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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2013年10月分
「世論調査でも
 改憲賛成が増えつつある。」
と福田篤泰防衛庁長官(本日の『日本経済新聞』朝刊)。この64年の池田内閣における話が外務省の外交文書公開で明らかに。戦後、9条は守られてきた、なんてとんでもない。東京五輪の年に、既に自民党は日本の軍事力増強に積極的だったのだ。平和の訴えが空しい。
●No.4311/10.31
「足育。」
をテーマに掲げた27日の「先ドリ」。正しい足の知識を得て靴の選び方や履き方などを知ることで変形をはじめ足のトラブルを防ぐ教育だ。ヨガに通う妻に勧められ、就寝前に足指を回しているが足の疲れがとれる。日本足育プロジェクト協会とは視点が違う気がするが。
●No.4310/10.30
「愛による。発明。」
という草野心平の詩の一節を先日の「日本経済新聞」朝刊/春秋で紹介していた。時折、私も料理をするが、やっぱり思うのは食べてくれる人の顔だ。それを愛と呼ぶかどうかは難しいが、「発明」と付けたところに、際限のない料理という創作の面白さが加味されている。
●No.4309/10.29
「プロジェクションマッピング。」
とはプロジェクターを用いてCG を建物や物体などの立体物に映像として投影する技法。昨夜の「Perfume at NHK」では、ダンスするPerfumeの3人の肢体に同時に投影する実験映像を披露。まさに現実をバーチャルが凌駕する瞬間に立ち会う興奮と快感。
●No.4308/10.28
「長雲。」
とは奄美大島の黒糖焼酎の一つ。昨夜、ご近所の和食のお店で25度をいただく。島唄「長雲節」と仕込み水として使われる長雲山系の伏流水からの命名とか。まろやかな舌ざわりは飲みやすく、カンパチやメバチマグロの刺身に極上のうま味を与える。甘露とはこのこと。
●No.4307/10.27
「お金。」
という言葉が飛び交う本日の「朝まで生テレビ!」。以前から分かっていた汚染水流出対策を施さなかったのは、結局これが原因だ。雇用、福祉から橋梁・道路の補修まで、この“お金”の見通しが立たぬ日本、だったらもっと金の使い道=予算を死ぬ気で見直してほしい。
●No.4306/10.26
「特定秘密保護法案。」
が閣議決定された(本日の『NHKラジオニュース』)。ここで「著しく違法・不当でない限り、正当な業務行為と位置づける」という文言が報道の自由や知る権利に抵触する可能性があるという懸念が出ている。これらに配慮する、という言葉を記憶に刻みつけるべきだ。
●No.4305/10.25
「靖国神社参拝を貫いてほしいものだ。」
と23日の「産経新聞」朝刊「産経抄」。学徒出陣70年のこの日について綴ったコラムの最後をこう締めた論調は三大紙の反対をまさに貫く。「筆を捨て」て戦地に向かった大学生たちを忘れないためになぜ首相が靖国に参拝するのだ、天皇の戦争責任さえ問わぬままに。
●No.4304/10.23
「水も漏らさぬ。」
という言い回しで、かつてのセリエA・ユヴェントスFCの守備を語った八塚浩氏(昨日の『Foot!』」)。防御・警戒などが非常に厳重な様子を言うが、テレビが発する表現としては久々に聞いた。58年生まれの年輪を感じたが、いつかは死語になる言葉だろうか。
●No.4303/10.22
「渡辺綱。」
といえば、子供の頃に読んだ物語で裃を着けた勇壮な武士の印象があったが、何十年ぶりかで「牛込柳町界隈」なるミニコミ誌で出合う。この男、羅生門で女の鬼の腕を切り取ったと思っていたら、東京・市谷富久町では2mの大蜘蛛を退治している。いま見たい気がする。
●No.4302/10.21
「サバ缶。」
は「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で痩せるホルモンGLP-1の分泌を促すと紹介されて以来、スーパー店頭から消える人気だが、もともとサバ缶が好きな私にとっては迷惑な話。卵でとじて刻みネギをかけるサバ缶メニューもままならない。
●No.4301/10.20
「大和なでしこカップ2013(U−12)。」
が今日と明日、引地川公園ゆとりの森芝生グラウンドで開催。なでしこジャパンの大野忍・川澄奈穂美・上尾野辺めぐみ3選手が大和市と縁があることから(地元出身は川澄ちゃんのみ)、市は女子サッカーに力を入れる。なでしこもテコ入れ必須、地域の盛り上げに期待。 
●No.4300/10.19
「米国産牛肉。」
