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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2015年5月分
「レンバイ。」
とは「鎌倉市農協連即販売所」の通称で1928年に外国人牧師の助言で発足した(『湘南百撰』春号)。日本初のヨーロッパ式マルシェ(市場)とも言われる。いま湘南のカフェやレストランで「鎌倉野菜」を取り入れた料理が目立つが、この市場から生まれたのだとか。
●No.4817/5.31

「口永良部島。」
は都会からの移住者増に熱心で「南海ひょうたん島留学」の名で小中学生の転入学も毎年、数人受け入れてきた。さらに4月には診療所の医師も決まっていた(本日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。いわば地域活性に突き進んでいた130人余りを蹴散らした噴火だった。
●No.4816/5.30

「サッカーは他のスポーツより
 不条理感が強い。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。攻め続けたチームが得点できず相手のワンチャンスで敗けるなど、わずかな得点で勝敗が決まる分、運不運が如実に表れると。確かにジャイアントキリングなどはその象徴だ。野球もサッカー天皇杯のような大会があれば比較できる。
●No.4815/5.29

「総合的に判断。」
と安倍議員はよく言う。昨日の国会審議でも「武力行使の新三要件にあてはまるかどうか総合的に判断して」と言ったが、議員が「総合的に」と言う際、「例外」まで例に含ませるから看過できないのだ。判断が極めて恣意的だから、「総合的に」は「何でもあり」なのだ。
●No.4814/5.27

「交通戦争。」
なる言葉が生まれたのは1961年とか(昨日の「日本経済新聞」朝刊/春秋)。日清戦争の死者数を超えたのを理由に行った読売新聞のキャンペーンが名の起こり。当時、車を避けるために造られた歩道橋は高齢社会の下で徐々に姿を消すが、車が危険なのは変わらない。
●No.4813/5.26

「春の日と親類の金持はくれそうでくれぬ。」
という気象関連の諺を気象予報士の弓木春奈氏が紹介(本日の『先読み!夕方ニュース』)。お金を「呉れる」と日が「暮れる」を掛けたのだが、確かにこの時季はなかなか外が暗くならない。その分、遊んでやろう、と思うか、仕事ができる、と思うか。さて、どちらか。
●No.4812/5.25

「まだ着られるはNGです。」
と、“捨て上手”になるためのステップを説いた「日経インテレッセ」(6月号)。2年以上着ていない、外出のとき着ていない、しみやほつれがある、の3条件に該当しながら「まだ着られる」気持ちでしまってある服が確かにある。なかなか捨てるのが上手くなれない。
●No.4811/5.24

「店内タブレットで通販。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。ニトリ、無印良品、イオンの各店舗内でタブレットを活用し、売場に陳列できない商品をスタッフの説明付で通販。これで逆にネットから店舗に客を呼ぶのだとか。バーチャルがリアルを拡大する。いや、リアルがバーチャルに浸食される?
●No.4810/5.23

「胸スポンサー。」
とは、サッカーのユニフォームで最も目立つ胸に名前を入れる契約。いま存亡の危機にあるシャープが、1982年から2000年までプレミアリーグの雄、マンチェスター・ユナイテッドFCと契約していたとはまさに生者必滅。今年、チェルシーは横浜ゴムと契約した。
●No.4809/5.22

「冗談半分で。」
と言う場合、殆ど冗談の場合と、冗談を装って実は本音だという場合と2通りあるのではないか。人が“笑い”に照れや困惑、怒りまでも押し隠すように、表に出る感情と実際の心情が異なることは多々ある。そう考えると、この言葉、何が隠されているのかちょっと怖い。
●No.4808/5.21

「2人に1人が塾の時代。」
と本日のTOPPANの新聞広告。学歴にしがみつく者をせせら笑うのは堀江貴文氏だが、日本の大学の学力が一様に低下し一部を除き指定校制度も薄れつつある。何より社会に出れば学校名が関係ないのは肌で分かる。塾の経験がない私は塾に通わせる親に矛盾を感じる。
●No.4807/5.20

「プラセボ効果。」
とは薬理成分が含まれぬ偽薬(プラセボ)を薬と信じ服用すると実際に効果が表れる現象(『VVmagazine』vol.10)。製薬会社で「何も入っていない健康食品を出したら面白い」と提案した経験からプラセボ製薬を創業したという水口直樹社長に興味津々!
●No.4806/5.18

「ウサミンボルト。」
「まだ(ドリブルの)スピードを出せる」と断言した宇佐美貴史選手に「ボルトみたい」と言った中山雅史氏に宇佐美選手が返した言葉(本日の『やべっちFC』)。ウサインボルトに掛けたのだが、次のACL、ガンバ大阪対FCソウル戦でこのゲーフラは掲げられるか。
●No.4805/5.17

「MATCHA。」
このアルファベットで「抹茶」がニューヨーカーの間で人気とか(本日の『おはよう日本』)。「MATCHA BAR」ではピーチやジンジャーなどとのミックスが販売され“ハリウッドセレブ”にも愛好家が増加中らしい。「抹茶」が「珈琲」を凌駕する時代は来るのか。
●No.4804/5.16

「筆圧。」
が最近の子は弱くなっている(本日の『所さん!大変ですよ』)。文具店からHBが消えBや2Bが増えているのは筆圧が弱いため文字が薄く見えないのが理由らしい。この筆圧、思考能力に直結し、手首や腕の使い方、さらには体全体の弱体化の象徴でもある。日本人よ。
●No.4803/5.15

