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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2015年3月分
「この期に及んで。」
と菅官房長官が冷淡極まりない言葉で脅しをかけた辺野古の海上作業の一件、抗議活動が激化しているとか。人の言葉を自分の価値観を疑わずに判断し主観的に拒否する。国会質疑を聞けば分かる安倍議員の意思がそのまま働いている。安倍自民支持の方は気づいてほしい。
●No.4768/3.31

「武力行使に至らない後方支援。」
だから武力行使はないかの如く語る五百旗頭真氏(本日の『先読み!夕方ニュース』)。安倍自民の論理はこうだ。植村秀樹氏は「弾薬の提供」も含まれると指摘。日本国民がこれを許すのは「自分の時代に戦争が起きない」「行くのは自衛隊」という安易な気持ちなのか。
●No.4767/3.30

「京王相模原線は人身事故の影響で。」
とNHKラジオ。交通事故による死亡の場合、単に「交通事故で」と片づけられることはない。しかし人身事故は死亡・怪我に関わらず内容の詳細は一切、報道されない。鉄道事故防止のためにも報道すべきではないか。単なる軽視・怠慢以外に何か理由があるのだろうか。
●No.4766/3.29

「国宝級の表現力。」
と彩瀬まる著「桜の木の下で待ってる」の帯にメッセージを寄せた三省堂書店有楽町店の書店員さんの言語感覚が凄い。偶然見かけて数行読んだ(未購入)が、文章の流れは読みやすかった。この褒め方、流行ならないだろうか。「国宝級のシュート力」何となく合わない。
●No.4765/3.28

「さくらの日。」
「桜咲く」の「咲く」を「3×9」に掛けて27日の今日はこの名の記念日(今朝の『ラジオあさいちばん』)。日本さくらの会が92年に制定したとか。桜の起源を主張し始めた韓国に反論する史実にでも基づいているかと思ったが、恐らく桜の時期に合わせたのだろう。
●No.4764/3.27

「クレプトマニア。」
とは万引き依存症のことで、万引きを止められなくなる(今朝の『おはよう日本』)。また、拒食・過食など摂食障害を合併する場合が多い。番組では顧客の画像情報管理による万引き防止策のみが紹介されたが、この心の病は現代の何が原因となっているのか、知りたい。
●No.4763/3.25

「AGE。」
とは「Advanced Glycation End Products/終末糖化産物」の略で、細胞がもつ本来の働きを劣化させ老化を促す(『R25』3/19→3/25)。揚げ物など高温で水分を飛ばし脂を閉じ込める料理に多いと知り、私は弁当の献立を見直した。
●No.4762/3.24

「集団的自衛権賛成31%。
 原発再稼動促進反対62%。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊掲載の「日本経済新聞/テレビ東京」世論調査。所得増が期待できないも77%。それでも安倍内閣の支持率が51%で上昇するという不可解。日本人は、一体何を優先事項と捉えて現状を受け入れようとするのか、その点こそ調査すべきだ。
●No.4761/3.23

「三人の小説観であり文学観。」
を「ずうっと喋っていた」門司旅行を綴った井上荒野氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。3人とは氏と角田光代、川上未映子の作家達だ。気の合う同業の女性同士の楽しく濃密な様子が伝わる好エッセイを、私は切り抜いて電車で読んだ。まさにこの文章に合う気がした。
●No.4760/3.22

「機能性表示食品。」
とは「企業が科学的根拠を示せば特定の部位への効果などを表示できる、国の審査のない届出制度」(本日の『日本経済新聞』朝刊)。成分の効能が端的に分かるという点で(誇大でなければ)消費者メリットはある。もちろん国のチェック機能は欠かせないが歓迎したい。
●No.4759/3.21

「ラジオから流れる日本語がひどいです。」
と永六輔氏(昨日の『午後のまりやーじゅ』)。何がひどいのか分かるのか、局アナ・ナレーター・記者・気象予報士・コメンテイター達は。「ぴたっと来る言葉を使う」など心構えを述べた出演者がいたが、それ以前に全ての発音と複合語・助詞の言い方を正しくすべき。
●No.4758/3.20

「ハラル認証。」
のハラルとは「許されたもの」を意味するアラビア語で、イスラム教で禁止される豚肉やアルコールなどを除いた食品や化粧品を指す。この認証が最近、パン屋や美容室、居酒屋などに拡大中と昨日の「日本経済新聞」朝刊。世界人口の1/4を占める販促要素が強そうだ。
●No.4757/3.19

「食料自給率200%の
 北海道でも札幌市は1%。」
同じく宮城県は81%なのに仙台市は6%、千葉県は28%でも千葉市は4% (おしなべて他府県も同じ) と、周縁部のお蔭で生きる都市部の構造を指摘した結城登美雄氏 (『生活と自治』3月号)。それなのに現状の農水産物の価格は安ずぎると指摘し適正価格を訴えた。
●No.4756/3.18

「ハッカー対策。」
の記事が本日の「日本経済新聞」朝刊に2つ。「税と社会保障の共通番号(マイナンバー)制度」の来年1月開始に伴ってセキュリティ対策を各社が競う記事と、早大や東京電気大でのセキュリティ技術者の養成が進む記事だ。もう一つの「戦争」への「防衛」が問われる。
●No.4755/3.17

「国内の養蚕農家が
 ピーク時の0.02%。」
というショッキングな数字を突き付けた本日の「日本経済新聞」朝刊。冨岡製糸場の世界遺産登録で国産シルク需要が高まっているが生糸がないため需要に応えられない。後継者育成も行うが、家庭食が崩壊している「和食」と同じく世界遺産で喜ぶ以前の問題が山積する。
●No.4754/3.16

「北陸。」
と金沢の文字を見ない日はないここ数日。昨日も今日もテレビは北陸新幹線ばかり。スーパーに行けば「北陸紀行」で地元食材が並ぶ。その中で最も地味なフリーペーパー「family 109」巻頭にも北陸の定番「昆布〆」。サポーターが移動しやすくなればうれしい。
●No.4753/3.15

「ひと声マナー。」
とは国土交通省の肝いりで全国の鉄道事業社が行うキャンペーンだ。「目が不自由な方や席を譲る際に思いやりのひと声をかけよう」と訴えるが、乗客にメッセージする前に自分たち自身が、スマホ見ながらホームの端を歩く危険人物たちに「やめろ」と声をかけるべきだ。
●No.4752/3.14

「使用済み核燃料は現在もある。」
という屁理屈で原発の正当性を主張した安倍議員。江田憲司議員はこの問題を原発の欠陥として述べたのだが、質問を急ぐ余りか自己顕示が強すぎるのか、軽くコメントしただけで素通り。これでは原発問題は煮詰まらない。集団的自衛権含め全て同レベルだから失望する。
●No.4751/3.13

「春乱ワイド『三寒四温』。」
と「サンデー毎日」(3.8号)。不規則な世を春先の気候に例えたこのタイトルを見て思う。この国の政治に「温かさ(暖かさ)」はあるか、と。寒い日とあれば暖かな日が繰り返されるのではなく、身も凍るお寒い話題の連続で国会論戦の中身のなさはさらに寒々しい。
●No.4750/3.12

「集中復興期間。」
が来年3月で終了する。地方自治体の事業費ほぼ全額を国が負担してきた取組みが終われば震災支援が細るのは明らかだ。昨日の会見で安倍議員は「復興に全力をあげていく」「必要な支援は全てやっていく」と言ったが「is under control」と同じく、嘘だ。
●No.4749/3.11

「立山。」
の景色を銭湯の壁に描いてもらう試みを富山市の物産販売や観光業で作る会が実施中とか(本日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。もちろん定番の富士山がライバルだから、キリンからサントリーへの首位交代が浮かぶような下剋上だ。しかし、立山連峰と分かる人は何割?
●No.4748/3.10

「日本人の命と平和な暮らしを
 守る大きな責任がある。」
という本日の自民党大会の安倍議員の言葉は、他国しかもアメリカ以外の国と共に攻撃を受ける以前に武力行使も辞さない行動に出るという正反対の意味を含む。戦後70年に国民がそれを実現しようとするなんて、それこそ「 シャルリ・エブド」の風刺画の格好の素材だ。
●No.4747/3.8

「クラフトビール。」
とは小規模醸造所(ブルワリー)で造ったビール(本日の『日本経済新聞』朝刊)。もとは地ビールと呼ばれたが醸造家の姿勢への敬意を込め呼ばれ方が変わったのだとか。地元・神奈川は醸造が盛んだが、折しも東京の地下天然水を用いた東京発クラフトビール発売の報。
●No.4746/3.7

「第三次世界大戦。」
をYAHOO!検索すると約81万件がヒットする。「現実味を帯びている」と「既に始まっている」に二分されるが、ISILは既に全世界の若者の思考に攻撃を仕掛けている。もちろん今日明日、空襲がある訳ではないが、開戦と思わなければこの戦争を終結できない。
●No.4745/3.6

「東日本大震災が風化している。」
と語り部を務める講演の回数が減っていると長谷川健一氏(今朝の『おはよう日本』)。「思い出す日がなくなっている」とは都内で講演に接した方の言葉だ。恥ずかしながら私も同様。無人の社屋の煌々とした照明に空しさを感じつつ、私は福島の友をまだ訪ねていない。
●No.4744/3.5

「大変なご心配とご迷惑をおかけしました。」
肝臓の腹腔鏡手術で8名の患者を死亡させた群馬大学病院の公野島美久・病院長の謝罪会見での言葉だ。人の命を奪って、その被害者家族に向かい「心配と迷惑」とは何か。食品偽装も恐らく全く同じ文言だろう。日本語の貧しさ極まれり。まさにステレオタイプの権化だ。
●No.4743/3.3

「クラウドファンディング。」
というインターネットによる資金集めを「立場や距離を超えて手をつなぐ」と表した昨日の「日本経済新聞」朝刊。福島の人々の人生を変えてしまった震災体験の紙芝居に100人以上の寄付が集まった。私は知らなかった。もっと効率的に広報する方法はあるのだろうか。
●No.4742/3.2

「増加する自転車死亡事故。」
と本日の「報道ステーション SUNDAY」。交通違反で自らの死を招き、暴力的運転やながら運転で歩行者を傷つけあるいは死に至らしめる。一時停止、降車し歩行、放置禁止、車道側通行などの標識は一切守られない。自転車による交通違反になぜ厳罰を与えないのか。
●No.4741/3.1


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