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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2012年8月分
「レオタード。」
壱岐島の海女たちは、ウエットスーツでなくこれを着て潜ると潜水士・渋谷正信氏(本日午前深夜の『ラジオ深夜便』)。漁が長時間に及ぶと海の資源が枯渇するというのが理由らしい。鰻の高騰もシラスの乱獲に起因するが、自然保護を徹底する壱岐のスピリットに敬服。
●No.4011/8.31
「麦こがし。栗まんじゅう。」
饅頭生地に裸麦を煎って挽いた麦こがし粉を使った「麦こがし」。 一粒栗入りの白餡を饅頭生地で包み焼き上げた「栗まんじゅう」。おなじみ亀屋万年堂の車内広告の2点。公私共に何の関係もない同社の広告がいつも気になる。季節を伝える和菓子の真骨頂が好きなのだ。
●No.4010/8.28
「なんでもかんでもデザインという
 言葉で処理しちゃう。」
とナガオカケンメイ氏(『LX』Aug.)。「ライフスタイルをデザインする」など商品やグラフィックといったビジュアル関連以外で「デザイン」が使われるのが嫌らしいが、Designには「計画する、設計する、立案する」などの意味があり、批判は当たらない。
●No.4009/8.27
「歩道は歩行者優先。」
と東京・品川警察署の立て看板。自転車事故の多い大井町周辺で見かけた。当然のようだが違う。特にこのエリアは商店街脇の歩道をかなりのスピードで駆け抜けるから怖ろしい。青信号の横断歩道を、大通り向こうより歩行者の列めがけ横側から突き抜けて来るのも怖い。
●No.4008/8.26
「牛を飼った。」
を、牛を「買った」と発音したのはフリーの入田直子アナ(本日の『おはよう日本』)。「全線」を「前線」に、「熱い」を「厚い」と発音する放送業界の混乱ぶりは何度も指摘してきたが、これは日本語ではない。この人が「草を刈った」をどう発音するか聞いてみたい。
●No.4007/8.25
「日本は毎日、1cmずつ沈んでいる。」
これは、ある東京証券取引所OBの方の言葉で、知り合いから聞いたものだ。小松左京氏の「日本沈没」になぞらえ、日本経済を皮肉っぽく語ったものだが、消費税論議のなかでやはり景気対策の希薄さを感じている。だから、野田議員のいい気な奔走ぶりが許せないのだ。
●No.4006/8.24
「電力使用率。」
気温35度前後でも90%程度で推移するこの数字。だが資源は有限なのだから電気の無駄遣いは許されないはずだが、最近の様子には首を傾げる。駅構内の省エネも昨年よりは緩やかなはずだが、未だに掲げる省エネのポスターに疑問を覚える。3.11の教訓はどこへ。
●No.4005/8.23
「1階と2階の
 窓を開ける。」
それだけで室温が下がる、と今朝の「おはよう日本」。実は4割が知らないそうだが、計画停電の記憶も冷めやらぬ昨夏、某社PR誌の省エネ特集に私も書いた。我が家もクーラーは極力使わないが、「窓を開ける」という行為をせずして原発廃止云々を語れるのだろうか。
●No.4004/8.22
「ダイヤモンドヴェール。」
とは、5色のオリンピックカラーによる東京タワーのライトアップ。 昨日東京・銀座で行われたメダリストパレードに合わせて企画された。ロンドン五輪で健闘した日本代表選手に感謝と祝福の気持ちを表したものだが、「スカイツリーに負けるな」と、つい思ってしまう。
●No.4003/8.21
「いじめ。」
に関し「学校の自治、教育の自立はどこへいったのか」と昨日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。いじめに関する警察への被害届が続発する現状を受けたものだが、届が出て初めていじめの一部を認める学校もあった。大津市だけでなく日本の教育そのものが陰湿化している。
●No.4002/8.20
「フツーじゃ見えない
 世の中が
 あります。」
いまを流行りの剛力彩芽をキャラクターに、こんなキャッチフレーズでアピールしてくる「雑誌愛読月間」の広告。売れなくなってきた雑誌の現在を伝える言葉がこれでいいのだろうか。フツーじゃない、という区分けが果たしてインターネット相手に通じると思ったのか。
●No.4001/8.19
「東京湾岸。」
のような複合名詞をNHKは、東京の後にコンマ何秒か間をおいて発音する(今朝の『おはよう日本』)。さすがに「携帯電話」をこう発音はしないが、これも平板読みの常態化が生んだ現象だ。語頭にアクセントを置けないため続けて言うと奇異になるので間を置くのだ。
●No.4000/8.18

