プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
15年間にわたるバックナンバーはこちらから

2014年2月分
「ながらスマホにマナーを。」
と公共広告機構のCM。私はよく、ホームを歩く何人が“歩きスマホ”をしているか車窓から簡易チェックする。平均3割だが5割を軽く上回るときも。アトランダムな個人調査だが、正式に調べてほしいものだ。相手がよける確率に頼り、迷惑を考えないからたちが悪い。
●No.4398/2.28
「ハモニカ。」
とはメカジキの背びれの付け根に伸びる骨と身の部分で脂がのる気仙沼の名物(26日の『ごきげん歌に乾杯!』)。朝ドラ「ごちそうさん」では「天神祭の夜店に出ていた」という設定で同名のお菓子が出てくる。こちらは架空の設定だったが実在の食文化があったとは。
●No.4397/2.27
「クロナッツ。」
とはクロワッサン生地をドーナツ状にして揚げクリームをはさんだスイーツ(本日の『I A.M.』)。5種のテイストのうちナビゲーターの藤原恵子氏は「塩キャラメルチョコレート」がお奨めとか。ともかく高カロリーであることは間違いない。やっぱり和菓子がいい?
●No.4396/2.26
「大丈夫。」
を肯定的に使うのはいいが否定的に使うのは誤りと三谷幸喜氏が指摘(本日の『MAKING SENSE』)。例えばカフェで食事した後、デザートを勧められ「大丈夫です」と断わる類だが、実は私も使ってしまう。「全然」を肯定的に使う事例は古典にもあるらしいが。
●No.4395/2.25
「『親より勉強ができない』5割。」
という、すららネットの調査データ(本日の『日本経済新聞』朝刊)は何を語っているのだろうか。高学歴の親が与える目に見えない威圧感を感じてしまうのは、勉強で親に望む1位が「口出ししないでほしい」(32.1%)だから。私の父母は一度も口出ししなかった。
●No.4394/2.24
「オムニチャネル。」
をテーマに鈴木康弘・セブンネットショッピング社長が対談(本日の『日本経済新聞』朝刊)。在庫や販促を共有化し店舗やネット、カタログの別なく買い物ができるというイメージは分かる。しかし「顧客の嗜好を識別し商品を届ける」ことが果たして楽しいのだろうか。
●No.4393/2.23
「キミをひとりで戦わせるわけにはいかない。」
スカパーのこのCMの制作者の方に敬意。香川真司選手の現状を考えると、決意を述べる姿が痛々しいが、傍観しかできない未加入の私が言うことではない。本日、JリーグはFUJI XEROX SUPER CUP 2014、プロ野球は12球団一斉オープン戦。春だなぁ。
●No.4392/2.22
「異字同訓。」
「のぼる(上・登・昇)」など読みが同じで字が違う「異字同訓」の漢字の使い分け報告書を文化庁が公表(本日の『NHKニュース』)。「地面を蹴って跳ぶ」と「跳ぶ」を説明する際「毛って」と平板読みしたNHKアナの危うさには、日本語について話す資質を疑う。
●No.4391/2.21
「転倒。」
冬と夏のオリンピックの違いはこの転倒の多さだ。全て雪と氷の上で競技が行われるので多くの悲劇がそこに生まれる。ただ、アルペンで転倒の後も戻って競技を続ける選手や、転倒を見事な復活劇に変えた浅田真央選手の演技のようなドラマが見応えを膨らませてくれる。
●No.4390/2.20
「フライドポテトの作り方。」
を熱心に読む白髪の紳士が隣に。「日経MJ」とあるのはかつての日経流通新聞。付けて食べる(ペースト状の)ディップを選ぶ楽しさ、と小見出しが踊る。深夜の東急田園都市線でフライドポテトの記事に読み耽る男の構図がおかしい。と思う私は「魯山人味道」を読む。
●No.4389/2.19
「宜しくお願いいたします。」
とは多くのメールの最後に記される便利な言葉だ。もちろん私も使うが、他の言葉と使い分ける。最近のメールでは、例えば問題が解決しない内容で、方針を示す共有事項がなく収拾がつかぬまま結びの言葉が見つからず書かれるケースなども多くステレオタイプの象徴だ。
●No.4388/2.18
「一丁目一番地。」
本日の国会中継でもみんなの党議員から出たこの言葉は、最優先課題や党の根本などにも使われる。政界では当選回数の若い議員が座る演壇に近い前列をこう言うとか。ならば「第一歩」の意味が相応しいとも思うが重い意味なのに軽い表現で政治家の言語センスが分かる。
●No.4387/2.17
「スポーツ観戦おすすめメニュー。」
と題し「昆布たら」や「炙りいわし」「フルーツゼリー」などを店頭に並べた乾物・食材専門店の富澤商店。確かにこのようなプレゼンをされると、つい一袋と思ってしまう。今日は全日本実業団山口ハーフマラソンもある。ソチ五輪以外のスポーツを軽んじないでほしい。
●No.4386/2.16
「期待を大きく裏切る。」
町田樹のショートプログラム11位発進をこう表した「読売新聞」本日朝刊。フリーで5位と盛り返したが、まさに言いたい放題とはこれだ。メダル圏内11位への言い方ではない。彼の真摯なインタビューとは正反対の心ない記事と感じた。多くの日本人の思いとは違う。
●No.4385/2.15
「一人暮らしの台所。」
