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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2011年9月分
「忘れもんありませんか?」
タクシーで料金を払おうと財布を開いている自分を見ようともせずに、こう言った運転手に腹を立てた「雨上がり決死隊」の宮迫博之氏(本日の『アメトーク』)。つまりこの運転手の言葉は、単なるマニュアルで気持ちがこもっていない、という批判なのだが同じ事多し。
●No.3735/9.30
「TERRACE.」
全く根拠はないのだが最近、商業施設や分譲マンション・住宅名にこの名が付く物件が多い気がする。「盛り土」が語源とあり、そのため高さがあるとか。したがって太陽のイメージと結び付く。NHK「おひさま」が人気だが、日本は陽ざしを求めているのかもしれない。
●No.3734/9.29
「マイ水筒。」
で検索すると約779,000件ヒットするが今夏は私もお世話になった。翻って打合せでペットボトル飲料が出る度に「無駄だな」と思う。リサイクルできるから、ではなくそのコストを考えたら少なくとも個々に出すのは控えるべきでは? 議員の会議は語る必要もない。
●No.3733/9.28
「秋らしくなりましたね。」
何でもない時候の挨拶だが、初めて入った店のレジで言われると新鮮だし気持ちがいい。先週末、東京・神宮前の「パンとエスプレッソと」で経験。その時のスタッフの男性がたまたま言ったものか、それとも店舗の方針なのか興味深い。気鋭の國友栄一さんのお店だから。
●No.3732/9.27
「案山子。」
の読みを「あなご」と答えた大学生について本日の「朝日新聞」朝刊・天声人語で紹介。9月は小田急線から厚木の「かかしコンテスト」の案山子が見られたが、知らない子もいるのだろうか。「へのへのもへじ」はどうなのか。しかし、先の迷答は国語能力の低下を示す。
●No.3731/9.26
「羊羹。」
「日経インテレッセ」(10月号)は和菓子の特集。羊羹の由来が文字通り「羊の肉の汁物」とは意外。獣肉食を禁じられていた禅僧が小豆・小麦粉・葛粉を蒸し固め汁物に見立てたとか。ちょっと説明不足だが、練羊羹は江戸時代に生まれたというから昔は汁に近かった?
●No.3730/9.25
「牡蠣の土鍋ごはん。」
東京・青山のスパイラルマーケットにこのレシピがあり手に取る。「LIFE IS YUMMY! 〜キッチン、を連れだそう」をテーマに八百屋の精神を活かし日本の農産物や伝統食の技を継ぐ食品づくり「800 for eats(ハッピャクフォーイーツ)」に参加中とか。
●No.3729/9.24
「キレイなトイレから、
 キレイになれるトイレへ。」
は東京メトロが発信する駅貼りポスターのキャッチフレーズ。駅のトイレのイメージアップが進むが、利用者のマナーが忘れられている。JRももちろんだが、なぜ公共の場である駅のトイレを清潔に使えないのか。最低限のマナーが守られない現実にあ然とするばかりだ。
●No.3728/9.23
「内田と二宮。」
有料老人ホームの仕事で93歳の女性に取材。私の取材歴の中ではインタビューイの最高齢だ。冒頭の「内田」はシャルケの内田篤人、「二宮」は嵐の二宮和也で、いずれもファンだと言う。90歳を越す年齢とは思えぬ歩行と頭の回転だったが、その根源は好奇心と見た。
●No.3727/9.22
「台風15号。」
上陸で様々に思う。21時に東北なら首都圏は「21時以降の電車はほぼ正常化に向かう」程度は言えぬか、危険を煽り早期帰宅の集中を促さずに。「前線」の繰り返しに辟易。正確には「全線」なのに。20時過ぎ、みんな普通に歩いてる。意味もなく騒がないでほしい。
●No.3726/9.21

※20時55分のNHKラジオの交通情報。その男性アナはしっかり「全線で運転再開」と発音した。すぐにインターネット検索したが名前が分からなかった。
※21時20分、東急“全線”運転再開。あと1時間で混雑も収まるだろう。急行の運転再開は微妙だが、いつもより空いた電車で帰れそうだ。
※さすがに「渋谷」駅を避け、23時時に「大崎広小路」駅発、大井町線経由で「二子玉川」駅から田園都市線に乗り換えて帰る。結局、各駅停車だったが、普段より空いていた。時間は急行で行くより30分近くかかったが、むしろ爽快。帰宅時間も(これで)いつも通り。
※今回、台風15号は甚大な被害を日本列島にもたらした。しかし私は、昨今の台風報道に冷静な視点が欠けているのを強く感じる。あの「日朝平壌宣言」のあと、日本に帰還した拉致被害使者を芸能人扱いした日本のマスコミだ。台風を手放しで、無思考に強大化させても驚くに値しない。その点に限り次元は違わない。同根である。
「大丈夫かな?
 って思って使って
 きたもの。」
原発を見てきたつもりで見ていなかった(私もそう思う)自責の念を活かすためには、こういま思っているものを考えてみるべきと森達也氏(本日の『こうせつと仲間たち』)。例えば遺伝子組み換え食品を挙げたが、ゲームと脳の発育の関係とか、う〜ん調べる訳がない。
●No.3725/9.20
「世の中には
 変態が多い。」
とは私の妻の言葉だ。といっても世の中の夫婦のこと。親にも見せない互いの実態を曝け出し実際に嫌な面も見せ合う訳だが、それでも同居し生活を重ねるのは変態としか言えないという解釈。もちろん我が家も含めてだ。性格や性の不一致は離婚の理由には全くならない。
●No.3724/9.19
「アルジェの男。」
昨日、東京宝塚劇場の月組公演「アルジェの男/Dance Romanesque」で12年ぶりの宝塚観賞。ミュージカル関連の仕事との絡みも多少あったが、以前は星組公演を7年間にわたり観た。“清く、正しく、美しく”は宝塚のモットーだが舞台の魅力も同じだ。
●No.3723/9.18
「(大震災後の不穏な空気の)
 そんな中で日本は嫌だなと
 思ったのは、
 買い占めですね。」
と桐野夏生氏(『サンデー毎日』9.25号)。対談相手の椎名誠氏も福島人への差別を批判。「ひとつになろう」のスローガンはその嫌な部分を覆う言葉で戦時中の国威発揚を彷彿させると。確かにこれも一つの意見に過ぎぬ。だが世論から抹殺されるのは納得できない。
●No.3722/9.17
「プラモ女子。」
歴女、鉄子の次はこれだと昨日の「おはよう日本」。プラモデル作りを「現実にないモノを作ることで癒される」と30歳前後の女性。手芸など女性ならではの手先を動かす趣味の延長と考えれば納得できる。と思えば今朝の話題は「美魔女」。ネーミングとしては疑問だ。
●No.3721/9.16
「60人余りが熱中症と
 みられる症状で搬送。」
と本日の「おはよう日本」では、運動会の練習で起きた出来事を伝える。一人、二人は朝礼で気分が悪くなる事はあった。私の子供時代の話だ。医師は「運動会の時期をずらすべき」などと真顔で言うが報道に迎合した誘導だ。暑さ以外の体自体の変調も伝えるべきだろう。
●No.3720/9.15
「もういいかい。」
を歌う石川さゆり(本日の『きらめき歌謡ライブ』)。いま「みんなのうた」で歌われる作詞家・吉岡治との「天城越え」コンビの楽曲だ。73年のデビュー曲「かくれんぼ」を思い出すが、もちろんそれを知らないアナウンサーはふれない。時代は、そのように過ぎ行く。
●No.3719/9.14
「え、Xに熱愛宣言?」
の見出しと「ペンニチ」なるタイトルにスポーツ紙風のデザイン。久々にベタなDMが届く。ぺんてるの「ENERGEL・X」のネーミングとX JAPANを掛け「仰天スクープ」の文字も躍る。私もかつて同趣旨でコピーを書いた。「X」ならやりたい気持ちは分かる。
●No.3718/9.13
「チョココロネ。」
をわざわざ発泡スチロールで1.5m×1.1m大に作り、跳び箱やF1カーや木魚の代わりに使った奇妙な写真。相澤心也氏の取り組み「コロネーション」を「コマーシャル・フォト」(9月号)で紹介。形といい艶といいリアルなのがまた楽しく、合成でないのがいい。
●No.3717/9.12
「これが『適材適所』
 人事なのか。」
と、鉢呂吉雄経産相の早期辞任を社説で批判した「日本経済新聞」朝刊。さらに記事でも「野田政権はや痛手」と書くが、何某かの違和感を抱かざるを得ない。ここまで首相・大臣達の舌禍が日常化したいま、与野党を含め日本の政治家はこれこそ適材と言うが常道と思う。
●No.3716/9.11
「スフ。」
とはステープル・ファイバーの略で人造繊維の一種と本日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。「なんと大胆な省略語」と書き、昨今の代表例に「スマホ」を挙げる。古くは浴衣も「湯帷子(ゆかたびら)」の略とか。私は最近、やっと「コンビニ」と省略できるようになった。
●No.3715/9.10
「試算と資産。」
のアクセントを区別せず、昨日を機能と言う人間は(少なくとも首都圏の)一般社会に一体どれほどいるのだろうか。しかし“話すプロ”だけがこうした意思疎通を蔑にしたアクセントを放置する。正に首都圏のコミュニティFMで。変わるのではなく非言語化する日本語。
●No.3714/9.9
「天台宗VS真言宗。」
実家が天台宗だと言う男性と女性の会話がJR「五反田」駅ホームから山手線車内まで続く。天台宗の僧侶が(全て逆にやればよいので)正反対の立場の真言宗も引き受けると言った話など、中身は正にマニアック。仏教系の立正大学が近くにあるこの駅ならでは、と想像。
●No.3713/9.8
「温度を下がらないように焼く。」
と某鉄板焼き店の店長(本日の『ものスタMOVE』)。「を」なら「下げないように」だし、「下がらないように」なら助詞は「が」だ。話し言葉は仕方ないとしても(しかし言い直す方もいる)、テロップがそれをそのまま示してどうする。助詞の使い分けは滅びたか。
●No.3712/9.7
「音読。」
教育現場で一度も教科書を声を出して読む事なく解釈のみで終わる授業が目立つと齋藤孝・明治大学教授(今朝の『ラジオ深夜便』)。単なる読書ですら衰退する状況のなか、なぜ教室から音読を奪うのか。教育とは、そもそも厳しいものであるという認識が文科省にない。
●No.3711/9.6
「話が通じない。」
と愚痴をこぼした雑誌系が多い40代のカメラマン。歴史的・地理的事柄に知識がなく、いわゆる「物を知らない」若手編集者が多いと言う。昔の芸能界や社会事象を指すのではもちろんない。学校で日本史や現代国語を学んでいれば分かる事が分からないのはなぜなのか。
●No.3710/9.5
「下処理して保存。」
と久米幸絵氏(『ファミリー109』9月号)。まとめ買いした食材を洗い皮をむく、カットする、下茹でするなどの下処理をし保存すると効率的と語る。家事を毎日行う方は百も承知だろうが、私も時折、じゃが芋を茹でて皮をむき保存する。家事の大変さを理解すべき。
●No.3709/9.4
「CS。」
いまさら書くまでもない顧客満足の略語だ。某携帯電話大手の正にこのテーマの社内ツールを担当するうち前にもまして応対が気になりだした。病院はサービス業ではないが、挨拶もできず敬語も使えない人間の常識以下の応対が目立つ。最近、健診と歯科治療を経験して。
●No.3708/9.3
「銀ブラ。」
といえば「銀座をブラブラ散歩する事」と思っていたが、「銀座の『カフェーパウリスタ』でブラジルコーヒーを飲む」という意味もあると、昨日の「ものスタMOVE」。知らない方が多いのでは? 昔は"夜の銀座"にも足を運んだが、最近は昼の銀座でランチ、が多い。
●No.3707/9.2
「雨。」
今日の天気予報、台風12号接近で確か「雨」だったような。それが朝いつの間にか「曇り後雨」に変わっていて、結局降らず。いや、今週ずっと撮影だったので、天気予報を頼りに日程を組んでいたのだ。いい方に裏切られたのでよかったのだが、人騒がせな天気予報だ。
●No.3706/9.1

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