〔御礼〕お陰様で本日、通算4000回を迎えました。足掛け13年、最近は休みも多いのですがこれからも頑張ります。
上にはバックナンバーのリンクをご用意しました。よろしければ、ご自身の歴史と重ね合わせて一度ご覧ください。
「暑いですね。」
と今朝の「おはよう日本」の天気予報。確かに都心でも35度前後まで上った気温は「暑い」のだが、実は朝夕の風には秋の気配がある。震災で「いま何が必要ですか?」しか言えなかった柔軟性のなさに大きな期待はできぬが、繊細な感覚とは程遠い凡庸過ぎるやりとり。
●No.3999/8.17
「弱冷房車。」
の方が特別扱いされている状況は、脱原発の喧騒に比べると奇異な印象を受けます。今日はまだクーラーを使っていません。熱中症? 水分を取っているから大丈夫。理由は、クーラーで人工的に冷やすより、(若干強い)今日の風(+扇風機)に当たった方が心地いいから。
●No.3998/8.12
「ガンバレの日。」
今日は1936年のベルリン五輪・水泳女子200m平泳ぎでNHKの河西三省アナが「前畑がんばれ! 」と連呼した日にちなみ、こう呼ばれるとか(本日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。水泳は陸上と比べ僅差の争いが長く続くためロンドン五輪でも似た実況があった。
●No.3997/8.11
「チカメシ。」
は、久しぶりに会った相手に「近いうちに飯でも」と言い合って別れることだが、年賀状に毎年「今年こそお会いしましょう」と書くのに似て実現の可能性が低い、と本日の「日本経済新聞」春秋。そして野田議員の「近いうちに」も似ていると揶揄。その通りの茶番劇だ。
●No.3996/8.10
「豚は6ヶ月。鶏は60日。」
と酪農家の山川喜市氏(本日の『ぬくだまりの宿みちのく亭』)。生後これだけの期間で家畜は食肉にされる。以前、精肉卸会社のWEBサイトを作成した際、美味しい肉に隠された食肉市場のレポートを見て意識が変わった。「いただきます」は動植物の命を頂く、の意。
●No.3995/8.8
「光合成。」
について調べている。光のエネルギーを用い二酸化炭素と水から炭水化物を合成し酸素を出すという生物学的情報ではなく、電子の動きから見たメカニズムを理解したかったのだが、結局は(私のケースでは)Wikipediaが最も参考になり改めてその存在感を認識。
●No.3994/8.3
「勝つために最大の努力をする。」
ロンドン五輪のバドミントン女子ダブルス1次リーグにて無気力試合があったとして4組が失格となった問題の根本にはこのルールがあるらしい。それなら男女サッカーの2位狙い、同点狙いも同罪だし、陸上・水泳予選で見られる"流す"行為はどう解釈すればいいのか。
●No.3993/8.2

※第一、負けることが、勝つための最大限の努力になることだってある。
「君原健二。」
ロンドン五輪の真っ最中だが、この名前を知り、しかも独特の走法を思い浮かべられる方は50代以上か。「日本経済新聞」朝刊・私の履歴書は本日から、このメキシコ五輪マラソン銀メダリストの君原氏が執筆している。地道に記録した走行距離が地球4周分と知り驚く。
●No.3992/8.1

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