東京都文京区のミニコミ誌「空(くう)」の1コーナーだ。1月号では「抹茶餅」が取り上げられるが、文京区の単身世帯数は5割を超す。構成は40 歳未満が56.2%、高齢者世帯(65 歳以上)が17.7%。2005年の資料で恐縮だが、超高齢化と晩婚化を映す。
●No.4384/2.14
「衆議院予算委員会質疑中継。」
を数日、オフィスのラジオで聴いたが、いい加減さや矛盾が全開で飽きない。メディアはもっとこの点を衝いてほしい。一般人が新聞記事やテレビ中継に全て目を通すのは難しく野党の「審議不足」批判への評価すらできないし、国会審議はもっと面白く料理できるはずだ。
●No.4383/2.13
「諧謔。」
という言葉で先頃逝去した大滝詠一氏の一面を評した佐野元春氏(昨日の『元春レイディオ・ショー』再)。私はこの言葉を書いた経験も言った覚えもない。もちろん何度も読んだが書けない。佐野氏の語彙の豊富さに驚くと共に、死語とはかくの如く生まれるのかと思う。
●No.4382/2.12
「公益及び公の秩序。」
自民党の改憲草案で「公共の福祉」という言葉が削除され、この言葉に修正された意図を訊ねた長妻昭議員(昨日の『衆議院予算委員会質疑中継』)。「勘ぐりだ」と嘲笑する安倍さんは法の言葉の重要性が全く分かっていない。またこの表現は「分かりやすく」は、ない。
●No.4381/2.11
「街頭の反応と世論調査の結果が違う。」
と繰り返した小泉純一郎氏(昨夜の『Mr.サンデー』)。同番組は細川・小泉コンビの演説を街頭で聴いた層は(小泉人気で見物に来た)選挙権のない人達が多数と分析。もちろんSNS上の論争も選挙結果には結びついていない。足を運び鉛筆で書く“選挙”だからだ。
●No.4380/2.10
「心折れた。」
と就職説明会当日の大雪に対し述べた大学生(昨日の『news every.サタデー』)。この言葉は、例えば投手の肘手術など拠り所を失うほどの逆境での表現だったはずで、しかも「折れそうになった」と立ち直る文脈で主に使われたが、若者はいとも簡単に折れる。
●No.4379/2.9
「例年の半分で1.5m。」
と本日の積雪を報告し「少雪です」と軽く言った新潟県十日町市「豪雪JAM」事務局担当者(本日の『SATURDAY SONIC』)。「雪が多くて嫌」という地元の声を逆手にとった本イベントは2月16日で7回目。20cm程度の積雪であまり騒ぐのはやめたい。
●No.4378/2.8
「褒められて伸びるタイプ。」
と自分を語る人間がいるが、褒められて悪い気がする人間はいない。あえてこの種の表現を使うタイプには、叱られないための予防線を意識した姑息さと、人間関係への甘い見方を感じる。人生には褒められる事も叱られる事もある。目標がある限り、やる事は変わらない。
●No.4377/2.7
「わたしたちにできることがある。」
は東京都知事選ポスターのキャッチフレーズ。単純と言われようが真実だし、選挙権を行使しない人間のいかなる国家への批判も正当性をもたない。確かに投票で実感はもてないが、例えば朝の挨拶もそれは同様だ。しかし挨拶をしない人間はそれまでの人間で終わるのだ。
●No.4376/2.6
「睡眠不足の子供は
 海馬が小さい。」
と今朝の「あさイチ」。海馬とは新たな記憶の一時保管場所として知られるが、寝不足の子供は5歳で三角形らしい形が描けなくなり、老後のアルツハイマー病確率が増すとか。以前から終電や深夜営業の店で起きている乳児が不安だった。多方面から影響を精査すべきだ。
●No.4375/2.5
「16歳の頃の自分をビンタしたい。」
というOLの声を東京・五反田の桜田通りを歩いていて聞く。果たして彼女は、憧れていた彼氏に告白しなかったか、部活を退部したか、勉強を怠ったか、親にひどい言葉を浴びせたか、その他の何を16歳でしたのか。あなたにとっての16歳の自分はどんな存在ですか?
●No.4374/2.4
「こたつで本が読める本屋さん。」
として人気の東京・池袋「天狼院書店」を本日の「世の中面白研究所」で紹介。最長9時間いる客もおり、客と客が書籍情報を交換し合えるのも魅力とかでカフェで珈琲も飲めるという新発想。それでいて2号店出店が決定しているという新たなコミュニケーションの形態?
●No.4373/2.3
「太田道灌。」
は江戸城築城で知られるが、私との関係は高校落研時の初高座「道灌」に始まる。その噺中の和歌の里が埼玉県越生町にあると「サルース」2月号で紹介されているが、この道灌、会社近くの御殿山にも城を築き、暗殺されたのが妻の実家の神奈川・伊勢原と変に縁がある。
●No.4372/2.2
「消費税を上げる中で
 自ら身を切る必要がある。」
と衆院予算委で安倍議員(本日の『日本経済新聞』朝刊)。自らはもちろん「公」に属する過度な利益と癒着を全廃すべきだが、それより日本は大震災が来ればかなりの確率で国家そのものが滅びる可能性を秘めた国だ。防衛含め聖域をなくし早く未来と向き合ってほしい。
●No.4371/2.1

川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
川中紀行のツイッター と一部コンテンツが連動しています。
15年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD