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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2012年10月分
「ベテランみたいなピッチング。」
とNHKラジオ「プロ野球日本シリーズ」中継の解説を行う武田一浩 さん。すべての解説者が口を揃えてこう語る宮國椋丞、20歳。よく言われる"年をとってからのモデルチェンジ"も必要がないような老獪なピッチングに、過去にこのような投手がいただろうかと思う。 
●No.4052/10.31
「オダディ。
 キュー⇔ムスメ。」
と題する表裏両面表紙の小田急電鉄の冊子が面白い。(小田急線の起点・新宿にある)文化学園大学プロデュースで父世代、娘世代それぞれに対する「ココがイヤ」から始まり、両者の良好なコミュニケーションを支援する流れが楽しい。丁寧な編集に、思わず読み耽った。
●No.4051/10.30
「乾癬(かんせん)。」
とは皮膚が赤くなって盛り上がり、それがフケのようにボロボロとはがれ落ちる症状の皮膚病(本日の『NHKジャーナル』)。単なる皮膚炎で感染しないのに、美容室や銭湯で利用を断られるケースが多いとか。美容師への啓蒙も進んでいるが一般の認知が進んでいない。
●No.4050/10.29
「長谷部、今季初の先発出場。」
の見出しに驚く。ヴォルフスブルクのマガト監督に嫌われベンチにも入れなかった長谷部誠選手がマガト解任後、いきなり先発メンバーに名を連ねた。移籍先を探す選手をここまで冷遇してきたのは欧州のしきたりなのか、このマガトの性質だったのか、正に驚きの急展開。
●No.4049/10.27
「ジャガイモ。」
について語っている「サルース」(11月号)。その語源は、16世紀末にジャガタラ(現ジャカルタ)から渡来した歴史から「ジャガタラ芋」が変化したもの。実は知人が収穫したジャガイモが段ボール1箱分届き、マッシュポテトや肉じゃがなど、いろいろ使っている。
●No.4048/10.26
「貝になる。」
クライマックスシリーズFSで巨人に逆転負けを喫した高木守道・中日監督のこの言葉を「時代がかっていてよろしい」と評価した豊田泰光氏(本日の『日本経済新聞』朝刊/チェンジアップ)。58年のTVドラマ「私は貝になりたい」を指すが、いま何割が知るだろう。
●No.4047/10.25
「あゆゴPAPER。」
なる「あゆみBOOKS五反田店」が発刊するフリーペーパーのVol.2を発見。文庫・ビジネス書・実用書など各売場の担当者おすすめの本から、リレーエッセイまでこぢんまりと楽しい。昔、早川義夫さんが営む書店発行のフリーペーパーに寄稿したのを思い出した。
●No.4046/10.24
「佐藤(砂糖)選手だから、
 マークが甘くなる。」
とサンフレッチェ広島の佐藤寿人選手にふれたかと思うと、「レッズだから赤信号が灯る」と早野宏史氏(昨夜の『サンデースポーツ』)。ともかく駄洒落が多いが、彼に気づかせ止めることはできないか。本筋と離れて解説の質が落ちるし、そもそも誰も期待していない。
●No.4045/10.22
「姫柊。」
本日、近所の花屋さんで見かけたヒメヒイラギは「常緑樹で1年中、緑が楽しめます。耐陰性もあるので日当りの悪い場所でも育ちます」と店頭のカードに。ネット検索すると友人のいる奄美大島特産とあり、ますます親近感がわく。でもこの季節にこそ似合うから不思議。
●No.4044/10.21
「シミュレーション。」
は口語ではシュミレーションになる。言い難いからだろうが、これは雰囲気(ふんいき)と「ふいんき」の関係と似る。この言葉も現在の記述になったのは25年近く前。リフォームはいつの間にか正しい英語であるリノベートに変わったが、カタカナ語の世界も興味深い。
●No.4043/10.20
「編集手帳。」
といえば読売新聞一面のコラムだが、昨日、ポストにこのタイトルの冊子が入っていた。赤ちゃんの写真に「五百字に今日を刻む、読売新聞の朝刊コラム」とあり、4編のコラムがイメージ写真と共に配される。同じ趣旨の広告もあったが、真っ当で魅力的な販促だと思う。
●No.4042/10.17
「人生を歌った曲がない。」
と20代主婦からの投稿(10日の『怒り新党』)。「未婚で恋愛に夢中な層の歌ばかりで"既婚者応援ソング"がない」との意見だが、私は分析できるほど最近の歌を知らない。もっとも"歌が流行する"現象がないのだから昔とは違うが。「全て汚れない歌」とマツコ。
●No.4041/10.16
「鉄コン。」
というタイトルを小田急線車内で発見。小田急ロマンスカー貸し切りの婚活イベントだ。その名も「愛を探す列車の旅〜The鉄コン!in 江の島 」。各号車を年齢と趣味で分けるなど至れり尽くせり。18:30新宿駅着後解散で、気が合った同士は飲み、ということか。
●No.4040/10.13
「力合わせをしていかなくては。」
と民主党の輿石議員が言ったと本日の「ニュースウオッチ9」。政治家もNHKもちゃんとした日本語を話せないいま、この「力合わせをする」という言い回しがどちらの表現か疑問だが、もちろん奇異だ。古語に「力の強さを競い合う」意の事例があるが現代語にはない。
●No.4039/10.12
「英語ではなく、
 コミュニケーションを学ぶ、
 と考える。」
とはCOCO塾の広告キャッチフレーズ。(経験者として)確かにそうした側面は認めるが、英会話学校の場合、教師の方からコミュニケートしてくるのでコミュニケーションが下手でも英語が上手ならコミュニケーションできる。「英語ではなく」は誇張し過ぎだと思う。
●No.4038/10.11
「幹細胞研究費。」
は日本が67億、アメリカは2,000億とか(本日の『報道ステーション』)。山中伸弥京都大学教授がマラソンによって寄付を集めるエピソードが盛んに報じられるが、日本の助成システムはアメリカと比べると悲しくなるほどだ。山中教授は次もマラソンに出場する。
●No.4037/10.10
「ジャイアントキリング。」
とサッカー天皇杯の下剋上を表現するのはいい。しかし「キリング」の「キリン」を、なぜ動物のキリンのアクセントで言うのか(本日の『デイリーサッカーニュー』)。なぜ最近のプロの話手は語頭にアクセントを置けないのか、かつ各局はなぜこの惨状を放置するのか。
●No.4036/10.6
「円谷英俊。」
ジャイアンツの内野手。1軍のお立ち台も経験したこの男が本日、戦力外となった。しかし、彼にも横浜高-青学大時代の輝かしい球歴がある。たとえ2軍だって、J2の控えだって、みんな高校時代はスターだったんだ。いまさらながらプロの厳しさを思わずにいられぬ。
●No.4035/10.2

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