は肉牛飼育時に成長促進のためエストロゲン(女性ホルモン)を投与する(『生活と自治』10月号)。ハンバーガーや牛丼の素材に使われるがホルモン依存性がん(乳がん・卵巣がん・子宮体がん)増加との関連が指摘される。肉に限らず外国産食材は信用すべきでない。
●No.4299/10.18
「本当にお悔やみ申し上げたいと
 思っています。」
伊豆大島豪雨の犠牲者に対し、こう述べた猪瀬都知事(本日の『NHKラジオニュース』)。思っているのだからお悔やみはその後になるが、ではいつ言うつもりか。もちろん、この言い回しは昨今の特長だ。婉曲的に言えば"丁寧"になる、そんな誤った風潮を嫌悪する。
●No.4298/10.17
「ブルーライト。」
とは可視光線中にある380nm〜495nmの青色光。紫外線に最も近く網膜まで到達する性質があるため、長時間受けることで網膜に影響を与え、画像のチラつきにより目の疲れや頭痛を引き起こす。スマホ使用で問題視されるが、老け顔になるという別の問題もある。
●No.4297/10.16
「コンピュータグラフィック。」
と絵の具の色に木々の自然の色をたとえた、サッカー日本代表対べラルーシ戦実況の鈴木健アナ。自然の色を人工の色にたとえる感覚は奇妙極まりないが、本人は気づいていないのだろう。カニを食べてカニカマのようにおいしいと言うが如しか、危うい局アナと現代社会。
●No.4296/10.15
「ヤマトシジミ。」
は「大和蜆」と書く。本日の出雲駅伝実況での宍道湖の説明において「山とシジミ」と発音した局アナ。平板読みもひどいが、複合語が読めない割合もひど過ぎる。これは最早、言語は変化するなどというレベルではない。大和を「山と」と読むのだから文化破壊に等しい。
●No.4295/10.14
「長靴を履いていたら
 助からない。」
と小田原市江之浦の江の浦漁港近くの地元の方。今日訪れた根府川駅近くのこの港付近で溺水事故があったが、釣りで長靴を履いたままの事故が最近多いとか。長靴を履く場合は、裂くためのナイフを携帯すべきとも。繰り返される水の事故、水は怖いものと肝に銘ずべき。
●No.4294/10.13
「最も遅い真夏日。」
を昨日、都心で記録したが、これまでの記録は1915年10月9日で31.3度を観測した。つまり98年ぶりの記録更新なのだが、違う視点から見れば100年前も結構暑かったということだ。最近の気候変動も、太古から続いてきた地球の自然な変化とする説もある。
●No.4293/10.12
「天然たいやき。」
を焼く東京・下北沢の「鳴門鯛焼本舗」(昨日の『駅なび』再)。一匹ずつ焼く「一丁焼き」という製法を魚に見立ててこう言うとは知らなかった。対して数匹一緒に焼型で焼くのが“養殖焼き”。一丁2キロの型に生地と餡を乗せて焼く様は、鯛焼き好きにはたまらない。
●No.4292/10.11
「1010空襲。」
とは1944年10月10日に米国海軍が行った大規模空襲で、那覇市の大半が焼失し600人以上の方が死亡した(本日の『NHKラジオニュース』)。「戦争を繰り返してはならない」という声が集いの場で聞かれたが、その視線を政権に向けない限り平和は守れない。
●No.4291/10.10
「読解力。」
を「どっかいりょく」でなく「どくかいりょく」と読んだ誤りを訂正するなら、同じ「NHKニュース」内で「機械室にあり」を「機械室に蟻」と読んだアクセントの誤りの方がよほど意思疎通の障害になる。だがNHK含めテレビ局はどんな奇異なアクセントも正さない。
●No.4290/10.8
「アーリントン国立墓地と
 靖国神社。」
を安倍議員は一緒に論じたのか(昨日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。東京五輪のプレゼンも全く同様だが、この男は詭弁が警句であると誤解している。しかし、その増長の背景にも圧倒的多数の余裕がある。何もかも、バランス感覚を失した参院選の投票が元凶なのだ。
●No.4289/10.6
「敵基地攻撃能力。」
の保有に向け米国と検討したい、と小野寺五典防衛相(本日の『NHKラジオニュース』)。「防衛のため」と言うが先制攻撃も視野に入る。防衛、防衛とこの男と安倍議員が叫ぶ度に「戦争したい」と聞こえる。平和を維持という国民のための本来の努力が蔑ろにされる。
●No.4288/10.5
「気が引き締まる。」
米ツアー来季出場権を確保しそう言ったのは石川遼選手(本日の『日本経済新聞』朝刊)。ランキングが下がればCM依頼も来なくなることや、松山英樹人気で蚊帳の外にされる味気なさを知ったか殊勝な物言いだ。浮かれた時代を過ぎ必死になった石川遼の復活を見たい。 
●No.4287/10.1

※正しくは「身が引き締まる」ですが。

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