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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2015年6月分
「3万3千円前後の靴。」
を買う客は少ないが、より上の価格帯の靴は2桁伸びている、と大西洋・三越伊勢丹ホールディングス社長(本日の『日本経済新聞』朝刊)。中間層の中心価格帯は2万3千円〜6千円と言うから、中間層が高額消費を控える一方で、富裕層の消費が旺盛、つまり二極化だ。
●No.4839/6.30

「一躍を担う。」
という誤字を、あるチラシで見つけた。もちろん「一翼を担う」が正しいのだが、こうした誤りこそ、言葉を音として並べる平板読みの蔓延と同根だ。ある勢いをもって進む存在の翼の一つになるという意味を考えず、イチヨクという音をイチヤクと間違えているのだから。
●No.4838/6.29

「六本木のニッカウヰスキーの
 期間限定バー。」
を報じた昨日のNHKラジオニュース。あからさまな「マッサン」絡みだし、ニュースで企業名を言う、言わないの基準はあるのか。マクドナルドの売上減に固執する通り偏りがあるし言わなくても画面でプロフィールを表示するのだから神経質になる必要が感じられない。
●No.4837/6.28

「前年比+4.8%で消費支出が
 14カ月ぶり増加。」
というニュースが駆け巡ったが、その前年の状況が併せて報道されない(昨夜の『報道ステーション』で言及)。アベノミクスは12年12月発足の安倍晋三内閣の経済政策で消費には効果がなかったと言えるし、昨年5月が消費税増税直後だった事実が全く触れられない。
●No.4836/6.27

「ポッキー、外国人向け。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。何かと思ったら「ジャイアントポッキー」の夕張メロン・信州巨峰・宇治抹茶を13空港で販売するらしい。流通は各社で訪日観光客需要に沸くが、ターゲットをインバウンドに絞ればこれまでにない需要が発見できる業種も出現する気配。
●No.4835/6.25

「合理的な発想。」
ができない例として、先日の日経で池上彰氏が鰻丼のメニューを挙げた。1500円の鰻丼を7割、2000円の鰻丼を3割が選んだ同じ学生に、3000円の鰻丼を含めた選択を質問したら1000円の品質は変わらないのに2000円が7割弱で最も多くなったらしい。
●No.4834/6.23

「イライラする。」
文科省「家庭教育の総合的推進に関する調査研究」(平成26年度)」によると、小学5・6年生において、朝食を食べない層ではイライラが「よくある、ときどきある」が55%。一方、朝食を毎日食べる層では「あまりない、ない」が76.3%。きっと大人も一緒だ。
●No.4833/6.22

「引き算の美学。」
と和食の魅力を語ったのは何と中田英寿氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「素材のよさを見極め余分な味はむやみに加えない」と、その意味を語る。伝統文化を訪ねて全国を巡り、二百数十カ所の日本酒の酒蔵にも足を運んで海外への普及に努力する姿も徹底している。
●No.4832/6.21

「品揃え。」
が食品スーパーのキーワードなのだろう。仙台市太白区「主婦の店さいち」の豊富な手作り総菜が注目を浴びたが、昨日の「日本経済新聞」朝刊は小型スーパーの「コンビニではマネのできない所までこだわった(総菜や生鮮品の)品揃え」が売上を牽引する様子を報じた。
●No.4831/6.20

「消える“父の日”。」
と今朝の「おはよう日本」。母子家庭の増加への配慮というが、国勢調査の記録しかないものの00年に比べ05年は19.7%増だ。確かに私も働く女性たちに取材すると母子家庭が多いという実感がある。しかし父の日を無視するのは家族を考える機会の喪失にもなる。
●No.4830/6.19

「Compassionate Use。」
とは生命に関わる疾患や身体障害と闘う患者のために、代替療法がないなどの場合に未承認薬の使用を認める制度。自らもALSと闘う広告プランナー・ヒロこと藤田正裕氏企画の、制度適用を訴えるCMと制作の過程を今朝の「おはよう日本」で見た。早期の実現を祈る。
●No.4829/6.18

「薬剤師の訪問サービス。」
のチラシを薬局で手に取る。飲んでいる薬が体質や病状に合っているかを判断し飲み忘れた際の対処法などについて相談に乗る。調剤薬局の仕事をした10年近く前に、既に地域医療における薬剤師の存在について聞いた。総力を挙げて医療費削減に取り組む意図が見える。
●No.4828/6.16

「広がっちゃダメだよ。」
と、カリキュラムを終えた学習塾の出入口で、道をふさいで歩く子供たちに先生が声をかける。都内の某女子大にも似たような立札があったと記憶するが、大人になるとこんな基本的な配慮も、なぜできなくなってしまうのだろうか。大人と子供の区別がつかないこの社会。
●No.4827/6.15

「漢字の表意性。」
を失わせた46年の「当用漢字表」に“きらきらネーム”の原因を求めた伊東ひとみ氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「漢字の語源に基づく意味が失われ漢字をイメージで捉えるようになった」と指摘するが、同様に昨今の平板読みもこの表意性の喪失が元凶と思った。
●No.4826/6.14

「松岡修造カレンダー。」
正式名称「(日めくり)まいにち、修造! 」の発行部数が90万部超えと「日本経済新聞」本日朝刊/春秋。「崖っぷち、だーい好き」「自我を捨てろ。雪ダルマになれ」などが紹介されるが、「自分に活を入れる」という購買動機は、昨今の“叱られたい欲求”と重なる?
●No.4825/6.12

「ファスト大学。」
と日本の大学の未来を揶揄した『日本経済新聞』本日朝刊/春秋。国立大の教員養成系や人文社会科学系学部の廃止・分野転換を進める文科省の通知をヤリ玉に挙げる。哲学や文学に没頭した旧制高校の精神を無視し“すぐ役立つ教育”を偏重する姿勢がファストの所以だ。
●No.4824/6.11

「妄想ドリブル。」
略して「もうどり」とはガンバ大阪の宇佐美貴史選手が「小さい頃、自分の運動量についてくれる人がいなかった」と開発した練習法(本日の『報道ステーション』)。仮想の“妄想ディフェンダー”を抜いてドリブル技術を磨く。「現実にこれ以上の選手はいない」とか。
●No.4823/6.10

「ホワイトハッカー。」
育成に努める竹迫良範氏を本日の「日本経済新聞」朝刊が紹介。コンピュータプログラムを通じ犯罪行為を行う“クラッカー”から組織を守る正義のハッカーを指すが、日本はこの分野の人材育成が遅れている。その極意は、傷つけると守るの相反する行為を律する心とか。
●No.4822/6.7

「カンヌ映画祭2015。」
では黒沢清監督が「ある視点部門」監督賞を受けたが、日本人俳優も好評価と昨日の『日本経済新聞』朝刊。「離れがたい友人」と評された樹木希林・永瀬正敏、「海街diary」の4女優には「ファミリー女優賞を」、妻夫木聡は「自分で役を生きてくれた」と賛辞が。
●No.4821/6.6

「OHaNAS(オハナス)。」
タカラトミーとNTTドコモが10月に1万9,800円で発売する小型ロボットの名。インターネット上の最新の話題を交えて会話するそうで、対人コミュニケーションがますます希薄化する現在、かなり売れそう。今後、価格が下がれば下るほど潜在顧客は増え続ける。
●No.4820/6.5

「蹴られたい大人の事情。」
と題した記事が本日の「日本経済新聞」朝刊に。キックボクサーの野形仁美氏は、一般人の尻を蹴る画像をユーチューブにアップする。そのかわり蹴りを入れられる希望者は無料だ。怒られるサービスに、怒られる番組、傷つきやすい現代人は、傷を求めているのだろうか。
●No.4819/6.3

「恩田聖敬・FC岐阜社長。」
の活動をNHKラジオ第一で聴く。ALS(筋萎縮性側索硬化症)にもめげずサポーターを“家族”と呼ぶ恩田社長の誕生日を祝う3勝目に、サポーターから沸き上がる「ララ〜ラララ、オンダサトシ♪」のチャント。思う存分頑張ってほしい、Jリーグからパワーを得て。
●No.4818/6.2


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