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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2015年1月分
「DEBAILLEUL。」
ドゥバイヨルと読むベルギーの高級チョコレートを従妹から早めのバレンタインにもらう。今年は男性から女性へ花を贈るフラワーバレンタインが注目される。また女性が自分のために買う傾向もますます強く。私は中学1年で初めてもらったチョコレートに思いを馳せる。
●No.4713/1.31

「1月30日。」
日英同盟が発効し(1902年)、ガンジーが暗殺され(1948年)、在日米軍兵士・ジラードが日本人主婦を射殺し(1957年)、米国のスミソニアン原爆展が激しい批判で内容縮小された(1995年)、今日1月30日。ヨルダンで平和の灯がともりますように。
●No.4712/1.30

「内装も高額と低額の間の
 中間がない。」
内装業を営むある方の話だが、お金持ちが豪華に内装を施す流れがある一方で以前では考えられない低額での注文が増えており、平均的な注文がなくなっているらしい。トマ・ピケティの指摘する格差の拡大がこんな日常的な現象にも表れている。広告もそうかもしれない。
●No.4711/1.29

「2、3年ですぐ年俸1億円に届く
 今の選手が本当に恵まれているか
 どうかは分からない。」
「私の年俸は8千万円を超えたところでほぼ打ち止め」と淡々と綴る王貞治氏に改めて敬意を抱く(26日の『日本経済新聞』朝刊/私の履歴書』)。類まれなる勝負への執着と野球人生に対する達観。「今の選手」が拠り所とするものは何か。聞くのが少し怖い気がする。
●No.4710/1.28

「恋愛未経験の女子大生。」
であるアナ(ダコタ・ジョンソン)をヒロインに、ちょっと過激な恋愛ドラマが展開する米国映画が公開予定とか。これは“恋愛力ゼロ”の女の子(杏)を主人公にしたドラマと共通する。恋愛未経験層が増加する日本の現状とこれらの作品の傾向はリンクするのだろうか。
●No.4709/1.27

「国会で存在感を発揮。」
と民主党の姿勢を述べた岡田克也・代表(昨日の『日曜討論』)。番組中に歴代政権が発表した文言を「細々としたこと」と言った安倍議員は、この国会論戦で言葉を本当に軽視し与党内の文書も読まない。国会答弁を聞けば低劣さは明らかだが国民が知らない現状を憂う。
●No.4708/1.26

「江戸川乱歩没後50年。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊で知る。乱歩といえば私にとっては子供の頃、胸ときめかせた少年探偵団の小林少年。家具職人が自作の椅子の中に入る「人間椅子」に代表される荒唐無稽な筋書が人気なのは、歌やドラマにシンプルな構成を求める現代人の傾向の裏返しか。
●No.4707/1.25

「わかさぎ釣り用ドーム船。」
が湖面に氷が張らなくなった諏訪湖に暖房付で登場していたとは(本日の『おはよう日本』)。厚い氷に丸い穴をあけ、しゃがんで釣るあの光景は昔話だったか。この日、氷点下7度でも十分に氷は張らないが、COP20の環境省発表に日本の二酸化炭素削減目標はない。
●No.4706/1.24

「チョコレートの秘密。」
なる特集が「日経インテレッセ」(2月号)に。活性酸素を除去しストレスへの適応力を高めるカカオポリフェノール。ケルン大の実験では、ダークチョコレートを食べた群に血圧降下が見られた。食べ過ぎはもちろん糖尿病が心配されるが、医療に活かせればとも思った。
●No.4705/1.23

「『こたつでみかん』の素晴らしさを
 英語で説明できる?」
と「COCO塾」のキャッチフレーズ。英会話教室を体験した者なら誰もがうなずく表現が秀逸。もちろん「こたつ」の英単語など知らずともThe tableで始めればいいのだが、日本文化を英語で説明する度に日本人として日本文化をより深く知る重要性を知るのだ。
●No.4704/1.22

「片側空けから歩行禁止へ。」
というエスカレータ利用の提言がある。歩行は自由だが優先ではない、でいいと思う。手をつないだ子が親の横に立つ場合は互いに認め合う。逆に、急ぐ人のために真ん中に立つ愚は避ける。歩行と事故の関連データを見せないのはメンテ費削減が目的だからではないのか。
●No.4703/1.21

「羊。」
に関する最も古い記録は百済から推古天皇へ贈られた貢物に含まれていた2頭の羊で599年のことと「日本書記」に記されているとか(『メトロミニッツ』2015FEB)。家畜としての飼育は明治になってからと言うが推古天皇が羊2頭をどう利用したのか知りたい。
●No.4702/1.20

「行方不明の方々がお見えになる。」
と瀬戸普・王滝村村長(本日の『ニュースウオッチ9』)。「お見えになる」は「来る」の尊敬語で当然誤りだが言葉を慎重に選ぶあまり混乱したか。「言葉の乱れ」は、一定数に認められる従来とは違う言葉遣いのはずだが、最近は個々が日本語を単に間違う例が目立つ。
●No.4701/1.19

「力塚。」
とは東京・両国の「回向院」にある碑で、1936年に歴代相撲年寄の慰霊のため相撲協会が建立したもの(本日の『大相撲初場所中継』)。新弟子が力を授かるよう祈願する姿も見られたというが、力士との関係が薄れる実態に呆れる北の富士さんのボヤキが楽しかった。
●No.4700/1.18

「氏神神社と崇敬神社。」
前者は居住する地域の氏神様をお祀りする神社で、後者は個人の特別な信仰により崇敬する神社(神社本庁『むすひ』)。私は個人的に神奈川県藤沢市の江島神社に参り、会社のある東京・五反田の雉子神社と自宅近くの神社の2つの氏神様に参り計3社にて手を合わせる。
●No.4699/1.17

「1日3食。」
はローソクが普及し労働が長時間化した江戸時代に定着したとか(本日の『日本経済新聞』朝刊)。米国ではエジソンが電気トースターを売るため「1日2食は不健康」と宣伝したのが契機に。つまり3食の習慣は約100〜300年の歴史なのだが間食もなかったのかな。
●No.4698/1.16

「チョコレート男子。」
とは、性差と別次元で生きるお菓子づくりが得意な男子のこと(『メトロポリターナ』1月)。だからバレンタインは手作りチョコを女性に贈ったりする。私は頬杖をつく癖があり、妻から「乙女が入っている」と言われる。女は男はこうあるべき、という意識は一切ない。
●No.4697/1.15

「いまひとり火縄なう。」
この「なう」はTwitteとは違う。糸や綱などを ねじり合わせる「綯(な)う」は死語か。岩嵜氏は火縄を綯う恐らく唯一の職人だ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。京都・八坂神社の「をけら祭り」で火を分けるために使われているとか。ここにも日本の文化の灯火。
●No.4696/1.14

「31%が酸味や塩味、苦味、甘味の
 いずれかを認識できなかった。」
と東京医科歯科大学による埼玉県の小中学生349人対象の調査(本日の『日本経済新聞』朝刊)。一方、有機・低農薬野菜の給食で食べ残しが減少したとの事例も。ファストフードかスナック菓子か添加剤か残留農薬か、原因が調べられる様子もなく対策のみが語られる。
●No.4695/1.13

「笑顔でボンジュールと
 言えるようにしないと。」
と400km移動して来たという追悼デモの参加者(昨夜のNHKニュース)。フランスで起きた一連のテロに屈しない、という国民の意思が感じられた。メルケル・ドイツ首相やダウトオール・トルコ首相なども参加したというが、世界はいかにしてこの魔物を創りしか。
●No.4694/1.12

「小学生に英語は必要ない。
 日本と日本語を学ばせるべき。」
たまたま集ったゲストの多くが日本文化と日本語の衰退を嘆く(本日の『新報道2001』)。尊い職人の方々の草の根の活動ももちろん重要だが、防ぎようもなく激変する時代の強大な流れのなかで、日本として守るべきものを国として教育で守り時代に対峙してほしい。
●No.4693/1.11

「ポップアップ・レストラン。」
について言及した藤原ヒロシ氏(本日の『JUN SOUND POOL』)。「突然現れる」意味のPop upだが、期間限定のレストランを指し、マーケティング戦術の一つとしても注目されているらしい。デンマーク・コペンハーゲンの「NOMA」も期間限定オープン。
●No.4692/1.10

「『は』。」
副助詞「は」を付ける話法が増加している(No.4634参照)。例えば「〜がやりたいと“は”思います」と、自らの意思を語るのに他の意思を匂わす伝え方だ。昨今の日本語の曖昧化の流れだが、「あなたは本当は何がやりたいのか」という突っ込みを入れたくなる。
●No.4691/1.9

「オルタナティブ教育。」
は旧来の教育でなく子供の内に生まれる自発性を育てるというが、学年の壁をなくし個々に合う教科書を使い時間割も自由に決める(本日の『私も一言!夕方ニュース』)。既存事例に代わるというAlternativeから説明してほしかったが、これで本当によいの?
●No.4690/1.8

「有効求人倍率は高いのに、
 実際に職に就く人は減っている。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。企業の求める人材と求職者のミスマッチが原因で、求人倍率の高さは期限切れで求人を出し直す企業が多いから、とも。希望職種がなく仕事探しを止める人も多い。安倍議員は求人の好転ばかりを言うが、底流では泥のような不満が満ちる。
●No.4689/1.7

「ドライバーへの情報提供の仕方に
 問題がなかったかなど、
 今後、検討したい。」
と三重県警察本部(本日の『おはよう日本』)。東名阪自動車道の5ヶ所のサービスエリアなどを暴走族対策で閉鎖したが、実施3時間前に告知しながら「問題がなかったかどうか」という発言は責任逃れだ。また他の事件と同様、検討した結果を発信するチャネルはない。
●No.4688/1.6

「ノームコア。」
とはニューヨークのK-HOLEが提唱した概念で、NormalとHardcoreを合わせた「究極の普通」と呼ばれるファッション。疲れるほど個性を追求した経験なくして着こなせないとも言われるが、人の欠落を埋めてこそ服だ、主張なくして何の意味があろう。
●No.4687/1.5

「5階でリビングバーゲンを
 開催しております。」
と最低でも1時間半以上、声を張り上げ続けていた男性社員が伊勢丹相模大野店に、いた。5階への導線作りだろうが、私はそこに消費税引き上げ後の4月から7カ月連続売上減が続く状況下にある百貨店の危機感を感じた。かつて百貨店とはこのように泥臭かったろうか。
●No.4686/1.4

「私なんか冬に
 冷やし中華食べたいくらい。」
と森久美子氏(本日の『千客万来!森クミ食堂』)。各所で3.11の風化が叫ばれるが、これは「いまはどこも暖かい」という言葉の後で。エアコン過多で、夏に厚着し冬にTシャツで過ごす愚を我々は続けてよい訳がない。このような発言が看過される日本の鈍感さよ。
●No.4685/1.3

「冬を乗り切る
 5大デイリーブランド宣言。」
と「CLASSY」(2月号)の特集。ZARA、GAP、UNIQLO、PLST、無印良品を“5大デイリーブランド”としたのはよいが、同誌は発刊当時、誌名の意味通り「高級・上等」を志向していたのでは。誌名そのままにファストファッション支持とは疑問だ。
●No.4684/1.2

「残しておかなければいけない
 ものがあるんです。」
と安藤忠雄氏(元旦の『日本経済新聞』朝刊/第三部)。「木は共有物だから勝手に切ってはいけない」とも。安藤氏は本も絵も音楽も映画も興味がない日本人の増加を嘆いた。共有すべき文化が廃れていく。それが何?という反論への答えは歴史が証明してくれるだろう。
●No.4683/1.1


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