プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
14年間にわたるバックナンバーはこちらから

2013年4月30日
「牧伸二。」
氏死去の報で入水自殺と知る。ヒカリエの前身、東急文化会館で15年続いたあの「大正テレビ寄席」で一世を風靡したウクレレ漫談の人気はまさに天才のなせる業。あの栄光に現在を重ね合わせた故の悩みか。氏に比べればタレントが自らを「芸人」と呼ぶ風潮の空疎さ。
●No.4185/4.30
「主権回復・国際社会復帰を記念する式典。」
が昨日、都内で初開催されたが、沖縄県宜野湾市ではこれに抗議する大会も催された。「未来へ向かって希望と決意を新たにする日」という安倍議員の「決意」とは何か。それが再び戦争を前提とした虚勢外交にあるとしたら。“平和”好きで右傾化する日本国民よ何思う。
●No.4184/4.29
「サポーター。」
を日本サッカー協会は「特定のクラブチームなどを応援(支援)する人」と定義する。サポーターを大切にしない限りベースとなる入場者数を確保できないが、サポーター文化がある限りいまひとつ(女性含む)ファンの裾野が広がらないジレンマをサッカーは抱え続ける。
●No.4183/4.28
「今でしょ。」
といえば林修・東進ハイスクール専任講師が同予備校のCMで口にしたフレーズだが、いまや恥ずかしい領域に入ったこの言葉のパワーが衰えない。偶然聴いた地元FM局では、神父が使っていた。「じぇじぇ」と並んで、早くも流行語大賞はハイレベル? な接戦を見せる。
●No.4182/4.27
「25%撤回通知へ。」
という見出しで2020年の温暖化ガス排出量の対1990年比削減目標の断念を決めた日本政府(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。その上には「石炭火力新増設を再開」の大見出し。大丈夫、巷にはびこる電力の浪費に目をつぶらず、真摯にその無駄の廃絶を心がければ。
●No.4181/4.26
「バリー・サドラー軍曹。」
が歌う「悲しき戦場」(1966年リリースで5週連続全米ヒットチャート1位)を春寒の深夜に聴く(本日の『ラジオ深夜便』)。グリーン・ベレーの衛生兵としてベトナム戦争に従軍した彼の歌に、なぜかボストンを思い浮かべる。今や戦場以外も戦場と化したこの世。
●No.4180/4.25
「降りる人がいるでしょ!」
ドア付近に立つ子供にこう叱った母親と、駅の階段で子供3人をつれて、喜々として「降りる」階段から上った母親。一見、前者がいいように思うが、子供が生意気にも従わなかったので、いずれにしても、日本の 将来は暗い。親子関係が友人化し口答えが目立つ気がする。
●No.4179/4.22
「ミサイル対応させていただいています。」
って、誰に向かって謙譲語を使ったのか小野寺防衛相(本日の『新報道2001』)。国を守るのに、へりくだってどうする。「させていただいています」と言えば済むと思っている昨今の悪しき風潮の格好の事例だ。それをしたり顔で言うから、なおレベルの低さが募る。
●No.4178/4.21
「あまちゃん。」
でヒロイン・アキを演じる能年玲奈さんと、 親友・ユイを演じる橋本愛さんが、それぞれキャラクターとなっている「カルピスウォーター」と「アキュビュー」の車内広告が、田園都市線で向かい合せに掲示されている。気がついた人だけちょっとうれしい、2人は3歳差。
●No.4177/4.18
「ラビアンローズ。」
という名のハーブティーを飲む。「La Vie en rose」は、エディット・ピアフの曲「ばら色の人生」の原題で、「ラ・ヴィアンローズ」は吉川晃司のシングルだが、お茶の方はハイビスカスとローズヒップをルイボスティーにミックス。バラ色の人生を想いながら。
●No.4176/4.17
「酩酊者お断り。」
なる札が小田原駅近くの居酒屋入口横に。ただ、この「酩酊者」という言葉、理解できる日本人の割合は低いだろうし、そもそも酩酊者(ひどい酔っ払い)には伝わらない。酩酊者規制法も「酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律」の方が分かりやすい。
●No.4175/4.16
「『エリすぐり』と、
 『ゆりすぐり』。」
「モヤモヤさまぁ〜ず2」で大江麻理子アナの後任となるテレビ東京・狩野恵里アナのブログ名と、「Jリーグタイム」内の伊藤友里氏(セント・フォース)のコーナー名だ。入社年度から前者が先かと思うが、似た題名がいくつか予想されるものの「まりすぐり」は違う。
●No.4174/4.15
「春のバーゲンセール。」
も「消費税還元セールの禁止」という意味を含んだ法案に抵触する可能性があると消費者庁(12日の『報道ステーション』)。「消費税は還元するものではなく納めるもの」とは甘利経済再生担当相だが言われなくても納める。これでは全ての安売り表現ができなくなる。
●No.4173/4.14
「デレク・ハートフィールド。」
といえば村上春樹氏のデビュー作「風の 歌を聴け」に登場する架空の作家の名だ。私は、この作品が出た翌年の1月に出した卒論で取り上げて以来、氏の小説を読み続けているが、特に昨日のような騒ぎになると、こっちは34年と年季が入ったファンだ、と言いたくなる。
●No.4172/4.13
「テレビが売っている。」
と昨夜の「ワールドビジネスサテライト」でテレビ東京報道局の進藤隆富氏。もちろん人は言い間違いをするが、このレベルの助詞の誤りは言い直すものだ。しかもこれは、いやしくもテレビ番組中のリポートだ。コモディティなどと言っている前に日本語の勉強をすべし。
●No.4171/4.12
「弾痕。」
「昭和20年(1945年)8月艦載機の機銃掃射による弾痕です」と説明された弾丸の痕を小田原の市街で見つける。北朝鮮の「広島・長崎を越える莫大(ばくだい)な被害に遭う」という脅しのなか、人はこれを見て何を思うか。威勢のいい挑発しかしない日本政府に。
●No.4170/4.11
「景気。」
を景色の「景」と気分の「気」に分解し、見た目と心持ちの組み合わせと述べた8日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。野田議員の政権時と比べ株価は48%上がったらしいが、まだまだ景気のいい話は聞かない。花見弁当の単価が昨年より高く気分は高揚しているようだが。
●No.4169/4.10
「好戦的。」
という形容をボクシングをする2人に使う事のおかしさに気づいてほしい実況アナ(7日の『亀田大毅世界前哨戦』)。もちろんアウトボクシングで逃げる戦法はあるが、戦う目的でリングに上がった2人に使うのはM-1グランプリで「笑わせる期満々」と言うが如しだ。
●No.4168/4.9
「雲の流れが速い。」
と昨日の「ヤマハレディースオープン葛城」実況。スポーツ中継ではあまり聞かれない言葉だが、上空にボールを飛ばすゴルフでは風が重要になるからだ。だが山を崩すゴルフ場はやはり痛々しく自然と人間の歪んだ関係の象徴だ。だからゴルフで自然を語ってほしくない。
●No.4167/4.8
「時代。」
中島みゆき氏のこの歌を昨夜の「SONGS」で久々に聴く。そして「まわるまわるよ時代はまわる」ようにまた胸打たれる。この曲を「無で歌う」ことを彼女は目指していると語った。そんな歌声を聴いてみたい。倒れた旅人になっても生まれ変わって歩き出していこう。
●No.4166/4.7

