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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2011年2月分
「進撃の巨人。」
ご存知、と書いて私は全く知らなかったのだが、先日、待ち合わせの駅まで代理店の方がこれを読んで来られ「面白いっす」と言い、一緒に待ったADも盛んに相槌を打っていた諌山創氏作の漫画だ。巨人が出てくるらしい事しか知らない。が、300万部に迫る勢いとか。
●No.3519/2.28
「環境超人エコガインダー。」
ある仕事で知ったこの名は、環境省環境教育推進室の協力で制作・放送の番組とか。 これから大人になる子達の環境意識は格段に上がるはずで、実生活では一向に浸透しないエコバッグの利用率や消灯の習慣、ゴミの分別意識も向上するであろう。いや、してほしいと願う。
●No.3518/2.27
「RUN」
というヘッドラインにジョギングしている女性の写真を配した月刊「ランナーズ」の駅貼りポスターを「表参道」駅で見た。この雑誌、今までこんな販促やっただろうか。女性ランナー増という背景が黙っていても伝わる。これも消費を席巻する“女子パワー”のなせる業。
●No.3517/2.26

※3月6日に「渋谷表参道Women's Run」が開催されるそうです。
「破天荒。」
なる言葉を自然に使える25歳が日本に一体どれほどいるか。昨日の「はなまるマーケット」での中川翔子氏は実にリズミカルで的確な日本語を披露しアクセントも気にならず感嘆。恐らく殆どのアナは「破天荒」を平板読みするだろう。理由はたぶん未知の言葉だからだ。
●No.3516/2.25
「猫と富士。」
書き忘れたが、一昨日の2.22は「ニャン、ニャン、ニャン」で猫の日。昨日の2.23は「フジサン」の日だった。ちなみに今日は何の日かと思ったら「1913年、尾崎行雄らが政友倶楽部を結成」とあり。小沢一派は、何でもいいから自分の党を作ればいいと思う。
●No.3515/2.24
「ドライブスルー。」
がテーマだからと隣の飯田香織氏に「ドライブするぅ?」と言うのは、駄洒落ですらないと誰か教えてほしい、この堀潤に(昨夜の『Bizスポ』)。その低知能は駄洒落の恥かしさどころか駄洒落自体を理解せぬまま道化以下の底辺ではしゃぐ。NHKに自浄能力はない。
●No.3514/2.23
「市販で売っている。」
という表現を日本人は日常で使うだろうか。だが篠山輝信は使う(本日の『あさイチ』)。日本語に興味がないままテレビにおける話し手(アナウンサー、ナレーター、レポーターなど)になった輩が多すぎる。これは「言葉は変化するもの」などという水準では最早ない。
●No.3513/2.22
「浮石沈木。」
石が流れ木の葉が沈むが如き、物事が当たり前の道理に合わぬ例えだ(昨日の『朝日新聞』朝刊/天声人語)。武富士創業家の2千億円還付に関し述べた文だが、現世は政界に限らずその様相を濃くする。国益などと叫ぶ前に国民の益と自らの益を天秤にかける罪を避けよ。
●No.3512/2.21
「従業員25名の中小企業。」
とNHKが説明する時(16日の『Bizスポ』)、何を思っているのか、無思考か。私はこの「中小企業」という日本語が大嫌いだ。どこか差別的な意識を感じる。仮に25名が10名になろうと、5名になろうと、経営者の努力を想像する力はテレビの話し手にはない。
●No.3511/2.20
「鶯や湯は車座にさめながら。」
という本日の「俳句王国」の句、皆さんはこの「湯」をお茶あるいは白湯と読まれたか、それとも足湯と読まれたか、いずれですか? 私は足湯と読んだのですが、参加者の印象も二分されていた。詠んだ人の意思に反して想像が広がっていい、芸術世界の一つの典型だった。
●No.3510/2.19
「ハクチョウの骨。」
が千葉県佐倉市の「高岡新山遺跡」で人骨と共に見つかったという(本日の『朝日新聞』夕刊)。「ハクチョウは魂を運ぶ神聖な鳥」との古代思想を裏付けるものとか。今日は資料提供で白鳥(シラトリ)さんにお世話になった。沖縄の離島には白鳥という名の知人がいる。
●No.3509/2.18
「はやぶさ。」
東北新幹線E5系、その名も「はやぶさ」。ロングノーズタイプのデザインで 最高時速300km。東京-新青森間を最短3時間10分で結ぶ。私は今週末、あの小惑星探査機「はやぶさ」の開発者の一人にインタビューを行う。何よりもその受け答えの能力に興味がある。
●No.3508/2.17
「grandma it’s me!」
英語版“オレオレ詐欺”だ (昨夜の『ニュースウオッチ9』)。「おばあちゃん、俺だよ!」でアメリカ人も騙される。何なんだ、この世界は。あらゆる場面でイミテーションが蔓延し、次々と「似非」が生み出される空気が、この何とも卑怯な仕業を可能にしているのか。
●No.3507/2.16
「42人。」
1月27日を出発点に平日11日、祝日1日の計12日間で延べ42名にインタビューした。並行しコピー作成も行ったので自宅に帰れぬ日々が続いた。2時間の社長インタビューから商店街の突撃10分取材まで中身は様々だが、やはり人には情熱と守るべき人生がある。
●No.3506/2.15
「無縁。」
12日の「日本の、これから」のテーマだが、“企業社会からの縁切り”に重点を置いた番組方針は手前勝手だ。フィンランド人の参加者が「なぜ友人関係を問題としないの」と疑問視したが当然である。流行語の野放図な解釈の崩壊を放置するマスコミの愚の象徴だった。
●No.3505/2.14
「宇野常寛。」
とは誰か(昨夜の『日本の、これから/無縁社会 働く世代の孤立を防げ』)。「家族とか地域とか、従来の縁が喪失した現在の、新しい縁を考えるべき」なんて小学生の教科書並の考えを手放しで褒め、インターネットでの接点を新たな縁だと真顔で宣う、古臭さとは何か。
●No.3504/2.13
「人はすぐに着れる
 ようにする。」
リストラの極意を再現映像で示した際のこの言葉、分からないのでは? これも「切れる」の平板読みだ(昨日の『ニュースウオッチ9』)。「人員整理には手をつけない」と語った石川康晴(株)クロスカンパニー社長の反論も台無しだ。日本語は単なる音の羅列と化した。
●No.3503/2.12
「WEBサイト。」
とまた結城さとみアナは言った(本日の『双方向解説 そこが知りたい! 平成の開国』)。昨年の11月23日にも書いたが「日本語センター」所属で多少は言葉に関心があるか。しかし、そんなアナにして「支援」は「紫煙」と発音する。発音を無視する言語がどこにある。
●No.3502/2.11