「男は大盛り。」
と思っていたら最近は違うと高橋秀実氏(『R25』4/23-5/27)。20代の「でんぷん質はなるべく摂らないようにしている」という言葉を紹介しつつ自分が不健康に思えてきたと述懐。私は生涯で数度「大盛り」と言ったのみ。男とは、と定義しないでほしい。
●No.4802/5.14

「Dry&Peace。」
食とエネルギーの無駄をなくし持続可能な食につなげる乾物の利用促進を行う社団法人(昨日の『JAM THE WORLD』)。乾物を使ったカレーパンの売上の一部を内モンゴルの緑化に役立てる運動も実施中とか。米粉も応援したい私は、胡麻をおやつ代わりに食べる。
●No.4801/5.13

「被害は周辺国にも拡大。」
とネパール地震におけるインドや中国の被害を報じるが、これではネパールの地震が原因で被害が他国に及んでいるとも聞こえる。本来は、地震が巨大で広域であったために同時に他国も被災したと言うのが正確ではないか。「周辺国にも被害が生じている」でいいと思う。
●No.4800/5.12

「『平和』と『安全』。」
を無理やり付加した「国際平和支援法」と「重要影響事態安全確保法」。他国の戦争への参加は平和と安全のレベルをより高める結果に結びつかない。また、例えば中東の石油輸入停止で「幸福追求の権利が根底から覆される」とされ、多国籍軍に参加されたらたまらない。
●No.4799/5.11

「お番菜。」
について京都・先斗町の女将が語る(8日の『女の横町』京都編)。「番」は番茶や番傘と同じで普段使いを指すとか。「葉ごぼうと牛肉のしぐれ煮」など、ゆっくりとかみ締めたい料理が並ぶ。普段のおかずなのだから、これが脚光を浴びるのは家庭の和食の衰退を表す?
●No.4798/5.10

「1ゼタバイト(ZB)。」
は世界中の砂浜の砂の数。想像の彼方だがデジタル情報の世界では既に2013年の時点で4.4ZBのデータ量に晒される。そのため情報とまともに向き合うのを放棄する動きがあるが、インターネット上の情報は古く誤りも多く、検索時に人が介在する必要性は高まる。
●No.4797/5.9

「国会の事前承認。」
が「国際平和支援法」に基づく自衛隊の海外派遣で例外なく必要になったが、殆ど意味をもたない。例えば第三者の基準に適う資格と、要件を備えた膨大な書類が必要になるような民間の申請の厳しさは国会にない。質問に答えなくてよいし、要件を揃えなくてよいからだ。
●No.4796/5.8

「Fun & Fresh。」
とは、ファミリーマートの新戦略テーマだ。「ファミマはここまでやるか!」と意気軒昂に語りかけるが、ここで大切なのは“店頭接客”だと考える。私が知るエリアでは総じてセブンよりファミマの接客の方が優れていると思っているし、「Fun」に接客は欠かせない。
●No.4795/5.7

「最近は分かりやすい曲が多い。」
とクリス松村氏(4日の『HOLIDAY MUSIC LAB. J-POP Chronicle PART1』)。重層的な詞の世界か、一つの思いで構成された詞か、では論議が分かれるが、私は吉田山田の「日々」の人気に深さより単純さが支持される時代の変化を知った。
●No.4794/5.6

「バブルJr.」
つまりバブル期を知る50〜54歳の母親をもつ20歳代の女性は、「無駄な出費はせず、必要なことだけにお金を使う」割合が72%と高い(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。その背景に、すぐ無駄遣いしそうになる母を反面教師にする心理がある。母から堅実を学んだ?
●No.4793/5.5

「お散歩サークルRAMBLER。」
とは、のんびり散歩を楽しむ慶応大学のサークル(昨日の「日本経済新聞」朝刊)。遊びにお金をかけぬ堅実な“さとり世代”の一例に挙げられていたが、もう10年前、趣味を問われ「散歩」と答えたら「年寄り臭い」と言われた私は、やっと時代に迎えられた気がした。
●No.4792/5.4

「チャーミング。」
と、その風貌と活動を表した奥田民生氏(本日の『SONGS』)。「ぼくの好きな先生」から聴いていたけど、私は“ファン”と呼べるほどじゃない。だが5月2日に改めてその歌声を聴くと、時代をかきむしるような歌声に心地よさを感じる。忌野清志郎、没して6年。
●No.4791/5.3

「少しずつ、少しずつ。」
デビュー戦(本日の巨人-阪神7回戦)で決勝打を放ち、ホームランを期待するお立ち台インタビューでこう答えたフランシスコ選手に、ちょっと親近感。素行が悪そう、などという心配を払拭する優等生的な言葉選びはステレオタイプな表現とも違って正直、意外だった。
●No.4790/5.2

「努力するという決意。」
安倍議員が安保法制関連法案成立を米国議会で宣言した件で、こう述べた菅官房長官(今朝の『マイあさラジオ』)。「努力する」と言葉に出さなければ日本の約束になる。いくら言葉に尽くしても伝わらない言語なのに、政治家は言っていないことを言ったと平気で言う。
●No.4789/5.1


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