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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録187441号」を取得しています。
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2010年4月分
「ホームが混雑しておりますので
 前の方にお詰めください。」
と先週末深夜の東急「渋谷」駅アナウンス。私は2歩詰めたが周囲の乗客は黙って反応しない。溢れる人混みを想像する力がなくなっているのか。黙って給食費を払わず、黙って人にぶつかり、黙って出社し、黙って煙草を投げる人々。私は、ただ黙って唖然とするだけだ。
●No.3294/10.4.30
「小沢氏『起訴相当』。」
と昨日の「朝日新聞」朝刊一面トップ。民主党は実に上手な“党凋落戦略” を着実 に実践している。私は小沢氏の報道を偏重とする立場だが「説明しろ」という世論を 無視して「参院選に勝つ」という台詞がなぜ言えるのか。参院選後、民主党含め政党 を整理・統合すべし。
●No.3293/10.4.29
「皇居ランナー。」
皇居周辺でランニングする人々が歩行者を蔑ろに走るため摩擦が生じ「歩道はランナー専用ではありません」と書かれた立看板が置かれた。いま駅で「松葉杖では、携帯に夢中で前を見ず歩く人にぶつかる」から車イスを借りる方が多いとか。世の中は自己中心化し続ける。
●No.3292/10.4.28
「ビジネスクリック。」
深夜は基本、NHKしか見ないので新しくもない話題で恐縮だが、TBSで始まったこの0時過ぎの経済番組は視聴率稼ぎの戦略が露骨だ。MC系女性タレントを毎夜交代制にし一応の経済情報を流す事で知的側面も刺激する内容に、M1世代狙いが見え見えなのが笑える。
●No.3291/10.4.27
「ヒラメみたい。
 目が上に付いてる。」
と谷川参院自民党幹事長。「新党改革」を結成した舛添要一議員の事だ。この男は広角で物を見られない。首相候補の筆頭だそうだが支持層の投票経験及び政治知識(例えば『自民党の政調会長は?』レベルの)を知りたい。インフルエンザの発表を見ただけじゃないのか。
●No.3290/10.4.26
「拭いがたき『学習院』不信。」
と「週刊新潮」4.29号見出し。愛子様の「不登校」問題との関連記事だろうが、学習院の特別視は日本全土に広がる児童・生徒の凶暴化を見誤る。ゆとり教育で遠回りした学力向上に躍起な文科省はこの深刻な事態に手が回らぬどころか、ゆとり教育すら総括できない。
●No.3289/10.4.25
「弘法山。」
とは神奈川・秦野にある山で格好のハイキングコースになっており、今日、神奈川・本厚木のカフェでGWの計画を練る20代OLらしき2人の話題に。片方が「コウボウダイシの弘で弓にムと書く」と説明するともう片方が「じゃあボウは坊主のボウ?」。日本人って何?
●No.3288/10.4.24
「2部。」
「日本経済新聞」本日朝刊に当社コピー担当のトヨタ自動車プリウスの記事広告が掲載。そこでJR「渋谷」駅で(後で掲載紙は届くのでとり急ぎ)日経を(購読とは別に)2部手に取り無言で渡すと、店員は私が誤って2部取ったと思い1部で計算。言葉にしないとダメ。
●No.3287/10.4.23
「声をお伺いさせて
 いただきたい。」
と沖縄県民に対し述べた鳩山議員(本日の『NHKニュース』)。党首討論での一コマだが、いい加減こんな過剰敬語は止めてほしい。この男は“へりくだる”という安易な隠れ家に逃げている点で、バカ丁寧なその辺の販売員と同じだ。つまり現代の病理を体現している。
●No.3286/10.4.22
「ジオス破産申請。」
と本日の「朝日新聞」夕刊。3年前のNOVAの破綻を思い出すが、国際化進む世に英会話人気は翳りを見せたのだろうか。確かにNOVA生徒だった私も、いまはどこにも通っていない。ただあの時、受講料のローン残額支払いは中止されたため被害額は殆んどなかった。
●No.3285/10.4.21
「普天間グアム全面移設。」
の可能性があると「サンデー毎日」5.2号。海兵隊の移転費用にさらに100億ドル加算し支払うという条件を岡田外相が提示したとか。普天間移設の一連の経緯は余りにも稚拙で呆れていたが「腹案」がグアムなら約束は果たせる。この行方、いずれにしても興味深い。
●No.3284/10.4.20
「徳之島への基地移設。」
1万5千万人の反対集会があったが、徳之島含む奄美群島の年間個人所得は全国最下位の沖縄県より低く、集会のプラカードを立てている人間ですら迷っていると昨日の「サンデー・フロントライン」。偏重報道は止めてほしいが、しかし遅過ぎる、曖昧過ぎる鳩山由紀夫。
●No.3283/10.4.19
「3対8。」
本日開催の東京六大学野球春季リーグ東大-慶大2回戦のスコアだ。東大出の友人に誘われ応援席横で観戦。慶大の圧勝のようだが安打数は10対11で差なく接戦の印象だった。各種記事は慶大が攻めあぐねたように書くが東大も同様。あらゆる事象で数字は誤解を招く。
●No.3282/10.4.18
「キャフェ。」
「ロマネ・コンティ・一九三五年」で開高健氏が「Cafe」をこう記している。 仏語には忠実なのだろうが新鮮。店舗によりこの表現を用いる場合もあるが書き言葉では「カフェ」が主流だ。それにしても久々にあの文体に触れ、改めて簡素化する現代文学の文体を思う。
●No.3281/10.4.17
「児童支援専任教師。」
