑いから冷房でお腹を冷やしやすい。」
と疑いもなく言ってのけた小山径アナ(今朝の『おはよう日本』)。暑いのに冷えるのは冷房温度が適正でないからではないのか。「震災の記憶を風化させない」とよく言うが、街からネオンが消えた風景を忘れ電力の浪費に走る日本社会は最も身近な節電すら意識の外だ。
●No.4850/7.14

「服で表現できるのは流行に過ぎず。」
だから「真の個性を求める人は脱ファッションに向かう」と指摘した遠入昇氏の意見を紹介した本日の「日本経済新聞」朝刊。見た目の差別化に無関心な“ノームコア”を盾に取るが、服で表現できるのは紛れもなく個性で流行は一部だ。また個性の内面化も危険な傾向だ。
●No.4849/7.12

「エポキシ樹脂。」
(劣化で塗膜が白くなる)白亜化も懸念されるこの合成樹脂で縄文土器・土偶の修復を押し付ける文化庁(『サンデー毎日』7.19号)。修復された土器・土偶はさながら美術品のようになり変造も横行とか。補助金前提の無駄な修復も多く、ここにも“日本の劣化”が。
●No.4848/7.11

「真っ向勝負。」
は楽天モバイルのキャッチフレーズだが、日本郵政の「真っ向サービス」との類似は考えなかったのだろうか。80年代のコピーライターブーム当時、似た構造のコピーが続いたりしたが、この「真っ向」も、もう少し増えたら流用が許されるのかも。「恋する」のように。
●No.4847/7.10

「ルビーロマン。」
という石川県産高級ぶどうに1房100万円の値段がついたと本日の「ニュースウォッチ9」。糖度18度、1粒直径31mmと厳格に基準が設けられ、この名が付けられるのは収穫の約3割とか。マーベラスサンデーの仔、競走馬・ルビーロマンは金沢競馬で28戦0勝。
●No.4846/7.9

「プログラミング。」
が子供たちの習い事で人気とか(今朝の『おはよう日本』)。IT企業の9割が人材不足というデータも紹介されたが、セキュリティ対策もビッグデータ分析も掛け声だけで圧倒的な人材不足が壁になっているのだ。それにしても望むアプリが簡単にできるなんて羨ましい。
●No.4845/7.8

「セクマイ。」
とはセクシャル・マイノリティ(性的少数者)の愛称(本日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。先日、NHKではLesbian、Gay、Bisexual、Transgenderの頭文字を取った「LGBT」を同意で使っていたが「セクマイ」の方がなじみやすい。
●No.4844/7.7

「マハタ。」
幻の高級魚と言われるこの魚を、養殖を行う漁師自らが営む飲食店で提供する愛媛県の取組みを今朝の「おはよう日本」で。「肉を食べてるみたい」と言う客の反応に、こりこりとした食感と脂がのった身を味わってみたいと思った。1kgあたり鯛の3倍の価格らしいが。
●No.4843/7.6

「49歳と208日。」
は、1924年にマンチェスター・シティのビリー・メイデス選手(ウェールズ代表FW)が挙げたサッカーの史上最年長ゴール記録だ。先日の水戸ホーリーホック戦で自身のJ2最年長ゴール記録を48歳4カ月2日に伸ばしたのは三浦知良選手だが、もう狙うしかない。
●No.4842/7.3

「ギリシャ。」
は、オリンピックで人類の夢をつくり、EU(欧州連合)離脱で、平和的世界統一というヨーロッパ(あるいは人類)の希望を壊してしまうかもしれない。国民投票の結果次第ではその可能性が浮かぶ。それはISの拡大に象徴される、分かり合えない人類の姿そのものだ。
●No.4841/7.2

「浅丘ルリ子。」
日本経済新聞「私の履歴書」は本日からこの方。浅丘氏がモデルの林真理子著「RURIKO」も結構、赤裸々に恋愛模様を描いたが、日経のこの欄、意外に自らの恋愛劇や失敗談を素直に語る方が多く反響がいまから楽しみ。体言止めが多いが文体は端正で好感がもてる。
●No.4840/7.1


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