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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2011年1月分
「小沢一郎強制起訴。」
には単に民主党内部の権力闘争だけでなく、利益誘導に基づく自民党政治への決別、さらに検察審査会制度の是非と分野を異にする問題が提起される。特に後の2つは霧の中だ。それはともかく、鳩の「こんな党にするつもりじゃなかった」発言をマスコミは無視すべきだ。
●No.3491/1.31
「むぎゅ。」
とは硬めのベーグルを表す表現。千代田線「代々木公園」駅前にある「テコナ」のベーグルとチャイで今日の朝食。妻がアパレルの展示会帰りに買い求めたのだが「ふかふか」「もちもち」と3種のタイプ表現が面白い。柔らかなパンがもてはやされるが我が家は、むぎゅ!
●No.3490/1.30
「創志学園。」
昨年4月創部で全員1年生のこの岡山の高校が選抜高校野球に出場する。関西のリトリシニアの選手が数名在籍するとはいえ、いまやことさら特別とは言えない。05年選抜では創部2年目の神村学園(鹿児島)を準優勝に導いた長澤宏行監督の手腕に尽きると思う。快挙!
●No.3489/1.29
「1時間で済みます。」
なんて打合せが1時間で済んだ試しがない。先日はそう言っていた打合せが2.5時間かかった。本日24時前のJR山手線外回り。神田で行う鍋パーティーの話で「1時間で終わりますよね」と言っていたビジネスマンがいた。想像力の枯渇もここまできたかという感じ。
●No.3488/1.28
「風邪は稽古で治す。」
とは大相撲初場所で優勝した白鵬関だったが、私も昨日の朝から夜にかけて風邪の症状が悪化。しかしこの日も会社に泊まり込みの仕事で、漢方薬と市販のインスタントスープ、緑茶を飲みながら部屋を暖めて深夜作業。朝には快方に向かい、午前中からの取材に向かった。
●No.3487/1.27
「危険よりメリットが大きい。」
「新大久保」駅の乗客転落事故から10年(本日の『おはよう日本』)。芳賀繁・立大教授は事故増の背景をこう("メリットが大きい"とは好みのドアに移動する習性)断じた。それもあろうしホームドア設置も進まないが、ながら歩行とすれ違いのマナー崩壊が元凶だ。
●No.3486/1.26
「普通にいいヤツ。」
とサッカー日本代表のチームメイト、本田圭佑を以前評した長友佑都。いまの本田は積極的に周囲に話しかけ孤立した印象は皆無だ。翻って代表デビュー時の本田評は"我が道を行く"感覚に終始した。真実は分からない。だが私はそこにマスコミの作り出した脚本を見る。
●No.3485/1.25
「1両替。」
と記され、横に並ぶ番号2以降のATMと全く同じカラーと質感、デザインで置かれたみずほ銀行「江戸川橋」支店の両替機。この什器計画は違うだろう。区分けもされずに置かれた両替機はATMにしか見えない。色を変えるべきだった。統一感という名の無思考が蠢く。
●No.3484/1.24
「そなた。」
先日「皆々!」の平板読みについて書いた「江〜姫たちの戦国〜」だが、この言葉もそうだ。従来の時代劇では語頭にアクセントがあったはず。戦国時代の話にアクセントもないかもしれないが、発音に配慮すらないのが情けないのだ。CMも同じく情けない状況を呈すが。
●No.3483/1.23
「キャリングバッグ、
 周りの人にも
 気配りを。」
というJAFRA(公益社団法人日本鉄道広告協会)の車内吊り広告を本日見た。「大きく重たいものを持ち運ぶのに便利」とあるが間違いだ。いまこのバッグを引きずる輩は、手で持ち歩ける小さなバッグも傍若無人に運ぶが、恐ろしいほどの異形に見える。日本、墜落!
●No.3482/1.19
「ながら歩行。」
を注意する駅表示を見かけるようになった。言わずと知れた"携帯電話(最近はもうスマートフォンか)見ながら歩き"を指すが、駅構内だけでなく路上でも増殖中だ。自己の殻に閉じこもる利己的な日本人の傾向を如実に表すが恐ろしいほどの異形に見える。日本、墜落!
