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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2014年7月分
「ヒストリーピン。」
とは地図上のピンをクリックすると、その地の古い写真を見つつ投稿者の思い出を読めるプログラム(昨日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。静岡県富士市や東京都日野市では、古い写真をもとにイベントや街頭展示を行った。知っている場所なら世代間の格差はなくなる。
●No.4549/7.31
「足りない送電力。」
と本日の「日本経済新聞」。再生エネルギーなどを核とする発電事業者が急増するが、住民に送る送電線の工事が欠かせない。だがこの工事が需要に追いつかないのでは2030年に再生エネ2割の目標もかすむ。重要課題が先送りされる現実にもお手盛り予算は消えない。
●No.4548/7.30
「岡田美術館。」
箱根・小涌谷にある本美術館に出かけた。余裕をもたせた5階建の空間に日本の古墳時代、中国の殷時代からの土偶や埴輪、仏像、さらに江戸から明治期にかけての絵画、掛軸に屏風(妻の曽祖父の作品も展示)、焼物などが充実。一般・大学生2,800円の価値は十分。
●No.4547/7.27
「人生の主人公。」
「Be a driver.」というマツダのスローガンに続いて「自分の人生の、主人公になろう」と言われては首を傾げる。いかに苦しみ多き人生でも主人公は自分しかいないし、だからこそ人生は厳しいのだ。一見この表現はドラマティックではある。しかし矛盾がある。
●No.4546/7.26
「つめたい。」
で始まるキャッチフレーズが3m以内に2つ、田園都市線。「つめたい。つめたい。角ハイボールがお好きでしょ」と「つめたい午後の紅茶」。猛暑が続く都内に「つめたい」が効くか。ただし、冷たい飲み物は胃液を薄め胃の調子を狂わせ夏バテの一因となることもある。
●No.4545/7.25
「コシノホネ。
 サンタイゴ。」
これを言語の意味をこめず平板読みであたかも記号のように読まれたら咄嗟に理解できるだろうか。それぞれ「腰の骨」と「3対5」前者は事故の、後者は高校野球のNHKラジオニュースで聞いた。最近は文章ごと平板読みされる事も多い日本語だが、もう言語じゃない。
●No.4544/7.24
「天ぷらの日。」
梅雨明け早々で急に気温が上がるこの時期は、体が暑さに慣れていないため天ぷらを食べ調子を崩さぬよう元気に、との意味から23日がこの日に。20日にサクッとした衣の鱧の天ぷら、甘みあるとうもろこしのかき揚げを近所の蕎麦屋さんで食す。早くもバテぬように。
●No.4543/7.23
「深煎り。」
が断然、主流のコーヒー豆。深煎りはカフェインが少なく良い豆でないとできないなど、さも浅煎りを凌ぐような情報が乱れ飛ぶが、豆の味や香りを楽しめるのは浅煎りだし、コーヒー・ポリフェノールは深煎りより多い。浅煎りで勝負する店舗がもっと増えていいと思う。
●No.4542/7.22
「カストロールEDGEインデックス。」
サッカー選手の動きやパス、シュート、タックルなどがチームの得点と失点にいかに正負の影響を与えたかを数値化した指標。カストロールが自動車用エンジンオイルなどのメーカーである点が興味深い。こんな指標が職場で可能になれば成果報酬制もより納得がいきそう。
●No.4541/7.21
「平和国家という言葉を唱えるだけで
 平和が得られるわけではない。」
と安倍議員が防衛大卒業式で訓示したとか(今朝の『JNNニュース』)。まずこれは「だから外交が重要になる」とも言え言葉について当然の事実を語っただけだ。抑止力という言葉を唱えるだけでも平和は得られない。平和を「観念的」と曲解するのと同じ幼い論法だ。
●No.4540/7.20
「枯葉。」
は原題「Les Feuilles mortes」の直訳「死んだ葉」に由来するが、米国流に変えられた題名は「Autumn Leaves」で「秋の葉」だ。パリ万博当時から日本びいきのフランスは米国より日本に合うか。今夜の「ジャズ・トゥナイト」を聴きながら。
●No.4539/7.19
「英国では多くのことが駄目だが、
 していいことはしていい。
 フランスでは多くのことはしていいが、
 駄目なものは駄目。
 米国では駄目なことすらしていいが、
 ソ連では、していいことすら駄目である。」
これは「民主主義の原則」という旧ソ連の小話だ(先日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。共産主義体制下での度を越した厳しさを皮肉った表現だが、それは「なすべきことすら駄目である」とでも言うべきか、つまりは正義すらも。ソ連が風化したロシアに関わる惨事に。
●No.4538/7.18
「車内も雨天? 濡れた傘。」
と「ほくそう(北総開発鉄道)マナーシリーズ」車額広告で「傘は水気をきってたたむ」と当然のことを呼びかける。雨の日に傘を広げたまま座席の前に立たれると、どうしてよいか分からない。腕に掛けて傘の先を目に向けたり、傘の先を後ろに向けて歩いたり、恐怖だ。
●No.4537/7.17
「ヘリコプター・ペアレント。」
とは頭上を旋回するヘリコプターのように子供を監視しトラブルに介入してくる親(昨夜の『NHKジャーナル』)。最近はLINEで頻繁に指示を出すらしいが、子供は自分で判断する力を失い自信を育てられない。もちろんその異常な行為は、やがて自らに降りかかる。
●No.4536/7.16
「アノニマス=anonymous。」
な街と東京を表したM・ロバートソン(『TOKYO PAPER』005)。人間関係よりコンテンツが先に評価され契約に結びつく印象が理由だが、肩書き偏重は消えてはいない。この言葉は「匿名」を意味する英語だがハッキングなどを展開する同名の集団も存在する。
●No.4535/7.15
「女の人生は結婚相手で決まる。」
と「ビートたけしのTVタックル」(『結婚できない国ニッポン 第2弾「婚活ハズレ世代」の怒りSP』)出演の合コン婚活アナリスト。これを聞いていた妻、「そうかな?!」と一言。そして「年収を基準にしてたら結婚できるわけない」と私を見ながら出演女性を一喝。
●No.4534/7.14
「人口増ではなく人口減。」
を前提にした政策を行うと主張した鈴木直道・夕張市長(本日の『新報道2001』)。コンパクトシティ(中心部に都市機能を集約し利用可能な規模に収めた都市形態)への取組みもその一環だが、「人口増を目指さない政治家」という批判を一蹴する覚悟を支持したい。
●No.4533/7.13
「ライト層。」
とは初心者や日常での関心の低い層をいうが、法人向けの入場券が過去最高売上を記録したブラジルW杯のスタジアムにこの層が多いと本日の「日本経済新聞」で吉田誠一氏。だからこそ「サッカーの魅力に満ちた試合を」と苦言。4年後へ、さあ来週からJリーグ再開だ。
●No.4532/7.12
「涙活(るいかつ)。」
涙一粒でストレス解消効果が一週間続く、と寺井広樹氏(先日の『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』)。その力を活用する試みがこれだ。怒りの涙は太るが、感動の涙は精神が落ち着いてダイエットに効果的とか。陰の「涙」が陽の側に進出しつつある。
●No.4531/7.11
「テレビでは見えない
 ワールドカップのウラ話。」
と題し山本昌邦氏が帰朝報告を行う。東京都町田市における日本経済新聞の地域イベントだが、解説者たちはそれぞれに土産話で稼ぐか。山本氏はサッカーのマネジメントノウハウを活かしたビジネス講演会を行っている。確かにこの競技には数多くの人間的側面が現れる。
●No.4530/7.10
「箱根駅伝まであと177日。」
と「中大スポーツ」(7月9日)/箱根への道。この数字を見て改めて今年も半分を過ぎたと感じた。そして全日本大学駅伝予選会も雷により中止が危ぶまれたかと、こちらも今年の異常気象を思う。残りの日々、選手たちを猛暑と豪雨と何が襲うか、大自然の警告を前に。
●No.4529/7.9
「白菜と大根以外は天ぷらにできる。」
と先日の「アド街ック天国」で築地市場「てんぷら黒川」のご主人が言っていたのが印象に残る。千切りにしかき揚げにするなど、この2つを天ぷらにする方法を想像し、天ぷらにできないたねを考えてみる。山海の幸でなぜこの2つが選ばれたのか、その理由に興味津々。
●No.4528/7.8
「必要なのは理念。」
と防衛論議に関し石破自民幹事長(昨日の『日曜討論』)。安倍議員は反対論を「観念的」と述べた。井上公明幹事長は「専守防衛」と言い、恣意的でなく客観的に判断可能だと。反対論も理念だし他国の戦闘地域に行く可能性を含み恣意的に拡大解釈できるのは明らかだ。
●No.4527/7.7
「ストリートサッカー。」
と言えばブラジルの子供たちの姿が浮かぶ。だが浅田真樹氏はW杯のブラジルの街でその光景を目にしないと語る(『ナンバー』World Cup Brazil 2014 Special Issue3)。草野球、草サッカー、草相撲。私だってやったそんな遊びも消えたか。
●No.4526/7.6
「リオ・デ・ジャネイロ。」
ポルトガル語のRio de Janeiroは「1月の川」を意味するのだとか。実はこれ先日、近所のお蕎麦屋さんの客の会話で聞いた。さて、サッカーワールドカップ14日決勝時点のリオの川の流れは冷たいか。と言っても、彼の地の1月の平均気温は26度なのだが。
●No.4525/7.5
「反対の訴えもまた冷静な議論の
 糧とはならず。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。平和憲法と集団的自衛権の関係を「観念的」と切り捨てる安倍議員の頭はそもそも反対の訴えを理解できない。議論がかみあわぬ原因は安倍議員の側にある。戦後日本を支えてきた「戦争反対」という"観念"をなぜ一言で無視できるのか。
●No.4524/7.4
「金偏に美しい。」
はマグネシウムの漢字(先日の『ラジオあさいちばん』)。横田邦信・東京慈恵会医科大学教授はインスリンの働きと分泌を活性化する効果を強調し、これが不足する事態を「新型の栄養失調」と指摘した。厚労省の意図に反し味噌汁など和食の衰退の弊害がここにも及ぶ。
●No.4523/7.3
「集団的自衛権閣議決定の全文。」
を読んだが、基本的に現状と変わらない、という意図の下で書かれているので、現状でいけない理由が分からない。会見で安倍議員は「海外の紛争から逃げる日本人を乗せた米国の船が日本近海で攻撃を受けた」事態をまた繰り返したが、ごまかそうとする意識ありありだ。
●No.4522/7.2
「戦争への箍(たが)を緩めてる。」
と北と南の両国でベトナム戦争取材を敢行した戦場カメラマン、石川文洋氏が現政権を批判した(本日の『ラジオ深夜便』)。戦争への「たが」は二重、三重に締めるべきとも。自民・公明の言う歯止めなど、有事になれば知ったことではない、になる。それが戦争なのだ。
●No.4521/7.1

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