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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2013年9月分
「アフタヌーンティー。」
について語る「サルース」(10月号)。フードは19世紀に貴重品だったキュウリのサンドイッチがいまも定番とか。また、日本では付き物の3段重ねのスタンドが狭いテーブルの有効活用のためとは知らなかったが、恐らく日本のどの店より英国の家庭が落ち着くはず。
●No.4286/9.30
「残業80時間。」
でうつ病になるとか。30歳になったばかりの頃、残業150時間はやっていた。でも、それが確実に次の糧になった。もちろん労基法違反は言語道断だが、ブラック企業という名を聞くと雇用される側の労働観も問いたくなる。熱中症と体温調節機能の喪失の関係と似る。
●No.4285/9.28
「積極的平和主義。」
を国連総会で取り上げた安倍議員。誰もがこれは集団的自衛権を踏み台にした派兵への意思と分かるだろう。これもブレーンの日経ビジネス記者の入れ知恵か。自民圧勝を機に平和憲法が蔑ろにされている。「投票でそこまでは認めていない」は政治の世界では通用しない。
●No.4284/9.27
「覚醒。」
女性誌の見出しからサッカーの実況、ゲームのタイトルに至るまで、この言葉が最近、目立つ。先日紹介した「勝ち切る」もそうだが、時代に締まりがないから言葉に強さを出したいのか、定かでないが、この構造は「激安」が「爆安」に代わった奇妙な安売り表現と似る。
●No.4283/9.25
「缶詰博士。」
と呼ばれる黒川勇人氏が本日の「トーキング ウィズ 松尾堂」に出演。缶詰には保存料が入っていないという事実に、至極、健康的と納得する。我が家も重宝しているが、サバ缶に刻みネギを入れて煮るなど、缶詰一つあれば少しの工夫と簡単な調理で一品料理ができあがる。
●No.4282/9.21
「98段。」
5階から6階に転居し1階からの階段数が18段増え98段になった。帰りは「お疲れさま」の意味を込めてエレベーターを使うが、昼間は外出時も階段だから1日400段近く上り下りする。「ダイエットがうまくいかない」と言うより、まずエレベーターをやめること。
●No.4281/9.16
「ともだち。」
を金曜「Foot!」で聴くとは思わなかった。1972年発売の南沙織さんのこの曲は、好きだからこそ面と向かって告白できない少女の気持ちを有馬三恵子氏が綴る。天地真理・小柳ルミ子と並んで3人娘と言われていたが、40年ぶりに海外サッカー番組で聴くとは。
●No.4280/9.13
「nomophobia(ノモフォビア)。」
は「No-Mobile-Phobia(恐怖症)」の略で、携帯電話(情報端末)がないと不安で電源切れに恐怖を感じ挙句、不眠症になるなどの症状が米国で問題化。かつて肥満と自己管理能力の関係が指摘されたが、スマホに依存するタイプを心理学的に警告すべき。
●No.4279/9.12
「わたし。」
は広告になくてはならない言葉だ。モビットで「つぎの、わたしへ」と真っ向からのキャッチを見たと思ったら、文春文庫も「わたしの時間」。「とらば〜ゆ」は「次の、わたしに」がキーワードだ。ひねりはもちろんないが、だからこそ伝わるという判断が昨今の趨勢か。
●No.4278/9.11
「菌活女子。」
とは生活に積極的に「菌」を取り入れる女子(本日の『世の中面白研究所』)。醤油・味噌・酢・みりんなどの調味料で味付けし、キノコやヨーグルトを始めとする素材を使った"菌活メニュー"も人気。例えば「パプリカの塩麹和え」は旨味がある分、塩分も抑えられる。
●No.4277/9.9
「YOKOHAMA屋。」
とは、その名の通り横浜を拠点に活動する平均年齢60歳間近の女性23人による歌手グループ。それぞれに歌手の夢を抱いていた若かりし時代の思い出を抱いて集う。高齢社会を背景に、生まれるべくして生まれた“スーパーおばちゃん”たちのバラードが静かな話題に。
●No.4276/9.8
「東京2020。」
夢も、感動も、安全がなくては実現しない。明日、地震が起きても不思議ではない東京へ、そのときの日本国民の生命防衛策さえままならないこの国へ、プレゼンで利便性を誇っていた輸送手段内の広告で地震への心構えを説くこの東京へ、世界の国々を誘ってはならない。
●No.4275/9.7
「ハグ フリー Freedom。」
というカードを掲げた女性を今夜21時半過ぎのJR「恵比寿」駅改札前で見かける。姿勢よく立ち腕を真っ直ぐ伸ばすポーズに何かを感じたが、「FREE HUGS」という自由にhug(抱きしめる)する活動らしい。意図はよく分かる。だが何が生まれるかは疑問だ。
●No.4274/9.6
「Re:」
はメール返信時に出る文字でRegarding(〜に関し)を意味するが、改めてアドレスを探すのが面倒だからという理由で、全く無関係のメールに返信する人が多く内容が選別できない。挙句、内輪のメールを客宛に返信する事態も起きている。私は〔返信〕と記す。
●No.4273/9.3
「安定と安心。」
を五輪招致の東京の強みにを挙げた猪瀬都知事(本日の『日曜討論』)。オマケに「鉄道の規則正しさ」を挙げたが、その地下鉄で地震への心構えを告知している。しかも福島第1原発の汚染水漏れも解決できない日本が、世界に誇れる時期なのかいまは。明らかに疑問だ。
●No.4272/9.1

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