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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2014年8月分
「長時間労働。」
が今後の仕事観で標的になりそう。昨夜の「朝まで生テレビ」でも、女性の昇進のため男性から残業を抑えていくべきという主張がなされた。29日の「日本経済新聞」朝刊では「長時間労働が女性の昇進率に影響」と山口一男シカゴ大教授。「仕事が好き」は時代遅れか。
●No.4579/8.31
「4番目の矢(数え方によっては
 2番目の矢)として、軍国主義が
 復活しないように願いたい。」
と指摘したのは英「フィナンシャル・タイムズ」の28日付記事だ。ちなみに「2番目の矢」とは、構造改革などアベノミクスの“3本の矢”の失敗を意味する。ともかく、英国は安倍議員の危険な傾向を感じるのだろう。それを真っ向から論じない日本メディアも怖いが。
●No.4578/8.30
「ママ84歳。
 ちーママ70歳。」
という北海道は釧路の城山歓楽街にある飲み屋「ストック」(27日の『女の横丁』)。昼の3時に店に出て4時からカラオケで宴が始まる。「ここが私の花の場所」と言いつつ今年、店を閉めるとか。人生に悔いなしと語る女の見事な一生。シャッター通りの灯が眩しい。
●No.4577/8.29
「得も言われぬ。」
とインターネット検索するとGoo辞書、weblio類語辞典(3項目)の次の5番目に私が書く「いいコトバ」 が検出される。コトバンクやYahoo!知恵袋はその後。よく考えるとこの言葉の使用頻度が低く死語に近いとの推測も成り立つ。まさに言いようもない。
●No.4576/8.28
「チョコレート。」
が題名に付く2作品が気になる。昨日の「I A.M.」で紹介されていたタイの女性アクション映画「チョコレート・ファイター」とゲイと障がい者を描いた「チョコレートドーナツ」だ。特に後者は9/6〜19に「シネスイッチ銀座」でアンコール上映、何とか観たい。
●No.4575/8.27
「アラスカ丼、一度
 食べてみてくださいよ。」
と隣に座った仕事相手に男は確かに言ったのだ、都営浅草線「東銀座」駅を出た車内で。検索したが、あれは港区海岸「ラメール日の出」のランチの噂だったか。アラスカ・アンカレッジにある日本食レストラン「やまや」が出す鮭とイクラの親子丼がオリジナルらしいが。 
●No.4574/8.26
「欠品を許さない流通業者の圧力。」
を指摘した元農水省・食品偽装摘発専門チーム・リーダー(『生活と自治』7月号)。土用の丑の日に国産鰻の数量確保を命じられたら欠品は許されないが、この数量は机上の予算に合わせた目標に過ぎない。廃棄される食料品の量は明かされないから無駄は広がるのみだ。
●No.4573/8.25
「ヒップ。」
を「『常に〜ではない』が核になる」と説明した佐藤良明・元東京大学教授(『メトロミニッツ』8.20号)。Hipは西アフリカ・ウォロフ語の「見る」「目を開く」に由来とも。60年代のヒッピーはこの語から生まれた。常に失うべきでない意識であるとも言える。
●No.4572/8.24
「ベイスターズ女子。」
のパワーで横浜DeNAベイスターズ主催試合の動員は前年比11%増、12球団トップの伸び率だった昨年を超える勢いだ(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。この名もまだ非公式だがカープ女子を凌ぐ人気だ。この"女子枠"、サッカーや他競技との争奪戦ともなりそう。
●No.4571/8.23
「夕方から消費。」
とは残暑がやわらぐ夕方以降の集客を狙うホテル・レジャー施設の企画(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。午後6時・7時半出航のかき氷付き納涼船(3,500円)やプールとビアガーデンのセットなど多彩。残業が減り夜遅くまで飲まず早く帰りたい若い層も増加とか。
●No.4570/8.22
「(暑さに)まだまだ警戒が必要ですね。」
と真顔で述べた鈴木奈穂子アナ(昨日の『おはよう日本』)。我々は毎日、天候におびえ過ごす存在になったか。日本生気象学会の指針に「28〜31℃で厳重警戒、外出時は炎天下を避け室内では室温の上昇に注意する」とあるが、それでは仕事も勉強もできず非現実だ。
●No.4569/8.21
「本鵠沼(ほんくげぬま)。」
小田急江ノ島線のこの駅を「ODAKYU VOICE」(8月号)で紹介。江ノ島に年何回か行くので何度も通り過ぎたが降りてはいない。海に近いイメージがあるが、鵠(うぐい)つまり白鳥が飛来する沼がその名の由来とは知らなかった。いま蓮根で町興しを図るとか。
●No.4568/8.20
「古関裕而(こせきゆうじ)。」
と聞けば歌番組の審査員の思い出が浮かぶが、早慶両大学の応援歌(『紺碧の空』、『我ぞ覇者』)と巨人・阪神の応援歌(『闘魂こめて』、『六甲颪』)を作曲し、高校野球大会歌「栄冠は君に輝く」からオリンピックマーチまで手がけていたとは。本年、生誕105年。
●No.4567/8.19
「生き方の数だけカレーはある。」
と「みんなのおうちカレー」の書評(『メトロポリターナ』8月号)。友人にカレー店巡りを趣味にする夫婦がある。私は大学取材の折にどこも300円を切るカレーを必ず学食で食べる。辛いのが苦手な妻が作る我が家のカレーも間違いなくカレーだ。2日目はドライで。
●No.4566/8.18
「浮いて待て。」
