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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2013年3月分
「上げ潮がすべての
 ボートを持ちあげる。」
というジョン・F・ケネディの言葉を引用したカーラ・ヒルズ元米国通商代表部代表(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「市場を開放し、そこから受ける利益によって国は富む」と解釈しているが、TPPに関する自己防衛的な幾多の意見を総括する真理ではないかと思う。
●No.4162/3.31
「ご親切にしていただき、
 ありがとうございます。」
という手紙と図書券が入った封筒がポストに投函されていて、しばらくして隣室の奥様と分かる。会えば挨拶を交わす程度の付き合いだったが、引越しの日に家を空けていて転居に気づかなかったのだ。こんな小さな春の別れでも顔を見られず後から知ったのが少し悲しい。
●No.4161/3.30
「初っきり。」
とは相撲の決まり手や禁じ手を二人の力士のユーモラスな動きを通して見せる大相撲の余興の一つだが、AFN(米軍放送網)の情報番組では「shokkiri」って、ちゃんと言う。都内で聴けるラジオ局で大相撲の地方巡業の情報を届けるのはこの局だけではないか。
●No.4160/3.29
「住民の3割超が65歳以上。」
になると厚生労働省の「国立社会保障・人口問題研究所」(昨夜の『NHKニュース』)。2040年の日本は全ての都道府県で人口が減少し、かくの如き事態になると言うのだが、私は知りたい。この少子化の原因に、どれだけ日本への絶望が関係しているのかについて。
●No.4159/3.28
「キャスター付きバッグ。」
の使用注意を呼びかける山手線の車内放送を今週初めて聞いたが、これを使う者は邪魔だという意識がなく携帯電話が浸透し始めた頃と同じ迷惑度だが、携帯電話とは危険度が段違いだ。他者に配慮できぬ想像力の枯渇は親子関係はじめ生身の人間関係の希薄化が影響する。
●No.4158/3.27
「山田太郎。」
という名の(ドカベンではなく)歌手がいたことをご存知の方は何歳以上だろう。「新聞少年」の歌声は今も耳に残るが、この方が西川賢・中山馬主協会会長だったとは知らなかった(本日の『日本経済新聞』朝刊)。ウェスタンと名が付く所有馬がかつてかなり活躍した。
●No.4157/3.26
「本田圭佑。」
を特集した本日の「プロフェッショナル/仕事の流儀 特別編」を見た。アスリートのドキュメンタリーで久々、胸打たれた。彼は一流アスリートとしての望まれる役割を決して演じない。赤裸々に自分をぶつけてくるその強さと弱さの両方が胸にしみた。夢を叶えてほしい。
●No.4156/3.25
「ちょっと早めのBIRTHDAY LIVE 2013。」
なる戸川純ライブに今夜行く。自らゴスロリと言う白いドレスに身を包み、2万円したというウサギ型のバッグを掛けた装いで、ほぼ満員の新宿ロフトを戸川ワールド一色に。100回行ったと言う妻に誘われての戸川純初体験、個人的には「また恋したのよ」が心に残る。
●No.4155/3.23
「お持ち帰り。」
飲んだ後で女の子を連れて帰る、ことではない。ファーストフード店のテイクアウトと同意だが、殆どの客はこう言う。お布団やお掃除などと同じ美化語に属するのだろうが、上下関係が伴う店頭の場面で自らの行為に「お」を付ける鈍感さが敬語の乱れにつながると思う。
●No.4154/3.22
「ポトマック河畔の桜。」
とは1912年に当時の東京市の荒川堤からワシントンD.C.に贈られた有名な桜だが、接木育成は現静岡市清水区興津中町にあった試験場で、台木は伊丹市の植木産地である東野村で育てられたとか。各地のWEBサイトで、この桜との関係を自慢しているのが面白い。
●No.4153/3.21
「桜。」
日本の国花ともいえるこの花の開花が例年になく早い。桜前線が来る頃、いつもながら日本の町には本当に桜が多いと実感する。私は昨夕、渋谷のインフォスタワー前の「桜丘カフェ」で打合せし、今日は「桜庵」を過ぎてNHKに向かった。桜の文字にも自然と目が行く。
●No.4152/3.20
「梅津。」
この自分の名を「梅酢」と語頭にアクセントを置かず発音したNHK・梅津正樹アナ(本日の『NHKニュース』)。少なくとも楳図かずお先生の名は、「う」にアクセントを置いて発音されていると思うし、それこそが一般的だ。本名まで平板読みって、NHK不可思議。
●No.4151/3.19
「初鳴日と初見日。」
昨日の東京の桜の開花宣言(の前日には都内で開花してたけど)も早かったが、今年は平年よりウグイスの初鳴きが横浜で10日早く、モンシロチョウが初めて姿を見せたのも下関で12日早かったと、本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。この早さの原因は最近の高温度?
●No.4150/3.17
「ザルパワー。」
は本日、“かにはち でい@J2”さんのツイートで見かけた表現。ガンバ大阪から川崎フロンターレに移籍した中澤聡太選手の緩慢な守備を指すのだが、「(抜けてる点が多い)ザル」に「パワー」を付けて強調したミスマッチ感が鋭く、濁点と半濁点の組合せが強いのだ。
●No.4149/3.16
「本日、TPP/環太平洋経済連携協定に
 向けた交渉に参加する
 決断を致しました。」
と、わざわざ記者会見を開いて安倍議員。相変わらずろれつは回らなかったが、思いは伝わった、というか、これしかないという選択肢だったと思う。本当の損得は(私には)分からないし、特に農産物は日本の消費者の行動も未知数だが、地球社会の進むべき方向と思う。
●No.4148/3.15
「サンデーリーグ。」
大きく外れたクロスに対してこう皮肉られたプレミアリーグ・サウサンプトンFC所属の吉田麻也選手(本日の『Foot!』)。イングランドで、日曜日の試合は土曜日に飲んだくれて二日酔いでやるような草サッカーを指すそうで「最低」と現地実況に酷評されていた。
●No.4147/3.12
「取り組みが遅いと言うのは
 自由だが、他の政権で
 もっと早くできたのか
 ということは分からない。」
と海江田・民主党代表(本日の『日本経済新聞』朝刊)。もちろん災害対応に検証が大切なのは分かる。しかし、これだって真実だと思う。優先順位をつけることなど不可能だった被災後に対応が遅れたと批判する行為は、代替案のない野党の政権批判と同じだ。でも今は。
●No.4146/3.11
「リスクコミュニケーション。」
とは、災害や化学物質、原子力など危険が心配される事柄について、原因となる主体と行政他の関係者、市民が情報交換・共有しリスク低減に取り組むこと、か。しかしこの紋切型の表現は、誠意を込めて言うべき場合、使うほど信頼を損なう。本日の「新報道2001」。
●No.4145/3.10
「B29。」
を最近の若者は「濃い鉛筆のこと?」と問うそうだ(本日の『朝日新聞』天声人語)。私が嫌いなのは、歴史的事実を安易に世代論で片付けてしまう態度だ。B29を68年前の明日、東京大空襲で無差別爆撃した米国の戦闘機と知らないのは、歴史教育の怠慢そのものだ。
●No.4144/3.9
「お茶って家で淹れるの?」
と言う若い層が多いと先日のNHKラジオニュース。確かにいま、打合せでも淹れたお茶よりペットボトルが断然多い。淹れられる飲み物は淹れるのが本当の環境貢献だと思うし、我が家は飲み物をもらった場合以外、ペットボトルを年数回しか捨てない。水筒だってある。
●No.4143/3.6
「診察券ナンバーは?」
歯科医の待合室で受付の電話応対を聞く。かけた人が分からないらしく「診察カードの右上」と教えていたが、その程度の補足はほしい。この種の管理番号、通信系の請求書となると何種もあり、咄嗟に分からない。電話で言う名称が記載と違うなんて笑えない冗談もある。
●No.4142/3.5
「陸前高田災害FM。」
を聴く。地元の声を通し被災地の状況が分かるほか、店を失くし再び地元で商いを営み始めた市井の人々の元気な声に胸熱くする。90歳の普通の男性の人生に耳傾けるインタビューは、ささやかな現代史でもある。本当は発したい声が届いていない現実が確かに存在する。
●No.4141/3.4
「人身事故で運転見合わせ。」
と昨日起きた京王線「笹塚」駅での人身事故におけるニッポン放送のニュース。テレビも同様だが、交通事故では事故の状況を伝えるのに、なぜ電車の事故は紹介しないのか。スマホ・ケータイ操作による接触か、飛び込み自殺かの区別だけでも伝える効果は大きいはずだ。
●No.4140/3.3
「風の3月と雨の4月が
 美しい5月を作る。」
なる諺があると気象予報士の佐々木聡美氏(昨日の『私も一言!夕方ニュース』)。作日、春一番が訪れた関東地方は、今日まさに寒風が吹き荒れる。この言葉は「厳しい春の天候に耐えよ」ともとれる。実際、春は寒い日、風の日が多く、暖かくなったと思ったら初夏だ。
●No.4139/3.2
「私は自由で開かれた貿易・投資が
 もたらす利益を強く信じて
 疑わない。」
と自身が日米貿易交渉を務めた時代や昨今のTPPを巡る日米関係を踏まえて語ったのはカーラ・ヒルズ元米国通商代表部部長だ(本日の『日本経済新聞』私の履歴書)。門外漢の私に損得は判断できないが、人・モノ・サービス・金の障壁撤廃は地球の進むべき道と思う。
●No.4138/3.1

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