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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2012年7月分
「手ぬぐい。」
を「日経インテレッセ」(8月号)で特集している。ルーツは、鎌倉時代の武士が烏帽子の上から締めた白い鉢巻きにあるとか。体を洗うようになってこの名前となり、神聖な白い布に模様を描くようになった。落研時代は小道具の一つだったが、気づけばいまは使わない。
●No.3991/7.31
「第3泳者でした。」
と、ロンドン五輪・女子400Mリレー決勝の日本チーム第3泳者の内田美希選手にこんな質問。いまや悪しき常識となった“疑問文で訊かないインタビュー”だ。読み物でも同様だが、語彙の貧困化といい、日本語は意味を想像しながら意思疎通する言語になりつつある。
●No.3990/7.28
「7.27。」
という数字が躍るロンドンオリンピック開催直前、何と男女サッカーは連勝のスタートだ。また東京タワーは今日・明日と、五輪マークの5色をライトアップで表現する「ダイヤモンドヴェール」を行う(実施時間は日没〜22時)。そしてこの数字、私の誕生日でもある。
●No.3989/7.27
「こだわり。」
の本来の意味は、「拘泥すること。難癖をつけること」と「舟を編む」に登場する辞書編集部の荒木さん。常に私が言っていることだ。当社は「拘泥する」以外の“こだわり使用”を禁止している。もちろん「こだわりの一品」なんてありえない。最早、少数意見だろうか。
●No.3988/7.26
「32度。」
東京の今日の最高気温予想だ。そして、これは沖縄と同じ。沖縄は決して最も暑い地域ではない、という猛暑列島の事実。最近、二酸化炭素削減や異常気象のメカニズムについての情報が、少なくともマスコミからは流れない。原発は、その問題の救世主だったはずなのだ。
●No.3987/7.25
「全面撤退か
 部分撤退か。」
で政府と東電の主張が食い違うが、本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋では、「犠牲という問題が正面からとりあげられていない」という山折哲雄氏の指摘を紹介。報道もだが、傍観者だった我々も同罪だ。生命に関わる放射線を浴びた職員の方々のその後が知らされない。
●No.3986/7.24
「アサヒ ジャパンゴールド。」
を飲んで、ロンドンに行った気持で楽しむ! なんて、うまい企画だと思うしネーミングもこれしかない感じで効いてる。今日、車内広告を見ていいなと思う。今回の五輪はいつにも増して「ゴールド」への期待が高い。体操、水泳、柔道、レスリング、そしてなでしこ、か。
●No.3985/7.23
「オスプレイ。」
受け入れへ、普天間基地辺野古移設へ、いずれも反対運動が根強いが、これは結局のところ日米安全保障条約のに是非に行き着く。国会前の原発再稼働反対デモの後は、安保反対デモになるのでは、と勝手に予測している。個人的には原発より安保の方になくなってほしい。
●No.3984/7.18
「洋楽は存じ上げない。」
と中倉隆道アナ(先日の『懐かしのポップストップ10』)。これは誰に向かっての謙譲語か。相手の音楽評論家・森井嘉浩氏は何も洋楽の権化ではない。まさに何でも「いただく」を用いる昨今の風潮そのまま。これからは「知らない」の代わりにこの言葉が流行りそう?
●No.3983/7.17
「ん、もう
 そんな簡単なこと、
 日本語で
 いおうよ。」
と仲畑貴志氏が指摘したのは「アカウンタビリティ」。会議で意味を問うと「説明義務」と答えたとか(本日の『日本経済新聞』朝刊)。仲畑氏は「コンセプト」も個々で捉え方が違うので使わない方がいいと主張する。頻繁に出る言葉だが確かに意味が曖昧な場合がある。
●No.3982/7.15
「いちご歯科。」
という名のピンク色の建物を某所で発見。「国民の生活が第一」と同じく、誰かに相談すればよかったのに、と思わずにいられないネーミングだ。いちごは歯槽膿漏を連想させ、歯磨き不足を想起させる。それとも、そんな矛盾を超越するほど院長はいちご好きだったのか。
●No.3981/7.14
「誤解を生むような
 状況になったかも
 しれない。」
茂木敏充議員の質問に煽られ「消費税増税に反対なら公認しない」とはっきり答えた野田議員。今日になってこんな弁明を口にし、開いた口がふさがらないとはこのこと。これじゃ「私は歯が痛い」と言った翌日「歯が痛いという意味では言っていない」と言うのと同じだ。
●No.3980/7.13
「受け入れない。」
「公用文の書き方」(昭和35年/三訂版)で「言いにくい言葉は使わず」とし、「拒否する」ではなくこう書くようにと記されている。他に「堅持する」を「かたく守る」、「はばむ」を「さまたげる」と記すよう勧めているが、いつの世もお役所の発想は理解に苦しむ。
●No.3979/7.12
「あなたの好きな言葉を
 書いて、書き心地を
 実際に試してください。」
と、インクがにじみにくく裏抜けしにくい「ミドリ」の用紙の高い筆記性アピールのため、店頭に置かれた筆記テスト用の紙に書かれた言葉だ。同じ文言が全ての紙に印刷されていて最初、戸惑ったが、これまで意外になかったこの販促アイデア。一筆箋代わりに購入する。
●No.3978/7.11

※あなたなら、どんな言葉を書きますか?
「小呂島。」
は玄界灘の離島で「おろのしま」と読むが、知らなかった。福岡市中央区今泉にある「ごはんや SaRa(さら) 」を営む美人双子姉妹、古賀千草・真由さんの出身地だ (8日の『日曜ビッグバラエティ/味と人情てんこ盛り!激セマ繁盛店」』)。料理は安くて手が込む。
●No.3977/7.10
「ただの金儲けだ。」
と「AKB48」に石田衣良氏(『R25』07/05→07/18)。「NHKニュースまでアイドルグループの選挙イベントを流すなんて気持ちわるいよね」と批判。マスコミは視聴率の名の下に「気持ち悪い」感覚を無視する。次はパンダが気持ち悪く、なりそうだ。
●No.3976/7.9
「気がしないでもない。」
という表現が最近多い気がしないでもない?  これは、「行きます」を「行こうと思います」と話し、「〜しかない」を「しかないんだろう」と曖昧化する表現が跋扈する現代日本語の潮流を表す一つの傾向だ。責任を回避しようとする日本人の心理が根底にあるとも言える。
●No.3975/7.8
「賞金。」
をゲームに勝った出演者に渡す番組があるが全く理解できない。ラーメン店の上位5店を当てるなどの実にくだらない行為に出されたりするからなお浅はかさが募る。この時世に、実際に札束をちらつかせる神経も解せない。依然下がり続ける視聴率の一因と戒めるべきだ。
●No.3974/7.7
「ありがとうございました。」
と園まりさんが、先日亡くなったザ・ピーナッツの伊藤エミさんを悼むメッセージを寄せている(本日の『日本経済新聞』喪友記)。同じ渡辺プロで3年先輩だった伊藤さんへの憧れと優しかった思い出を語り、最後にこの言葉で結んだ。人生には、重い感謝の言葉がある。
●No.3973/7.6
「34.3%。」
日本生産性本部のアンケートで、今年の新入社員の内、定年まで今の会社で働きたい、と答えた若者の割合だとか(本日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。この数字で過去最高というのが低い気がした。ともかく私は組織内の愚痴が大嫌い。文句があるなら独立すればいい。
●No.3972/7.2
「冷房の効いた場所で
 子供に着せる一着。」
と無印良品の綿混UVカットパーカーのコピー。真夏でも冷えを心配する「冷房の効いた場所」はなぜ存在するのか。子供だからではなく、例えば冷房の強すぎる電車を考えると半袖だけでは出られない日本は何という国か。これは3.11の遥か以前から訴えている事だ。
●No.3971/7.1

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