●No.3481/1.18
「皆々!」
と戦国の世にお市が叫んだ時、「みなみな」は「み」にアクセントがあったのではないのか(江〜姫たちの戦国〜再)。時代考証に必要性を感じるなら戦国らしき言葉遣いも守ってほしい。お市の平板読みなんて最早、記号だ。日本語アクセントのセキュリティは壊滅した。
●No.3480/1.16
「自分も辛い経験があったから、
 助けてあげたい。」
"タイガーマスク現象"をこう分析し両者は似ていると語った工藤長彦・あしなが育英会事務局長代行(本日の『NHK週刊ニュース』)。私はこの2つにケチをつける気は毛頭ないが強引なテレビの分析はもういい。当事者でもある私は、そんな気持ちで支援していない。
●No.3479/1.15
「支持率回復を目指し。」
確かに小沢一郎排斥の思いを年頭会見で言うのは筋違いだった(大塚広報委員長さん!)が、マスコミは菅議員のこの戦略をなぜ政権浮揚のみに結びつけるのか。では、小沢VS反小沢の極めて歪な構造があなた方の組織にあったとして、その組織の行く末をいかに思うか。
●No.3478/1.14
「ジャパンシンドローム。」
世界に例のない高齢化が進む日本の現状を表した言葉だ(10日の「ニュースウォッチ9」)。人ロ増に貢献していない私には書きにくい話題だが、(移民はもちろん)東京一極集中を崩す方策を思うと暗澹とする。少なくとも自らの高齢化には責任を持って対処しないと。
●No.3477/1.13
「古い、寒い、退屈。」
とはスキー王国・オーストリアの若者のスキー観だとか(本日の『朝日新聞』/天声人語)。当社は日本スキー産業振興協会の広告を2年連続で行っているが、大学時代に滑ってそのままスキー場から遠のいた私のような人間がターゲットだ。若者はインドアに向かうのか。
●No.3476/1.12
「点差を2点差になりました。」
第89回「全国高校サッカー選手権大会」決勝戦実況中継(ラジオ日本)で実況アナ。一昨日挙げた"他動詞の消失"事例だ。以前から書いているが、日常会話でも言い直すレベルの誤りを最近のアナ達はあっけらかんと無視する。私が"言葉の素人"と呼ぶのはそのため。
●No.3475/1.11
「写真は死んでいくのか。」
なるテーマを掲げた「朝日新聞」本日朝刊/ GLOBE。「写真が画像になる時代」とあるが、仕事でも写真でなく画像と言う自分がいる。カメラマンは撮影時間よりPCに向かう時間の方が多い。B・オースティンの言う通り、写真家と画家の境界はますます曖昧になる。
●No.3474/1.10
「4曲をトップ10入りする
 ことができました。」
なる高橋みなみのナレーション(9日午前深夜のドキュメンタリーオブAKB48〜1ミリ先の未来〜)。当然この言葉はプロが書いている。最近の日本語からは他動詞が消えつつあると思う。"言葉の素人"であるアナウンサーはもちろん一般人の話し言葉はなおさらだ。
●No.3473/1.9
「懐中電灯。」
「"懐中"だから小さい」という言葉がテレビから流れ、死語ではないがきっと「懐中」の意味を多くの日本人は知らないのだろうと思った。「懐が深い」は相撲用語でもあり、度量が広いという意味でも用いられるが、やはり「懐」という言葉つまり文化は消えつつある。
●No.3472/1.8
「生きる力。」
なる表現が嫌いだ。そもそも改めて「生きる力」と問うのは現代の子供たちに生きる意欲がないと認めているような感覚を受ける。文科省はこの言葉を"主体的に生きる力"と定義するが健康や思いやりの心も含み何が何だか分からない。例えば「主体性」で何がいけない。
●No.3471/1.7
「訴状を見ていないので
 コメントできない。」
とは多くの事件のニュースで聞かれる当事者の言。しかし訴状を見た後の追跡をマスコミは行っているか。本日の「おはよう日本」。阿部渉アナは「意気に感じた」を「粋に感じた」と発音。訴状を出したいほどの日本語崩壊。この方の紅白の司会はNHKの自虐ギャグか。
●No.3470/1.6
「心も引き締まるカタチ。」
カタチの濫用極まれりという感が強い、和服の女性の発言(昨日の『NHKニュース7』)。ご利益を「ごりえき」と読んだ池田達郎アナの悲惨(昨日の『首都圏ネットワーク』)。新年早々、日本語は乱れまくる。特にカタチは、語彙力が退化した日本人の象徴でもある。
●No.3469/1.5
「できる子伸ばせ。」
と本日の「朝日新聞」朝刊一面トップ見出し。戦後教育は全体の底上げに重きが置かれ「できる子は、逆に放っておかれがちだった」と書くが、別の差別を生むのは必然ではないか。また「ゆとり教育」を取り上げるが、なぜ進学塾を論議の場に出さないのか理解に苦しむ。
●No.3468/1.4
「東洋大学の川上が
 集団に飲み込まれています。」
箱根駅伝ファンならご存知かもしれぬが今年の1区、東洋大の川上はスタート以来ずっと3位グループにいた。「飲み込まれる」は先を走る選手が後方集団に追いつかれる場合に使う。考えて話さないからこんな実況が生じるのだ。依然、現実と正反対の実況も各区で多い。
●No.3467/1.3
「年収が約100万円
 下がりました。」
とは元旦に表参道で乗ったタクシーの運転手さん。4年前に転職した後、年収は下がり続け一昨年の580万円から約100万円下がり昨年は500万円を切った言う。「この不景気は民主党から自民党に代わったからって回復しない」とも。対策を訊く前に渋谷に着いた。
●No.3466/1.2
「先例なき時代に立つ。」
とは元旦の「日本経済新聞」朝刊一面トップ見出し。明治維新、第二次世界大戦敗戦と比較し「モデルも目標もない」と書いた意味は分かる。しかし結局、私は“人間づくり”を見直す地点から出直すべきと思う。昨今の日本人の異常行動を“一部”で済ませてはいけない。
●No.3465/1.1

川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
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