プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
12年間にわたるバックナンバーはこちらから

2011年8月分
「来年9月
 小沢首相への号砲。」
と「サンデー毎日」(9.11号)。9月の民主党代表選で、いよいよ自身が立候補という訳だが、結局は財源を見出せなかったにも関わらずマニフェスト優先を宣い、3党合意を破棄しようとした御仁に日本は任せられない。心臓が悪いのだからそろそろ引退してほしい。
●No.3705/8.31
「旅をめぐって。」
と題して発刊された無印良品の「くらし中心」(no.04)。フリーペーパーを丁寧に作る同社の姿勢が好きだ。旅好きの人たちにインタビューしているが、私の名は「紀行(この名が付いた旅行商品、番組多し)」。いかにも旅好きらしい雰囲気だが好きとは言えない。
●No.3704/8.30
「軒先.com。」
というサイトを「朝日新聞」本日朝刊の西浦明子・軒先(株)代表取締役のインタビューで知った。数時間から2週間まで借りられるデッドスぺース(店先・スーパーの一角・空き部屋・ホテルの踊り場・駐車場等)の“通販”サイトだ。アイデアは身近にあるという見本。
●No.3703/8.29
「コヴ和食弁当。」
田園都市線「たまプラーザ」駅近くの「kovu」さんの弁当は、つくね・だし巻き卵・人参のかき揚げなどが入って780円のお薦めの一品。よく売れていると言うので、女性客が多いのかと訊くと、省エネで暑く自宅で料理したくない家庭でむしろ歓迎されるとの予測。
●No.3702/8.28
「なでしこジャパン
 順調な仕上がり。」
と本日のNHKニュースは女子サッカーの合宿を報道。男子サッカーの合宿が一般のニュースで扱われる事は少ない。ニュース価値とは何かを表す格好の事例だが、最近は少々、辟易気味だ。無思考に1つのテーマをタレ流す日本のマスコミの無自覚な恥部が晒され続ける。
●No.3701/8.27
「運転状況は通常の80%。」
東急田園都市線沿線エリアの「FMサルース」では常にこう運転状況を知らせる。いま私も含め沿線住民はこの80%が日常化しているが、(前述の通り)NHKの「おはよう日本」は「概ね平常通り」を繰り返す。これが誤りなのは当然だが、ここにも政治の力が働くか。
●No.3700/8.26
「馬鹿野郎。」
と民主党代表選候補の馬淵・鹿野・野田3議員をまとめて批判した「サンデー毎日」(9.4号)。しかし3氏共に小沢議員に距離を置く姿勢は評価したいが、出馬発表と同時に“小沢詣で”を行った前原氏には失望した。国民の意思に反する行為である事は明らかである。
●No.3699/8.25
「前原氏、代表選出馬へ。」
と昨日の「朝日新聞」朝刊ヘッドライン。海江田議員の裏にOがいる以上、またしても民主党代表選は小沢VS反小沢の様相でうんざり。なお、鳩が前原議員の献金問題に懸念を示したそうだが社会人として問題があるこの方の発言を取り上げるのは金輪際、止めてほしい。
●No.3698/8.24
「アラフォー世代が
 市場をけん引。」
と「宣伝会議」(8/1号)。20〜30代より飲酒率が高く、恋愛に対して積極的で、海外旅行体験も40代がトップとか。確かに周囲を見回してもパワフルな40代は多い。大人の作法を身に付けていて、しかも体もまだ無理がきく年代だから、当然とも言えるのだが。
●No.3697/8.23
「光星学院。」
夏の高校野球で青森県勢として42年ぶりの決勝進出を果たした同校だが広く知られる通りレギュラーに地元出身者は不在で7名が大阪出身、監督も大阪だ。野球部員3人の飲酒による停学を今日発表したが、その時期といい野球を歪んだPR手段に使っているのは確かだ。
●No.3696/8.22
「今年は朝顔が咲かない。」
という複数の投書が来ているとNHKラジオで聞いたが、実際に当社ベランダの朝顔も、鉢植えは咲いたがツルが長く伸びた方は一つも咲かない。近所の園芸好きの方に訊ねたら、やはりそうだと言う。咲かない朝顔は毎年あるが、今年は何か特別な原因があるのだろうか。
●No.3695/8.21
「今年のお米は絶対おいしい。」
と農家の方が言っていたとご近所のお米屋さん。いま埼玉県の農家が放射線検査による安全性の説明のため首都圏を巡回されているそう。今年は夏の気温が程よく猛暑だった昨年とは比べ物にならないおいしさだとか。ここにも下らぬ風評被害があるが我が家は新米を待つ。
●No.3694/8.20
「慎ましい幸福。」
が花言葉の「茄子」が今日の花であると夜明け前の「ラジオ深夜便」。「贅沢な」だとか「上質の」など、広告の常套句はなぜか「幸福」には似合わず、むしろ価値を低めるという皮肉。人生に、この「慎ましい幸福」以外に目指す道はあるのだろうか。私は心底、憧れる。
●No.3693/8.19
「海襲。」
1944年12月7日に紀伊半島南東沖に発生した地震の際、津波がまだ一般的でなく和歌山県の海岸部では「かいしゅう!」と叫んだそうだ(本日の『NHKジャーナル』)。戦時下のためそれが「空襲(くうしゅう)」と聞こえ高台に非難せずに尊い命が失われたとか。
●No.3692/8.18
「調達。」
帰省の折、従兄弟と何十年ぶりかで会話。文具メーカーに勤めている彼は何度かこの「調達」という言葉を使ったが部外者には具体的には分からない。私も花王を辞めた時「積送」の仕事をしていたと説明して、やはり伝わらなかった。人は皆、専門用語に懐柔されていく。
●No.3691/8.17
「こちらauです。
 おかけになった電話は、
 お客様のご都合により
 おつなぎできません。」
なるメッセージがある方の携帯電話から流れた。不信感をもったがパソコンで受信したメールで故障のため修理中だと分かる。故障を「お客様のご都合」と言うのが適切か。「都合」は携帯電話を修理する側にあるのではないか。何よりこのネガティブな言い方は不適切だ。
●No.3690/8.16
「激安保育。」
小田急線「東林間」駅近くに、窓ガラスにこう書かれたビルを見かけた。ただ少なくとも「激安」と名の付く商品は、衣類や食品を含め品質はもちろん流通工程の一部の犠牲(後進国住民からの搾取等)の上に成り立つ。その意味で保育と激安は、言葉としては両立しない。
●No.3689/8.15
「アグリーをとる。」
つまりクライアントの同意を得る事を最近こう言う。この「アグリー」は動詞の「agree」だから、日本語への英語使いを認めたとしても最低限「アグリーメント=agreement」をとる、と名詞を使うべき。国際化と喧しいが日本式英語は一向になくならない。
●No.3686/8.14
「このお色。」
がいつの間にか廃番になっていた某化粧品メーカーのアイシャドウ。妻は渋々、似た色を選んだ。かくの如く商品のカラーバリエーションは、顧客に断りなく勝手に新旧が入れ替わる。好きだった色がある日突然なくなる現実は、ときに恋人の裏切りに似て私の胸を痛める。
●No.3685/8.13
「回転居酒屋、
 本日オープンします。」
という呼び声を昨夜、東京・中目黒で聞いた。ブログではこの言葉が散見されるが、少なくとも都内では見た事がない。しかし、煮込みや焼き鳥などが皿に乗って出てくる光景を容易に想像できる自分が不思議だ。オーダーミスも気にしなくていい。と、考えていいのかな?
●No.3684/8.12
「怪しいお米セシウムさん。」
のテロップに対し非常に分かりよい自己演出をする民放連。広瀬会長は「あまりにも常識を欠いた表現」などと常套句を並べたが、当の制作者の倫理観欠如は当然ながら、事態は誤字多きテロップや平板読みを放置する放送業界の杜撰な言語管理が生んだものと自覚すべき。
●No.3683/8.11
「再会。依然。付いて。」
順に本当の発音は最下位、以前、突いて、だ。全て週末に聞いたスポーツ実況での事例だ。「また?」と思われるかもしれないが、ほとほと呆れる。「言語は変化するもの」という言語学者の決まり文句は最早、殆ど意味をもたない。変わるのではなく非言語化する日本語。
●No.3682/8.10
「0.25シーベルト。」
人間が短時間なら浴びても急激な健康障害や血液変化はないとされる被爆線量らしいが、生命科学者の柳澤桂子氏は「顕微鏡で細胞を見ると染色体に異常が見つかる」と警告(『サンデー毎日』8.21-28号)。多くはガンや子供の白血病などにつながるとか。真実は?
●No.3681/8.9
「南口キクノ。」
とは女優、浪花千栄子さんの本名。1974年に逝去され邦画通でないと知らぬ名だろうが、オロナイン軟膏のCMで一世を風靡した(昨日の『日本経済新聞』朝刊/奇縁まんだら)。この「軟膏」CMへの起用理由が本名「南口(なんこう)」だったという逸話が面白い。
●No.3680/8.8
「前打席になります。」
昨日のNHKbsプレミアムのマリナーズ・エンゼルス戦実況で、2打席目に内野安打を放ったイチロー選手の打席のリプレー時の男性アナの言葉。正確な描写が必要な放送で「なります」と聞けば未来形と思う。だからこそ混乱するが、アナにプロの話し手の自覚はない。
●No.3679/8.7
「餃子の世界は無限大。」
と「池袋餃子スタジアム」のナレーション(本日の『出没!アド街ック天国』)。何でも“多様化”は致し方ないのかもしれぬが、昨今のあらゆる食文化は、その意味では無限大だ。「水餃子に西瓜入れてどうする」と思うが、そう思う事が現代の食には保守的なのだろう。
●No.3678/8.6
「女子高生は疲れてる?」
と題し森永製菓のインターネット調査を昨日の「朝日新聞」朝刊で紹介。「とても疲れやストレスを感じている」女子高生が26%で男性社員の19%を上回ると書くが、ストレスに確固たる定義はなく感じ方も違う。女子高生はマスコミの情報に感化され過ぎとも言える。
●No.3677/8.5
松田直樹。」
のファンは周囲に意外と多かった。実は私は松本山雅と隣町の町田ゼルビアの7月30日の試合を見に行く予定だった。行けなくて先発をチェックした際、そこには控えも含め松田選手の名がなく「行かなくて正解」と思った。この欠場と死因に関連はなかったのだろうか。
●No.3676/8.4

※累積警告2度で1試合出場停止でした。失礼しました。
「悪党。」
には「中世、荘園内の反領主、反幕府的な武装集団」という意味があると、岩見隆夫氏(『サンデー毎日』8.14号)。小沢一郎議員の元秘書・石川知裕議員著「悪党小沢一郎に仕えて」に絡めた文書での言及だが、反体制的意味でも小沢議員は「悪党」だったかと苦笑。
●No.3675/8.3
「ムラ。」
原子力を中心に築きあげられてきた政治家(自民党だ)、電力会社、原発メーカー、研究者らの集団をこう呼んだ東京大学工学部原子力工学科一期生で立命館大名誉教授の安斎育郎氏(本日の『報道ステーション』)。反対派の安斎氏が職場で極秘監視されたと語る、恐怖。
●No.3674/8.2
「義捐金の使いみちを
 聞かない。」
と本日夜の田園都市線車内で憤慨していた初老の二人。少し前、日本赤十字社に集まった義捐金の被災者への配分遅れが話題に上がったが、調べると団体の活動資金になる「支援金」や大手新聞社の「救援募金」もあり、確かに総額と使途の公表がないと余計な心配をする。
●No.3673/8.1

川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
川中紀行のツイッター と一部コンテンツが連動しています。
12年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD