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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2013年5月分
「友だち接客。」
つまり、初対面なのに心的距離が近い友達言葉による接客が増えたと角田光代氏(26日の『日本経済新聞』朝刊)。バブル期の“横柄接客”、ファーストフードなどの“マニュアル接客”と比べれば「ずっといい」と評価。ただし、飛び込み営業でそれをやられては困る。
●No.4206/5.31
「にわかに信じることが
 できない。」
は、主としてその対象に大いなる疑問がある場合に用いられる。先日の「報道ステーション SUNDAY」では「首相公邸に幽霊は出ない」という閣議決定に対し使われたが、そもそも幽霊の存在自体が公的に認められていない背景を考えれば「いる」方が信じ難いはずだ。
●No.4205/5.30
「草食系世代(身の程世代)。」
と注釈付きの「草食」で働く女性たちの意識を綴った本日の「日経電子版」。私は本欄で実に9回にわたり、現代日本人を「草食」と表する愚を語ったが、そもそも「恋愛に淡白な男子」に始まった「草食」の新たな定義を、女性の生きる意識に使うから不明確になるのだ。
●No.4204/5.29
「貴乃花親方。」
が大相撲夏場所14日目解説(昨日の『大相撲中継』)。誰もが見るわけではない何かを見てきた男の、味わいが感じられる言葉が並んだ。負けた力士にも勝った力士にも課題を見つけエールを送る解説姿勢は清々しく、そこに一頃あった外連味はなく誠実さが感じられた。
●No.4203/5.26
「防衛省過大請求。」
についての風間直樹議員(民主党)の質問に「不断の見直しを行い適切な措置」と安倍議員(昨日の『参議院本会議中継』)。そんな暢気な“妄言”はいらない。福祉も雇用も国土保全も予算の目処が立たない現在、予算の不正使用は日本の未来の可能性を奪う悪行なのだ。
●No.4202/5.25
「芍薬。」
が今日の誕生花(本日の『ラジオ深夜便』)。花言葉の「はじらい」は夕方にしぼむ奥ゆかしさが理由とか。「立てば芍薬」なる美人のたとえは、すらりと伸びた茎の先に美しい花をつける性質から。対して現代人は9割が猫背ともいわれる。スマホがそれに拍車をかける。
●No.4201/5.24
「誤食。」
とは、食べるとアレルギー反応が出る食物を誤って摂ることで、本日の「NHKジャーナル」で海老澤元宏医師が言及。「ごしょく」と聞くと、つい書き手は誤植(文字や記号の誤り)を浮かべるが、だからという訳ではなく生命に関わる行為としての重みに欠ける言葉だ。
●No.4200/5.23
「お台場とかけて
 砲台と説く。」
「その心は遊びほうだい」と表現した東京都交通局の車内広告。「なぞかけ」とはそもそも別世界の2語の共通点を明かす遊びで、冒頭の2語のように互いを説明し合うような近い関係の2語では成立せず、「説く」ではなく「解く」だ。広告は文化を無視しないでほしい。
●No.4199/5.21
「キッチン泡ハイターで
 ぬめり取り。」
とナレーションを投げかけながら、どろどろに汚れた排水溝のゴミ受けを見せる花王のCM。やはり、べっとり汚れた電子レンジのターンテーブルを見せた他社のCMもあったが、日本の家庭はどうなっているのだろう。定期的に洗っていれば、特別な洗剤なんていらない。
●No.4198/5.20
「トヨタの
 片づけ。」
という、トヨタ・オリジナルの業務スタイルを評論家視点とは一線を画す自動車メーカーならではの実績でまとめた(らしい)書籍。この新聞広告を見て「よし、片づけしよう!」と思ったが結局やらず。「片づけは成果を出すためのビジネスツール」と書かれていたのに。
●No.4197/5.17
「あなたの献血が、小児がんの
 お子さんを救っています。」
という藤村純也・順天堂病院小児科医師の言葉が載った「Blood on Blood」を本日、86回目の献血(400ml)時に渡される。献血は血圧や血液の状態が分かり、確実に他人の力になれる点がいい。「また次」という気持ちを後押しするこんな言葉も有難い。
