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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2011年6月分
「サブロー」
が巨人に移籍する。「フロントへの口出しがトレードの理由に含まれているとしたら残念」と「朝日新聞」本日朝刊。確かに工藤外野手とのプラス金銭トレードは疑わしい。場当たり的な今年の巨人を象徴するが、この邪悪さこそが人気の理由だとしたら世界が邪悪だから?
●No.3641/6.30
「不起立教師と
 生徒にズレ。」
と題し「なぜ反対する人がいるのか分からない」と言う生徒と教師のズレを記した「朝日新聞」本日朝刊。「取ってつけたようになるからやりにくい」と嘆く教師との溝は深い。生徒に時代の意図を汲む想像力はなく教師にそれを教える情熱もない。それで「平和が大切」?
●No.3640/6.29
「起立せなんだら処罰する
 なんてやり方は
 権力者のおごり。」
と君が代起立条例を批判した野中広務・元自民党衆院議員(本日の『朝日新聞』朝刊/争論)。起立しない教師がいる、という事実も立派な教育だと私は思う。野中氏は「一色に染まる社会は嫌」と言うが当然である。今回の判決に重きを置かなかったマスコミの罪は重い。
●No.3639/6.28
「人相。」
「文藝春秋」と「週刊現代」の「次の総理」ランキングで共に1位となった石破茂という衆院議員に、選んだ方の多くが遠慮なく人相の悪さを指摘していると中野翠氏(本日発売の『サンデー毎日』)。私も本欄で以前書いたが、ここまで顔の事を言われる政治家も珍しい。
●No.3638/6.27
「決して小笠原らしいという
 シーズンではないんですが。」
とABC朝日放送・岩本計介アナ(本日の『阪神・巨人9回戦実況』)。いかに低打率の打者でも、その打者に対し(打率が低いから)その人らしいとは言わない。まして通算打率が3割1分を越える小笠原選手を語る表現ではない。変わるのではなく非言語化する日本語。
●No.3637/6.26
「婦人インナー。」
を買う。特別な趣味ではもちろんない。職業柄、Tシャツを仕事でも着るがファッション用語で「アウターに響かない」下着がないのだ。今日、妻の買い物につきあう内に女性向けのインナーに最適のアイテムを発見。婦人向け売場で妻にサイズを確認してもらいつつ購入。
●No.3636/6.25
「KKKと仙原幸彦。」
おなじみ政界の語呂合わせだが、こんな呼び方をされる時点で存在の軽さが分かる(『サンデー毎日』7.3号)。前者が“菅・亀井・北沢”で後者が“仙石・前原・(枝野)幸男・(野田)佳彦”。各自が軽いから周囲も甘く見て従わない。メルトダウンンは政治家もだ。
●No.3635/6.24
「首都圏の鉄道は、
 平常通り運転しています。」
と毎朝NHKは「おはよう日本」で伝えているが、いま首都圏の鉄道は毎日、節電のための臨時ダイヤで運転している。したがってこの運転状況の説明は誤りだ。当初は「平常」でなかったはずが、いつの間にかこの不便さが平常になってしまった、という感覚は分かるが。
●No.3634/6.23
「そのかわり、
 オレより長生きしろよ。」
妻、深津絵里と夫、リリー・フランキーの日常を描くダイワハウスグループのCMで、最後にリリーが呟く言葉だが、私は妻を看取ってから死にたい。年齢がだいぶ私が上で男女の平均寿命からすると大変なのだが、冒頭の言葉は「老後の面倒は宜しく」と言うのと同じだ。
●No.3633/6.22
「番組宣伝。」
が多すぎるNHK。それも民放のCMの手法に倣った内容もあり、自己満足で自らの立場を逸脱している事に気づかぬ神経には、ほとほと嫌気がさす。NHKは先輩後輩アナ同士の内輪受け的なやり取りも多く、その浮かれた様を国会中継で取り上げて思い知らせるべきだ。
