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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2010年8月分
「菅・小沢出馬。」
はトロイカ体制を理由に官房長官・幹事長更迭なんて事態にならず祝着。しかしこの間、鳩山議員の目立ちぶりとおしゃべりには閉口した。この器で実力者を気取る現実に、金の力の偉大さを思う。世論調査通り私も小沢は大嫌いだが、小沢首相を一度見てみたい気はする。
●No.3392/10.8.31
「正しい戦争がある。」
と米国の政治学者、マイケル・ウォルツァー(本日の『朝日新聞』夕刊/イラク深き淵より)。テレビの討論番組では必ずこの種の意見が出る。間違いなのは言うまでもない。しかし、イラク戦争では多くの日本人がそう思ったはずだ。ではなぜこの夏、反戦を叫んだのか。
●No.3391/10.8.30
「所有したい男と
 関係したい女。」
村山由佳と斎藤環の対談の見出し(『サンデー毎日』9.5号)。団子6つを土産に帰宅し妻は3つ自分が1つ食べ、残り2つを食べた翌日「一緒に1つずつ食べたかった」と妻に言われ冒頭の言葉をさも心理学的に語る斎藤なる男は単に意地汚く想像力がないだけである。
●No.3390/10.8.27
「FTA」
Free Trade Agreement(自由貿易協定)を示す最近最もよく聞く3文字略語だ。関税など通商上の障壁のない国際協定である。24日の「NHKスペシャル/灼熱アジア」ではタイのメーカーによる優良日本企業の買収を報道。後進国の先進国化は脅威だ。
●No.3389/10.8.26
「だって賭けずに
 生きてはゆけない。」
と世の中で普通に行われている賭けゴルフや賭け麻雀のような「昔からある遊び」を度外視し「横綱が仲間内の花札まで謝罪するのはおかしい」と倉田真由美氏(本日の『朝日新聞』朝刊)。私だって高校野球トトカルチョの経験あり。威張るわけではないが、正しく同感。
●No.3388/10.8.25
「解散を避けられる。」
と確かにこの男は言ったのだ(18時の『NHKニュース』)。小沢一郎が新総理になれば、の話だ。ただでさえ「党の事情で首相が変わるのはいかがか」と言われる時期に党利党略そのものの発言を犯したこの山岡賢次なる勘違い男を糾弾する知能がないマスコミの哀れ。
●No.3387/10.8.22
「ブリューゲル版画の世界。」
Bunkamuraで開催中の同展を鑑賞。広告に掲載の「大きな魚は小さな魚を食う」が動画になっていて楽しかった。ただ作品の中から特定の人物を探すなどのスタンプラリーを行っていて通常の展覧会とは違う雰囲気。これは本当に鑑賞する環境だろうか、いや違う。
●No.3386/10.8.21
「暑いのは外だけ。
 中は冷える。」
大威張りで「エコ」を喧伝するなら、なぜこの(冷房温度を法外に低める行状を伝える)蕎麦屋の声を猛暑の凄まじさを伝える笑い話の一つに片付けるか昨夜の「Bizスポ」。反戦も環境保護も何もかも一貫せぬ日本という国の不思議。「ぶれない」を口にする資格なし。
●No.3385/10.8.20
「子供たちのサインを
 見落とさない。」
川崎市の小学4年生の自殺に絡めこう述べ「敏感になることが必要」と結んだ「ニュースウォッチ9」の大越健介氏よ、あの田口五郎よりマシかもしれぬが、やはり思考は同じだ。食中毒なら「衛生への意識をもう一度再点検したい」とでも言うだろう。そこに肉声はない。
●No.3384/10.8.19
「収集日前にゴミを出す人。」
に憤りを見せていた「くるり」岸田繁氏(14日の『佐野元春のザ・ソングライターズ』)。ゴミの捨て方でその町の住民の質が分かりマンションの質も分かる。これは、ここ数年顕著な日本人の劣化事例の一つだ。政府の悪口は最低限のルールを守ってからにしてほしい。
●No.3383/10.8.16
「巡回連絡。」
交番や駐在所の警察官が担当エリアの住居を訪問し、成員の確認や要望を聞き取る行為をこう呼ぶ。父母は「以前は年1回だったが久しぶりに来て2年以上前に下宿していた孫の所在を訊かれた」と言う。ネットでは個人情報保護の問題も指摘されるが、回数削減されてる?
