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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2013年1月分
「お二人が
 クズなんだと思います。」
と、マツコ・デラックスと有吉弘行 に向かって言った夏目三久が面白かった(昨夜の『マツコ&有吉の怒り新党』)。手作りの贈り物は嫌だという話の流れで、作り過ぎたカレーをタッパウエアに詰めてあげると言った夏目に、「それ、流してるよ」と笑った二人に対して。
●No.4118/1.31
「園田監督ら2人を戒告処分。」
と全柔連。教育・指導における身体的接触が、一時の個人情報保護のように馬鹿げた対応に陥る可能性を感じる。例えば愛情を込めて頭をポンッと叩く行為に対し、教えられる側に悪意があれば「それ体罰!」と訴えられるのだ。対応が極端になる日本社会の典型がここに。 
●No.4117/1.30
「体罰という名の暴力。」
と内藤朝雄・明治大学准教授(本日の『報道ステーション』)。続けて「体罰的な暴力」と古舘伊知郎氏、さらに「体罰と呼んでいるのは暴行」と三浦俊章氏。本来の「体罰」がもつ意味が暴行によってかき消され、無思考に使い続けるマスコミにそれに気づく気配はない。
●No.4116/1.28
「ペットを叩かないのに、なぜ
 子供を叩けるのか分からない。」
と古市憲寿氏(本日の『新報道2001』)。ペットの意味は「愛玩用の動物」であり全く混乱している。体罰は絶対賛成すべき行為でも絶対反対すべき悪行でもない。初対面の教師に体罰ができないように、体罰をし合える人間関係とタイミングと経緯が条件となるのだ。
●No.4115/1.27
「日本版NSC。」
吉本のNSCではなく、国家安全保障会議 (National Security Council)の日本版なのだそうだが、アルジェリア人質事件で台頭したとか(本日の『日本経済新聞』朝刊)。情報収集もいいが自衛隊が人質を保護するというのは誰が言いだしたのか。
●No.4114/1.23
「断った(たった)。」
を「ことわった」と読み間違いした昨日の「報道ステーション SUNDAY」ナレーション。誰も気づかないような数字はすぐ訂正コメントを発するのに、この種の読み間違いは一切、訂正しない。恐らくスタッフが気づかないのだろう。悲惨ともいえる日本語能力の低下。
●No.4113/1.21
「基本的な、うがい、
 手洗い、消毒です。」
箱根駅伝の翌日、総合優勝を遂げた日本体育大学・別府健至監督が、選手の健康管理法を問われてこう述べていた。インフルエンザの流行を騒ぎ立てるが、いったい今の日本人はこの基本的な行為をどこまで履行しているのか(トイレでの生態を見ていると)極めて怪しい。
●No.4112/1.20
「言葉で通じない
 諌め(いさめ)はある。」
と山本一力氏(昨夜の『いとしのオールディーズ』)。私が先日述べた気持ちをより明快に語ってくれた。「要らざる体罰」は当然否定したが「気持ちを込めれば通じる」という言葉は真実だ。全ての体罰を悪とする意見は、最近の日本社会独特の気色悪い正義心の典型だ。
●No.4111/1.19
「何とか話し合いで
 解決できなかったか。」
と今回のアルジェリア人質事件に対する街頭インタビュー(本日の『私も一言!夕方ニュース』)。この言葉は尖閣諸島の領有権問題も同じはずだが日本政府はそうは考えていない。しかし街の声を聞いて、テロ撲滅の前には人命の犠牲はやむをえないとする空気を感じた。
●No.4110/1.18
「大人。」
最近よく目にする広告は「大人ワンダ」だが、大人のためのディズニー・マガジン、大人のスウィートカジュアル、可愛い大人の女のための上質& カジュアルと、女性誌のターゲットの多くは“大人”だ。大人になりきれない男女の増加に向けて大人を訴求する、不可思議。
●No.4109/1.17
「文理。」
と言うが「理文」と言わないのはなぜだろう。単純に座りがいいというのなら分かるが、理系分野の方で「なぜ文系が先に来るのか」と疑問視する方はいないのだろうか。いずれにしても将来、この区分が消失し融合する必要が高まるのは必至と、(取材を通じ)実感する。
●No.4108/1.16
「ブレンドとブラック。」
全国展開する「サンマルクカフェ」では、ブレンドに砂糖とミルクが不要と言うと「ブラックですね」と言われる。ブレンドも砂糖とミルクを入れなければブラックだと、最初、私は戸惑ったが、少なくとも“カフェ”と名が付く店で、こんな手前勝手なメニュー名はない。
●No.4107/1.15
「1875、2013。」