※「NHKのアナウンサーは、放送開始以来80年余にわたって「話しことば」で世界の情報を伝えています。」という日本語センターの説明の真偽を国会で取り上げ、テレビとCMが進める言語としての日本語の崩壊を国民的議論にしてほしい。これは「言葉は変化する」などという水準の問題ではない。
「政界再編。」
つまり民主・自民の枠組みを越えた新党結成に他ならぬ森喜朗議員が関心を持つと「サンデー毎日」(2.20号)で岩見隆夫氏。もう民主でも、もちろん自民でもないのだ。再編しても変わらぬという御託はともかく、議員数を減らし頭の足りない政治家は去ってほしい。
●No.3501/2.10
「金平糖。」
作りを行う大阪糖菓社長の野村卓氏が本日の「日本経済新聞」朝刊に寄稿。この菓子、戦国時代にポルトガルから伝来した「コンフェイトス」が起源とか。先日取材の寿司店では客に大き目の金平糖3個が入った簡素な包みを手渡す。それをあげると金平糖の話の花が咲く。
●No.3500/2.9
「仕事。」
を自ら見出した食品関連の創業社長に4人連続インタビュー。食品輸入、オリーブ、地域食材、煎餅と分野だけ並べると素っ気ないがその中身は濃厚。もちろんいずれも好きを仕事にした点が興味深い。「仕事」という言葉は時に冷淡な存在に、時に夢と同じ意味に変わる。
●No.3499/2.8
「お台場ノリ。」
東京都港区立港陽小5年生がノリを育てているという。「海苔」を「ノリ」と書く感覚は全く分からないが、いま東京都大田区の仕事をしていて同区が現在もなお海苔問屋の一大集積地と知る。そしてここでも海苔の養殖復活の試みが続く。しかし、ノリは断固「海苔」だ。
●No.3498/2.7
「児玉清。」
氏の読書家ぶりに注目している。いまは海外ドラマ「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」のPRで脚光を浴びる。日本語版が読みかけだったが分厚くて持てず、海外出張の空港毎に原書を買った逸話は面目躍如。今後も愛読書を熱く語ってもらいたい、元気でいてほしい一人だ。
●No.3497/2.6
「コーヒー豆の値上げ。」
について昨日の「おはよう日本」で紹介。先日取材した珈琲店でも30年据え置いた価格を上げざるを得ないと悩んでいた。それでも自前の店舗で良心的な価格を守り抜く老舗がある。無料同然の袋詰め販売の如き食物を粗末にする愚行に天が何かを言っているかのようだ。
●No.3496/2.5
「厳しく処分します。」
大相撲八百長問題における記者会見で放駒理事長はこう述べた。馬鹿な。この言葉遣いでは(厳しく処分しない考えもあるが)という()付の意味に取れる。ただ、ドラマからニュース、CMに至るまでの平板読みの氾濫のなか、最早、日本語の構造は崩壊しているのだが。
●No.3495/2.4
「82歳と21歳。」
今日は、午前中に有料老人ホーム大手にて82歳の入居者の方に、午後は名門私大にて21歳の学生に取材。年齢に61年間の隔たりがあったが、いずれも新鮮だった。そしてどちらにも目標があった。さらにどちらもホームと母校自体を愛している、稀有な取材であった。
●No.3494/2.3
「亀屋万年堂。」
王貞治選手の現役時代のCM「ナボナはお菓子のホームラン王です」で知られる東京ローカルの有名店だが、いま都内の商店街取材の敢行中に改めてその浸透ぶりに舌を巻いた。変哲もない商店街にしぶとく店を構えコンビにはなくともこの店名はある、という現実に驚く。
●No.3493/2.2
「123。」
ゆうちょ銀行では、例えばこれが店名だ。店番でなく店名が番号であることに「インターフェイスの問題だから!」と憤っていたビジネスマンと本日、遭遇。かく言う私もかつて戸惑った。システムコスト低減が目的なのか、サービスの本質が知れる鈍感なやり方だと思う。
●No.3492/2.1

川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
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