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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2012年12月分
「なりたい私は、鍼灸師の私。」
と帝京平成大学の車内広告。これでは専門学校ではないか。もちろん早めに進路を決める事を否定しないし、弁護士を目指して法学部に進む道もあるが、だからといってこんな表現では、自分を見つめる大学本来の意義が薄れる。特に新設大学にこの種のアプローチが多い。
●No.4092/12.31
「個人情報保護って、
 誰のためなのか。」
なる書き出しで投稿されたある方の体験を読む(本日の『読売新聞』朝刊/日曜の朝に)。IC乗車券を拾い該当の私鉄に電話すると「個人情報だから(私鉄から)持ち主に連絡できない」と言われ、窓口で渡すと怪しまれたとか。個人情報は個人の希望で管理できないか。
●No.4091/12.30
「ゴジラ。」
を平板読みする日本人が一体、何割いるのか。人生で初めて聞いたが、松井秀喜選手引退に絡んで発音した主はNHKの出山知樹アナ(本日の『NHK今日のニュース』)。公共放送にはびこる語頭にアクセントを置けないアナの群れ。変わるのでなく非言語化する日本語。
●No.4090/12.28
「質問が不完全だからね。」
とI・オシム監督(当時)の通訳を務めた千田善氏(昨夜の『ディープピープル』)。日本人記者の「今日は3-0の負けです」という質問に困ったと言うF・トルシエ監督(当時)通訳のF・ダバデイ氏の言葉を受けたものだが、現代の日本語はかくも非言語化している。
●No.4089/12.24
「5人がノロウイルスの感染を確認。」
と本日の「NHK BSニュース」原稿。もちろん「5人にノロウイルスの感染を確認」が正しい。いまNHKには、公共放送として日本語を正しく発音する意識も、正しく話す気持ちもない。あるのは民放並に似非CMをたれ流し視聴率を追いかける浮わついた姿勢のみだ。
●No.4088/12.23
「火中の栗を拾う。」
とは民主党代表選出馬を決めた海江田万里議員の記者会見中の言葉だ(本日の『FNN スーパーニュースWEEK END』)。福井慶仁アナは「火中」も「栗」すらも語頭にアクセントを置けない。当然、海江田議員は「か」と「く」にアクセントを置いた。これが日本語。
●No.4087/12.22
「橋下、石原斬り。」
と本日の「夕刊フジ」見出し。捏造だろうが創作だろうが、いまこんなに書きやすい記事はないだろう。いきなり首相指名から意見が食い違ったが、他者への配慮に欠けるこの二人がうまく歩調を合わせられる訳がないのだ。まさに太陽と太陽、太陽と月の関係にはなれぬ。
●No.4086/12.20
「自公、大型補正で一致。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。衆院選で有権者の最大の関心は景気対策にあった。安倍議員も経済再生担当相(仮称)の新設を打ち出すなど対応は早かった。民主党政権はある意味マニフェストに縛られ、目立った経済政策を講じてこなかった。その意味では期待したい。
●No.4085/12.19
「コディーノ。」
という名はイタリアの人気サッカー選手だったロベルト・バッジョの愛称とか。近年、大物と騒がれた牡馬はいたが全て関西馬。関東馬ではどこまで遡ればいいのか。美浦から現れたこのV3の新星に注目。明日、朝日杯フューチュリティステークスが伝説の序章となるか。
●No.4084/12.15

※あっけなく負けちゃいました。伝説、作り直さなきゃ。12.16
「代替。」
を「だいがえ」と発音する人が多いが、これは母語だ。「ボイル=シャルルの法則」を知らないのとは訳が違う。例えば「北陸3県」をどの程度が知るのか。これは母国の地理の基礎だ。ボスニア・ヘルツェゴビナの位置を知らないのとは意味が違う。日本の教育とは何か。
●No.4083/12.14
「コンピューターで無作為に
 発生させた番号に
 電話をかけるRDD方式。」
なのだろうか、我が家にも某紙から支持政党調査の電話があったらしい。新聞社名と電話調査であることは告げたものの「お願いできますか?」の一言もなく選挙区を訊いてきたという。確認とお礼の時間も惜しいノルマ制は想像できるが、マスコミの一端を見た気がした。
●No.4082/12.10
「中村勘三郎。」
「NHKアーカイブス さようなら中村勘三郎さん〜芸に生きた日々」を観た。別に私は歌舞伎ファンではないが、同世代の勘三郎さんは子役の頃から見続けてきて、特に最近はますます眩しい存在だった。常識を破る楽しさを、ここまでカッコよく見せてくれた人もいない。
●No.4081/12.9
「ノロウイルス。」
で騒いでいるが、最近の日本人って、トイレで手洗いする人がどんどん少なくなっている気がする(男性用トイレしか知らないが)。そこに目を向けないで、このウイルスに騒ぐのは、何か滑稽だ。電気の無駄でしかないジェットタオルのお蔭でハンカチすら持たない時代。
●No.4080/12.7
「仙酔仙人。」
なる名産品を友人から旅土産として戴く。包装紙に「福山マロンドール/保命酒ケーキ」とあり、「仙人も酔ったと」いう言い伝えから名付けられた由。インターネットによると保命酒とは、16種の薬草を浸し込み醸造した健康酒らしいが、しっとりと甘く美味しかった。
●No.4079/12.6
「私たちの社会に課せられた
 大きな課題です。」
という言い回しで癲癇(てんかん)患者のレポートを終わらせた山田朋生アナ(本日の『NHKジャーナル』)。別に大越健介の真似をしなくてもいいのだ。この、あまりにも内容のない常套句は何だ。自分の言葉で考え話してほしい。それがこの局の目標でもあるはずだ。
●No.4078/12.5
「東京都知事選選挙公報。」
が当社のポストにも入っていて、6階まで階段(エレベーターはあり)を上がりながら読むと知らぬ間に着いていた。知事の給与・ボーナス・退職金を都民の福祉に利用する、と語る候補もいて面白い。誰がリードしているのだろうか。神奈川県民の私には無関係なのだが。
●No.4077/12.3
「与野党。」
という枠組の終焉を「新報道2001」で告げた橋下徹・日本維新の会代表代行。今朝の各政治番組の意見中、最も共感した。新党大地・松木謙公議員の「党議拘束はなくすべき時代」も問題が多様化する時代の正論だ。ならば橋下さん、意味不明な党は作るべきではない。
●No.4076/12.2
「ガンバ降格。」
静岡生まれでエスパルスファンの私が妻の影響でガンバも好きに。降格は悲しいが、ガンバには、単純に昇格ではなくJ2に永遠にガンバの名を残す記録の金字塔を残してほしい。残念なのはゼルビアがJFL降格になって対戦が近所で見られないこと。一体どこのファン?
●No.4075/12.1

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