●No.3632/6.21
「被災地。」
という言葉が本日も出た「朝日新聞」朝刊・天声人語。日本経済新聞と2紙のコラムを読むが、3.11以降、どちらかで東日本大震災の話題が取り上げられた、と言えるほどだ。3ヶ月も過ぎてなお色濃く報道に影響を残す事実が、この災害のショックの大きさを物語る。
●No.3631/6.20
「ちくま文庫には
 酒場について
 書いた本が何冊もある。」
と片岡義男氏(『日経マガジン』6月号)。あくまで氏の所感だが古典落語の本が多いはず(川中の所感)の筑摩書房の文庫だから何となく分かる気もする。酒場のエッセイといえばいまや太田光彦氏だが、この方、デザイナー出身とは思えぬ味わいが行間から漂ってくる。
●No.3630/6.19
「感動大国、フランス。」
とエールフランス航空の広告。妻の旅行バッグを飛行場で失くされたうえ、戻ってきたバッグの鍵が壊されていたという苦情の手紙を放置し結局は認めなかったこの航空会社への苦情はインターネットにも溢れる。私はこの会社の広告を見る度に「広告って悲しい」と思う。
●No.3629/6.18
「風評被害。」
について特集した「宣伝会議」(6/1号)。結局、「みんな何となく福島県の農作物を避けた」だの「いっそ東北フェアでもやれば」という誰にでも分かる結論は説得力の欠けらもない。同胞の悲しみを受け入れられぬ情けない心理の源には"エゴイズム"あるのみ、だ。
●No.3628/6.17
「東北復興消費広がる。」
と題し東北地方の百貨店・スーパーの売上高が1〜5割増と本日の「日本経済新聞」朝刊。これ震災後の買い控えの反動ではないのか。しかし、いずれにせよ消費に活気が戻ったのはうれしい。関東ではいまだにイベント開催に「この時期に」の弁明を付けるが、見苦しい。
●No.3627/6.16
「むっつり、罵声、にらみ合い。」
都内の電車内のこうした光景は地方(とは書きたくないが)から東京に転居した人には驚きと本日の「朝日新聞」朝刊・天声人語。この恐怖を見ずに草食云々と口走る視点こそ、これまでの電力の浪費を省みずに原発反対を叫ぶ意識の根源だ。エアコンつけ放しという鈍感。
●No.3626/6.15
「日本の総選挙に
 香港も興奮。」
と日経MJ紙に記事を送った日本経済新聞社の香港駐在記者がいたとか(本日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。もちろん? これはAKB48の"選抜総選挙"の話だ。香港の映画館での生中継には700人が集った。この日私も"ともちん"と何度か口走った、のは本当。
●No.3625/6.14
「石や心理学者。」
この文章は奇異だ。しかし本日の「ディープピープル」で土田大氏は確かにこう発音した。奇異なのは「医師」を「石」と発音したからだ。テレビで語る人間達の無反省・無神経な平板読みを何とかしないと日本語は言語ではなくなる。これは"言葉の変化"とは全く違う。
●No.3624/6.13
「セミノール。」
好きだったデコポンの旬が過ぎ、他の柑橘類から迷いつつこれを選び購入。1910年代の米国・フロリダ州オーランドで、ダンカングレープフルーツとダンシータンジェリンを交配させた品種とか。かつてプロ野球の日本ハムなどで活躍したセギノール選手を思い出した。
●No.3623/6.12
「知り合いの男性を暴行を加えて。」
鎌ヶ谷市での男子生徒による殺人事件に関し、そう説明した久保田祐佳アナ(一昨日の『首都圏ニュース』)。もちろん「知り合いの男性に」が正しいが、NHKはニュース原稿の日本語チェックを行っていないのだろうか。実際のしゃべりの中でも助詞の濫用は目立つが。
●No.3622/6.11
「被災地の不安や不満は、
 そのまま政治の
 不安や不満です。」
と安易に(本番組は常に安易だが)言う大越健介(本日の『ニュースウォッチ9』)。復興の進捗のどこに政治の問題があり、どこに政治の限界があるかを検証することなく批判だけを繰り返すテレビ。まるで震災直後「いま何が必要ですか?」としか言えなかったように。
●No.3621/6.10
「知・ろ・う フード。」
とはGREEN STYLEが進める「消費者への食の安心・安全に関する情報発信」の取り組み。生産地・栽培方法から歴史、旬と食文化、地球環境、栄養バランス、さらに食べる事の意味まで幅広い。どうであれ「食べ物は残さない、捨てない」ここから出発してほしい。
●No.3620/6.9
「『垢』い。」
「赤い」を、まるで「垢い」と言うように語頭にアクセントを置くのはどこの方言か、瀧川剛史アナ(今朝4時20分のNHKニュース)。NHKは発音をアナウンサーの出身地に合わせているのか、殆どの言葉は語頭にアクセントを置かないのに、置かない言葉には置く。
●No.3619/6.8
「梅娘。」
この和歌山のキャンペーンガールは、昨年は「鳩」の辞任表明翌日に、今年も退陣騒ぎの真っ只中に官邸を訪れた(本日の『朝日新聞』朝刊)。「早期退陣論が加速」との報道だが退陣の先に何が待つか見えないのが日本の政治だ。客観的に見て退陣の確固たる理由はない。
●No.3618/6.7
「震災復興の遅れ。」
と言う。確かに全国民がそう思っているのだろうが、実は誰も標準的な復興スピードなど分からないのだ。神戸とは規模が違うので比べられず昔の震災とは状況が違い過ぎる。菅さんの不備はあったろうが、基準のない「遅れ」の鬱憤を押し付けられたと言うこともできる。
●No.3617/6.6
「マニュアル。」
に頼ったのが原因で乗客の避難が遅れた北海道占冠村のトンネル内脱線・火災事故。本日の「サンデーモーニング」で岸井成格氏は「被災地でもマニュアなしでは対応できないという声がある」と一言。「判断力」と簡単に言うがマニュアルを優先させる社会の空気もある。
●No.3616/6.5
「君が代起立条例。」
が大阪府議会本会議で成立。橋下徹大阪府知事が代表の「大阪維新の会」が提出した条例だ。「減税日本」人気(ないですか?)も単に減税だけで支持され、橋下氏もパフォーマンスだけで権力を集め挙句、こんな時代遅れの事が現実になる。首相公選制など100年早い。
●No.3615/6.4

※14日に最高裁の1人の裁判官が、「君が代起立条例」に関し(斉唱は)思想及び良心の自由を制約する恐れがある、と疑問を呈した。私は君が代や日の丸をことさら過去の歴史で塗り固めようとする立場を理解しないが、この条例には首を傾げざるを得ない。人権に関わる極めて重大な判決だと思うが、いま日本のマスコミの関心はここにはない。呆れる。
「生活不活発病。」
とは「日常活動の減少や安静状態による二次的な体の機能低下」を指すが、被災地でいま高齢者を中心にこの症状が問題視される(本日の『おはよう日本』)。以前、仕事が重なり丸2日、自宅にて缶詰状態でパソコンに向かった際、実際に脚の違和感を覚えた経験がある。
●No.3614/6.3
「SMILE JAPAN.」
京都のゲストハウス(主にバックパッカー向け短期賃貸ホテル・マンション)を発信源に全国に広がる運動(本日の『NHKニュース』)で、FACE BOOKなどを通じ外国人旅行者の生の声で安全な日本イメージを発信する。しかし京都でさえまだ例年の4割稼動とは。
●No.3613/6.2
「ブラジル、インドネシア、オランダに
 次ぐ4位が日本。」
この上位3国の脈絡のなさは何だ。BRICSの一翼を担うブラジルに人口では上回るインドネシアまではいいが、次のオランダはかつての強国だが"オランダ病"から脱したばかり。実はcomScore発表のツイッター利用者数(『宣伝会議』4/15号)の不思議。
●No.3612/6.1

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