跡見学園女子大学の車内広告にこの2つの数字が掲げられる。前者は母体の跡見学校の設立年だ。後者はもちろん今年だが、138周年という中途半端な数字には通常、広告機会はない。少子化の世に未だ乱立する大学間の競争のなかで、歴史を訴える必死の姿勢が伝わる。
●No.4106/1.14
「春夏秋豚。」
は豚しゃぶのチェーン店で本店は東京・赤坂だが、先日、東京・飯田橋で「春花秋灯」なる居酒屋チェーン発見。どちらも五十歩百歩のネーミングだが、次は「春夏秋糖」の砂糖新商品か「春夏秋湯」で新飲料、「春夏秋トロ」なるまぐろ専門店の、いずれも来そうにない。
●No.4105/1.13
「まほろ駅前番外地。」
が本日から始まった。主演の瑛太・松田龍平コンビの演技が実に味わい深く面白かった。三浦しをん氏の原作の舞台は東京都の町田。私もよく出かけるこの街は、ラーメン屋・カフェ・居酒屋・バーも多いが(カレー屋も多い気がする)、なぜか乾物屋も多く実にユニーク。
●No.4104/1.12
「なぜアフラックがいたの?」
妻が訪れた仕事先に、なぜかアヒルがいた。理由は訊かなかったそうだが、私はその話を聞きながら、こう呟いていた。すると、その場にいた人も皆、「アフラック」と言っていたそうだ。アヒルを見たらアフラック。そうか、好きじゃないけど偉大だったんだ、あのCM。
●No.4103/1.11
「体罰。」
による指導により正常な倫理観を養うことはできず、と文科省見解。これは本当か。私の経験でいえば“教師との関係次第、あるいは方法とタイミング次第”だ。そんな人間関係の機微が失われている。今回の桜宮高校の問題は「体罰」でなく“暴力”と言い換えるべきだ。
●No.4102/1.10
「シェアする社員寮。」
を特集した昨夜の「ワ-ルドビジネスサテライト」。一企業単独の寮ではなく他業種の人材と共有スペースで会うことによる異業種交流でコミュニケーション能力を磨く、という狙いもあるとか。経費削減にもつながるが、マンションから下宿に回帰している、とも言える。
●No.4101/1.9
「手抜き除染。」
発覚に石原環境相は「適正化プログラムを」と語ったが(昨日の『報道ステーション』)、問題が起きれば防止委員会を作り、何とかプログラムを作る。これこそ、こけおどしの見本だ。日本人の質を見せた大震災後の対策で日本人の劣化が露わになる。情けなさの極致だ。
●No.4100/1.8
「ダイオウイカ。」
の貴重な映像を昨夜のNHKニュースで見る。体長20m、目玉の直径30cmにもなるこの巨大イカの姿は、メタリックで美しく妖艶でさえあった。世界各地に存在する巨大なイカ・タコなど頭足類の伝説(クラーケン等)のモデルになったといわれるが久々に見入った。
●No.4099/1.7
「鵬翔高校。」
昨日の高校サッカーで宮崎県勢初のベスト4に輝いたこの高校の名を見て、力士名にないかと検索すると、「鵬翔」という力士は(ネット上では)見つからなかったが、横綱・白鵬の名が翔だったと気づく。このレッズ・興梠の母校に注目したい。白鵬関のコメントも注目。
●No.4098/1.6
「少しづつ。」
と今朝の「おはよう日本」のテロップ。語りを本業とする局アナの言葉にも絶望するが、テロップは質より速さが求められるだけ日本語の誤りは多い。しかしこれは、誤字とは違って学校教育の疲弊を感じずにいられない。例えば鳥取県の位置が分からないのと同じように。
●No.4097/1.5
「完売。」
という文字を今年は、国立競技場のサッカー天皇杯の入場券売場で初めて見たが、三が日の都内の各小売店でも「完売」の文字が目立ったと昨日のニュース。株価は震災前の水準に追いつき、「ゆるやかな景気上昇基調」と某証券会社トップ。それでも百貨店は売上ダウン。
●No.4096/1.4
「出岐雄大。」
青山学院大学陸上競技部主将。彼の名字をテレビ局は平然と平板読みするが、私および周囲では「でき」の「で」にアクセントを置く。本日の箱根駅伝8区の同大・高橋選手は後者の発音で「出岐先輩」と言い、少なくともチームメイトの呼び方と違うはずだが、いいのか。
●No.4095/1.3
「石破茂来たる!」
という幟がJR・小田急町田駅前に立っているのを本日発見。「参院選準備にもう?」と思ったら日付が12月15日とあり、衆院選の際に設置され片付けられていない事が分かる。「国民の視点」と言うなら、こうした粗雑さを見直さない限り国民には受け入れられない。
●No.4094/1.2
「今年の政局
 参院選ヤマ場。」
と元旦の「日本経済新聞」朝刊。安倍議員は、夏に予定される参院選前に景気浮揚の実感を勝ち取るべく経済対策を急ぐが、仮にここで信任を得れば憲法改正や国防軍構想を現実化する手順を進めるだろう。原発もより積極的に推進するかもしれない。矛盾としか言えない。
●No.4093/1.1

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