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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2013年12月分
「デラシネ。」
と自らを表現した後、周囲に理解不能という空気が漂うと「根無し草」と言い換えた奥田瑛二氏(昨日の『年忘れ! 女子とオヤジのはしご酒2013』)。deracineと聞けば五木寛之著「デラシネの旗」が思い浮かぶ。いま、フリーターをそう呼ぶには抵抗がある。
●No.4351/12.31
「くみひも。」
とは、細い絹糸・綿糸を斜めや前後・上下に編んで織り上げた紐で、何かを包んだり結んだり、ブレスレット代わりに用いたりするが、昨日、ラフォーレ原宿とスパイラル両ビルの売場で偶然、見つける。世の中にはブーム到来の予兆があるのか、既にブームなのか、組紐。
●No.4350/12.30
「氷点下3度。」
という朝の最低気温予想だったが、果たして何度になったか。かじかむ手に鉛筆を握って学んだ、もっと寒かった時代の教室を思い出す。石炭ストーブは歴史ドラマの世界かもしれないが、冬の寒さに耐え夏の暑さをしのぐ肉体こそが、以前の子供を健康にしたのだと思う。
●No.4349/12.29
「グスマンの花。」
グスマンが具志堅用高氏の愛犬であることを知らなければ「何の花?」と思ってしまうこのナレーションは悪名高きキートン山田氏か(今朝の『みんなの疑問 ニュースなぜ太郎』)。正しくは「グスマンの鼻」だ。「橋」を「箸」と発音する笑い話は、もう笑い話ではない。
●No.4348/12.28
「板書。」
という言葉を、教職課程を履修した学生の取材文で書いていて、いつか黒板はなくなるのだろうか、という疑問を抱く。林修先生は黒板が似合ったが、すべてデジタルになると、むしろ記憶の定着の障害になるのではという危惧すら抱く。郷愁だけで時代の波には勝てぬが。
●No.4347/12.25
「プラットホーム事故0(ゼロ)運動。」
「鉄道23社局合同」という冠の下で行われているこの運動、"ながらスマホ"に駅員が直接注意する姿を見ないと思っていたら、ポスターと放送と表示機だけのキャンペーンらしい。携帯電話使用よりも多くの乗客に影響を与え、生命にも関わる可能性があるというのに。
●No.4346/12.24
「噛む回数。」
は戦前と戦後で半減とか(本日の『新報道2001』)。煮魚・焼魚を主菜に昭和まで確かにあった日本の家庭食を実践し、漬物の漬け方まで教える福岡県大牟田市の高取保育園では、みんなで数えながら100回噛んで食べる。噛まないと日本人の顎はどんどん細くなる。
●No.4345/12.22
川崎純情音頭
  by 川崎純情小町。」
なる、いわゆるご当地ソングを本日の「午後のまりやーじゅ」で初めて聴く。40年間、川崎市民だった私としては、複雑、いや、何となくうれしかった。「とん! とん! とことん!」のフレーズはもちろん、川崎大師の"たんきり飴"から。大胆な歌詞とリズムがさく裂。
●No.4344/12.19
「耐える力。」
が今年の就活における企業の新たな選択基準なのだとか(本日の『おはよう日本』)。入社後、嫌な仕事もやらねばならない状況に耐え辞めない人材を掘り起こす。そのためには苦手な科目の成績向上を評価するらしいが、それに対する面接対策がまた画策されるのだろう。
●No.4343/12.18
「落葉日。」
とは、観測対象の標本木の葉の約80 パーセントが落葉したと見えた日、と先日のNHKラジオ天気予報。そういえば目黒川河畔の八重桜も殆ど落葉し寒々としている。「秋の日のヰ゛オロンのためいきの」に始まる「落葉」の詩は、堀口大學ではなく上田敏の訳だったか。
●No.4342/12.15
「リベンジポルノ。」
とは別れた元配偶者や元恋人のプライベートな画像をインターネット上に流出させる嫌がらせ行為。先日の「NHKニュース」では、政府も対策会議を開始したそうだが、男女間のコミュニケーションが暴力的で病的になっているのだ。原因をためらわず調査すべきである。
●No.4341/12.14
「ビール系飲料。」
の課税出荷量が9年連続での減少とか(昨夜の『NHKニュース』)。飲酒運転の取締り強化も背景にあるのだろうが、同僚との飲酒機会の減少やノンアルコール飲料も一因とは少し寂しい。高級志向で盛り返す戦略というが「とりあえずビール」神話の崩壊を防げるのか。
●No.4340/12.13
「今日は何月何日ですか?」
認知症の早期発見・治療の必要性を伝えるニュースで、よく認知症のテストの例として使われるこの質問が紹介されていた(本日の『おはよう日本』)。でも、現役世代でも「今日、何日だっけ?」という会話は普通。大学生だって同じだ。認知症テストとして適切なのか。
●No.4339/12.12
「賭け。」
という表現で、下克上もある一発勝負のJ1昇格プレーオフを揶揄した本日の「日本経済新聞」朝刊。2ステージ制では1位でなく3位狙いの戦術が取られる懸念を述べつつ10億円増収を「寂しい」と喝破。私も言う。入場者減を広告費増なんかでは解消するなんてムダ。
●No.4338/12.11

※プロ野球のクライマックスシリーズは論外。
「携帯電話持ってないんです。」
と、先日の「ラジオ深夜便」でグッチ裕三氏。「クリエイティブなことはできない」という指摘に返す言葉がない。一般と比べれば過大な依存はしていないつもりだが、自宅に忘れればやはり気になる。グッチ氏は、心に余裕がなければ創造性は働かないと言っているのだ。
●No.4337/12.10
「C組。」
W杯で日本が入るこの組がラクな組か否かの論戦は馬鹿げている。A組とF組は、それぞれブラジルとアルゼンチンが1位通過の可能性が高く2位争いと言われるが、日本がこの組に入ればラクに2位通過など当然あり得ぬ。長谷部の言う通り日本にラクな組などないのだ。
●No.4336/12.9
「全国スイーツマラソン。」
が本日、大阪で開催とNHKニュース。10kmとチームによるフルマラソンの2種目だが、コース脇の給水所ならぬ“給スイーツ所”では200種以上のひとくちスイーツが食べ放題。第16回らしいが知らなかった。「全種類制覇」と目標を語った女子がおかしかった。
●No.4335/12.8
「論点が出尽くした。」
という理由で特定秘密保護法案審議の妥当性を訴える安倍議員は日本語の使い方を知らない。論点とは議論の中心となる問題点で、それがまさに出尽くし未解決なのが現状ではないか。十分な審議も、全くの嘘。デモを行う方々も含め、この自民の悪行を忘れないでほしい。
●No.4334/12.5
「東日本大震災から1000日。」
となった今日、茨城県の地震の多発に関東を揺るがす超巨大地震発生の可能性をひしひしと感じる。東京五輪に浮かれるが、東北以外の震災対策は少なくとも市民レベルでは何も進んでいない。仮に夏期に発生した場合の被害は、政府発表の予測より遥かに酷いというのに。
●No.4333/12.4
「アメリカン・ビーフが
 熟しました。」
米国食肉輸出連合会のウィンターキャンペーンのキャッチフレーズだ。アメリカ行き往復ペア航空券の賞品はいいが、遺伝子組換えの大豆やトウモロコシを飼料として使っているのか、いないのかはっきり語ってからメッセージすべき。もっと悲惨な育成法の話だってある。
●No.4332/12.1

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