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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2015年4月分
「品のない過去の行為に批判があった。」
と本日の最終回で「日本経済新聞」朝刊「私の履歴書」を振り返った、似鳥昭雄・ニトリホールディングス社長。大学卒業が危ぶまれたなかで、何と教授の弱みをつかんでスナックまで尾行し「優」を迫るなど、善悪ギリギリの権謀術数がハラハラさせて強烈に面白かった。
●No.4788/4.30

「税収リーマン前上回る。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。14年4月〜15年3月の税収実績で、前年同月比12.3%増だ。しかし税収増には大手銀行の法人税納付免除が解除された要因も大きいとか。甘い施策に複雑な気分だが、この流れにアベノミクスはどう影響しているのか否か知りたい。
●No.4787/4.29

「官製賃上げ。」
について言及した本日の「日本経済新聞」朝刊/大機小機。株価が上昇しても個人消費の落ち込みが続くなか、春季労働交渉で安倍議員から経済団体への異例の賃上げ要請があった。私はそれを見るたび、「見せかけ」という言葉が浮かんだ。平和も安全も景気も全てだが。
●No.4786/4.25

「難病ALSの母の介護から学んだこと。」
と題した川口有美子・日本ALS協会理事の体験を聞く(今朝の『ラジオ深夜便』)。我が儘な性格に変わりゆく実母との壮絶な葛藤のなか、同じ境遇にある人々の参政権拡充に人生の意味を見つける母に望みを見出す。難病の苦痛と共に一票の重みを切実に教えてくれた。
●No.4785/4.24

「マン盆栽。」
とは盆栽に小さなフィギュアを置く手法でマンボ・ミュージシャンのパラダイス山元氏の命名(本日の『日本経済新聞』朝刊)。小さな鳥居などで名所の景観を再現する「鉢山水」が江戸時代にあった。和歌山城のどんぐりから生えた木が盆栽もどきになって会社裏にある。
●No.4784/4.23

「(過去の内閣の歴史認識を)
 引き継いでいくと言っている以上、
 これをもう一度繰り返す必要はないだろう。」
と安倍議員(本日の『NHKニュース』)。たとえ言っていても、言葉で違う意味を伝えたら「言っている」ことにはならない。また、この方は“同じ意味を違う言葉で伝える難しさ”には考えが及ばない。国会討論で感じる「言葉」への理解の浅さを自戒して臨むべきだ。
●No.4783/4.21

「授業以外での英語の
 利用を考えていない。」
という高校3年生が25%いる(本日の『日本経済新聞』朝刊/高3生7万人対象の文科省英語力調査)。英語が好きでない割合は58.3%だ。東京五輪に向け、誰もが外国人を歓迎すべき状況でのこの結果に驚く。そこには内向きな10代の消極的な心理が垣間見える。
●No.4782/4.19

「テクノストレス。」
とは、スマホやPCなどの情報端末を長時間見続けることによる精神的・肉体的不調。不眠や極度の集中力不足により退職を迫られる事態ともなり、経済的損失は3兆4千700億円?(先日の『おはよう日本』)。人混みで突っ立ちスマホに見入る時点で心が壊れている。
●No.4781/4.17

「医道審議会。」
とは精神障害に関わる専門医指定を不正取得した聖マリアンナ医科大学病院の20人の指定取り消しを決めた厚労省の機関(昨夜の『NHKニュース』)。群馬大学医学部附属病院はじめ医術の道を迷っている気がするが、医大の受験生の学力低下を聞いたのは20年前だ。
●No.4780/4.16

「自転車は右側路側帯の走行禁止。」
と道交法改正を説明した国崎信江氏(昨日の『NHKマイあさラジオ』)。自転車はますます自動車に近づいた。基本は車道で歩道は原則、降りて歩くのは当然。「被害者にも加害者にもなる」という意識が、大威張りでベルを鳴らす自転車利用者にないのが極めて危険だ。
●No.4779/4.15

「国際平和支援法。」
武器・弾薬の補給を含む自衛隊の後方支援や武力攻撃に至らない事態にも自衛隊を出動させる新法をこう名付けるのだとか(今朝の『NHKマイあさラジオ』)。安倍議員はまたも「国民の幸せな生活を守る」と言った。しかし、こんなレトリックに騙されるなんて悔しい。
●No.4778/4.14

「アルト。」
は「アルト(語頭アクセント)」だよ、と合唱部らしき女子高生。会話しているうちに「○○美が変な発音するから分からなくなった」と笑ったが、局アナの殆どは彼女が間違いを指摘した平板読みで発音する。女子高生でも奇異と思う発音が常態化された局アナの下劣さ。
●No.4777/4.13

「今日みたいな天気にお布団を干すと
 マシュマロみたいになる。」
とレイチェル・チャンさん(本日の『SMILE ON SUNDAY』)。初めて聞く表現で、幸せってこんな風に日常の何気ない出来事に新鮮な発見をして、言葉にしていくことだと思った。今朝はサンキャッチャーの虹色の光にも心ときめく。改めて太陽の恵みを思った。
●No.4776/4.12

「eスポーツ。」
は「electric sports」の略で、対戦型コンピュータゲーム、ビデオゲームによる競技。一定のルール下で他社と水準を競う競技を“スポーツ”と考える欧米ではゲームも立派なスポーツだ。つまり「運動」とは別なのだが、歩きを含め人間には運動が必要だ。
●No.4775/4.10

「粛々と。」
に「上から目線」の意味があるとは思わないが「あえて私も使う必要はない」と安倍議員。これで全議員が使えなくなるといい。これまで、進捗するかどうか分からないのに進める意思を表す場合などに使われてきて極めて曖昧だった。いまになって騒ぐのがおかしいのだ。
●No.4774/4.9

「妊娠した女は錆びたナイフだ。」
と社長が言うマタニティハラスメントの実態(本日の『先読み!夕方ニュース』)。「妊娠と仕事を両方取るのは欲張りだ」という言葉や、企業 が人件費削減のため育児休業中の社員を解雇するなどの"育休切り"も。生き方の異なる同性によるイジメなど奥が深く深刻だ。
●No.4773/4.8

「葉室ガンバレ!葉室ガンバレ!」
1936年のベルリン五輪・男子200m平泳ぎで金メダルを獲得した葉室鐵夫選手のレース実況を聴く(本日の『ラジオ深夜便』)。河西三省アナの「前畑ガンバレ!」が有名な同五輪の陰で、「葉室リード、葉室リード、あと2m、あと1m」と叫んだ山本アナもいた。
●No.4772/4.6

「新小学1年生の就きたい職業。」
で男子の1位がスポーツ選手に(本日の『日本経済新聞』朝刊)。競技別1位はサッカーだ。今日の「サンデースポーツ」では、中学のサッカー部員数が野球部員数を上回ったデータを示し星野仙一氏らが討論。野球少年だった私はプロ野球のバブリーな姿勢が嫌になった。
●No.4771/4.5

「容姿!」
と、おぎやはぎ・小木博明氏のアクセントを正したYOU氏(本日の『美女も野獣』)。女性の「容姿」を「養子」と聞こえるように平板読みしたのだが、数年ぶりで聞いたアクセントの指摘だ。NHKも指摘してほしいが、正しく発音できるアナが皆無で誰も資格がない。
●No.4770/4.3

「暴く。」
ってどんな意味?と5歳くらいの息子に訊ねられたママは「隠されたことを明らかにすること」と即答。その後、むにゃむにゃ言いつつ「解明すること」と返した子に「ママ何て言った?」と「隠された」を復唱させたママ。車内の親子Q&Aは楽しいが、これはなかなか。
●No.4769/4.2

「伊集院静。」
氏によるサントリーの新入社員向け新聞広告が本日も掲載(日経で確認)。かつて山口瞳氏の名文が注目されたが、もちろん伊集院氏も簡潔で人生の先輩らしい力がみなぎる。近頃の新人はスキルを習熟できぬ大企業を敬遠する傾向があると、本日の日経記事。本当なのか。
●No.4769/4.1


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