※2011年の5月15日、次の文章を書いています。
「時代。」
中島みゆき氏のこの名曲を、昨日、東京・下北沢「GARDEN」で行われた宮本浩次氏のライブで聴く。そしていま改めてこの曲が3.11以降の日本にぴったりなのだと知り胸打たれた。倒れた旅人が、生まれ変わって歩き出すという力強い詞の世界に心からひたった。
「趣味で集まる
 シェアハウス。」
が増加中と本日の「日本経済新聞」朝刊。ランニングや鉄道模型など、同じ趣味の人が居間や台所を共有するスタイルだが、ネイティブの住人を2名確保し共用の居間は英語で話す規則にしたタイプが実用的と感じた。狙い通り「若い人が切磋琢磨する」機会になればいい。
●No.4165/4.6
「フロアボール。」
アイスホッケーのリンクを体育館に置き換えたようなこの競技について弁護士で日本フロアボール連盟会長の渡辺惇氏が語る(本日の『日本経済新聞』朝刊)。初めて知ったが欧州では1千万人近い愛好者がいて野球より人気という声もあり五輪競技採用に燃えているとか。
●No.4164/4.2
「仕事を通じて
 かなえたい夢があるか。」
日本生産性本部の昨春調査で、この問にYesと答えた割合が7割を超えていたそうだ(本日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。「今の日本は目標と希望を混同」と哲学者の内山節氏。多分に職種と関係すると思うが、一社員の「仕事」と「夢」は、果たして結びつくのか。
●No.4163/4.1

川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
川中紀行のツイッター と一部コンテンツが連動しています。
14年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD