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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2014年12月分
「世界には民族、宗教、不寛容
 といった壁が残る。」
独紙のウェルト文学賞を受賞した村上春樹氏の講演での言葉(昨日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。前二者が戦争を起こし後者がモンスターペアレントやインターネット上の軋轢を生むか。寛容なくして前二者を克服できぬが、これも不可能性の領域だ。来年も。永遠に。
●No.4682/12.31

「ゆとり世代。」
の特長を「安さより役立ち方やコストパフォーマンス。仕事も同じで損得、効率、結果が大事」と分析した牛窪恵・インフィニティ代表取締役(28日の『日本経済新聞』朝刊』)。某私大教授も昨今の学生の特性を「全てに効率重視」と一蹴した。だから挑戦しない、と。
●No.4681/12.30

「津波避難場所・ビル。」
一覧が掲載された「江ノ電沿線だより」(vol.87)。大半が海岸近くを走るこの路線だから、とも言えるが3.11以前はネガティブ情報と捉え拒否されただろう。確かに「より高い場所へ」などの心構えは大切だが地震への具体策は(私も含め)周知されていない。
●No.4680/12.29

「アメ横。」
が大晦日近くになりやたらとテレビに登場。“呑める魚屋”「魚草」の大将は「買い出しで来るお客様も少なくなった」と一言(昨日の『ぶらり途中下車の旅』)。激安スーパーの浸透と何より家庭料理の崩壊が進む証左だ。「和食」は観光にばかり焦点を当て過ぎと思う。
●No.4679/12.28

「NEXT MAGAZINE.」
とは女性ファッション誌を中心に51誌の最新号の一部が年末年始に読めるキャンペーン。女性誌合同企画という点に価値がある。もちろん実際の有料購読まで販促効果も忘れない。しかし、“雑誌離れ”が長文そのものへの嫌悪と関係しないことを私自身のためにも祈る。
●No.4678/12.27

「マレーシア航空機の乗客乗員298人の遺体。」
7月17日にウクライナ東部で撃墜され全員死亡と報道された遺体が全て収容されたニュースはあったか。「遺体の収容や真相究明に向け調査」という報はあったが最後の遺体が収容されたという言葉は聞かない。イラク北部での日本人外交官2人殺害の真相も知らないが。
●No.4677/12.26

「県手話言語条例。」
を神奈川県議会が可決と本日のNHKラジオニュース。「手話を『言語』と位置づけ普及を後押しする」とあるが「県民が手話に親しむ機会の確保や手話通訳の養成」が今後どのように進展するか県民として興味深い。確かに普及すれば聴覚障害者の方は便利なのだろうが。
●No.4676/12.25

「受け皿。」
は結果であって目的ではない。前原議員や細野議員は、集団的自衛権の論議で自身が自民党から突っ込みどころ満載である点を分かっていないのか確信犯か。いずれにしても、代 表選を経て民主党は分党すべきと思う。日本が沈む前までに政権奪取できればよいではないか。
●No.4675/12.24

「全国高校生英語ディベート大会。」
とは昨年度、34都道府県代表チームが揃った高校生対抗のディベートコンテストだ。高校球児とは異なり、1〜2日目にかけて合計5試合の予選ラウンドを行うが、それを討論の訓練にするという視点が面白い。「意見を言わない」という日本人への指摘を覆してほしい。
●No.4674/12.23

「徳。」
「銀座寺子屋こども論語塾」主宰の安岡定子氏と明石アナが対談(本日の『ラジオ深夜便』)。安岡氏が「徳」を平板読みする度に、明石アナが語頭アクセントで返す。明石アナが正しいのだが、日本語会話はこのようにアクセントを無視する言語として成立してよいのか。
●No.4673/12.22

「自宅での調理をやめて外食する人が
 増えた場合もGDPが増える。」
つまり女性の社会進出を叫ぶ一方で家事を支える女性の家事労働(女性の家事時間は男性の5.1倍)減少は省みられないと昨日の「日本経済新聞」朝刊。女性に家事をしろと言いたいのではない。私はいつか家庭での手作りの料理や手仕事は滅びるのではと危惧するのだ。
●No.4672/12.21

「イクボス。」
とは子育てに積極的な男性(イクメン)など部下の育児に理解ある上司。本日の「ウェークアップ!ぷらす」ではワークライフバランスに留意する大手企業の取組みを紹介するが、全員の定時帰宅にはそれだけの収益が必要だし17時に指示される外部業者は働くのである。
●No.4671/12.20

「とめどなく批判し、
 疑うことをやめない精神。」
と民主主義を定義した井上ひさし氏(15日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。その意味で先の衆院選で多くの有権者は、安倍議員の「この道」を疑わず集団的自衛権行使や原発推進を批判しなかった。また国会討論を蔑ろに乱暴に策を進める安倍議員の手法も看過された。
●No.4670/12.18

「国会、努力していない。」
と1票の格差提訴で原告の弁護士(本日の『日本経済新聞』朝刊)。今回の衆院選は格差最大2.13倍だった。しかしこの言葉、全ての国会審議に言いたい。衆院選で自民党に投票した方々は国会の安倍議員の逃げの答弁を聞いたことがあるのか。聞いたら棄権した、か。
●No.4669/12.16

「誰かに導いてもらう方に
 心地よさを感じる。」
という脳科学の実験による日本人の特性を指摘した中野信子氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。しかし氏は「議員の功績をしっかりと見極めようとする人間」を民主政治の理想に掲げる。今回の衆院選、暗い未来はそっちのけで景気回復に盲目的に導かれる方を選んだか。
●No.4668/12.15

「この道しかない。」
という自民党の言葉にある道とは何か。1つ真実がある。大地震および自然災害への備え、平和の築き方、原発の後始末、国家財政破たん危機克服、医療費の抑制などにおいて、日本は何一つ解決策を見出していないということだ。だからこそどの道かを論議すべきはずが。
●No.4667/12.14

「サポーター。」
の人種差別を的行為は許されぬが彼らを特別視している(本日の『サタデースポーツ』)。中指を立てるモンテディオサポーターの行為を「悪意はない」と解釈した坂本・ウルトラ長崎代表の考えに同感。日本伝統の「祭事」にもあるルールの中の「乱暴」をいかに捉える。
●No.4666/12.13

「See you」
のメッセージが最寄り駅のマックにも掲げられた。深夜の列が短くなったと思っていたが、一応はターミナル駅の駅前立地だ。FC店舗の脱退が続くというが、期限切れ鶏肉の影響などと言っておらず意地でも新たなサービスを見せてほしい。マックは数年入っていないが。
●No.4665/12.12

「2.2%。」
J1の雌雄を決したガンバ大阪-浦和レッズ戦前半の視聴率だ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。後半が3.0だが、いずれにしても低すぎる。Jの魅力を伝えるデジタル事業に5億使うらしいが、精神の素晴らしさ、サポーターの熱意、地域活性化の成果も伝えてほしい。
●No.4664/12.11

「新しい夜。」
新しい朝が来る。よく目にする表現だが「新しい夜」もあるはずだ。最近は朝活などと称し朝が注目されるが、夜を蔑ろにするのは会話を低く見るのと同じではないか。夜、帰宅し妻と語らう時間から新たな発見も生まれる。飲む機会の減少も会話の希薄化と重なるのでは。
●No.4663/12.10

「財政的幼児虐待。」
というL・コトリコフ氏の説を、石田哲哉・ダイヤモンド社雑誌編集局長が紹介(本日の『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』)。若年層や将来世代に財政負担を押し付けること。大胆な規制改革や公務員給与見直しなどできる事をしないのは責任放棄だ。
●No.4662/12.8

「投票所入場整理券在中。」
と書かれた封書が送られてきた。投票率の低下を問題視するなら、この「投票所入場整理券」という名を例えば「衆議院議員総選挙投票券」などと明確化すべきだし、DMなら当然書かれる投票日が封筒表裏に記載されていない。投票率低下を狙う与党の策略かと見まがう。
●No.4661/12.7

「先制点がカギ。」
とJリーグはもちろんプロ野球でも当然のように言うが、ナビスコカップでのガンバ大阪の逆転優勝、今日のJ1最終戦の浦和レッズの逆転負けを見ていると解説者は安易にそう言うべきではないと思う。素人だって誰だってそれくらい言えるし、また言えないわけだから。
●No.4660/12.6

「タマゾン川。」
ペットで飼っていたグッピーやミドリガメなどの違法投棄により200種以上の外来魚が棲息するようになった多摩川をこう呼ぶ。山崎充哲・お魚ポスト代表がその状況を嘆いていた(昨日の『おはよう日本』)。ここでも、いま静かに日本で広がる沈黙の不正が行われる。
●No.4659/12.5

「いいのは金持ちと役人と議員だけ。」
と本日、群馬県伊勢崎市内で乗ったタクシー運転手の男性。群馬といえば日本随一の保守王国だ。それでもこれくらいの台詞は出る自民党政治なのに、各紙世論調査は自民党圧勝の勢い。内閣の経済政策も解散も評価しないが、投票は自民党という有権者の選択をどう見る?
●No.4658/12.4

「ウイスキーブランドの復刻製品。」
に大手が相次ぎ乗り出す(本日の『日本経済新聞』朝刊)。角瓶やブラックニッカだが、背景には7%と高い2013年市場規模の伸び率がある。ハイボールで伸び、今年はNHK連続テレビ小説「マッサン」が追い風に。ビールも日本酒も羨むブームで脚光を浴びている。
●No.4657/12.3

「人身事故の影響で遅れて
 申し訳ありません。」
となぜ謝るのか、昨日・今日と続けて人身事故が起きた東急田園都市線車内アナウンス。もし乗客に陳謝するなら事故・事件・自殺を未然に防げなかった過失を認める場合しかあり得ない。しかしこの言い方は、人身事故をまるで大雨や強風のように扱っているに過ぎない。
●No.4656/12.1


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