児童の行状を監視し相談に乗る(担任を持たない)教師で横浜市教育委員会が市内の小学校に配している(本日の『おはよう日本』)。全国の小中高で増え続け低年齢化している校内暴力が背景にある。やれ「草食男子の恋愛トーク」なんて暢気に構えている状況ではない。
●No.3280/10.4.16
「検索結果。」
Yahoo!で私の名を検索すると8550件抽出される。ネット上で長年書いていればこの程度にはなる見本だが、中でキネマ旬報89年4月上旬号での第62回キネマ旬報ベスト・テン表彰式レポートに名があり驚く。キネマ旬報社の地道な整理のお陰だが何か不思議。
●No.3279/10.4.15
「AR(Augmented
  Reality).」
「拡張現実」技術について暦本純一・東大大学院教授が解説(『宣伝会議』3/15号)。近い将来、例えば携帯電話のカメラで空を見れば天気予報が、店舗にランクを示す星印が見える時代が訪れるとか。星印がリアルか。あくまで仮想現実の拡大とすべきではないのか。
●No.3278/10.4.14
「花冷え。」
と言うが、私は天候が不安定な春がどうも好きになれない。「桜咲いて風雨多し」と いう言い回しもあるそうだ(『東商新聞』4月10日号)。実際、4月は3日に一度は雨で 1週間に一度は10ミリ以上の雨という統計が出ている。昨日は冷たい雨、また木金も 雨らしい。
●No.3277/10.4.13
「0.53秒と
  0.70秒。」
松井秀喜選手の昨年不調だった5月とMVPを獲得したワールドシリーズでP.マルティネスから本塁打を打った時の“足を上げて降ろす迄の時間”の比較(本日午前深夜の『スポーツ大陸』再)。その差0.17秒を絶好調の今年、果たして保てるか。初タイトルに期待。
●No.3276/10.4.12
「中川と
  田中。」
川中という苗字は一般的ではないためか、度々「中川」と打たれたメールが来る。これにも驚くが、先日「田中」なる宛名で(既に何度かメールのやりとりがある)ある人からメールがあった。これは加藤を安藤と間違えるレベルと同じでミスの域すら超える。不可解千万。
●No.3275/10.4.11
「お度数。」
と言うよう指導されているのであろう町田市の眼鏡店の店員。もちろん眼鏡の「度」はこの場合、来店した客のものだが、この感覚が行き着くところは客のペットを「お犬様」と呼ぶ異様さに他ならない。以前書いたクリーニング店の「お仕上げ」よりマシな感じはするが。
●No.3274/10.4.10
「核テロ。」
を隣り合った文節で、先にアクセントなしで次に核の「か」に置いて話した本日朝の「おはよう日本」の阿部渉アナ。先の読み方はいわゆる“無アクセント”だが、この方を含めテレビ内での話者はアクセントに統一性すらない。つまり感覚がないのだから弁護もできない。
●No.3273/10.4.9
「たちあがれ日本。」
自民党を離党した与謝野馨元財務相や平沼赳夫元経済産業相らが企てている新党の名だが、寄を衒って付けたがイマイチの商品ネーミングと同じ感覚が伴う。第一、立って歩くべきは政治家だし、与謝野さんは昨年、立ちくらんだ前歴がある。期待できる政治家は、どこに。
●No.3272/10.4.8
「無縁社会。」
がテーマのNHK特集にツイッターで大きな反響があった(本日午前深夜の『追跡A to Z無縁社会の衝撃』再)。多くが30代から40代の働き盛りだ。夫婦だけの我が家も他人事ではないが、子供がいても関係を断つ親が増え、親の遺品を断る子が増殖する、無縁社会。
●No.3271/10.4.7
「サクサク。」
とは素早く物事を片付ける意味に使われるが、どうも気になる。「手早く」と意味的に近い気がするが「周囲とは関係なく」という形容を背後に感じるのに加え、自らの行為に使われる場合は自画自賛的な意味が漂う。「サクサク」と言いつつサクサクしないブログも多い。
●No.3270/10.4.6
「3人。」
インドネシア、フィリピン両国の研修生254人が受験した看護師国家試験の合格者数だ。これを「サンデー毎日」4.18号で岩見隆夫氏が批判した。私も研修の模様をNHKで見たが最近の日本人では読めぬ専門用語まで必須にする頑なさを緩和する接点はあるはずだ。
●No.3269/10.4.5
「義父母。」
実の父母でない例えば配偶者の父母をこう表すが、私は最近「妻の父」「妻の母」に変えた。「ギフ」「ギボ」という語感も気に入らぬが、つきあって何年もすれば一々「義」を付けるよりこの方が実感に近い。父だが妻の、母だが妻の、という気持ちの方が強いのである。
●No.3268/10.4.4
「ECO。」
を冠する渋谷区のカフェに入店したが、金属製スプーンでなく木製スティックが添えられ、トイレにジェットタオル(私は二酸化炭素削減に逆行する象徴だと思う)がある店舗がなぜエコなのか。野菜は千葉の契約農場で育てているらしいが、ECOの理由が見当たらない。
●No.3267/10.4.3
「日本橋芳町。」
東京・日本橋人形町は仕事でよく行くのだが、ここにその昔「芳町」なる花柳界があったと初めて知る(本日の『朝日新聞』夕刊)。お座敷のかかる料亭が一軒だけとなり存続の危機にあるこの街で奮闘する外資系証券会社出身の若手芸者・久和さんの生き方に胸打たれた。
●No.3266/10.4.2
「腹案。」
を持ち合わせていると鳩山議員。普天間飛行場の移設先についてだが、腹案とは「自分の心の中だけで考えている計画」(『新明解国語辞典』第3版)だ。これだけ論議をしていて今更、腹案はないだろう。それだけで為政者として失格ではないか。マジで、日本が危ない。
●No.3265/10.4.1

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