プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
14年間にわたるバックナンバーはこちらから

2013年6月分
「ロコモ。」
片脚立ちで靴下がはけず家の中でつまずいたり滑ったりする人は、既にこの「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」とか(昨日の『読売新聞』よみうり寸評)。そしてこの名が自民・民主の参院選公約にも見られる。医療費抑制のためだろうが飽食が元凶だと思う。
●No.4227/6.30
「うけ多摩川へ行きますか?」
は、落語に登場する職人が「承りますれば」を言い間違った際の台詞で、隅田川馬石師匠の「鮑のし」(本日の『キャンパス寄席』)にも出たが、学生にウケる噺は職人の無学という背景や夫婦の機微の理解が必要な噺より、場面が浮かぶ(今なら『酢豆腐』とか)が無難。
●No.4226/6.29
「食べられない野菜は
 ございますか?」
と「サブウェイ」店員。めったに入らぬファーストフード店へ入るとこう訊かれ違和感を覚える。アレルギー予防か好き嫌いへの対応か、こうした食文化が至極当然な世の中の恐ろしさ。アレルギー増加の原因をそのままに、アレルギーをビジネスに変える食糧危機の日本。
●No.4225/6.28
「代表。」
サッカー日本代表とJリーグ日本人選抜が試合をしたら、少なくとも守りは後者の方が安心できるしFKの精度も互角で実際、強そう。考えれば予選前のWBC日本代表と12球団選抜との間にも似たような落差を感じたが、「代表」って永遠に最強になれない存在と思う。
●No.4224/6.27
「田中均氏。」
の発言に安倍議員が怒っているが拉致被害者帰国時の対応は評価が済んでいない。5名の帰国が何にもまして善だったか。私はあの日、コラムを担当していた某サイトに怒りを記した後で朝刊とTVを見てあ然とした。一時帰国を永久帰国にした大嘘に至っては言葉がない。
●No.4223/6.26
「健康な食事。」
に関する基準づくりを急ぐ、と厚生労働省(昨夜の『NHKラジオニュース』)。3〜4割を占める中食(家庭外で調理された食品を家庭内で食べる食事形態)の増加に対応する。「日本のおいしい食卓へ」セブンイレブンが貢献する家庭の食事のあり方がよいはずがない。
●No.4222/6.25
「せんきょCAMP。」
なるものを「earth garden」(7/6・7号)で初めて知る。対話や雑談で始めるワークショップ形式の参加型民主主義の場。投票率が低い若年層が中心と思うが頼もしい。都議選のポスター「キミと、投票する選挙」も若者狙いだが、実際の投票率の低さは何?
●No.4221/6.24
「勝ちきる。」
とサッカー日本代表の各選手は言う。これは恐らく90分という制限時間のなかで競う規則が理由だろう。「きる」は「最後まで○○する」という意味の複合動詞後項だが、終了間際やロスタイムに失点する場合も多いサッカーの戒めを、この「きる」という言葉に感じる。
●No.4220/6.23
「Blue Fair」
なるタイトルで青い花を揃えた「Aoyama Flower Market」ボーノ相模大野店。「青色が少ない花ながら夏は多い」とあったものの店頭を見渡したが確かに青色は目立たない。青いバラの開発が話題となったが、それでも天然の青色の鮮やかさには及ばない。
●No.4219/6.22
「暑いですね。」
この時期になると、挨拶代わり、あるいは話のネタ代わりに乱発される言葉だが、もともと暑さに強く暑いのが好きな私は、常に演技が求められるか、曖昧な返事に終始する。しかし、特に寝不足気味だと疲労感につながるこの暑さを、身体が感じていることは確かなのだ。
●No.4218/6.18
「都営線って、みんな
 こんなに暑いの?!」
と都営三田線で大きな声を張り上げていた20代の女性。もちろん冷房は効いていたが、ある種の器官が衰退しているのだろうか。夏でも寒いほどの冷房がないと暮らせぬ人間は体温調節機能を奪われ熱中症の危険に晒される。熱中症を連呼せず根本的な原因を探すべきだ。
●No.4217/6.17
「はたらきたい展。」
に行く(東京糸井重里事務所企画・制作)。「ほぼ日刊イトイ新聞」の「働く」の考え方にあった「クリエイティブがイニシアティブをとるために基本的に広告を入れない」という宣言は、コピーライターとして名を馳せた糸井氏の逆襲でもある。糸井重里どこまでも偉大。
●No.4216/6.15
「日本のルールに
 従いなさい!」
本日の渋谷駅10時50分発の山手線内回りで恵比寿駅に差し掛かった頃、その中年女性のヒステリックな声が聞えた。優先席で携帯を操作する外国人らしき男性に浴びせた言葉だが、私は言い返す男性の言い分より何より、日本人がルールに従わない恥ずかしさを覚えた。
●No.4215/6.13
「不祥事と思っていない。」
と虚勢を張った加藤良三・日本野球機構コミッショナー(本日の『報道ステーション』)。不祥事とは「あってはならない、健全な運営を損なう出来事」だ。責任を問われ「ガバナンス(統治)」ときた。加藤さん、あなたは統一球変更の隠蔽を統治していたのではないか。
●No.4214/6.12
「安倍内閣を支持しない。」
と20%が回答した本日のNHK世論調査(本日の『NHKラジオニュース』)。支持しないといっても代わりを見つけるのは非現実だが、自公政権が望ましくない(29%)なら、参院選は自公以外に入れるべきだ。望ましくても自公以外に入れないと怖ろしい国になる。
●No.4213/6.10
「山田泰。」
週3回、(一部地域で)宅配も行うサッカー専門紙「EL GOLAZO(エル・ゴラッソ)」を刊行する(株)スクワッド代表取締役。コンビニで見かけ、読んで唖然とする。インターネットより速報性で雑誌より深度で劣るが、両者が満たさぬ領域を衝くその発想や見事。
●No.4212/6.9
「無駄があるなら、
 聖域化せずに大胆に
 カットするのは当然だ。」
安倍議員のこの言葉(本日の『日本経済新聞』朝刊)は社会保障費に向けたものだが、絶えぬ予算流用や既得権益の撤廃をせずに威張って言える台詞ではない。民主党も何もしなかったこの病巣に本気で取り組まぬ限り税収減の日本の未来はない。だから日本に未来はない。
●No.4211/6.8
「空梅雨。」
とは梅雨の間中殆ど雨が降らない場合を指すらしいが、梅雨入り後すぐ晴天が続くのは、見方を変えれば梅雨入りの時期を間違えたとも言える。今年は梅雨入り前に雨天が続いたが、これを「梅雨の走り」などと言わず「梅雨入り」と宣言した方がよほど分かりやすかった。
●No.4210/6.7
「日本一きれいな駅を目指して。」
を東急電鉄は謳うが、本日、田園都市線で信じられない光景を目にした。座席の背もたれにペンキのような白い液体が2人分ほどに渡り垂れていたが、ある男性清掃員は、ゴミハサミで取ろうとして取れず首を傾げてそのまま立ち去った。恐らくマニュアルにないのだろう。
●No.4209/6.3
「カップに嫌われる。」
プロゴルフ中継でパットしたボールがカップの直前で逸れたり、縁を滑って外に出たりする際、こう表現される。これはカップの位置が毎日、切り直される(動かされる)からで、サッカーで「(位置が決まっている)ゴールに嫌われる」と言うよりも意味が通る気がする。
●No.4208/6.2
「私鉄4社、
 安全対策に重点。」
と昨日の「日本経済新聞」朝刊。神奈川県内の私鉄の設備投資についての記事だが、ホームの転落防止対策を重点的に行うのは相模鉄道のみ。地震対策や列車自動制御と、安全対策も幅広いからだが、ならば節電やテロ防止の誇示ではなくスマホ禁止のポスターを貼るべき。
●No.4207/6.1

川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
川中紀行のツイッター と一部コンテンツが連動しています。
14年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD