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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2014年4月分
「プレッシャーで
 硬くなっている。」
セレッソ大阪・柿谷曜一朗選手のリーグ戦ノーゴールの理由を訊ねられてこう答えた解説の福西崇史氏(昨夜の『Jリーグタイム』)。プロ野球でも打てないと「焦りがある」などと言う解説を聞くが、プロである以上、素人でも言える視点ではなく技術的に答えてほしい。
●No.4459/4.30
「8,157兆円。」
財政制度等審議会は、政府が現在の財政健全化目標を達成できても、収支改善策を追加しない限り国と地方合算の債務残高は2060年度にはこの額に達すると試算。しかも希望的観測が含まれる。不可能性の時代に生きる我々の多くはそれでも日本にしがみつくしかない。
●No.4458/4.29
「限界集落。」
とは人口の5割以上が65歳以上の高齢者になり社会的共同生活の維持が困難になった集落を指すが、学校の統廃合が30〜40代が住む環境を壊していると本日の「NHKジャーナル」。そこで廃校を復活させる模様を紹介するが、着想は正しいもののあくまで出発点だ。
●No.4457/4.28
「ケータイをパタンと閉じて
 ポケットへ 今日の自分を
 これでリセット。」
電車で携帯電話を大きな音をたてて閉じるのはある種のマナー違反だと思うが、その音で人はある種のカタルシスを感じていると分析する。そんな事を考えていたらこの歌が浮かんだ。それは通勤カバンのファスナーを閉じるときの顔と似る、現代人の典型的な一シーンだ。
●No.4456/4.27
「歌詞の印刷代のカンパ。」
を募る貼り紙をフロンターレ対ガンバ戦が行われた等々力陸上競技場・ホームAゾーンで見た。企業の広告塔を否定できず殆ど金満球団ばかりのプロ野球への興味が急速に薄れている。チーム運営に対する純粋さ、サポーターの懸命な姿が、Jリーグを愛する理由の一つだ。
●No.4455/4.26
「過密日程。」
とJリーグの実況は試合間隔が短くなると選手の疲労ばかり言う。確かに事実だがファンは楽しむ機会が増えるし、疲れより試合ができるのを喜ぶのがプロだと様々な選手に感じてきた。だからネガティブ面の強調はやめてほしい。私も1週間で2試合観戦、ワクワクする。
●No.4454/4.25
「成城学園と和光学園。」
どちらも幼稚園から大学院までを備える学校法人の広告が小田急線車内に並んで掲示されていた。少子化の折、幼稚園から子どもたちを取り込まないと学校経営が成り立たない、という切実感が伝わる。少子化に加え質の低下が叫ばれるなか見境ない大学設立は大いに疑問。
●No.4453/4.24
「アメリカ合衆国オバマ大統領来日に伴う
 特別警戒を実施。」
という声が響くが、警官の数が駅構内に増えた点とゴミ箱・コインロッカーの使用中止以外に何を強化したのか。日常化した「特別警戒」なる言葉の根拠がそもそも曖昧なのだ。不審物・不審者の発見に乗客の協力を呼びかける以前に、一体どう警戒しているかを訊きたい。
●No.4452/4.23
「大手スーパーの小型店出店。」
つまり大手スーパーのコンビニ化が進む(本日の『日本経済新聞』朝刊)。イトーヨーカ堂初め4社はいずれも出店増。背景には超高齢社会があり都内でも買い物に不便な地域は出店競争が激化する。どうでもよいが出口で顔が合ったら「ありがとう」くらい言ってほしい。
●No.4451/4.22
「幅3メートル未満。」
の歩道の自転車走行を原則禁止する警察庁の新ルールが示されたが、「車道を走る自転車は危険」という声が多い。こんなルールを発表しても警察官が自転車で走っているのだから現実味なし。自転車運転者に"歩行者優先"の意識が皆無で乱暴過ぎる点をまず是正すべき。
●No.4450/4.21
「文書通信交通滞在費。」
とは国会議員に毎月定額で支払われる100万円の金(本日の『報道ステーション SUNDAY』)。領収書不要で使途不明可とは何だ。2千万円を超える年収が格別高額とは思わない。しかしこの経費に加え立法調査費や公設秘書人件費などのお手盛りは無法地帯の如し。
●No.4449/4.20
「あおばら。」
という名のジャムを知り合いよりいただく。栞に「カラスザンショウの伊豆方言」とあるが美しい名で独特の風味があった。「果実は健胃、暑気あたりに効く」とか。サントリーの"青いバラ"は有名だが、それでもやはり自然界の「青」にはかなわない、という声を聞く。
●No.4448/4.19
「入梅イワシ。」
とは最も脂がのる6月頃のイワシを指す(本日の『日本経済新聞』朝刊)。記事に理由が示されていないが今年は前倒しで漁が行われ1尾78円の特売が行われているとか。「安値でも購入意欲が盛り上がらない」らしいが、魚好きの我が家も確かにイワシを買っていない。
●No.4447/4.18
「ガクケン。」
なる言葉が「学生献血」の略と「THE REASON WHY」で知る。90回近い献血歴をもつ私も、健康チェックと確実に人のためになる行為、という点で献血を薦めたい。番組MCの南沢奈央氏の卒論が「落語における名人論」と知り落研出身の私はとみに興味がわく。
●No.4446/4.17
「食品ロス率。」
とはまだ食べられるのに捨てられる食物の割合だが、(家庭で三食・間食のため調理・飲食した)世帯食の平成21年度の率は3.7%。したがってこの部分をなくせば消費税をカバーできると15日の「おはよう日本」。我が家も同様だが少なくとも賞味期限は無視する。
●No.4445/4.16
「4444。」
本欄の回数が4月の本日、4444回となる。「ぞろ目」は2つの賽を振って同じ目が出るとき、競馬・競輪の連勝式で同じ数字が並ぶ場合を指すが、4が4つ並ぶ回数を見ると感慨深い。ジュエリーブランド「4℃」の理念は氷が張った水面の底の温度で安息を表すとか。
●No.4444/4.15
「遊びたい日は自分で決めなさい。」
と強い口調で言い続けながら、サッカーなどの習い事と進学塾、さらに放課後活動のスケジュールを調整するよう指示出しする母と中学生くらいの男の子を、JR「渋谷」駅東口前の信号待ちで見ていた。多くの少年少女がスケジュールに追われる、現代の壮大な人体実験。
●No.4443/4.14
「やぶさかではないんだろう。」
と公明党 の上田勇議員(本日の『日曜討論』)。「やぶさかではない」とは「 (本来の立場を濁して)賛成する」意味で使われるが、推量を表す助動詞の連語「だろう」でさらに曖昧さを強めた用法は不可思議の極み。安倍議員もよく使うが、言葉を大事にしない人だから。
●No.4442/4.13
「独居高齢者
 都市で急増。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。「大きく変わる家族の姿」とさも大事の如く書くが、それが常態化したのが現代だ。私の親も二人暮らしでいずれはその可能性が高く私も同様。独居を選ぶ側の意識変化も考えれば時代の流れなのだ。安易に解決策を求める記事は底が浅い。
●No.4441/4.12
「実験ノート。」
なるものを理化学研究所の小保方晴子氏・研究ユニットリーダーの「STAP細胞」論文不正問題で知る。日々の実験結果や成果を細かく記録したノートで実験を科学的に再構築するのに役立つらしいが、互いの記憶が曖昧になる我々の仕事にも同様のノートが役立ちそう。
●No.4440/4.11
「酒言葉。」
を「R25」(4/03→4/16)で知る。カンパリオレンジが「初恋」で、ジンライムは「色あせぬ恋」とか。アメリカ発祥のカクテルが禁酒法時代に欧州に広がって生まれたらしいが、テキーラサンライズの「熱烈な恋」など、ひねりはいま一つで安易な印象も抱く。
●No.4439/4.10
「自転車安全利用五則の周知徹底。」
春の全国交通安全運動ポスターの重点トップにこの文言がある。五則の1に挙げられるのが「自転車は車道が原則、歩道は例外」だ。もちろん補則はあるが、これを守らせない限り安心して歩道を歩けない。だが守らせるには道路環境整備が必要。中途半端としか言えない。
●No.4438/4.9
「第5の権力。」
というグーグルの幹部が著した書籍を6日の「日本経済新聞」で紹介。第5とは立法・司法・行政・報道機関に次ぐ「オンラインでつながった個人」を指す。本書は多くが匿名で隠れるこの権力を国家や革命など深刻な問題のリスクと捉える。少なくとも広告は困っている。
●No.4437/4.8
「心強い。」
と入学式にまでついてきた自分の親を語った明治大学の新入生(本日の『ニュースウオッチ9』)。「来なくていいと言ったのに」くらい言えないか。新入生8千人に親が1万2千人という有様から日本社会の行く末が見える。もちろん行くのは自由だ、しかし歪んでいる。
●No.4436/4.7
「一番、マナーのいい東京に。」
と舛添都知事(本日の『新報道2001』)。“世界一の都市”を掲げる都知事が最も実現したい東京の姿らしいが、ここまでマナーが崩壊し倫理観が喪失し、しかも情報リテラシーが低下した日本で、特に自転車マナーを挙げていたが、できるのなら本当に心底から願う。
●No.4435/4.6
「自衛隊、役割拡大を。」
とヘーゲル米国防長官(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「積極的役割を果たそうとする日本の努力を歓迎」と言うが、まだ集団的自衛権の行使すら未決定なのに何だこれは。「内容を知らない方が多い」と自民議員は馬鹿にし続けてきたが、決めるのはこれからなんだよ。
●No.4434/4.5
「住民が入居する。」
先日あるNHKアナが、この「入居する」の部分を一度平板読みした後で「入居」の「に」にアクセントを置いて言い直した。このように、文節の切れ目で文節全体を平板読みする癖がそもそも局アナにある。ここまでのアクセントの崩壊は言語たる基盤を放棄するものだ。
●No.4433/4.4
「荷物挟み。」
によるJRの遅延情報が午前に告知されていたが、実は今朝9:27分発山手線内回りが「五反田」駅発車後すぐ急停車。「人身事故?」という囁きが聞こえたが同じ理由で1〜2分停まった。駆け込み乗車は私もやってしまうが、荷物を挟む迷惑なタイミングではしない。
●No.4432/4.3
「駅是。」
なるものがあると「五反田」(Vol.60)の菰淵・JR五反田駅長のインタビューで知る(インターネット上にもない)。駅の方針を示す言葉だろうが、「五反田」駅は「前向き」とか。1年半後のホームドア設置に向け変わる同駅だが、他駅の駅是も知りたくなった。
●No.4431/4.2
「桜新町。」
とは東急田園都市線の駅だが、いかにもこの時季にふさわしい名前だ。東急沿線スタイルマガジンと名付けられた(当社作成の広告も掲載される)「サルース」が特集を組み、地元ケーブルテレビ局の沿線情報番組でも紹介された。もっともこの駅、八重桜が見事らしいが。
●No.4430/4.1

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