●No.4196/5.16
「熱中症にならないために、
 暑いと思ったらエアコンを
 つけましょう。」
と青山愛アナ(昨夜の『報道ステーション』)。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはこの事。熱中症の一因は過度なエアコン使用での体温調節機能の低下ともいわれるが、エアコンに頼るという考えは冬にエアコンを浴びてTシャツを着るライフスタイルの看過につながる。
●No.4195/5.15
「大変申し訳ないのですが、予定より早く
 着きそうなもので、いまからお邪魔
 してもよろしいでしょうか?」
と面会相手の秘書が電話してくる会社(社長のご機嫌を優先)は組織の崩壊が始まっている、という某大物経営者の見立てを紹介している本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。トイレが汚い会社も要注意と聞くが、私は早めに着けば周囲を散歩、トイレ掃除は自ら毎日1回。
●No.4194/5.14
「千寿庵吉宗。」
取材の帰途、「新大阪」駅でたまたま目について買ったこちらのわらび餅。第21回全国菓子大博覧会・内閣総理大臣賞受賞は、食してから知る。我が家のわらび餅好き絶賛の味は、とろりとした食感に重なる弾む口当たりに驚き、上品で端正な甘さが舌に広がり飽きない。
●No.4193/5.12
「雨の御堂筋。」
といえば欧陽菲菲氏の1971年のヒット曲だが、今日はまさに小ぬか雨降る御堂筋♪で取材。そのため堂島川河畔での撮影はできなかったが、味わいある1924年竣工の大阪倶楽部前のカフェでインタビューする。ギリギリに「淀屋橋」駅に着き、お昼は釜玉うどんで。
●No.4192/5.11
「クリスティン・クイン。」
ニューヨーク市議会議長で女性弁護士と結婚したレズビアンのこの政治家が次期市長の有力候補とか(9日の『日本経済新聞』朝刊)。親しみやすい写真に目がとまった。「自然体の指導者が受け入れられる時代」と書くが、安倍議員が自然体になるほど怖ろしい事はない。
●No.4191/5.9
「小学校跡。」
西五反田に本店を構える城南信用金庫の吉原毅理事長が、本店前の「品川区立第一日野小学校跡」の碑について語る(『ふれあいの街 五反田』vol.59)。都内では時折、この「小学校跡」の碑を見るが、何となく寂寥感が漂う。今後この種の碑の数は増えていくのか。
●No.4190/5.7
「長野県上野市。」
と言った男子学生は「それ、上田市じゃないの?」と女子学生に指摘され自信のない表情に。「上野」と聞けば「伊賀上野」が浮かぶが、現在は伊賀市とは知らなかった。いずれにしても、10代〜30代の日本地理の知識が衰退し続けている。世代格差は理由にならない。
●No.4189/5.6
「子供の数32年連続減。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。総人口に占める割合も12.9%で39年連続の低下。子供はおらず無責任を承知で書くが、雇用も年金も将来の目処が立たず教育の荒廃が進むこの世で、子を持つという行為は日本社会を支える真っ当な行為であり賭けでもある気がする。
●No.4188/5.5
「僕らの頃はラジオだった。」
洋楽情報は何か月か遅れてラジオ番組で知った、と郷ひろみ氏(昨日の「『オンジェネQ』)。「エアロスミスをビルボードで知った」という平原綾香氏に応じたのだが、私もラジオの深夜放送を聴いていた頃を思いだす。スマホと連動した新たなラジオの存在を思いつつ。
●No.4187/5.4
「水芭蕉。」
本日の誕生花で花言葉は「変わらぬ美しさ」と夜明けの「ラジオ深夜便」。水芭蕉の花が 咲いている夢見て咲いている水のほとり♪ 「夏の思い出」のメロディが浮かぶ。考えてみれば歌を歌ったあの頃、花の姿を知らなかった。もっと自然の美しさに心注ぐ存在になりたい。
●No.4186/5.3

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