この言葉は、着衣のまま溺れかけた際の格言(15日の『私も一言! 夕方ニュース』)。7月に静岡県伊東市の沖合で行方不明となった男性が、仰向けで海面に浮いて体力を温存し約20時間後に救助された。1,448件の5割が6〜8月に起きる。くれぐれもご注意を。
●No.4565/8.17
「空涼み。
 夕涼みイルミナイト。」
上は「スカイクライミング」を訴求するスカイツリー、下がライトアップの魅力を表した東武動物公園の中吊広告キャッチフレーズで田園都市線車内に平行して掲示された。天気予報も「暑い!」を繰り返すだけでなく涼しさを感じた瞬間を話す程度の工夫を見せてほしい。
●No.4564/8.16
「平和。」
終戦の日の各党談話で11党中8党がこの言葉を使った(本日の『日本経済新聞』朝刊)。平和のためなら戦争もできる。いま平和とはそんなものか。自民が「平和」を使わなかったのは、この言葉が「平和憲法」に通じるから。公明が掲げる「平和の党」の言葉が空しい。
●No.4563/8.15
「人間はいいな。
 笑えて、泣けて。」
感情認識パーソナルロボット「Pepper」のキャッチフレーズだ。ソフトバンクが、まさに自ら誕生させた商品の切ない感情を代弁し、同時にターゲットである人間を励まし、かつそれだけの感情認識機能が搭載された商品特性を訴求する三重の意味が込められて秀逸。
●No.4562/8.14
「国内企業6割以上が後継者不在。」
と帝国データバンクの7月29日発表の調査(『東商新聞』8月10日号)。ただこれは売上高と関連があり、1億円未満では76.6%に上る。当社も大きな変化がなければ私の代で終わるが、現実社会の掟でやむを得ない。ただ、以前より子供が継ぐ例は減っているか。
●No.4561/8.13
「ヒマラヤを
 マウントフジのようにするのか。」
と現地で言われた野口健氏は、当時の富士山の不法投棄を知り、ゴミ拾い活動を開始(昨日の『おはよう日本』)。「富士山の世界遺産登録は一年見送られてほしかった」と言う野口氏は、それが反省の機会になったと述懐。スタジアムでゴミを拾う日本人との差はどこに。
●No.4560/8.12
「スーパームーン。」
とは月と地球の距離が近づき月が大きく見える現象で、今日の午前2時43分に約35万7000キロになる。もう少しだがどうしよう。今年の中秋の名月は9月8日だが、この日の月も大きい。さらに今年は満月が地球の影の中に完全に入り込む皆既月食が10月8日に。
●No.4559/8.11
「大雨特別警戒情報を発表しました。」
と台風11号による三重県への警告を、気象庁は「発表」と言った。気象庁WEBサイトでも「気象特別警報発表中」とある。道浦俊彦氏により「発令する権限がない」とする気象庁見解が紹介されているが、極めて「発令」に近い情報を発表と言うからおかしくなるのだ。
●No.4558/8.10
「躙り口(にじりぐち)。」
軽自動車に“茶室”を積んで茶道を広げる移動茶屋「ノ庵」が紹介した、茶室における客人の出入口(本日の『ぶらり途中下車の旅』)。身分の差なく頭を下げなければ入れないサイズに設計される。「軍師官兵衛」でも、千宗易の茶室に招かれた官兵衛の姿が印象に残る。
●No.4557/8.9
「林業。」
に転職する若者たちが多いと昨夜の「NHKジャーナル」。林野庁が推進する「緑の雇用」制度で事務職から林業に飛び込んだ女性は、国の支援で必要な知識・技術を覚えられる点が決め手になったと語る。いずれにしても、仕事における前向きなニュースは気持ちがいい。
●No.4556/8.8
「睡眠をよくとり、
 体力をつける。」
という趣旨の熱中症のアドバイスを、いつもの紋切り型の情報に加えた近田雄一アナ(昨日の『おはよう日本』)。少なくともそうした生活面の注意を呼びかける緊急性に迫られている。しかし四季の気温変化に対応できない現代人の異常が元凶である点は一切語られない。
●No.4555/8.7
「戦争体験が遠くなる。」
と広島原爆忌の今日の広島県民(本日の『おはよう日本』)。語り部に暴言を吐くのも、寝転んで妨害するのも戦争教育以前の教育の問題だ。そして日本の地理も文化も風化速度は速い。私は16歳で志願して戦地に赴いた父の命が蹂躙された事実を通して戦争と向き合う。
●No.4554/8.6
「エスカレーターは歩かず2列で。」
と危機管理アドバイザーの国崎信江氏(本日の『ラジオあさいちばん』)。エスカレーターは歩行のために設計されておらず、左手の不自由な方や杖をついている方、子連れは左側に立てないと指摘。どこまで社会に受け入れられるかは微妙だが、安全管理の点では一見識。
●No.4553/8.5
「珈琲は眠くなる。」
と近所の珈琲豆販売店の店主。「よい」とか「本当の」などの表現は最後まで使わなかったが、浅煎りで雑味の出ない珈琲豆は香り高く脳からα波が出るので眠くなると言い実際に就寝前に飲む方も多いとか。味は巷のコーヒーとは全く別物。スタバに騙されてはいけない。
●No.4552/8.3
「松田直樹。」
選手の特別なファンではないし今日が病に倒れた日とは妻に指摘されるまで知らなかった。それなのになぜ昨年コピーしていた岡山一成選手の文章をたまたま読んだのか。不思議な気持ちに包まれた。何度読んでも泣いてしまう、これほど濃密な追悼文を私は他に知らない。
●No.4551/8.2
「もはやブラジル系日本人。」
とガンバ大阪・宇佐美貴史選手の技術を称えた「エル ゴラッソ」(7/30・31日号)。彼のシュートを見ていると本当に「巧さ」を感じるし、果敢なドリブルにはワクワクする。この調子でもっと破壊力を生んでほしい。アギーレよ、この男を見よ、 (代表に)入れよ。
●No.4550/8.1

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