●No.3382/10.8.15
「天皇の戦争責任。」
1ヶ月に1度の実家訪問。終戦の年に17歳で志願し18歳で戦地に赴いた我が父と満州〜シベリヤ抑留時代の話。原爆投下を「戦争を早く終結させた」とする米国の意見があるが100%間違いとは言えない。そこに天皇のため命をかけた父が語る天皇の戦争責任がある。
●No.3381/10.8.14
「関東一とことん走った。
 遊学館笑った一挙8点。
 佐野日大無念 攻守に阻まれた。」
など見出しに意図的なひと工夫がある朝日新聞の高校野球夏の今大会の記事(例は9日)。新聞もテレビも駄洒落(特に『Bizスポ』堀潤の甚だしい勘違い)は辟易するが、こんな工夫は読み手としても楽しい。ただ、最近はややバテ気味で普通の表現が目立つ気がする。
●No.3380/10.8.13
「隣町の犯罪。」
を戦争に喩え「また明日は別の犯罪」とさも利口そうで陳腐な形容を放った若者よ、国民全員の想像力がない限り防げない戦争を単に無関心である事を逃げるように片付けるのは卑怯だ(本日の『爆笑問題の戦争入門』)。「戦争したい」と言う方が論議が始まるだけいい。
●No.3379/10.8.12
「猛暑で塩。」
と本日の「朝日新聞」夕刊。甲子園出場校は熱中症対策も巧者との記事で、前橋商は死海で採れた塩を含む錠剤を飲み初戦突破した。雨がっぱを着込んだ練習など塩分以外の対策も念入りらしいが、炎天下を28キロ駆けたあの大学1年の夏、気温は何度だったのだろうか。
●No.3378/10.8.11
「国際面を見るようになった。」
と某制作会社の営業課長さんのつぶやき。リーマンショック以来、広告業界も確実に世界の景気と直結している実感が濃くなった。折りしもいま円高・米国景気停滞の波が襲う。ユーロ圏も米国も円高を歓迎し、混乱の様相を呈する今日、私も国際景気の良化を祈るのみだ。
●No.3377/10.8.10
「若いお嬢さん。」
という言い方で当時の若者の礼儀、しきたり知らずを揶揄した幸田文氏。いま氏の「台所帖」なる随筆を読む。よってこの「若い」という人は、戦後の40年〜50年代の若い人なのだ。ラスコー洞窟の壁画に「最近の若者は」と書かれた如く、世代格差は永遠のテーマだ。
●No.3376/10.8.9
「戦争ドラマ。」
を大量宣伝する時期が到来した。そこに太平洋戦争を伝える意味がある以上、否定はできないが、一方で「戦争はいけない」と言いつつ「イラクや北朝鮮なんか攻めちまえ」と安閑と言ってのける層が日本人の多くを占める以上、テレビが放つべきテーマは「防衛」である。
●No.3375/10.8.8
「女子会。」
鹿児島の友人と妻が金曜日の東京・青山で食事をすると、どうも女子だけのグループが多いと言う。友人曰く「女子会」なる文化があるとか。ネットに「異性の目を気にせず友情を深める会」とある。結婚年齢はさらに上昇か。いまやビアガーデンもカフェメニューを出す。
●No.3374/10.8.7
「所在が分からない
 100歳以上の高齢者。」
の発見が増え続けている(本日午前深夜の『NHKニュース』)。70歳を超えた「子」が「だって連絡寄こさねぇんだもん」とは耳を疑う。若い父母の虐待が進む一方で信じられない有様が進む。それにしても、またしてもお役所仕事のいい加減差が露呈した日本の現実。
●No.3373/10.8.6
「蝉の生涯は幸いなるかな。
 彼らは声なき妻を有すればなり。」
という「西洋の詩句」を紹介した本日の「天声人語」。この種の(『女房はうるさい』的な)言葉を、誰もが共感するように書くが、では「声なき妻」の哀しさと恐ろしさをいかに解釈するのか。妻の小言をうるさいと思った時点で愚痴を止め、別れる準備をすべきである。
●No.3372/10.8.5
「反菅。」
の様相を記述した本日の「朝日新聞」朝刊。だいたいこの海江田万里なんて、次の当選自体が危ぶまれる御仁ではないか。冷遇されているから代表を変え、総理を変えるなんて全く私利私欲に動く見本ではないか。自分が見えない、国民も見えない。いまの日本人の象徴だ。
●No.3371/10.8.4
「熱中症。」
一昨日も書いたが、この言葉に日本人は鈍感過ぎると思う。確かに昔から夏の暑さは人に厳しかったが、日々、命の危険がテレビで叫ばれるかの如き現実をどう捉えるのか考えるべき。私は、地球温暖化を云々する以前の現代がつくり出した生活スタイルへの警鐘だと思う。
●No.3370/10.8.3
「無言。」
開演前の席で前を通る時、電車内で背中を押される時「申し訳ありません」や「降ります」の声が少なくなった、と本日の「日本経済新聞」春秋。狭い駅のホームに並ぶ列の間をすり抜ける時、多くの人は頭すら下げない、と私は思う。人は間違いなく、粗野になっている。
●No.3369/10.8.2
「蚊やりの豚。」
を温泉宿で目にした話で本日の「天声人語」。故室生朝子さんの「戸障子を開け放ち、蚊取り線香を2時間前から焚いて打水をし客を迎える」というもてなしの何という風情。毎日「熱中症! 熱中症! 」と連呼しエアコンつけ放しで眠る。それで体調悪いって間違っている。
●No.3368/10.8.1

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